荘助「次の章はあれか」
正義「あれって何ですか?」
荘助「見てのお楽しみだよ」
正義「分かりました?」
荘助「本編始まるよ」
魔理沙が魔法陣を書き始めて五日後
「ふぅ…あと、ここを書けば「一旦休憩にしようか」えっ?」
「疲れたでしょ」
「まぁ、疲れてるけど…大丈夫なのか?」
「大丈夫って?」
魔理沙は不安そうにきくが、荘助は首を傾げていた
「魔法陣がすぐに壊れちゃうとか言ってただろ」
「魔法陣を書き終えたらね、書き終えなければ魔方陣として成り立たないから壊れないんだよ」
「そ、それなら早く言ってくれよ」
魔理沙は緊張がとけて地面に座り込んだ
「いや、それでも良かったんだけど、こっちの方が修行になるかなと思ったんだよ」
「まぁ、修行にはなったけどさ…」
「それに、魔理沙が頑張っているところ見るの好きだよ」
「な、何を言ってるんだよ❗️」
魔理沙は顔を赤くして言った
「だって、結構集中力が必要で、疲れてるのに笑顔でいたでしょ」
「そ、そうだったのか?」
「笑顔が魔理沙のいいところだよ」
「そうなのか?あ、ありがとうなんだぜ」
魔理沙は帽子を深くかぶって顔を隠した
「取り敢えず寝たら?五日も寝ないでいたんだから」
「五日もたってたのか⁉️」
「そうだよ」
「なぜ五日も生きれたんだ?」
魔理沙は自分の体を手で触って確認しながらいった
「それは、僕とパチュリーが死なないように魔法で疲れとか取ってたんだよ」
「そうだったのか⁉️」
魔理沙は驚いてパチュリーを見た
「ここで死なれても困るからよ」
「ありがとうな❗️」
「別にお礼なんかいらないわよ」
パチュリーは少し顔をそむけた
す
「よし、しっかり休んで魔法陣を完成させるぞ❗️」
そう言って魔理沙は床に倒れて寝てしまった
「ねぇ、魔理沙はどうするの?まさかそのままにしておくわけないよね、邪魔よ」
パチュリーは荘助に不満を言った
「それは、大丈夫だよ」
荘助が指を鳴らすとスキマが開いた
「ここの中なら邪魔じゃないでしょ」
「それならいいけど…それと、何で嘘をついたの?」
「何が?」
「ほら、魔法陣を書いてから、魔力を注ぎ終わるまで一週間かかるって言ってたでしょ」
「それが?」
「一週間で終わるのは魔法陣を書くところまでよ、早くてもね、だから貴方が言った事はあり得ないのよ」
「それぐらいがいいんだよ」
「どういう事?」
パチュリーの声が少し苛ついた声になった
「魔理沙は負けず嫌いだからね、他の人が出来ない事だったとしても出来るよって言えば、負けたくないから頑張ることが出来る」
「…」
パチュリーは黙って聞いている
「さっきの事から分かると思うけど、魔理沙は才能があるんだよ、ただ、それが引き出せないだけ、だったら僕たちが引き出せばいいでしょ」
「私は面倒くさいからいやよ」
「でも、今回は協力してくれたでしょ」
「今回は、ね」
パチュリーは少し赤くなった顔を本で隠した
「協力してくれるのが今回だけだったとしても、協力してくれたっていう事は、魔理沙のこと気に入ってるんでしょ」
「ち、違うわよ❗️」
パチュリーの声が少し大きくなった
「慌てて反論するって事は気にしてたからでしょ」
「嫌いではないけど、気に入ってはいないわよ」
「うん、そういう事にしといてあげるよ❗️」
「ちょっと、それはどういう事よ❗️」
パチュリーは読んでいる本を置き、立ち上がって言った
「僕も休もう」
荘助はスキマに入り、スキマを閉じた
「はぁ、疲れた」
パチュリーは呟くように言った
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「…」
妹紅は無言で手に炎をだした
「これで…」
手の炎は少しずつ小さくなっていく
「あと少し…」
しかし、炎が急に大きくなり、光と共に暴風が吹いて、妹紅が飛ばされてしまった
「はぁ、はぁ、…あー、全然出来ない❗️」
妹紅は倒れて悔しそうに言った
「良く出来てる方だと思うよ」
「それ前に何回も聞いた」
「…後少しだと思うよ?」
「何だよその間は❗️そして何故疑問形⁉️」
妹紅は起き上がり、叫んだ
「気にしたら負けだ❗️」
荘助はドヤ顔で言った
「はぁ、どうすれば出来るんだ…あっ、いい事思いついた❗️」
妹紅はため息をついた後、嬉しそうな顔で叫んだ
「へー、どうするの?」
「今残ってる力を全部使うんだ❗️」
「阿保なの?」
「よっしゃー、やるぞ❗️」
「まぁ、いいか」
妹紅が手に炎を出した、炎は今までより大きく、激しく燃えていた
「いや、やっぱりやめて」
「おおおらあああぁぁぁ‼️」
激しく燃えている炎が小さくなっている
「はあああぁぁぁ‼️」
(無意識のうちに炎を出す力とおさえこむ力を五分の状態を保ってる、まぁ、どちらも全力でやたってるから当たり前か)
「はあ、はあ、…出来た❗️」
妹紅の手のひらの上には赤い球体があった
「す、すごいじゃん(駄目だ、終わった、あれ一つで辺り一面吹き飛ぶ威力あるだろ)」
「ん?どうしたんだ?」
「それ、どうするんだ?」
荘助が冷や汗を流して聞いた
「どうするって、慧音に自慢するつもりだぞ」
「人里を消す気か❗️」
「違うよ、…あれ、ヒビが入った?」
赤い球体のヒビは少しずつ大きくなっていく
「ちっ(あれを解放するか)
スペルカード発動防符『ミラー』
簡易結界百層❗️」
荘助が結界を張り終えた瞬間赤い球体が壊れ、荘助のお手本とは比べ物にならほどの轟音と光、炎、暴風が辺りを襲った
(やばい、目と耳がやられた…結界は…もたないな)
光によって目が潰れ、轟音によって鼓膜が破れた
(いつまで続くんだ…」
爆発は十数秒間続いたが、荘助は一年に近い程の時間だった
「あぁ、びっくりした、一回死んじゃったよ」
妹紅が呟いた
「あれ、思ったより、被害が少ないな」
先程の爆発は荘助の結界によって殆ど被害が無かった
「ふぅー、終わった…」
「荘助❗️大丈夫か❗️」
「大丈夫…じゃない」
荘助は咳き込むと口から血を吐き出した
「そこまで傷は無いのに、どうしてだ?
