久しぶりの非戦闘回
結構後のキーアイテムが出てきますが、基本的に慣れない要素をつぎ込んだだけ。
第16話 生きて帰る。
それはこの戦いの前だった。聞いたことのない名前にガイアはもう一度聞き直すことにした。
ガイア「ショッピング?」
ユリン「うん。食料とかもここで調達するかし、ちょっとした休憩と言うことで」
なんかそのユリンの顔は、頼み込んでるような顔だった。
ガイア「なんか調達しに行くんですか?」
ユリン「買いにいくの。大丈夫お金なら持ってるから。」
お願いと言わんばかりの顔だった。別に今は暇だし、新しい世界も見てみたい。ので了承することにした。
ガイア「別にいいですよ。暇ですし。」
ユリン「ありがとう」
ユリンの顔が一気に明るくなる。なんだんだ?この人は?久しぶりに人に疑問を抱いた。
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ガイア「せ.....狭っ」
人ゴミに埋もれながら、ユリンは買い物をしていた。一応、ガイアは連れである。しかし、外で待っているのも暇なので、中に入ってきたが、これほどとは....
とユリンを見るが、ユリンは平気そうだ。慣れているのだろう。ガイア達がいた海賊ーギャットでは、ユリンは食堂でずっと料理をしていた。ヒューマンデブリの分も反対されながらも、その意見を押し通して、与えてくれた。少なくはあったが、それはヒューマンデブリにとって唯一の食料だった。なので多分買い出しも行っていたのだろう。それでの慣れか...と自分を無理矢理納得させた。そうでなければこの状況はやばくなる。という本能が働いた。
ユリン「ほら、ガイアこっちこっち」
そう言って、ユリンが来る。会計は終わったようだ。今気づいたが、決してよけてくれるわけでも無いようだ、しかし力業でもない。なんか、コツでもあるのだろうと思った。
ガイア「あぁユリンさん早い....」
ユリン「ほら男の子なんだから、これくらいで...」
違うのだ、ユリンの歩く速度が早いわけでもない。人混みに押されながら、そう言って、どこかに行きそうになる意識を向けた。
こうなったら、力業でどけてやろう。そう思い、両手で一人一人人を無理矢理どけていった。しかし、全然追い付けない。むしろ差が広がっていく。
ユリン「ガイア?」
ユリンがこちらを振り向いた時には、ガイアは店のレジの所にいた。
結局ガイアがその店を出るのに、約一時間たった。
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ガイア「疲れた~」
ハァハァハァ
ユリン「よし。これで全部。お疲れ様」
そう言いながら、ベンチを二人で占拠する。
慣れないことをするのがこんなにも大変だとは思わなかった。
ユリン「あぁそうだ。」
そう言ってユリンが突然バックからネックレスを出した。どこのみせでも売ってそうな安物ではあるが、それよりユリンがそれを出してきた方が驚いた。六角形の中心に丸があり、それをそれぞれの角から出る線が囲んでいる。銀色なネックレス。
ユリン「あのときに間違えて買っちゃたみたいだから...あげるね。」
しかし、あのときには持っていなさそうだったが?
ガイア「あぁどうも。」
ユリン「大丈夫二つあったから...お揃い。」
女性はこんなのが好きなのだろか?謎は深まるばかりだ。けど顔が少し赤い。なんかあるのだろうか?まぁいいや。それから、それを懐に入れる。
ユリン「あぁーそれは首にかけるの!」
とっさにユリンが突っかかってくる。細かいな...と思いながらも、なんだか楽しいような気がした。その気の正体は掴む気もない。
ふぅぁ~と大きなアクビをしたらユリンが言った。
ユリン「あとこれからはさん付けじゃなくてもいいから。」
ガイア「はぁ....」
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そのときは、ありきたりな返事をしたが、今思うとそれで救われていた。
そうなんだ。俺はいつの間にかユリンに救われてきた。その返しは
ガイア「生きて帰る。」
ネックレスを首に掛けて、敵をみる。これくらいで、戦況は変わらない。しかし、生きて帰れる自信はできた。
ガイア「ユリン必ず。帰るからな。俺たちの.....」
そう言って、ペダルを思いきりよく踏んだ。
ヒュイーン
第16話終わり
ヤバい.....先が長い...他の作者さんの作品を読んで一日が終わる夏休み...