機動戦士ガンダム僕たちの居場所   作:みっつ─

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確かこんなタイトルのやつあったな...と思いながらサブタイトルにしました。


第19話少年の日と思い出

第19話 少年の日と思い出

ドンドンドン

スラム街。多数の少年で構成された、ほぼヤクザの頂点に彼はいた。もう20年も前のことだろう。けど、覚えていた。

少年1「やったぜ!アザム!今日も大儲けだ。」

アザム。それはブロウの元々の名。ブロウは...

ブロウ「ああ!これで今日は飯が食える。」

少年2「何日ぶりだっけ?2日?」

少年3「3日だよ。」

少年2「そうそう。」

三人の少年がその日の分の飯を持って、他の少年達がその少年の援護をする。援護をする少年達は手にマシンガンを持っていた。

少年達は大所帯でいつも飯が食えるとは限らない。だから、食える時に食う。それは、常識だった。

ブロウ「ふぅーやっと撒いたか」

少年2「ああ飯!飯‼」

ブロウ「わかったわかった。割り振るからちょっと待ってろ。」

そう言うと何人かの少年が荷物を降ろす。

そこには、そこまで多いとは言えないが飯が入っていた。

少年5「あ~あ一回で良いから。くそ金稼いで、うまい飯食いてぇなー」

一人の少年が言う。そこには彼らがこれしか生きる方法がないと言うことを物語っていた。

ブロウ「しっ!誰か来る。」

ブロウが叱咤する。ただでさえ、この飯はそこら辺の店から盗んだものだ。そこの亭主が追いかけてくるかもしれない。

ブロウの声で、数人の少年がマシンガンを持って反応する。

少年6「もう殺して、店ごと乗っ取ったらどうだ?」

少年7「馬鹿。あの量の人間をどうやって殺すんだよ。せいぜい、十人くらい殺した後にこちらが殺される。」

そうだ。多いとはいえ、こちらは12人しかいないのだ。それに奴等がギャラルホルンに連絡したら一巻の終わりだ。

あそこの店もパット見20人くらいはいた。つまり、数が違う。全員とは限らないが、報酬につられてきた住人も来るかもしれない。

武器を持っているとはいえこちらに勝てる確率はほとんどない。

ブロウ「...」

目を閉じる。感覚で誰か来るか当てる。その瞬間。足音がした。数は..3人くらいか。

少年6「いけるいける。もう殺しちゃおうぜ。」

ブロウ「待て。三人でしかもこんなに足音たてて来るわけないだろう。これは罠かもしれない。」

そうだ。最近ここいらの人たちは金持ってるのに少しくらい取られたくらいで、本気になるのだ。だから嫌だ。諦めろよ。それくらい。

少年2「だったら..モグモグ..逃げるか..モグモグ..」

少年1「うわっ。こいつ食ってやがる。」

一人の少年が引いた

ブロウ「そうだな。よし。先にお前ら行ってろ。俺が時間を稼ぐ。」

後ろで了解。死ぬなよ。とのこえが聞こえる。

ブロウ「誰がだよ。お前達が死ぬなよ。」

そう言って、いきなり走り出した。ついてくるものはいない。三人くらいなら殺れるはずだ。

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店員1「くそっ店長も俺たちを行かせず、自分で行けよ。」

一人が愚痴る。その三人のには銃が握られていた。

店員2「まぁまぁ報酬は良いし。」

店員3「そうそう。よく来るとはいえただのガキだから大丈夫。」

その瞬間。ブロウが来た。急な動きに全員止まった。

ブロウ「(いけるな。)」

ブロウはその瞬間確信した。

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ギャラルホルン兵「ここが一番近くのスラム街ですが..何故ここまで運ばせたのでしょうか..グロウズ様」

その近くでは、グロウズ(10歳)がスラムの視察に来ていた。

グロウズ「うん。お前達には言ってやる。スラム街の子の事をもう少し僕達やお父様達も知っておく必要があると思うてな。」

そう言っているが、まるで観光に来たように楽しそうだ。もちろん、グロウズの父親と母親(ギャットとの戦闘中は療養している)や弟(サーシェス)には言って許しをもらったが、グロウズ一人で行動するのはこれが始めてな上に、行き先を言っていない。セブンスターズの子がこんなことで良いのだろうかとも思うが勝手に納得した。

