Diplomatの日常   作:rainバレルーk

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人外番外編:吸血鬼と優しき王・・・5

 

 

 

圭サイド

 

 

 

どーも、因幡探偵事務所に勤める『野崎圭』です。

今回は大口の仕事があるという訳で京都に来ているが、京都駅についた時に『ある人達』に出会ってしまった

 

ヴァレンティーノファミリーの『暁アキト』さんと『シェルス・ヴィクトリア』さんだ。それと『もう一人』、可愛い少女のような少年『如月刹那』くんだ

 

俺は最初、刹那くんが二人の間に出来た子供かと思ったけど・・・

シェルスさんに確認したら、照れ隠しの『吸血鬼パンチ』がとんで来た。避けなければヤられてたよ・・・

 

そんなこんなでウチの事務所の所長『因幡』さんがアキトさんに突っ掛かったり、一緒にオヤツなんか食べたりした

 

あと、ウチの事務所の仕事とアキトさんの訪ね人が一緒

だと言うんで、案内してもらったんだけど・・・

 

 

「で、デカイ・・・」

 

「お、おっきい・・・」

 

なんだかとんでもない大屋敷についてしまった・・・

屋敷の大きな門には、達筆な字で『皇』と名札がかけられている

 

 

「ここで間違いないようだな」

 

「でっかいお屋敷ですねぇ~?」

 

「ごめんくださぁ~い、因幡探偵事務所の者でぇ~す!」

 

ギィィ スタタタ・・・

 

因幡さんが門の扉を叩くと、扉が開いて黒スーツ姿の人達がゾロゾロと出てきて、俺達を取り囲んだ!

 

 

「うわわわッ!?なんだなんだ?!」

 

「ヒイッ!?」

 

「大丈夫よ刹那」

 

刹那くんは怯えて、シェルスさんの後ろに隠れる。

一方のアキトさんは・・・

 

 

「オイオイオイ・・・『千葉』さん?ウチの子を怖がらせないでくれよ?」

 

溜め息を吐きながら人の名前を呼んだ。すると、黒スーツの人達の奥から、同じく黒スーツ姿の女の人が出てきた

 

 

「お待ちしておりました皆さま。そして暁、私は――」

 

「あぁ、悪かったよ『藤堂』夫人。カカッ♪」

 

「まったく・・・シェルスさん、お久し振りです」

 

「えぇ、久し振りね『凪沙』」

 

「それでこちらが・・・」

 

「・・・」ビクッ

 

黒スーツの人はシェルスさんの後ろに隠れる刹那くんに近づくと、ニッコリと笑った

 

 

「君が刹那くんか。私は『藤堂凪沙』という。よろしくね」

 

「う、うん!」パァ

 

「ぐぅッ!?///」

 

「?」

 

黒スーツの人は刹那くんの反応に胸を押さえ、アキトさんに近づいた

 

 

「暁、この子は本当に男かッ!?可愛いすぎるだろう!」

 

「だろう?」

 

「あぁ・・・『カグヤ』さまとは違う愛らしさがある」

 

「それより凪沙?入れてくれないの?」

 

「そうですね。それでは皆様、こちらへどうぞ」

 

「あ、あぁ・・・」

 

こうして俺達は黒スーツの人達に囲まれながら、皇邸に入っていった・・・

 

 

 

―――――――

 

 

 

刹那サイド

 

 

 

ゾロゾロ

 

「・・・」ジー

 

「おん?どうした刹那?」

 

「うぅん、なんでもないよアキ兄・・・」

 

「?、そうか」

 

僕達は黒スーツの人に案内されている。その案内してくれている人、『藤堂凪沙』さんの顔をアキ兄に隠れながら、僕はジーと見ていた。

門のとこでは怖かったけど、この人の顔を僕は『知っている』。なんでかは知らないけど・・・

 

 

「それでは皆様、ここでお待ち下さい」

 

「ありがとう凪沙。」

 

「それではもうすぐ来ますので・・・暁、大人しくな?」

 

「へいへい」

 

僕達は広い和室に通された。部屋には高そうな調度品が並べられている

 

 

「先生、このお皿なんか高そうですねぇ~!」

 

「ちょッ、優太くん!?危ないから持つのやめて!」

 

「そりゃあ古伊万里だな。高そうぉ~」

 

圭兄達は部屋を物色している。なんだか楽しそうだ

 

 

「ねぇアキ兄?ここの人はどういう人なの?」

 

僕は好奇心からアキ兄に聞いてみた

 

 

「そうだな~・・・若くして、家を継いだ子でな。中々にキモが座っている」

 

「しかも『黒髪』ッ!」

 

「・・・なんでお前が答える?てか、なんで知ってる狼?」

 

アキ兄の話の最中に因幡さんが入ってきた

 

 

 

「勿論、『報酬』としてに決まってんだろ」

 

「・・・はぁ、忘れてたよ・・・コイツ、毛フェチだったよチキショウ」

 

アキ兄はヤレヤレと頭を抱えて溜め息を吐いた

 

 

「それにしても・・・」サスリ

 

「ひッ!?」

 

「綺麗な髪だなぁ~!」

 

因幡さんは僕の髪を然り気無く触ってきた!この人アレだ!『変態』だ!

