息抜きにマンガ家さんと(略)を読んでたらインスピレーションが湧いたので投稿。
とある〆切明けの日。
「では先生、おつかれさまでしたー」
「おつかれさまー」
そう言って笑顔で
りんなちゃんは僕のアシスタントさんの一人。茶色の腰まであるロングヘアー、おっぱいの大きいかわいい女の子!
「…あ…あの…。先生…」
「!」
仕事場に戻ると、顔を赤くした足須さんが声をかけてきた。
なんだろう。
「今日…泊まってもいいでしょうか…?」
「え!?」
ドキッとした。
いつもクールでセミロングなさらさらの黒髪な女の子、足須さん。なんだかんだで一番アシスタントとしては長く僕と仕事をしてくれてるから、ついに足須さんも僕のことを…!?
そんなことを考えたのも一瞬で、次の瞬間には足須さんはドサッと倒れていた。
「ちょっと…体調…が…」
「あ…足須さん!?」
足須さんは倒れてハァ…ハァ…とつらそうにしている。
どどどどどどうしよう。えーと…
「そ、そうだふとん敷かなきゃ!」
バッと動き出す。まずは布団を敷いて、足須さんをその上に。掛け布団を掛けて、と。
あとは…えーと、えーと…。
ハッ!そうだ、着替えなきゃだよ!
僕はすぐさま新品のパジャマを取り出す。
足須さん、自分で着替えられるかな…。
わからないけど、足須さんの枕元にパジャマを置いた。
僕は料理は苦手。でもきっと、しばらく足須さんが休んだ後にはお腹が空くと思う。ご飯どうしよう…。
あと、飲み物もいるよね…。
あ!
風邪の時はポカリが良いって聞いたことある気がする!
じゃあまずはポカリを買って来て、おかゆさん作って…!
って、僕おかゆさんの作り方知らないじゃん!
何はともあれ、やってみるしかない!
僕は走って近くのコンビニまで行った。
ポカリ…ポカリ…あった!
何本あればいいのかな…!ええい、とりあえず持てるだけ持って行こう!
そして買ったポカリを何本も抱えて自宅に走る。
待っててね足須さん…!
息を切らせて玄関を駆け上がると、足須さんは穏やかに寝息をたてていた。服はパジャマになっていた。自分で着替えられたみたい。
「はぁ…はぁ…。ふぅ…」
良かった。少し顔色は落ち着いたみたいだ。
買ってきたポカリをそっと足須さんの枕元に置く。音をたてて足須さんを起こさないように…っと。
いつもならここで足をツルッと滑らせちゃったりするんだけど、今回だけは絶対にそんなことがないように慎重に…。
「ふーっ…」
思わず袖で汗をふく。
あとはおかゆさん。うーん、どうしよう?
僕はおかゆさんの作り方を知らないし…。
みはりちゃん(僕の担当さん。両サイドで髪を束ねるいわゆる短めのツインテールで、いつもスーツを着てる。胸はほんのちょっぴりしかないけど、でもでもすっごくかわいい女の子なんだよ!)はきっと、今日は他の先生(貫くんとか)の元に行ってたりするだろうから、ちょっぴり気がひける。
りんなちゃんはさっきまで手伝ってもらってたから、きっと今ごろは大学に行ってるだろうし…。うーん。
あ!そうか!
ネットでおかゆの作り方を調べれば良いんだ!
僕ってあったまいー!
早速ネットでおかゆの作り方で検索してみる。
ふむふむ…。うん、これくらいなら僕にも出来そう!
よーし!
すぐさまコンロの前に立って、鍋を取り出す。
鍋を火にかけて…。
「ぎょわー!」
ひああああ!鍋から火がぁ!消火しなきゃ!ひいいい!
そんなことがありつつも、それから何度も挑戦し、なんとか大丈夫そうなおかゆさんがようやく出来た(失敗数12、消費した鍋8)。
あとはこれをお盆に置いて、足須さんの元に持って行く。
(ん…?いいにおい…)
「あ」
僕がおかゆさんを持って行くと、足須さんはちょうど目を覚ましたところだったみたい。
「足須さん起こしちゃった?」
「いえ…」
「体調どう?」
「あ…。
寝たらだいぶよくなりました」
しゃがんで足須さんと同じ目線で話をする。
良かった。体を起こしてくれた足須さんの顔色は落ち着いていて、ほっとする。
「ところで先生、それは?」
「あ、ネットでおかゆの作り方を調べて作ったんだ」
味見したけど、多分これは大丈夫だと思うから、良ければどうぞ。
食後に薬も飲んでね。
「………」
どうしたんだろう?足須さんがぱちくりしてる。
「…先生にお世話されるなんて…。なんだか新鮮です」
「えぇ!?」
さらっとひどいことを。
し、しどい…!
「うん…。おいしいです…」
そう言って、にっこり笑う足須さんはとてもかわいかった。