グロウズ「それにしても...汚いなそして臭い。」

ギャラルホルン兵「申し訳ございません。」

グロウズ「いや。お前が臭くしたわけではあるまい...ん?」

ギャラルホルン兵「どうかしましたか?グロウズ様」

お気を悪くすると、こちらに当たるかもしれない。ただでさえ子供なのだ怖い。

グロウズ「いや。何でもない。」

グロウズには聞こえてしまった。そう遠くないところで行われている、戦闘の音を。

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店員1「うわっ...グハッ!」

バダッ!

一人死んだ。頭から大量の血を流して。

赤黒い血が地面に広がるがブロウは全く気にせず、その血を踏み。弾を避ける。

店員2「うっ..うわぁぁ..」

店員3「子供が....」

まさか...といった様子で見てくる。

ブロウ「(あと..二人..。)」

残りの二人が銃を構え、撃とうとするが、当たる前にブロウは敵の足元に撃つ。

二人が鈍ったところでうまい方の一人の右足を撃ち抜く。

店員3「足が!痛い痛い!痛い!」

店員2「うわぁぁぁぁぁ...」

崩れていく奴の両腕を撃って、逃げる奴の足を撃つ。

逃げたら、みんなの方に行くかもしれない。だったら殺す。殺せば、いい。殺してしまえば、みんなの方に行けない。

店員2「ひぃぃぃぃゃ!お..お..お...」

お母さんだろうか。お父さんだろうか。言ってしまうと、誰かに聞かれるかもしれない。バレたら、敵が増える。その上親ということは....

ブロウ「(このっ!何が親だ‼くそ!)」

逃げようとしている奴の頭に数発、頭に撃ち込む。そして頭から血が出る。その頭を踏み潰す。

ぁぁ...

手に持っていた、銃を拾い、残りの一人を殺す。

ブロウ「さて...戻るか。」

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少年3「ぁぁ戻ってきたかアザム。」

ブロウ「死んだ方が良かったか?」

そう言って笑う。

少年1「いやいや、お前がリーダーなんだ。死んでもらったら困る。」

少年7「そうだな。...」

少年2「それより、飯!さっさと食うぞ!」

一人の少年が叫ぶ。

少年1「てめぇさっきまで食ってただろ。」

一人が突っ込むが気にしない。

ブロウ「そうだな。j..」

ギュイイイン

少年達「なんだ⁉どうした⁉」

ブロウ「あれは、....」

それはブロウの目にずっと残ることになる恐怖だった。

5メートル位ありそうな車。戦車にも見えるが、機動力は桁違いだ。それだけではない。生産性、火力。すべてが戦車を軽く越えている。それの名はモビルワーカーという。

それは彼らの前で勝利を確信して、もしくは、彼らをただのターゲットとして君臨していた。

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グロウズ「車を止めてくれ。」

さっきまで黙っていた、グロウズがいきなりしゃべった。別に珍しいことではない。しかし、言っている内容は別だった。運転手が言われた通りに車を止める。その瞬間、グロウズは降りた。

ギャラルホルン兵「なっ何を為さるのです‼グロウズ様⁉」

グロウズ「別に良いだろう。車に乗ってみているだけでは、見えない世界の方が多いからな。」

ギャラルホルン兵「駄目です‼外はヤクザなど、危険があるのですよ。もしあなたがどうにかなってしまったらお父様は...」

止めようとするが全く話を聞かない。

グロウズ「そうか。そうなら着いてこい‼」

ギャラルホルン兵「は⁉行けません‼私の話を..」

そう説明しようとする頃にはグロウズはどこかに行ってしまった。

ギャラルホルン兵「全く...あのお方は..」

そう言って、何人かの兵が銃を持って、探すことにした。

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少年8「助...け...て.....」

一人の少年は足を挫き、座ってしまった。

ドォォン!

