機動戦士ガンダム僕たちの居場所   作:みっつ─

20 / 21
遂に(?)この小説も節目を迎えようとしています。ひとまず、主人公補正がかかりまくります。ご都合主義でいきる人ありき。



第20話過去からの声

第20話 過去からの声

グロウズ「くっ..お前達!早くブロウを救出しろ‼今なら...」

ギャラルホルン「しかし!グリムヴェールがいる以上手を...」

そうだ。ブロウを救出する際に救出しに行った兵が殺されるかもしれない。

グロウズ「俺は...何を...」 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

シス「.....」

ブロウを殺った。

もうパイロットの意識がない、ゲイレールがコロコロと転がる。そして落ちた。

シス「これで終わりか。」

大剣を縦に構え...降り落とし.....

ガァァァン

音が響いた。

しかし敵の艦には傷すらない。

シス「貴様...」

ガガガガガガガガガ

そこにはキマリスがいた。

槍を構え剣を止め、自分で鍛練を積んだといった。モビルスーツを見た。

シス「グロウズじゃない.....」

嘘だ。奴はそこに...まさか...本当に3歳が動かしているのか...

シス「そっ...そんな馬鹿な‼」

そう。あり得ない話だ。そう。実際そうではない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

キマリスの槍を横にして、剣を艦の別方向に受け流す。そして、敵を蹴り飛ばした。

カイン「お待たせ。」

グロウズ「カイン!」

そして、カインは墜ちているモビルスーツを見た。それはやりきった様子だ。負けたのに雄々しかった。男の中の男を見た気がした。

カイン「ここは僕たちでやる。そっちはよろしく!」

その瞬間スラスターを使い敵を投げ飛ばした。

グロウズ「...!!」

ガイア「そうさっ!」

そのあと体制をとろうとする敵にガイアが飛び膝蹴りをかました。

ガイア「ブロウさんはまだ可能性がある。ここまで生きてきたんだ‼やれるさ!..いや。やれます!」

グロウズに繋がっていると気づいて慌てて敬語に直す。

グロウズ「..そうだな。ブロウを助けろ‼あとモビルワーカーを準備しろ‼」

そう命令して指令室から出ようとする。

ギャラルホルン兵「どちらへ?」

グロウズ「敵の拠点に乗り込む。サーシェスとの最後の話だ。」

ギャラルホルン兵「危険すぎ...」

グロウズ「安心しろ。モビルワーカーで乗り込む。」

ギャラルホルン兵「外はモビルスーツばかりですよ‼」

グロウズ「だからどうした。こんなところでふんぞり返っていては兵たちに申し訳ない。司令官として胸を張れない。兵たちは戦っているんだぞ。だから戦う。兵たちの倍の危険があっても。」

ギャラルホルンの兵達は黙った。愕然していた。自分達の司令官は、実は物凄い司令官だった。セブンスターズなので、兵たちの命より、自分の権力優先かと思っていた。しかし、彼は違う。権力は無くなってもまた補充できる。しかし兵は、命は、沢山あっても補充は出来ない。今戦場で散っていっているのも何にも変えられない命なのだ。

ギャラルホルン兵「しかし!...くっ..ならばお供させてください!!」

グロウズ「助かる。他の者も頼む。」

多数の兵が志願した。そこから信用されているのがわかる。

グロウズ「ならばその信用に答えるだけだ。」

ユリン「私もいかせてください!」

いきなり話しかけてきた。少し驚いたがなにかを言う前に返された。 

ユリン「もしかしたらまだ私がギャットの方に登録されているかもしれません!お願いです!邪魔はしませんから……」

グロウズ「…‥わかった。…ゴホン」

そのあと数秒開けて

グロウズ「カイン!ガイア!そいつは頼んだぞ‼」

カイン「うん。任せて。」

そうして、指令室から出てモビルスーツデッキへと行った。

そこには少数ではあるが、モビルワーカーがある。その内の一番大きいものに乗る。

グロウズ「行くぞ。ついてこい!!」

ギャラルホルン兵「了解!」

その他のモビルワーカーが後ろをついてくる。すぐ後ろを走っていた、二機のモビルワーカーが追い越す。

ギャラルホルン兵「お達者で!」

追い越したモビルワーカーが先に敵の拠点へと行く。他のモビルワーカーが固まり、走る。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ガイア「ったく...凄いなグロウズさん。」

