刹那サイド
僕がこの『世界』に来て、一週間と数日が経った。
最初は『
しかも、この『世界』は『IS』っていう兵器で差別が蔓延していて、人知れず活動する『人ならざる者』もいるらしい
でも、『アキ兄』や『シェル姉』がいてくれたおかげで、『ファミリー』の皆と仲良くなれた。
『ノア姉』や『ガブ姉』に抱きつかれて苦しかったり、たまにアキ兄が僕の事を『猫眼』で見てくるけど・・・なんでだろ?ま、いっか!
アキ兄のイタ飯とかシェル姉のドイツ料理、ロレンツォさんの和食も美味しいし♪
しかし、喜んでばかりはいられない。僕は『元の世界』に戻らないといけない。あっちの世界には、僕の『大切な家族』がいる。だから、早く帰らないと・・・
だけど、コッチの『世界』に来て僕は『魔法』や『能力』が使えなくなっている。これはツラい。
いくらアキ兄達が僕を守るっていっても、自衛の手段がないのは不安だ。
そんな僕の不安を感じとったのか、シェル姉が僕に六角形の『黒い鉄の塊』を持たせてくれた。
シェル姉いわく、『御守り』だそうだ
そんな僕達は今・・・
「ンまぁいなぁ~~~!」シャクシャク
「あ、頭が・・・」キーン
「あら大丈夫、刹那?」
『京都』の甘味処で『宇治金時抹茶カキ氷』を食べている・・・
インサイド
シャクシャク
俺は今、三杯目のカキ氷をかきこむ。相変わらずこの店のカキ氷は美味い・・・美味いんだけどさぁ~
「おい『吸血鬼』ッ!俺の話聞いてるかッ!?」
「ッチ・・・うるセェな『狼』・・・黙って食えよ。白玉やるから」
「おぉ、ありがとう♪・・・じゃなくて!俺の話を聞けぇッ!」
「カキ氷のおかわり貰おうかしら?」
「刹那くん、温かいお茶いるかい?」
「ありがとう『圭兄』!」コクコク
「(可愛いなぁ~)」ニンマリ
「圭くん・・・キモ♪」キラッ
「笑顔で罵倒しないで『優太』くんッ!?」
なんで『因幡探偵事務所』の連中とカキ氷食ってんだろ?
刹那を元の世界に戻すために『ある人物』を訪ねて『京都』に来たは良いんだが・・・
まさか京都駅で、元『
「んな事より聞いてんのかよ吸血鬼?!お前、何企んでるだよッ!あと、その綺麗な白髪の子は誰だよッ!?」
「ヒッ!?」
「あ~五月蝿ぇよ狼。その話をする為に甘味処に来たんだろうが・・・あと、刹那を怖がらせんな」
「アキト?カキ氷のおかわりいる?」
「いや、抹茶ソフトがいる」
「てかお前ら食い過ぎだぁッ!?」
相変わらず五月蝿いな狼は・・・『喰うぞ』
「アキトさん、殺気立たないで下さい。因幡さんもですよ?」
「圭ィ~!」
まったく・・・ここは圭くんの顔を立ててやるか。
ツーか
「優太?お前、刹那と何してんの?」
「へ?携帯番号交換してるんですけど?ねぇ~」
「ねぇ~!」
コイツ、何時の間に・・・まぁ、刹那も優太も『男の娘』属性で『人見知り』があるからな。馬が合うところがあったんだろ
・・・おん?
「てか刹那?その『髪止め』どうした?」
刹那の絹のように白く長い髪を『紅いリボン』が纏めていた
「コレ?シェル姉が結んでくれたんだ。髪がうっとおしくないように」
「やっぱり、シェルスさんはセンスが良いですね」
「褒めても何もでないわよ優太?」
「バレたか♪」
「フフフ♪」
へぇ~・・・何時の間に・・・
なんか・・・良いなこういうの
「それで吸血鬼、今度は何しようとしてんだよ?」
「次にお前は、『場合によっちぁ容赦はせん』と言う」
「場合によっちぁ容赦はせんッ!――ッハ!?」
狼は驚いた顔は逸見ても面白いな
「別に悪さはしようとは思わんよ。ある人物を訪ねようかと思ってな」
「・・・本当だな?」
「俺はヴァレンティーノファミリーの中じゃあ、珍しく友好的だろ?」
「フンッ、どうだか・・・」
「それよりお前らがなんで京都にいんだよ?」
「フフフ・・・実はな――「『スメラギ』って言う人から依頼を受けまして」――ちょッ!?圭!?」
「勿体ぶらない方が良いですよ?アキトさんの前じゃあ」
「だけどなぁ――」
へぇ、スメラギか・・・ん?スメラギ?
「なぁ圭くん?スメラギって、『白い王』と書いて『
「はい。皇帝の『皇』の字ですけど・・・それがどうかしたんすか?」
「・・・オイ、オイオイオイオイオイオイ・・・」
「どうしたの?アキ兄?」
まさか、訪ねる所まで『一緒』とか・・・本当になんて『奇妙』だ・・・
←続く