圭サイド
どーも、因幡探偵事務所に勤める『野崎圭』です。
今回は大口の仕事があるという訳で京都に来ているが、京都駅についた時に『ある人達』に出会ってしまった
ヴァレンティーノファミリーの『暁アキト』さんと『シェルス・ヴィクトリア』さんだ。それと『もう一人』、可愛い少女のような少年『如月刹那』くんだ
俺は最初、刹那くんが二人の間に出来た子供かと思ったけど・・・
シェルスさんに確認したら、照れ隠しの『吸血鬼パンチ』がとんで来た。避けなければヤられてたよ・・・
そんなこんなでウチの事務所の所長『因幡』さんがアキトさんに突っ掛かったり、一緒にオヤツなんか食べたりした
あと、ウチの事務所の仕事とアキトさんの訪ね人が一緒
だと言うんで、案内してもらったんだけど・・・
「で、デカイ・・・」
「お、おっきい・・・」
なんだかとんでもない大屋敷についてしまった・・・
屋敷の大きな門には、達筆な字で『皇』と名札がかけられている
「ここで間違いないようだな」
「でっかいお屋敷ですねぇ~?」
「ごめんくださぁ~い、因幡探偵事務所の者でぇ~す!」
ギィィ スタタタ・・・
因幡さんが門の扉を叩くと、扉が開いて黒スーツ姿の人達がゾロゾロと出てきて、俺達を取り囲んだ!
「うわわわッ!?なんだなんだ?!」
「ヒイッ!?」
「大丈夫よ刹那」
刹那くんは怯えて、シェルスさんの後ろに隠れる。
一方のアキトさんは・・・
「オイオイオイ・・・『千葉』さん?ウチの子を怖がらせないでくれよ?」
溜め息を吐きながら人の名前を呼んだ。すると、黒スーツの人達の奥から、同じく黒スーツ姿の女の人が出てきた
「お待ちしておりました皆さま。そして暁、私は――」
「あぁ、悪かったよ『藤堂』夫人。カカッ♪」
「まったく・・・シェルスさん、お久し振りです」
「えぇ、久し振りね『凪沙』」
「それでこちらが・・・」
「・・・」ビクッ
黒スーツの人はシェルスさんの後ろに隠れる刹那くんに近づくと、ニッコリと笑った
「君が刹那くんか。私は『藤堂凪沙』という。よろしくね」
「う、うん!」パァ
「ぐぅッ!?///」
「?」
黒スーツの人は刹那くんの反応に胸を押さえ、アキトさんに近づいた
「暁、この子は本当に男かッ!?可愛いすぎるだろう!」
「だろう?」
「あぁ・・・『カグヤ』さまとは違う愛らしさがある」
「それより凪沙?入れてくれないの?」
「そうですね。それでは皆様、こちらへどうぞ」
「あ、あぁ・・・」
こうして俺達は黒スーツの人達に囲まれながら、皇邸に入っていった・・・
―――――――
刹那サイド
ゾロゾロ
「・・・」ジー
「おん?どうした刹那?」
「うぅん、なんでもないよアキ兄・・・」
「?、そうか」
僕達は黒スーツの人に案内されている。その案内してくれている人、『藤堂凪沙』さんの顔をアキ兄に隠れながら、僕はジーと見ていた。
門のとこでは怖かったけど、この人の顔を僕は『知っている』。なんでかは知らないけど・・・
「それでは皆様、ここでお待ち下さい」
「ありがとう凪沙。」
「それではもうすぐ来ますので・・・暁、大人しくな?」
「へいへい」
僕達は広い和室に通された。部屋には高そうな調度品が並べられている
「先生、このお皿なんか高そうですねぇ~!」
「ちょッ、優太くん!?危ないから持つのやめて!」
「そりゃあ古伊万里だな。高そうぉ~」
圭兄達は部屋を物色している。なんだか楽しそうだ
「ねぇアキ兄?ここの人はどういう人なの?」
僕は好奇心からアキ兄に聞いてみた
「そうだな~・・・若くして、家を継いだ子でな。中々にキモが座っている」
「しかも『黒髪』ッ!」
「・・・なんでお前が答える?てか、なんで知ってる狼?」
アキ兄の話の最中に因幡さんが入ってきた
「勿論、『報酬』としてに決まってんだろ」
「・・・はぁ、忘れてたよ・・・コイツ、毛フェチだったよチキショウ」
アキ兄はヤレヤレと頭を抱えて溜め息を吐いた
「それにしても・・・」サスリ
「ひッ!?」
「綺麗な髪だなぁ~!」
因幡さんは僕の髪を然り気無く触ってきた!この人アレだ!『変態』だ!
