えっ?タイトルの意味がわかんないって?........すみません。
第21話 願い
カイン「居場所を示せ。キマリス。」
キュピイーン
シス「‥‥‥まさか…」
生きていたと言うのか。完全に刺さったはずだ。コックピットが胸ではなかったのか?だとしたら妥当な場所がない。
シス「不死身か‥‥」
絞り出してでた声がそれだった。
ガイア「カイン…。」
カイン「行くよ。ガイア。」
ガイア「ああ。」
二機のモビルスーツがグリムヴェールへと向く。
シス「意味のわからない力ではあるが………負けるわけには……いかない。」
「「「行くぞ‼」」」
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グロウズ「……」
サーシェス「……」
どちらともすぐに撃てる体制だ。
グロウズ「サーシェス‥‥」
先に口を開いたのはグロウズだった。
グロウズ「何故…」
サーシェス「今準備中なのさ。優秀な兵達を宇宙に入れる作業に。だから邪魔だよ。」
グロウズ「そう言ってご丁寧に退くようなやつらだと思うか?」
サーシェス「まぁな。」
バン
銃声。ちっ
後ろにいたやつらがもうすぐでここまできてしまう。
グロウズ「‥ここでお前を捕らえる。」
サーシェス「勝手にしろ。出来るならな。」
そういった瞬間、サーシェスが走り出した。
ギャット兵「サーシェス様の邪魔をさせるな‼」
グロウズ「ちぃっ!お前達!ここは任せる!」
ユリン「宇宙に上げるって、もしかしたらロケットかもしれません!」
グロウズ「まだあるのか!」
二人とも叫ぶ。それほどの声でなければ会話ができないからだ。
ユリン「私はそっちを当たります!」
グロウズ「わかった!サーシェスは任せろ‼」
そうして全員走る。バラバラに。
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カイン「生きて、生きて帰るんだー!」
背中に違和感を感じる。阿頼揶識だ。この感覚。今までと違う。
いや感じたことがある。これは兄貴との戦いの時の感じ。
全身の力が抜ける。
痛みが身体中を貫く。
カイン「ぐうぅっ!」
シス「何をやるかわからない。ならばやる前に殺す‼」
しっかり狙って、まだ動かないキマリスに向けて剣を降る。
当たる。
いや。当たったはずだ。
しかしそれはモビルスーツではない。避けられた。
カイン「そこだっ!」
シス「なっ……」
一応避けれたが、驚愕していた。
シス「こいつ……どこまで俺の想像を越えるんだ‼」
カイン「あんたが死ぬまで。」
シス「⁉」
シス「(この動き‥‥‥まさか‥お前か!レビル!)」
まるで人がそのまま動いているように滑らかに動き、持っている槍を自分の腕の一部のように使う。
シス「(阿頼揶識……レビル……何故!?)」
シス「俺はギャット最強の兵!サーシェス様をお守りする者!」
カイン「あっそ。そんなの関係ない。どのみち敵なんだろ。」
槍を何度も何度も、叩きつけてくる。それをすべて、剣で受ける。
シス「何故だ!お前だろ!レビル!何故ここに来てお前が!敵となる‼」
カイン「兄貴?兄貴の仲間か。」
シス「兄貴?まさか……」
カイン「そうさ。元ヒューマンデブリだ‼」
思いっきり振りかぶる。
ガァァァァン
ガイア「レベルが高すぎる……」
その勝負にガイアはついていけずに立っていた。
ピピッ
ガイア「通信?こんなときに……」
ユリン「ガイア!早くこっちに来て!行けるよ‼」
ガイア「本当か!?でも………」
二人の戦いを見る手を出せなくても俺には見る義務がある。
カイン「大丈夫。行って。」
カインが話しかけてくる。
ガイア「カイン?」
カイン「行ってあげて。」
今度は少し強めに頼んでるようにも聞こえた。
ガイア「わかった。ありがとな!」
そう言って敵の拠点の方へといく。
シス「させるか!……うわっ!」
カイン「人の花道に邪魔するつもり?」
カイン「それに………あんたの相手は僕だ。」
キュイイーン!