カイン「うん。だから死なせるわけにはいかない!」

敵の剣を避けて、槍を出す。しかし、それも避けられて脚のドリルを出される。それも避けてガイアが後ろから斧を振るう。

カインが前に立って敵の気を引き、ガイアが隙をつく戦法だが、二人とも得物が大きいせいか、当たらず避けられる。

しかし、あのときの無様な戦い方よりはましだと思う。でも決定打がなければ倒せないのも真実だった。

シス「貴様は...誰だ⁉」

グロウズではない....だからといって子供でもあるまい...ならば誰なんだ?

一人で自問自答を繰り返すシスがようやく口から出た言葉がそれだった。

カイン「ガイア言われてるよ。」

ガイア「お前だろ。」

一応心境が変わってないように見えるが危険なのは変わらない。

カイン「?僕?僕は....」

シス「隙あり!」

カイン「危ねぇ!」

言おうとして動きが鈍った所に剣が来る。それをギリギリで避ける。

しかし、槍が引っ掛かって飛んでいった。

カイン「このっ!」

ガイア「退け!カイン!」

カイン「まだやれる‼」

腰から剣を取る。それ以外に武器はない。しかし、さっきの槍より小ぶりなため、相手の懐に入れる。

カイン「やってしまえばこちらの勝ちだ!」

シス「はぁぁぁぁ!」

横に降る剣を避け、懐に入ろうとする。その時。

シス「甘い‼」

ドリルでコックピット周りを削られた。

ギュィィィーンガガガガガ

カイン「うわぁ!」

ガイア「カイン!」

追撃をされないようにガイアが前に出るが、蹴り飛ばされ、地面を転がる。

カイン「うぅぅーー!」

剣を敵に当たるか当たらないかと言う距離で降る。しかし、それは敵の剣と当たり、削られる結果となった。

ガガガガガ

カイン「まだ...このー!」

敵の剣ごと投げ飛ばそうとするがその前に剣が絶ちき切れてしまった。

カイン「.......!」

シス「これ以上やらせるわけにはいかない!」

剣を縦にし、落とす。

カイン「ぅぅぅ.....」

ガーン

切られた剣で受け止めようとするがあまり効果はなく剣は吹き飛ばされ、肩は削られ、腕のパーツが地面にめり込む。それでも止まらず機体を地面に叩きつける。

カイン「うっ....」

ガイア「カイン!」

危ない‼とは言えなかった。その前に自分が蹴飛ばされていた地面が、抉れて大きな穴を作ったからだ。モビルワーカー二機位入るだろう。見なくてもわかる。キマリスが動いたことで作った穴だ。

ガイア「カイン.....」

カイン「まだ...負けられるかよーーー!!!」

後ろに下がり、落ちていた槍を取って接近する。

カイン「うわぁぁぁぁ!!」

その顔から血が出て、ノーマルスーツにその血がにじむ。しかし、気にしない。気にする余裕がなかった。

シス「⁉この!」

横に降られた、剣を避けて、脚を踏ん張る。もう目と鼻の先だ。

カイン「いっけぇぇぇぇー!」

左手で剣を流して、槍を構える。そのまま殴った。

シス「ぐっ...」

追撃を2回してようやく倒れた。

カイン「まだ!」

倒れた敵は起き上がらなければ意味がない。しかし、グリムヴェールはただのモビルスーツじゃなかった。

いきなり、スラスターを全開にして、槍をかわし、同時に起き上がる。

カイン「まだだ‼」

ガイア「カイン!」

行きすぎた。接近してきた瞬間。剣に引っ掛かり、転がった。そして、体制を立て直しす前にコックピットを刺された。

グシャア....

