Diplomatの日常   作:rainバレルーk

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猫舌先生から頂いた刹那くんのプロフィールの1部です



如月 刹那 13歳 男

身長:100㎝

容姿:赤い目に足元まで伸びた白い髪の男の娘(イメージはAチャンネルのトオルの髪と目を変えた感じ)。

好きな物:家族、甘い物、撫でられる事、膝枕

嫌いな物:家族や友人を貶す者、大多数の他人、猫被ってる者、泳ぎ


アキト「『可愛い』が抜けてる」



人外番外編:吸血鬼と優しき王・・・3

 

 

 

インサイド

 

 

 

刹那がウチに来て1週間が経った

最初は俺達に対してヨソヨソしかったが、ロレさんやシェルス、俺の料理でガッチリと『胃袋』を掴み、距離を縮めた。今ではファミリーにも馴染んで、部隊のヤツらとも仲が良い

 

だが・・・新たな問題が出てきた

 

 

「アキ兄、お風呂空いたよ~」

 

「あぁ。って、オイオイオイオイオイ。また、そんな『半裸』の格好で・・・風邪ひくぞ?」ゴシゴシ

 

「にゃァ~~!くすぐったいよアキ兄~!」

 

俺は風呂上がりの刹那の絹のような髪をタオルで荒く拭く。刹那の体温が直に伝わり、喉元や鎖骨が俺の瞳に艶かしく映る。ゴクリと俺は生唾を飲み込み、刹那の頸動脈に牙を――

 

 

「オラァッ!」ゴチン!

「げばッ!?」

 

「うわッ!?シェル姉?」

 

――刺す前にシェルスの拳骨が炸裂した

ここまで話すとわかるように刹那は心を許した相手に対して『無防備』だ。しかも容姿が容姿だ。部隊の半数もそれに『やられている』

さらに刹那は眠っている時に癖なのか『抱きついて』寝る。これがかなりキツい・・・

何度、首に『かぶりつこう』かと思った事か。その度に隣で寝ているシェルスに殴られるからキツい・・・

 

 

「大丈夫、アキ兄?」

 

「・・・あぁ、かなり大丈夫・・・」

 

「さて、刹那?コッチで髪を乾かしましょう」

 

「うん!」

 

そう言ってシェルスは俺から刹那を離し、ドライヤーで髪を乾かす。端から見れば、『風呂上がりの娘の髪を乾かすお母さん』みたいでホッコリし、これはコレで来るモノがある

 

 

「大丈夫かアキト?」

 

隣では、ラフな格好で缶ビールを飲みながら、ニヤニヤと笑うガブさんがいる

 

 

「大丈夫に見えますか?てか、ムカつくから笑うの止めて」

 

「ハハハ♪良いじゃないか!お前、シェルスや刹那と一緒に『川の字』で寝ているんだろう?羨ましいヤツだな」

 

「そうやそうや!アキトやシェルス姉だけズルい!」

 

パジャマ姿のノアまで俺に意見しやがる

そんな中でロレさんがウィスキーやジンジャーエールのボトルを持って現れた

 

 

「そんな事言わないんですよ、ガブリエラにノア?刹那はアキトやシェルスと一緒でないと眠れないんですから」コト

 

「むぅ~・・・でも~・・・」

 

「でももヘッタクレもありません。アキト、『血液』は何型で?」

 

「A型で頼みます」

 

俺はロレさんからA型の輸血パックを受けとり、グラスに入れてウィスキーと混ぜ、イッキにあおる・・・

血液の旨味が舌で踊り、ウィスキーの香りが鼻に抜ける

 

 

「あぁ・・・『美味い』・・・」

 

「おぇ・・・」

 

「コラ、ノアさんや?わかるようなイヤな顔するな。それよりどうだ?『ドラム缶くん』は直ったか?」

 

「『ドラム缶くん』とちゃう!『ドラムくん』や!」

 

「わかったわかった。で?直ったのか?」

 

「それやが・・・」

 

「・・・まだか・・・」

 

刹那がこちらの『世界』に来た要因となった『ドラムくん』はアレから壊れたままになっている

 

 

「何が原因なんだ?」

 

「それがわかりゃせんのや・・・刹那の言ってた『魔法』ってヤツが関係するんかいな?」

 

「『魔法』ねぇ・・・」カラン

 

刹那がいた『世界』では『魔法』っていう概念があるらしい。そして、少なからず『夜の者(ミディアン)』もいるらしい

それを聞いたノアがはしゃいでいたのも記憶に新しい

 

 

「『魔法』といえば、『京都』にいませんでしたか?『専門家』が」

 

「あぁ・・・確かに・・・」

 

こちらの『世界』にも『魔法』の概念はある。だが、何世紀も前に『廃れて』いる。だから現代で魔法を扱う者は少ない

 

 

「京都にいるけどさぁ・・・いるけれど・・・『あの人』面倒臭いんだよなぁ・・・」

 

「てか、このまま刹那はヴァレンティーノファミリーにいても良いじゃないか?」

 

「ガブさん、そういう訳にも行かないだろう・・・」

 

刹那は周りには言わないが、自分のいた『世界』に帰りたがってる。よく寝言で「セシア」と言いながら泣いている。愛してるヤツの名前だろう

 

俺はシェルスと一緒に笑う刹那を見ながら、また血を混ぜたウィスキーを飲み込む・・・

 

 

「・・・行ってみるか・・・京都・・・」

 

こうして俺は『決意』を固める

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 

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