シス「!!嘗めるな‼」
カイン「!」
剣の横降りを避けて、回り込んだら目の前にドリルがあった。読まれていた。
ドリルが肩のパーツに食い込むがそのパーツをパージする。そして、体制を整え、横殴りをかける。
シス「!」
避けられた。そして体制を整えられた。
「「ここからが本番だ!」」
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ガイア「ユリンあれ!」
ユリン「うん。あれに乗り込むから!」
ガイアはマンロディを乗り捨て、ユリンの元に行く。
ユリン「だからこれに入ってて。」
見るとスーツケースがあった。成る程。バレるからか。
ガイア「わかった。」
ユリン「ガイア。」
ガイア「ん?」
ユリン「帰ってきたね。」
少し顔が赤い。何かあったのだろうか。
ガイア「あったりめぇだ!何度でも帰ってきてやるよ。」
ユリン「うん。じゃあ行こうか。」
ガイア「ああ。」
スーツケースに入る。狭いが、空気が入るように少しだけあけくれたのは嬉しい。
カラカラカラカラカラカラ
ギャット兵「お前!何者だ‼」
ユリン「すみません。ロケットに乗り込んで宇宙に行くので。」
ギャット兵「宇宙?.......わかった。許可しよう。」
潜り抜けれたようだ。あとは乗り込むだけ。
ガイア「(バレないでくれ.......)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
グロウズ「はぁ....はぁ.....」
確かこっちの方に走っていった筈だ。
グロウズ「サーシェス!出てこい‼」
誰もいない。
何もない。
ただ走り続ける。
グロウズ「はぁはぁ.....」
曲がり角を曲がり、真っ直ぐ行って突き当たりで曲がり.....まるで迷路だ。
ギャット兵「見つけたぞ‼グロウズ...うわっ!」バン
グロウズ「はぁはぁ.....」
もう走れない。足が止まる。
グロウズ「はぁ.....」
サーシェス「来たか。」
グロウズ「!?」
そこには探していた相手がいた。銃を構える。しかし、サーシェスは構えない。構えるどころか銃を投げた。
グロウズ「何を....」
サーシェス「俺たちの敗けさ。しかし、時間は稼いだ。もうロケットが出る。そうしてしまえばあとは逃げ切れる。」
グロウズ「最後に聞きたいことがある。」
サーシェス「何?お·兄·様?」
あの頃の呼ばれ方だ。
グロウズ「何故バエルを返した?確かに交渉にはもってこいだが使ってしまえばギャラルホルンの中でも対抗できるのは少ない。それどころか内部分裂だってあり得る。なんたって、かのアグニカ·カイエルにしか動かせなかった機体だからだ。」
サーシェス「何故かって?簡単さ。俺には動かせない。阿頼揶識がなければバエルでも威厳しかない。だからそれを使った。出来るだけ兵達の負担を減らしたいからね。それに頭の固いおじさん達の内部分裂なんてどうだっていいさ。俺は改革をしたかった。しかし、力が足りない。でも俺は信じている。100年後か200年後か300年後か知らないがアグニカの機体を操り、ギャラルホルン...いや、世界を正しく導いてくれる人が出てくると‼だからそいつの為にバエルを交渉材料とした。バエル宮殿にあれば乗れるからね。」
グロウズ「....」
サーシェス「お兄様もお父様達と一緒だろ。馬鹿にして諦めろと言う。確かに俺では無理だ。しかし出てくる。でっけぇ大玉がな。そいつが正しく対処するのを見ていればいい。」
グロウズ「サーシェス....」
サーシェス「さぁ撃て。ギャラルホルンの元に...逆賊をね。撃てばいい。殺せばいい。捕まえて拷問でもいい。見せしめに殺してもいい。選べ。選ぶ権利はあなたしかない。」
グロウズ「....」 カチッ
銃を構え直した。 そして....
バン
グロウズ「くっ..」
撃ったのはグロウズではない。撃たれたのがグロウズ。サーシェスの助けにやられた。
グロウズ「(肩を撃たれた...)」
まだ肩。止血さえしてしまえば対処できる。
ギャット兵「サーシェス様!準備が整いました!宇宙へ....」
サーシェス「すまない。おれはいけない。」
ギャット兵「何故です!?」
サーシェス「俺はここにいる兵を出来るだけ助ける。 モビルスーツはあるか。あるなら俺が乗る。」
ギャット兵「...!.......わかりました仰せのままに....」
サーシェス「助かる。」
グロウズ「待て!サーシェス!お前は....」
サーシェス「餓鬼のころはありがとな.........兄ちゃん。」
それが二人の最後の会話だった。
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シス「はぁ!何故!何故だ!」
敵の叫び声。
カイン「モビルスーツのパイロットである限り...覚悟してたんだろ..死を。」
シス「俺が怖いのは死ではない!何も出来ずに死んでいくことだ‼」
カイン「僕だって怖いさ。けど戦わなければ変わらない。僕の居場所はみんながいる...馬鹿騒ぎできる...みんなの居場所だ!」
槍を何度もぶつける。それを敵は剣で受け止める。
シス「うっ!」
カイン「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ガァァァァァァン!
何度もぶつけたせいか、歪んだ。これではうまく使えない
シス「くっ...嘗めるなーー!」
膝のドリルが飛ぶそれを手でキャッチして殴る
ギュイイイーン
カイン「グッ!グハッ!」
シス「これでーー!」
カイン「まだだ!まだ終われない!」
槍を巧みに使い、ドリルをを持っている腕を弾く
シス「ぬうぅぅぅぅぅぅぅ!」
カイン「はぁぁ!」
槍を相手に向ける。その方向はちょうど槍の先端が、相手のコックピットに向いている。
シス「!!!!」
カイン「行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
ガン!!!!!