 

 

「フンッ!」ベキィ

「いでぇッ!?」

 

「大丈夫、刹那?」

 

「う、うん・・・///」

 

シェル姉が助けてくれた。シェル姉って『イケメン』だなぁ~

 

 

カラリ・・・

 

「おや?」

 

「おん?」

 

「げっ!」

 

そうしていると、襖を開けて男の人が入って来た。その人は『ボサボサ髪』に『黒渕眼鏡』で、どこか不気味な感じがする。というかシェル姉?スゴい声が出たよ?

 

 

「なんでアンタがいるのよ『(すめらぎ)(かなえ)』?」

 

「酷いなシェルスくん?一応の『里帰り』だ。ここは僕の家の『本家』でね」

 

「へ、へぇ~・・・」

 

男の人はカラカラと笑う

 

 

「まさか『教授(プロフェッサ)』までいるとは予想外だ」

 

「おい、吸血鬼?この人は?」

 

「あぁ、この人は――」

 

「ななななななッ!?」ダダダダダ!

 

「え・・・?」

 

男の人は僕の顔を見て驚愕すると、飛んできて、僕の手を握った

 

 

「beautifulッ!こんなに可愛いロリは見た事がない!」

 

「ひぃッ!?」

 

この人も変態だ!目がイッている!あと、手の撫で方が気持ち悪い!

 

 

「・・・気化冷凍法」ガシッ

「あぁぁぁぁぁッ!?」

 

「言ってるそばから・・・」

 

アキ兄は男の人の頭を掴み抱えて、僕から引き剥がした

 

 

「き、吸血鬼?」

 

「コイツは犯罪心理学者の『皇鼎』だ」

 

「僕、知ってます!『ノーマ・グレイランド』の研究で有名な人です」

 

「Exactlyだ優太。そして、このような犯罪予備軍のロリコンだ」

 

「アキトくぅん!」

 

男の人、皇さんはアキ兄に頭を掴まれながらもジタバタと暴れる

 

 

「うわ・・・まだ生きてたよ」

 

「酷くないかなッ!?それにしてもその子は一体誰なんだい?!『白髪』に『赤眼』、しかも『低身長』で『可愛い』!!!まさに『究極(アルティメット)ロリータ』!」

 

「う、うわぁ・・・」

 

僕は怖くて、シェル姉の後ろに隠れた!本当に怖い!

 

 

「フンッ・・・残念だったな、教授」

 

「ん?何がだい?」

 

「その子、刹那は『ロリ』ではない・・・」

 

「なんだとッ!?だったら、だったらその子は何だというのだ?!!」

 

「勿論・・・『ショタ』だろ」

 

「・・・・・・え」ピキ

 

「僕・・・『男の子』だよ」

 

皇教授は一瞬にして固まり、僕の言葉で砂になっていった・・・ように見えた

 

 

「ヤレヤレ」

 

アキ兄は溜め息を吐きながら、皇教授の頭を離した。僕は何が何だかわからなかったけど、『茶番』だって事はわかった。

異世界には色んな人がいるんだね

 

 

カラララ

 

「あら、皆様お揃いで」

 

「・・・ふぇ?」

 

そうしていると僕の後ろの襖が開いて、人が入って来た。僕はシェル姉に隠れながらその方向を見た

 

 

「・・・えぇ・・・ッ!?」

 

見た瞬間、僕は屋敷に入ってからの『(ぎもん)』が『(正解)』に変わった

 

 

「ようやくですか・・・お久し振りです。皇家当主『(すめらぎ)神楽耶(かぐや)』さま」

 

「えぇ、お久し振りです。暁のアキトさま」

 

アキ兄に丁寧に挨拶するのは、巫女風の和服に艶やかな黒髪を腰までのばした女の子だった

 

 

「え・・・『コードギアス』なの?」

 

僕の疑問の声は因幡さんの――

 

 

「『黒髪』キタァ――――――ッ!」

 

――にかき消された

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 

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