束さんのイタズラ記録   作:葵 束

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もはやイタズラを仕掛けてるだけ。 一体何時になったらイタズラが発動するのか……。


私はただ純粋な思いでイタズラしてるの

 とりあえず箒ちゃんのために買ってきた、この普通のコンビニでも売ってそうなかりんとう100袋を隠れるのに使っていたダンボールに詰めて机の下にしゅーっと! 超エキサイティンッ!!

 そうそう――ねぇ、知ってるぅ~? かりんとうを日本人以外の人に出すと犬の糞と勘違いしちゃうんだよ~。 ということで国内外からも人が多く集まるIS学園にかりんとうのプレゼントだよ! なぁに、少し早い束サンタさんからの贈り物さ♪

 もちろん善意じゃなくて悪意……じゃなかった、げふんげふん。 イタズラの一環でプレゼントしてるから皆、良いリアクションしてね? 食べ物で遊んだり粗末にしたりしちゃダメだよ?

 それはそれとして――箒ちゃんの部屋って女の子っぽさがないよね。 おねえちゃんとしては、こう……とても心配だよ。 少し女の子っぽく飾ってみようかな?

 大体、ぬいぐるみの一つや二つがあってもいいのに、部屋の中には賞状とか竹刀や防具――女の子らしさの欠片もないね。 そういえば、昔のちーちゃんも女の子らしいもの一つも持ってなかったっけ――あ、今もか。

 汗臭いのは当然だけど筋肉がつきすぎると婚期が遅れるよ? 多少、お肉がついてたほうが好みだって束さん調べでは結果が出てるから、少し脂肪をつけなさい脂肪を。 ん、全部の脂肪が胸に行く? 身体に付くお肉は筋肉ぐらい?

 かー、贅沢なこと言うねぇ~! 見てよ、この束さんの無駄のないボディーを!!

 素晴らしいでしょぉ~。 一切トレーニングをしてない天然物です♪

 

『――どうしたら胸は大きくなるのでしょうか?』

 

 おっ、なになに――クーちゃんも気になっちゃうの? でも大丈夫だって。 クーちゃんは成長途中なんだから、これから大きくなるって。 それでも気になるようなら後でバストアップのためのマッサージを一緒にしようか。

 大丈夫知識はあるから――むしろ豊胸マシーンでも作ろうか?

 え、いやらしい手つきだった? そんな馬鹿な。 束さんはクーちゃんのためを思って――え、同性愛疑惑? まだ引っ張るの、ソレ?

 

『そんなことよりも束様――机付近に何か紙が丸められていますが』

 

 なんだって!? でかしたクーちゃん! ティッシュという名の鼻紙じゃない、歴としたノート等の紙がくしゃくしゃにして丸められている。 こういうは非常に美味しいアイテムだよ!

 ホラーゲーや脱出ゲームなら定番の攻略アイテムになるぐらいだからね! それと非常に美味しいイタズラのきっかけでもあるのさ♪ 箒ちゃんの部屋だし間違いなく後者だろうけどね。

 まぁ、丸めて捨てようとしたってことは真面目に書いてたけど途中で何かしら心境が変化して手が止まり感情的に――つまりは恥ずかしくなって捨てたってこと。 つまりはコレは箒ちゃんの恥ずかしいポエムかなにかだよ! ん、決めつけだって? 大丈夫、大体あってるよ――だって私は箒ちゃんのおねえちゃんだからね♪

 さてと――中身を拝見……。

 ……ふむん、ふむん。 ん? あー、えーっと、ふむん。 なるほどね?

 これは中々に受け手側が頭を悩ます難解な怪文書のように思えるラブレターだね。 いや、束さんじゃなかったら正確に読むことは難しかったんじゃないかな? しかしコレ程までに不器用だったなんて――我が妹ながらめんどくさい性格してるねぇ……。

 これじゃぁ、いっくんが勘違いしちゃうのも無理はないよ。 あんまり進展がないと思ったら、問題はいっくんだけじゃなかったようだね。

 仕方がない、ちょっとだけ手助けしてあげようかな♪

 

 

 

▼△▼

 

『こんな事を言うのは大変失礼だと思うのですが……束様。 ご自身の年齢を考えてください』

 

 何か言ったかな、クーちゃん。 歳を考えろとは随分と酷いじゃないか――アズカ○ンの囚人にしちゃうよ? それとも高○式交渉術のO☆HA☆NA☆SHIがいいかな?

 それにコレのどこが問題なんだい? え、二十後半にさしかかろうとしてるのに学生服は見てて辛いものがある? そう? 少し小さいし胸のところも心なしかキツイ感じはするけど、箒ちゃんのだし十分いけるって。 篠ノ之束、十七歳♪

 いやしかし、束さんも青春したかったなぁ~。

 こうやって異性の靴箱にラブレターを入れて――ついでとばかりに全員の靴へかりんとうを置く青春。 いやホント、学校生活は楽しそうだね。

 

「あら? 貴方、今は授業中でしょ――こんなところで何してるの?」

 

 んぉ? 一体誰だい、授業をサボってるのは。 役に立たないように見えて大人になったら勉強したくなるものだよ――何……私? あ、そうか。 いま箒ちゃんの制服着てるから私は今学生だった。

 仕方ないなぁ……誰かな、私を呼んだのは?

 

「HQ! HQ!! こちらパトロール! 学園内部で篠ノ之博士を発見!!」

『了解した、位置を遅れ――そこを動くなよ――束』

 

 一瞬でバレた。 なんで束さんの変装は完璧だったハズ!

 

『それを本気で言ってるのでしたら少しでも鏡を見てください』

 

 とりあえずダッシュ――三十六計逃げるに如かず!! くそぅ、束さん探知機にチクられた! ここは地獄だ――この鬼、悪魔、ちーちゃん!!

 私はただイタズラをしに来ただけなんだよ! 悪意はないんだからね――だから追いかけてくるなっての!! 

 こうなったら、どこかに隠れるしか――久々の殺気!? のわっ!! え、なに――“打鉄”? 何してるのさ、ちーちゃん――あと少しで束さんの脳みそが二つに分かれるところだったじゃん!!

 

「うるさい黙れ。 お前が居ると胃がキリキリ傷んで仕事にならん――帰るか刀のサビになるか選べ」

『中々にぶっ飛んでますね――言いたいことは理解できますが……』

 

 そんなことよりもヘルプヘルプ。 このままじゃ束さん、お嫁にいけない身体にされちゃう。 ウ=ス異本のように健全な子供達には見せられない描写を披露しちゃうぅぅっ!!

 そうだ――スカートの中から煙幕!! 本日二度目の――あーばよ、とーっつぁーん♥

 全く、地獄を見れば心が乾くってレベルじゃないよコレ。 




もはやtweetの延長線上で書いてる内容。 特に修正は入れてない――ブログに上げる日記みたいに素でキーボードをカタカタしてる。 それが楽しい――ネタが切れたから次こそはイタズラの観察でもしよう、うん。
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