ガイア「....!」

ガイア「おい....カイン....?」

敵が体制を立て直した。

ガイア「うううっ...カイン、カイン....カイーーーン!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

シス「...?かわされたと思ったのだが....」

目の前にはやられたキマリスがある。

シス「まぁいい。あと一機か....」

目の前のあと一機のモビルスーツは斧を構え、殺す。とでも言わんばかりの殺気がある。

シス「ならこい。相手をしてやる。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ギャラルホルン兵「着きました!」

グロウズ「わかっている。......ここからでは無理か....」 

グロウズが言っているのは、拠点にモビルワーカーで乗り込むことだ、馬鹿みたいに破壊しながら行くならまだしも、モビルワーカーでは破壊できない。つまり、ここからは降りて行くことになる。

ギャラルホルン兵「グロウズ様.....ここからは...」

グロウズ「大丈夫だ。」

お任せくださいとでも言うつもりだったんだろう。まかせられないわけではない。しかし、ここまで来てはいそうですか。とは言えない。司令官としても。

ユリン「開きました。入れます。」

グロウズ「乗り込むぞ。続け。」

銃を片手に入った。

ギャット兵「ん?お前達!何をs...」

バンバンバン

ギャット兵「し、侵入者だ‼侵入者だ‼」

ギャット兵「迎え撃て!」

グロウズ「雑魚に構うな‼奥に入るぞ‼」

ギャラルホルン兵「了解!」

急な奇襲でおたおたしているギャットと比べギャラルホルンは見事な連携で一人もやられず中枢に向かう。

グロウズ「追っ手が増えたな。」

ギャラルホルン兵「別れましょうか?」

グロウズ「やめておこう。一つ一つ潰されるだけだ。」

バンバンバンバンバンバンバンバンバン

グロウズ「扉を締めろ‼一秒でも長く追っ手を止めろ‼」

扉がしまる。同時に追っ手が消えた。しかし、扉を開けられるのも時間の問題だ。だから、走る。

サーシェス「待て!」

グロウズ「⁉....サーシェス......」

数人の部下が銃を構える。

グロウズ「.....何故ここにいる?」

サーシェス「さあな。.....グロウズ·ボードウィン。」

辺りに不穏な空気が流れた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ガイア「うわぁぁぁぁ!!カイン立てよ‼」

一心不乱に斧を振り回す。なにも当たらない。空気を切るだけでまったくといっていいほど効果がない。

シス「なかなかやると思っていたが.....勘違いか..………いや。仲間を殺された怒りがあるのか……」

さっきとはうってかわり、冷静になったシスが分析する。

怒りのまま戦うガイアと冷静なシス。どちらが勝つかは実に分かりやすい。

シス「勝ったな‼」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~カイン「うっ………痛ってぇ……」

消え入りそうな声で言う。

カイン「生きて……いるのか……」

もう自分の体の調子すらわからない。

カイン「体が動かない‥‥…死ぬのかな………」

死んだらどんなところに行くのだろう?天国だろうか地獄だろうか。

カイン「僕の‥‥‥居場所は?僕たちの居場所は?」

どこにあるのだろうか?

死んだらあるのだろうか?

生きていれば見つかるのだろうか?

???「カイン…カイン…」

誰かの声だ。ヒューマンデブリの時に聞いた声だ。

カイン「誰かに呼ばれている……行かなきゃ……」

カイン「居場所………居場所は………」

…………………………………………………………………………

ガイア「生きて帰るんだよ!俺たちの居場所に!」

ガイアの声だ‼聞こえる‼聞こえる‼生きて帰る…

カイン「!!!!」

 

…………………………………………そうだ。

ここまで来たんだ。死ねない。

カイン「そうだ。そうだ。僕は…………僕たちはーーーーーー!!!!!」

頭の中に電流が流れたような感覚がした。

カイン「あああああああ!」

キマリスの目が輝いた。

倒れた機体が立ち上がる。

シス「なっ………」

カイン「はぁはぁはぁ…………」

カイン「居場所を示せ。キマリス。」

キュピイーン

 

第20話終わり




結果 キマリスはチートに向かっている
もうお分かりかもしれませんが、ガイアの最後の台詞は昌弘の死亡シーンの時の昭弘の台詞です。この台詞結構好きなんですよ。なんか頭の前に体が出る、ガチムチ見たいな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。