カイン「終わった....生きてる....」
彼はゆっくりと気を失った。
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サーシェス「ギャットのここに残る兵すべてにつぐ!俺に皆の命をくれ!!」
ギャット兵「サーシェス様....最初からくれてやますよ‼」
サーシェス「(いい兵を持ったな.....しかし、彼らも死なせてしまうとはな。)」
サーシェス「全モビルスーツ発進せよ!目的はあくまでシャトルの援護!敵モビルスーツの破壊ではない!諸君らの健闘を祈る‼」
基地に残っているモビルスーツすべてが戦場へと行った。
戦場つけば周りは敵のモビルスーツばっかりだ。仲間のモビルスーツはあまり見えない。やられたのだ。もう負けは決まっている。その事を目で見て感じた。
その後の事は地獄だ。
ギャット兵「サーシェス様!生きt...」
ドガァン
傷をつけられたコックピットに弾が入る。
サーシェス「はぁ...はぁ...すまない。...!」
バァン! ドガァン! ドーン!
サーシェス「皆!あと少し!あと少しだけ....!」
ギャラルホルン兵「アイツが指揮をしている‼潰せ!」
サーシェス「!?」
気づかれた。ヤバい‼あと少し...あと少し.....
サーシェス「はぁぁッ!」
事務仕事は慣れたものだが、モビルスーツの操縦は普通の兵より出来ない。殺られる。殺される。
グシャア!
ギャラルホルン兵「うおおおっ!」
ガン!
敵のモビルスーツの攻撃がコックピットに入った。
サーシェス「まだだハァ....まだ....」
ギャット兵「サーシェス様!シャトルが出ました!我々の勝ちです!」
サーシェス「そうか。良かっ............」
ギャット兵「サーシェス様!サーシェス様ーー!」
聴こえる。聞こえる。最後の兵の言葉。
サーシェス「(もう残すことはない....!)」
サーシェス「(俺も生きすぎたな。)」
バダン
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ギャラルホルン兵「グロウズ様。サーシェスの死亡が確認されました。」
グロウズ「そうか。.....今からこの施設を破壊する。モビルスーツ隊に告げ。」
はっ。という声を聞き兵達は行った。終わった。もう終わったのだ。考えなくてもいい。
グロウズ「なのに....こうも悲しいとはな....」
気づけば泣いていた。
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ギャット兵「サーシェス様...うぅっ........……」
ギャット兵「うぅっ.....」
その兵達の顔をガイア達は見ていた。
サーシェスの死が知らされてからずっとこれだ。
ガイア「いかなくていいのか?」
ユリン「うん。この数は...きついからね。」
ガイア「にしても...宇宙へまた来るとはな...さっきまでいた地球がきれいに見える。」
ユリン「そうだね。ねぇガイア。」
ガイア「どうした?」
ユリン「これから...どうしようか?」
カッコいい奴なら決まってるさ。とか言うだろうけどそんなの見せかけだ。ユリンに見せかけを演じても阿保と一緒だ。なら本心を言う。
ガイア「う~んわからない。けどこれから決めてけば良いだろ。これからゆっくりと....二人で。」
ユリン「うん。二人で...ね。」
二人はお互いに寄りかかっていた。
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グロウズ「....カイン。」
カイン「?.....................父さん。」
寝ていたのか。戦闘はもう終わっているようだ。特有の音と臭いがしない。
見るとキマリスはまるで車がレッカー車にレッカーされているような感じになっている。僕たちが降りればすぐに行けそうだ。
グロウズ「起きたぞ。外してくれ。」
ギャラルホルン兵「わかりました。阿頼揶識システム外します。」
ガシャッ
阿頼揶識がとれたことによりどっと疲れが押し寄せる。
立つことも出来ず、倒れそうな所をグロウズが支える。
グロウズ「大丈夫か?......どうした?カイン?その目...」
カイン「目?」
鏡があるわけではないのでカイン自身は見えないが元々黒い目が黄色になっていた。キマリスのように。
その事を知らされても別に驚きはしなかった。それならそれでいい。別に見えない訳じゃないし。
グロウズ「終わったな。」
カイン「うん。」
グロウズ「これから妻を紹介しよう。お前の母親になる女性だ。」
カイン「母さん?大変だね。父さんも。」
するとため息をつき
グロウズ「大変とはなんだ。.........…………よし。行くか。皆の場所に。」
カイン「うん。僕たちの居場所に。…………......ああ。そうだ。今日は父さんの奢りね。みんなでなんか美味しいもの食べよう。父さんのお金がなくなるまで。」
グロウズ「お....おい!まだ俺は親が降りるまでそんなこと出来ねぇぞ‼正式なセブンスターズじゃないから....」
カイン「じゃ、先に準備してあるモビルワーカーに先に乗り込んだ方が勝ち!僕が勝ったら、さっきのありね。よーい、スタート!」
グロウズ「お、おい!待てカイン!いきなりすぎ...ってはやっ!待て!待ってくれー!」
ハハハハハハハハハ
笑い声が聞こえる。
上を見れば夕焼けが見える。
平和。すぐに終わるかも知れないけどその平和は彼の心に残っていくことになると思う。
そうだ。行かなきゃ。
僕たちの居場所に。
第21話終わり
結果 キマリスはチート。
ヒロインなんていなかった。
主人公真面目に目の色が変わった。
サーシェスの待った人間はマクギリス?
とりあえず第1期これにて終了です。