ULTRAMAN~the other universal story~ 作:アンギラスの息子
では、どうぞ!
怪獣頻出期も過ぎ、タロウが地球から去り、宇宙が少し平和になった頃。 我らがヒーロー、ウルトラマンことシルは姉であり、隊長であるゾフィーのもとへ来ていた。
シル「それで…どんな任務なの?」
ゾフィー「ああ…それはな」
ゾフィーによると、とある惑星で怪獣が出ているとエメラルド星から連絡がきているという。評議会は同盟国の要請を見過ごすわけにはいかないということでウルトラ戦士の派遣が決まったそうだ。
シル「それで、私の出番ってわけね。」
ゾフィー「ああ。 だが、エメラルド星からも戦力は出すそうだ。」
そこにジャックも入ってくる。
ジャック「あ、シル姉さん。」
そこにジャックが何やら資料を持って入ってくる。その資料をシルに渡す。
シル「なにこれ?」
ジャック「エメラルド星側の協力者の方の情報です。お母さんがシル姉さんに渡すようにと。」
シルは渡された資料を一通り読む。やがて、あることに気づいた。
シル「彼は、地球人なの?」
ゾフィー「ああ。エメラルド星の協力者で、歴戦の勇者だと彼らは言っていた。」
シル「鋼鉄の勇者…ジャンボーグA、立花 ナオね…」
シルは件の惑星、アズゴアに降り立った。惑星の環境は火星に近く、砂漠が広がっている。
「例の怪獣って何なのかしら…」
怪獣の写真はピンボケした写真しか無かった。わかっているのは体からミサイルやバルカンがでる、全身武器庫のような敵というくらいだ。
「ま、超獣よね…」
エースが戦ったヤプールの作り出した怪獣兵器、超獣。最も心当たりのあるものはそれくらいしかない。それ以外はキングジョーのようなロボットになるが、確実に違う形をしていた。
その時、シルに向かってミサイルが数発飛んできた。シルはスラッシュ光線で全て撃ち落とした。砂煙がおさまったそこに立っていたのは――
シル「――バキシム!?」
バキシム――のようだ。ただし、両手に二丁づつ計四丁のバルカン砲が付き、背中と腰には大量のミサイルが付いていた。バキシム改としておこう。
シル「まさか…ヤプール!?」
ただし、考えている時間は無い。バキシム改に向かい、連続でチョップを加える。だが、防御力が上がっているようで、全く効いていない。蹴ると同時にその反動で後ろに飛び、八つ裂き光輪を投げる。バキシム改は右手のバルカンで撃ち落とし、そのままシルに向かって乱射する。リバウンド光線で防ぐが、瞬く間にひびが入り、砕けてしまう。
シル「うあああっ…このっ!」
なんとか飛び上がり、キャッチリングでバキシム改を止めようとする。だが、背中と腰のミサイルが発射され、シルは迎撃されてしまい、胴体から出た鎖で捕まえられてしまう。そこに何者かの笑い声が聞こえてきた。
シル「誰!?」
グロース星人「我々はグロース星人!! どうだウルトラマン!我々改造のバキシムは!」
シル「グロース…星人…!?」
グロース星人――エメラルド星がかつて攻撃を受け、全宇宙の支配を企み、「殺せ、奪え、焼き尽くせ!」が信条という宇宙人として有名だ。
シル「バキシムで何をするつもり!?」
グロース星人「そいつはまだテスト段階の物だ。ウルトラマン、貴様を捕虜にして徹底的に研究した後にそのデータをバキシムにインプットし、最強の怪獣を作り上げるのだ!」
シル「そして、そのバキシムで宇宙を支配する、と… そんな事させない!」
グロース星人「その状態で良く言う…」
シルのカラータイマーは既になり始めていた。鎖を引きちぎろうにもエネルギーが足りない。もはやこれまでと思った時、空から剣が飛んできて鎖を切り裂いた。
アズゴアの大地に鋼鉄の勇者が降り立った。これがウルトラマンとジャンボーグAの邂逅だった。
ナオ「すまない、はるばる地球から急いで飛んできたんだが、遅くなってしまったな。」
そう言うと額から光線を出し、カラータイマーにエネルギーを分け与える。
グロース星人「くそっ!バキシム!ジャンボーグAごとウルトラマンを吹き飛ばせ!粉々にしろ!」
バキシム改にグロース星人が命令する。バキシム改が二人にミサイルとバルカンを全力斉射するが、シルとジャンボーグAは左右に分かれてこれを避けた。二人はスラッシュ光線とハンティングフラッシャーでバキシム改を攻撃する。両手を左右に広げて両方を攻撃する。
シル「今だ!」
ナオ「ようし、ジャンポケット!」
二人は八つ裂き光輪とジャンナイフでバキシム改の両手を切り飛ばす。さらに追い討ちで頭部を同時に蹴る。そして、
シル「スペシウム光線!」
ナオ「ビームエメラルド!」
必殺光線を同時に撃ち、バキシム改を完全に破壊した。グロース星人の円盤が逃げようと飛び上がる。シルとジャンボーグAはスラッシュ光線とハンティングフラッシャーでグロース星人の円盤を破壊した。
ナオ「地球とM87星雲じゃあ距離がありすぎるが、困った時はいつでも呼んでくれ。飛んで駆けつけるよ。」
シル「こちらこそ、大事件が起きたら呼んでよね。今回の恩をきちんと返さなきゃ。」
そう言って二人は握手をする。エメラルド星と光の国の戦士の間に確かな友情が結ばれた瞬間だった。
いかかでしたか? ジャンボーグAは個人的に好きなキャラなので活躍させたかったので、このような感じになってしまいましたが…
この調子で番外編も書いていく予定です。
では、次回またお会いしましょう!