「音…だよ」
「音?…っておい❗️話すな、死んじまうぞ❗️」
「大丈夫」
「大丈夫?」
妹紅は首を傾げていた
「再生能力は高いからね」
「そ、そうなのか」
「多分もうすぐ…終わった」
荘助はジャンプをしたりして元気だという事を妹紅に見せた
「大丈夫ならいいけど、音の話は?」
「あっ、忘れてた、音が原因で、内臓が潰れたんだ」
「音でそんな事があるのか⁉️」
「強い音だと、物を壊すことが出来るんだよ」
「でも、体は…」
「体は頑丈だけど、内臓は柔らからね、音が体の中を伝わって、内臓を破壊したんだ」
「そうだったのか、…すまん❗️」
妹紅が頭を下げて謝った
「何で謝るの?」
「何でって、お前が止めようとしたのに辞めなかったから「それならいいよ」えっ?」
「だって、友達でしょ」
「そ、そうなのか、ありがとうな」
妹紅は少し照れて言った
「そういえば、何で成功したんだ?」
「それはね、炎を出す力と押さえ込もうとする力が同じぐらいだったからだよ」
「あぁ、どちらも全力でやってたからな…っていう事はまだ操れて無いのかよ…」
「頑張れ❗️」
「お前勿論付き合うよな❗️」
「えっ、いやだよ」
「よろしくな師匠」
「うっわ〜、面倒くさい」
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「よし、休憩終わったし、再開するか❗️」
「あー、うん頑張ってね」
「おいおい何だよその返事は」
「飽きた」
「飽きた⁉️」
「とりあえずやって」
「分かったよ」
魔理沙は魔法陣を完成させた
「光った「早く魔力を」分かった❗️」
魔力を魔法陣に注ぎ始めた
「えーと、どれくらいかかるんだ?」
「五日かな?」
「はっ?」
「頑張ってね❗️」
「嫌だあああぁぁぁ❗️」
〜五日後〜
「やっと…終わった」
「お疲れ様」
「お疲れ様じゃねえよ❗️」
魔理沙は息を切らしながらも叫んだ
「少し待ってね」
魔理沙の足元に魔法陣が浮かぶと、魔理沙の顔から疲労が消えていき始めた
「おっしゃー❗️ふ っ か つ❗️」
元気になった魔理沙が両手を上に上げて叫んだ
「あれ?」
魔理沙は何かに気づいたのか近くの本棚に近づいた
「やっぱり」
魔理沙は片手で10冊程の本を持った、それらの本は全部分厚く、普通は片手で持てない程の大きさだった
「身体能力が上がってる…」
「凄いでしょ、魔力だけじゃなくて、身体能力も上がるんだよ」
「そうか…」
魔理沙は両手でミニ八卦色を荘助に構えた
「魔法がどれくらい強くなっているのか確認しないとな」
「えっ?まっt「マスタースパーク❗️」…」
ミニ八卦色から出た閃光が荘助を襲い、近くにある本棚が巻き込み壊れ、辺りに煙が充満していた
「ちょっと、ここで撃たないでくれる❗️」
「大丈夫だぜ、…それにしても、凄い威力だな、ファイナルマスタースパークに近い威力だったぞ」
「うん、そうだね、びっくりしたよ」
煙が消えると荘助が立っているのが見えるようになった、荘助は無傷で笑顔で立っていた
「強くなったけど、荘助に怪我すら与えられてないじゃねぇか」
「まぁ、そこは気にしたら負けだよ…あっ、僕は帰るからね」
「えっ、あっ待てよ❗️…行っちゃったか、お礼を言おうと思ったのに」
魔理沙はついさっきまでいた荘助の場所を見てつぶや
荘助「一週間に一話投稿するって言って二話目で出来てない」
魔理沙「最後適当過ぎる」
ごめんなさい
荘助・魔理沙「「許さない‼️ダブルマスタースパーク‼️」」
ギャアアアァァァ(ピチューン)
荘助・魔理沙「「次回も見てね(ろよ)」