Diplomatの日常   作:rainバレルーk

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人外番外編:吸血鬼と優しき王・・・4

 

 

 

刹那サイド

 

 

 

僕がこの『世界』に来て、一週間と数日が経った。

 

最初は『喋るヤギ(ドン・ヴァレンティーノ)』や『袴姿の袋(ロレンツォ)』、『知らない人達』に囲まれて凄く怖かった!

しかも、この『世界』は『IS』っていう兵器で差別が蔓延していて、人知れず活動する『人ならざる者』もいるらしい

 

でも、『アキ兄』や『シェル姉』がいてくれたおかげで、『ファミリー』の皆と仲良くなれた。

『ノア姉』や『ガブ姉』に抱きつかれて苦しかったり、たまにアキ兄が僕の事を『猫眼』で見てくるけど・・・なんでだろ?ま、いっか!

アキ兄のイタ飯とかシェル姉のドイツ料理、ロレンツォさんの和食も美味しいし♪

 

しかし、喜んでばかりはいられない。僕は『元の世界』に戻らないといけない。あっちの世界には、僕の『大切な家族』がいる。だから、早く帰らないと・・・

 

だけど、コッチの『世界』に来て僕は『魔法』や『能力』が使えなくなっている。これはツラい。

いくらアキ兄達が僕を守るっていっても、自衛の手段がないのは不安だ。

 

そんな僕の不安を感じとったのか、シェル姉が僕に六角形の『黒い鉄の塊』を持たせてくれた。

シェル姉いわく、『御守り』だそうだ

 

そんな僕達は今・・・

 

 

「ンまぁいなぁ~~~!」シャクシャク

 

「あ、頭が・・・」キーン

 

「あら大丈夫、刹那?」

 

『京都』の甘味処で『宇治金時抹茶カキ氷』を食べている・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

インサイド

 

 

 

シャクシャク

 

俺は今、三杯目のカキ氷をかきこむ。相変わらずこの店のカキ氷は美味い・・・美味いんだけどさぁ~

 

 

「おい『吸血鬼』ッ!俺の話聞いてるかッ!?」

 

「ッチ・・・うるセェな『狼』・・・黙って食えよ。白玉やるから」

 

「おぉ、ありがとう♪・・・じゃなくて!俺の話を聞けぇッ!」

 

「カキ氷のおかわり貰おうかしら?」

 

「刹那くん、温かいお茶いるかい?」

 

「ありがとう『圭兄』!」コクコク

 

「(可愛いなぁ~)」ニンマリ

 

「圭くん・・・キモ♪」キラッ

 

「笑顔で罵倒しないで『優太』くんッ!?」

 

なんで『因幡探偵事務所』の連中とカキ氷食ってんだろ?

 

刹那を元の世界に戻すために『ある人物』を訪ねて『京都』に来たは良いんだが・・・

 

まさか京都駅で、元『秘密警察犬(シークレットドーベルマン)』で『毛フェチ』の『因幡洋(人狼)』とその仲間達に出会うとはな・・・

 

 

「んな事より聞いてんのかよ吸血鬼?!お前、何企んでるだよッ!あと、その綺麗な白髪の子は誰だよッ!?」

 

「ヒッ!?」

 

「あ~五月蝿ぇよ狼。その話をする為に甘味処に来たんだろうが・・・あと、刹那を怖がらせんな」

 

「アキト?カキ氷のおかわりいる?」

 

「いや、抹茶ソフトがいる」

 

「てかお前ら食い過ぎだぁッ!?」

 

相変わらず五月蝿いな狼は・・・『喰うぞ』

 

 

「アキトさん、殺気立たないで下さい。因幡さんもですよ?」

 

「圭ィ~!」

 

まったく・・・ここは圭くんの顔を立ててやるか。

ツーか

 

 

「優太?お前、刹那と何してんの?」

 

「へ?携帯番号交換してるんですけど?ねぇ~」

 

「ねぇ~!」

 

コイツ、何時の間に・・・まぁ、刹那も優太も『男の娘』属性で『人見知り』があるからな。馬が合うところがあったんだろ

・・・おん?

 

 

「てか刹那?その『髪止め』どうした?」

 

刹那の絹のように白く長い髪を『紅いリボン』が纏めていた

 

 

「コレ?シェル姉が結んでくれたんだ。髪がうっとおしくないように」

 

「やっぱり、シェルスさんはセンスが良いですね」

 

「褒めても何もでないわよ優太?」

 

「バレたか♪」

 

「フフフ♪」

 

へぇ~・・・何時の間に・・・

なんか・・・良いなこういうの

 

 

「それで吸血鬼、今度は何しようとしてんだよ?」

 

「次にお前は、『場合によっちぁ容赦はせん』と言う」

 

「場合によっちぁ容赦はせんッ!――ッハ!?」

 

狼は驚いた顔は逸見ても面白いな

 

 

「別に悪さはしようとは思わんよ。ある人物を訪ねようかと思ってな」

 

「・・・本当だな?」

 

「俺はヴァレンティーノファミリーの中じゃあ、珍しく友好的だろ?」

 

「フンッ、どうだか・・・」

 

「それよりお前らがなんで京都にいんだよ?」

 

「フフフ・・・実はな――「『スメラギ』って言う人から依頼を受けまして」――ちょッ!?圭!?」

 

「勿体ぶらない方が良いですよ?アキトさんの前じゃあ」

 

「だけどなぁ――」

 

へぇ、スメラギか・・・ん?スメラギ?

 

 

「なぁ圭くん?スメラギって、『白い王』と書いて『(スメラギ)』かい?」

 

「はい。皇帝の『皇』の字ですけど・・・それがどうかしたんすか?」

 

「・・・オイ、オイオイオイオイオイオイ・・・」

 

「どうしたの?アキ兄?」

 

まさか、訪ねる所まで『一緒』とか・・・本当になんて『奇妙』だ・・・

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 

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