「フンッ!」ベキィ
「いでぇッ!?」
「大丈夫、刹那?」
「う、うん・・・///」
シェル姉が助けてくれた。シェル姉って『イケメン』だなぁ~
カラリ・・・
「おや?」
「おん?」
「げっ!」
そうしていると、襖を開けて男の人が入って来た。その人は『ボサボサ髪』に『黒渕眼鏡』で、どこか不気味な感じがする。というかシェル姉?スゴい声が出たよ?
「なんでアンタがいるのよ『
「酷いなシェルスくん?一応の『里帰り』だ。ここは僕の家の『本家』でね」
「へ、へぇ~・・・」
男の人はカラカラと笑う
「まさか『
「おい、吸血鬼?この人は?」
「あぁ、この人は――」
「ななななななッ!?」ダダダダダ!
「え・・・?」
男の人は僕の顔を見て驚愕すると、飛んできて、僕の手を握った
「beautifulッ!こんなに可愛いロリは見た事がない!」
「ひぃッ!?」
この人も変態だ!目がイッている!あと、手の撫で方が気持ち悪い!
「・・・気化冷凍法」ガシッ
「あぁぁぁぁぁッ!?」
「言ってるそばから・・・」
アキ兄は男の人の頭を掴み抱えて、僕から引き剥がした
「き、吸血鬼?」
「コイツは犯罪心理学者の『皇鼎』だ」
「僕、知ってます!『ノーマ・グレイランド』の研究で有名な人です」
「Exactlyだ優太。そして、このような犯罪予備軍のロリコンだ」
「アキトくぅん!」
男の人、皇さんはアキ兄に頭を掴まれながらもジタバタと暴れる
「うわ・・・まだ生きてたよ」
「酷くないかなッ!?それにしてもその子は一体誰なんだい?!『白髪』に『赤眼』、しかも『低身長』で『可愛い』!!!まさに『
「う、うわぁ・・・」
僕は怖くて、シェル姉の後ろに隠れた!本当に怖い!
「フンッ・・・残念だったな、教授」
「ん?何がだい?」
「その子、刹那は『ロリ』ではない・・・」
「なんだとッ!?だったら、だったらその子は何だというのだ?!!」
「勿論・・・『ショタ』だろ」
「・・・・・・え」ピキ
「僕・・・『男の子』だよ」
皇教授は一瞬にして固まり、僕の言葉で砂になっていった・・・ように見えた
「ヤレヤレ」
アキ兄は溜め息を吐きながら、皇教授の頭を離した。僕は何が何だかわからなかったけど、『茶番』だって事はわかった。
異世界には色んな人がいるんだね
カラララ
「あら、皆様お揃いで」
「・・・ふぇ?」
そうしていると僕の後ろの襖が開いて、人が入って来た。僕はシェル姉に隠れながらその方向を見た
「・・・えぇ・・・ッ!?」
見た瞬間、僕は屋敷に入ってからの『
「ようやくですか・・・お久し振りです。皇家当主『
「えぇ、お久し振りです。暁のアキトさま」
アキ兄に丁寧に挨拶するのは、巫女風の和服に艶やかな黒髪を腰までのばした女の子だった
「え・・・『コードギアス』なの?」
僕の疑問の声は因幡さんの――
「『黒髪』キタァ――――――ッ!」
――にかき消された
←続く