全能神と正義のヒーローが幻想入り   作:荘助

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第三章始まります

荘助「やっと、春雪異変だー」

ちゃんと、敵(オリキャラ)も出て来るようになります

荘助「話が進んで行くのかー」

本編始まります


第三章 春雪異変
第二十三話 春雪異変


「ここは、どこ?」

 

フランは暗い部屋の中で立っていた、部屋に明かりをつけるようなものは無い

 

「地下室…ではなさそうだけど…」

 

夜、紅魔館の部屋で寝て、目が覚めると知らない場所にいた

 

「とりあえずここから出ないと…」

 

フランは少しだけ見えていた出口に向かって歩いた

 

カチャ

 

フランの足に何かが当たって、小さい音が鳴った

 

「これは、鎖?」

 

錆びれた鎖が置いてある、鎖は途中で千切れている

 

「鎖に血が付いてる」

 

鎖には大量のの血が付いている、血は殆ど乾いて固まっているが、まだ乾いていない血もあった

 

「他に誰かいたのかな…」

 

周りの反応がないので、出口に向かった

 

出口は鉄でできた扉だが上の部分が破壊されていて、扉の前の階段にあった

 

「あれ、…」

 

フランは何かに気づいたのかしゃがんで残った扉を開けようとした

 

ガッ

 

少しだけ開けたところで階段に引っかかりそれ以上開ける事は出来なかった

 

「これだったら、ドアを開けられないね」

 

そう言って、フランは壊れた扉の上をこえて進んだ

 

「このまま上に行けばいいんだよね」

 

フランは階段を上った

 

「ここから外に…あっ」

 

階段を上ると壊れた家の中だった、しかし、家は崩壊していて、家と呼べる様な状態では無かった

 

「あの雲、妖力が強い」

 

空には厚くて黒い雲が覆われていふ

 

「何があったんだろ…っ❗️」

 

フランが家の敷地から出て通りを見ると、たくさんの人の死体があった

 

「酷い…誰がこんな事を」

 

まだ生き残っている人がいるのか声が聞こえる

 

「あそこ…かな」

 

しかし、叫び声の後声は聞こえなくなった

 

「妹様❗️」

 

後ろから聞き慣れた声が聞こえ、フランが振り向くと咲夜がいた

 

「咲夜❗️」

 

咲夜は全身傷だらけで立っているのがやっとの状態だった

 

「妹様…逃げて…くだ、さい」

 

そう言って咲夜は倒れた

 

「ねえ❗️死なないでよ咲夜❗️」

 

フランは咲夜を助けようとするが、何も出来ずにいた

 

「妹様…気をつけて、ください…あいつ、は…ば…け…も、の」

 

「咲夜❗️」

 

フランは死んでしまった咲夜を抱いて泣きはじめた

 

「誰❗️…荘助?」

 

フランの目の前に荘助が立っていた、荘助は普段フランの前では笑顔だが、この時の笑顔には優しさが無く狂気が滲み出ていた

 

「あっ、あ…」

 

フランは咲夜を殺したのは荘助だと悟ってしまった、そして、自分もすぐに殺されてしまうことも

 

「…」

 

荘助はフランの首を左手で掴み持ち上げ、右手を後ろに向けた

 

「や、やめて…」

 

しかし、荘助は手を振りかざし、フランの頭が消えた

 

 

 

「はぁ、はぁ…夢?」

 

気がつくと元々寝ていたベッドの上にいた、フランの呼吸は乱れていて、汗も大量にかいていたそして、

 

「涙?」

 

フランは目から涙が流れていた

 

「何で…だろ、夢…の筈なのに、夢で終わらせちゃいけない様な気がする」

 

フランは自分の胸に手を置いて言った

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「おい、霊夢、絶対に異変だって❗️」

 

魔理沙が襖を開けると同時に叫んだ、魔理沙の右手にはチルノを掴んでいた

 

「ちょっと、寒いから閉めてくれない「あっ、チルノちゃんだ」貴方は黙ってなさい❗️」

 

「だって、五月になっても雪が降ってるなんておかしいだろ❗️」

 

「それぐらいあるでしょう」

 

「じゃあ言ってみろよ」

 

「…」

 

霊夢は無言でお茶を飲んだ

 

「ほら、言えねぇじゃねぇか❗️」

 

「まぁ、まぁ、落ち着いて下さい魔理沙さん、確かにおかしいですね」

 

霊夢に飛びかかろうとする魔理沙を正義が慌てて止めた

 

「なぁ、何か知らないか、荘助」

 

「(白玉楼の幽々子)知らないよ」

 

荘助はスキマを開いて言った

 

「何をしてるんだ?」

 

「犯人探し」

 

「紫みたいな事をするんだな」

 

「みたい、じゃなくて同じだよ」

 

「同じ?」

 

「僕が合わせてるからね」

 

「言ってる事が分からないんだぜ」

 

魔理沙が首を傾げた

 

「まぁ、知らなくていいよ」

 

「それで、見つけたの?」

 

「うーんと、…あった」

 

「見つけたのか❗️」

 

「うん、空に怪しい穴が開いてる」

 

「よっし、行くぞ霊夢❗️」

 

「分かったから少し待ってて」

 

 

〜十分後〜

 

 

「正義、行くわよ」

 

「分かりました」

 

「異変解決するぞ❗️」

 

「行くぞー(良かった、今回は置いてかれなかった)」

 

荘助がスキマを開き、それぞれがスキマに入った

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「確かに怪しそうだな」

 

魔理沙が空にあいている穴を見て言った

 

「ねぇ、何でこの穴の先にスキマを開いてくれなかったの?」

 

「幻想郷とは別の所だから、面倒だった」

 

「私が余計に飛ばないと行けなくなるのよ❗️」

 

「こっちの方が面白いだろ❗️」

 

魔理沙が笑いながら言った

 

「面白く無いわよ」

 

そう言って霊夢はため息をついた

 

(…多分だけど、今回の異変…大変だな)

 

「どうしたの険しい顔して」

 

荘助が険しい顔になっているのを見て霊夢が聞いた

 

「え?…あぁ、大丈夫だよ」

 

荘助は笑顔で答えたがすぐに険しい顔に戻った

 

「(荘助があんな顔するなんて、…今回の異変無事に終わらなさそうね)行くわよ」

 

「よっし、異変解決してやるぜ❗️」

 

「皆さんの足を引っ張らないように頑張ります」

 

「行くぞー」

 

四人は穴に入った

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「あれが最凶最悪の人間かい、私にはそうは見えないけど、龍」

 

「気をつけろよ、あいつは存在が危険なんだからな、あと管理者だ、死神」

 

「はいはい分かった分かった」

 

「絶対に分かってないだろ…やっぱり気づいてるか」

 

「ははは、そんな事はどうでもいい、俺が全て燃やしてやるよ❗️」

 

「貴方はうるさいから黙ってて欲しいよ…さて、どんなものか見せてもらうよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荘助」

 

 

 




アリス「私達の出番は?」

無いよ

アリス「えっ…」

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