そこにモビルワーカーの弾が命中する。人の体を紙くずの様に蹴散らし、弾ごと近くの建物に当たる。血が一面を支配する。

ブロウ「逃げろ‼自分が...自分だけでも生きることを考えろ‼他には構うな‼」

それが最後の命令だった。

少年2「うわぁぁぁぁぁ!た.....」

ドカン!

また一人一人と死んでいく。なのに全く止まる気配どころがまるで楽しんでいるようにも感じられる。

少年9「ーーーーーーー!」

なにかを叫ぼうとしたところ一人撃たれた。

もう半分以上が死に走っているのに進んでいる感じがしない。当たり一面は血が支配して、元々の地面の色はない。元々血の色をしていたように地面が染まっている。かえり血すら浴びていない、モビルワーカーにマシンガンの弾を当てる。しかし、止まる気配はない。狙うために少し止まった少年が撃たれた。体がブロウを飛び越える。着弾した弾が地面に当たり衝撃波を作る。小さいとはいえ、一人の子供を吹き飛ばすには十分だった。

ブロウ「うわっ!ぐはぁぁぁ!」

そのまま転び倒れる。リーダー!等の声が聞こえる筈だったが聞こえたのは断末魔だった。衝撃波に飛ばされたブロウはそのまま横たわる。死んだと思われたのかモビルワーカーがスルーしていく。それが奇跡だった。そのあと、残りの少年はモビルワーカーになすすべなく、全員殺された。ブロウは一人立ち上がった。

 

ブロウ「死にたく...ない!」

そう言って、モビルワーカーとは逆方向に飛ばされた様に走った。息切れすらしない。命の危険を背中に感じていた。モビルワーカーに生きているとバレて、追いかけられる。近くに弾が着弾した。破片が飛び散る。全く気にせず走った。一縷の望みをかけて。

ブロウ「怖い怖い怖い恐い恐い恐い!死にたくない!」

ただ恐いだけ。後は何も考えてなかった。

ブロウ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」

ドカン

何かにぶつかった。そのまま体が浮く。あぁぁ死んだんだ。今までの事を思い出す。これが走馬灯か。

バタン

グロウズ「お前達!何をやっている‼」

気づくとそこには一人の少年がいた。まるで貴族のような身で、あぁここは天国なんだ。と思い。気を失った。

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ギャラルホルン兵「何を...と申しますと?」

グロウズ「一人モビルワーカーで追い回して...この血の量お前ら何人か殺しただろ‼」

冷めているギャラルホルン兵とはうってかわり少年が怒りに満ちている。

その数分後無理矢理落ち着けた。グロウズが聞く。

グロウズ「貴様名は?」

ギャラルホルン兵「はっ!ブロウ·ファルス三曹です‼」

彼はモビルワーカーから降りてそう言ったそのときには気付いてしまった。

彼がセブンスターズの跡取りであることを。

グロウズ「この事許すと思うな。」

ギャラルホルン兵「はっ‼申し訳ございません!」

グロウズは置いてあった銃をとり。

グロウズ「ギャラルホルンを除隊するか死ぬか選べ。あぁ除隊するときは勝手に行っていいぞ」

ギャラルホルン兵「うわぁぁぁぁぁ!」

今度は彼が叫ぶこととなった。

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その後その兵は逃げていった所誰かに殺されたらしい。しかしどうでもよかった。その後アザムはブロウ·ファルス、つまり、死んだ兵の名を使い、ギャラルホルンに入った。そのまま階級を上げて、二尉まで上がった。

だから。グロウズをむざむざ殺したくはなかった。自分の命の恩人であるから。

今。ブロウが乗る、ゲイレールにはグリムヴェールの剣が突き刺さっている。

ブロウ「俺は..あんたに...居場所をも..らった。だからハァ..死んでも守る必要がァ..あった...」

グロウズ「ブロウ!」

ブロウ「感謝..してるぜ...准..将....さん。」

グロウズ「ううっ..ブロウーーーーーーー!」

第19話終わり




ブロウさんの昔の名前アザムですが、ブロウさんがブラウブロをいじったやつなのでアッザムをいじって見ました。似ているので。
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