Diplomatの日常   作:rainバレルーk

21 / 24
人外番外編:吸血鬼と優しき王・・・9

 

 

 

ノーサイド

 

 

 

「キューティクルボルトォオ―――ッ!」バチバチバチ!

 

「ヴァアッ!」ビリィッ

 

「やったかッ!?」

 

「それフラグです荻2号さん」

 

「Vァアァアァァアアアアァアァアッ!」

 

因幡達は鏡から出てきた黒いコールタールの化物と戦闘を行っていた

因幡は『獣人』形態に変身して、必殺『キューティクルボルト』を当てるが・・・

 

 

「なんで効かねぇのッ!?」

 

「狼くんの雷撃も刀も銃もダメ・・・中々に興味深い」

 

「冷静に見てる場合じゃないよ皇教授ッ!」

 

「ヴィィイ!」

「くうッ!」ガキィッン

 

コールタールは鎌に変化させた腕で藤堂を強襲する!

因幡も負けじとキューティクルボルトを当てる

 

 

「くそッ!こうなったら、教授ッ!」

 

「うわッ!な、なんだね助手くんッ!?」

 

圭は教授の腰ポケットをまさぐるとライターを取り出した!

 

 

「こうなったら燃やすしか!」

 

「早まるな圭!ここには文化財級のモノばっかりあるんだぞ!」

 

「じゃあやめます!」

 

「潔いが良いな助手ッ!?」

 

「ヴァアィィイ・・・!」

 

因幡達は段々と追いつめられていった

タラリと冷や汗を流す因幡は『ある作戦』を思い付いた

 

 

「荻2号!あの吸血鬼の『作戦』を知ってるか?!」

 

「吸血鬼?・・・あぁ、暁お得意のあの『作戦』か!」

 

「そうだ。不本意だがやるしかない!」

 

「へ?え?因幡さん、藤堂さん、一体どんな事をやるんですかッ?」

 

因幡と藤堂は身構えた

 

 

「圭に優太、息が続くまでやるぞ!」

 

「助手達、俺達のマネをしてくれ!」

 

「了解です先生、荻2号さん!」

 

「は、はい!」

 

「「なら・・・」」

 

因幡と藤堂はあわせるように―――

 

 

「『逃げるンだよぉ~!』」

「『退却』だ!」

 

 

土蔵の出入口へと走った!

 

 

「え、えぇぇえぇッ!?ちょ、ちょっと因幡さん!?って優太くん逃げるの速ッ!?」

 

圭もワンテンポ遅れたが、無事に逃走した

 

 

「ヴ・・・?」

 

コールタールは目の前で起こった事にポカーンとしたあと

 

 

「ヴ・・・ヴヴ、ヴィィイァアィィイ!」

 

怒りを露にして猛スピードで因幡達を追いかけていった

 

 

「あれ?僕、助かったの?」ポツーン

 

皇教授はまるで空気のようにスルーされたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タッタッタッタッタッ・・・

 

「ハァ、ハァ、ハァ!」

 

「急げ圭!」

 

「ヴィィイッ!!!」

 

竹林を走る因幡達の後ろをドロドロと体組織を落としながら猛スピードでコールタールが追う

 

 

「キューティクルボルトォオ!」

「ヴガァッ!」バチィ!

 

コールタールは因幡の電撃は『ホコリを払うように』はねのけた

 

 

「クソッ!全く電撃が効かねぇ!」

 

「先生、かなり距離を詰められてますよ~?どうします~?圭くんを囮にします~?」

 

「コラコラコラッ、優太くん!」

 

「!、ッチ、しょうがねぇな!」ザッ

 

因幡は突然立ち止まり、コールタールに向き合った

 

 

「ヴググガ・・・?」

 

「おいコールタール野郎!お前は荻2号を見失っているなッ!」

 

「グゴガガギ・・・?」

 

「これが俺達の『逃走経路』だ!」

 

因幡の言う通り、一緒に逃げていた藤堂をコールタールは見失っていた。しかし、コールタールは「それがどうした」とばかりに腕を鎌から長い槍に変形させ、因幡に襲いかかろうとしていた

 

その時である!

 

 

 

「『影の太刀』ッ!」ザシュッ!

「ガヴリベッ!?」

 

コールタールの後ろに斬撃と打撃がはしった!

 

 

「やはり化物に『武装錬金』は効くようだな」

 

「藤堂さん!」

 

コールタールを斬ったのは日本刀の武装錬金『サムライソード』を握った『藤堂鏡志朗』その人だった!

 

 

「さすが荻2号!『挟み撃ち』作戦は大成功だぜ!ハイタッチしようぜハイタッチ!」

 

「それどころではないようだぞ、因幡探偵・・・!」

 

「え?」

 

「因幡さん・・・アレ・・・」

 

圭が恐る恐る指差す方向には・・・

 

 

「ぐぐ・・・『ガガギグゲゴザガ!』

 

ドロドロした流動体から、鋼のような確りとした体組織へと変化していった

 

 

「え?・・・なんで『グロンギ語』?」

 

「圭くん・・・細かい事を気にしてるとハゲるよ?」

 

「不穏な事言わないで優太くんッ!」

 

圭のツッコミによって少しその場がシリアルになった

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。