Fate/Zero Another Animation heroes   作:亜弐

7 / 10
戦闘が一番むずかしいです。

セイバー陣営が強くてどうするかが


5話 2体で1体の妖

コキュートス、アルベドが使い魔を掃討したのを見る人物が一人と2体。

 

ケイネス「やれるな?ランサー。今回は宝具の開帳を許可する。存分にやりたまえ」

 

うしお「ああ、前の戦いの時わかった、セイバーは獣の槍で倒せる!」

うしおがとらの上に乗り、髪を長くした。そしてうしおととらの周りに石が現れ、うしおととらが身に纏う。そして、槍に付いている赤い布をほぼ取る。

宝具「石喰いの鎧」、そしてとらに付くのは、宝具「字伏(あざふせ)の鎧」。

 

とら「久しぶりだなァ、寝起きで悪ぃが頑張ってもらうぜ」

とらが高速で妖気を隠さず森を駆ける先には、白銀の塊がそこにあった。

 

 

コキュートス「ン?何カ来ルナ・・・コレマデノ雑魚トハ違ウ、サーヴァントカ!」

大太刀を構え、迎撃に入る。

その瞬間、雷がコキュートスを襲う。しかし

 

コキュートス「コノ程度、ダメージニモ入ラン!グッ!?」

雷が終わると同時、衝撃波を喰らい、吹き飛ばされる。そして体制をすぐに立て直すとその衝撃波が飛んできた場所へと一瞬で間合いを詰める。

 

コキュートス「見ツケタゾ、ランサーノサーヴァント」

うしおととらがコキュートスと相対する。うしおはコキュートスの強さを真正面から受けて、白面の者と相対した時の様な、恐怖感を思い出す。だが、自分の隣にはとらがいる。

石喰いの鎧がある。気を大きく持ち、手に力を入れ、槍を構え、コキュートスを睨み付ける。

 

コキュートス「強イナ、ココニ来テコノ様ナ強者ト戦エルトハナ。」

下顎を鳴らすコキュートス。相対するサーヴァントが自分と互角に戦える存在だと直感でわかり、コキュートスが腕をうしおととらに突き出し、魔法を使う。

「ピアーシング・アイシクル/穿つ氷柱」。人間の腕ぐらいある氷の柱がうしおととらに何十本と襲い掛かる。

 

うしおが槍を使い、迫り来る氷柱を砕いていき、とらが髪を硬質化し防ぎ、何十本とあった氷柱はすべて打ち落とされる。

 

―――スバラシイ

 

コキュートスが斬神刀皇をうしおととらに横なぎの一閃。

木々が綺麗に寸断され、とらの髪、石喰いの鎧の触手が切断されるが、2人は上空に逃げ、とらが火を吐き、コキュートスにダメージを初めて少量与える。

 

コキュートスが空中へ跳び、とらに近づき、そして少年がいないことに気づく。

 

うしお「ぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

うしおが叫び、槍を前に構え突撃してくる。しかし、

 

コキュートス「奇襲ナラバ、静カニ行ナウベキダナ」

 

コキュートスがうしおの槍を斬神刀皇で防いだが、うしおが槍を即座に高速の突きへと攻撃を変える。コキュートスが防ごうとしたが、後ろからとらが髪でコキュートスを縛り付ける。

しかし、コキュートスに槍が当たることなく、とらの髪がコキュートスの尻尾で切断され、槍をすべて防いでいく。

髪を切られ、吹き飛ばされたとらが雷撃を放つ。コキュートスはそれが大したダメージ、むしろ効かないと思い、ノーガードで槍のみを捌く。しかし

 

コキュートス「グッゥォ!?」

 

予想以上のダメージにコキュートスが小さく唸る。今の雷撃はとらの雷撃だけでなく、「字伏」からの雷撃も含まれていたのだ。

ダメージを受けたコキュートスの動きが少し遅れる。たかが一瞬の隙だが、今のうしおはそれを見逃さず、すかさず間合いを詰め、槍を横に振るう。

しかし、コキュートスは咄嗟に大太刀を構え、槍を受け流し、寸断されなかったが、完全には受けきれず、右腕が切られる。

 

コキュートス「マルデアノ時ノリザードマントノ戦イノ様ダ。」

リザードマンの兄弟を思い出すコキュートス。自身が弱者と侮り、攻撃を与えられた相手。勿論コキュートスはダメージを受けなかったが、コキュートスはリザードマンのあのコンビネーションに賞賛を浮かべたのを今でも忘れていない。

ただ、眼前の相手はあのリザードマンの兄弟よりも強い。油断はしていないつもりだったが、とらの妖術は自分には大して効果はないと侮っていたのかもしれない。

 

うしお「やっぱり獣の槍は効く・・・けどあの一瞬の隙は・・・」

 

とら「何言ってやがるうしお、俺様を誰だと思っていやがる、隙なんていくらでも作ってやる、だからあの虫をぶっ倒すことだけ考えてな。」

とらが作ってくれた隙を自分が無駄にしたと弱気になるうしおにとらが励ます。

そして、顔を前に向け、コキュートスに対して精神を研ぎ澄ます。

 

コキュートス「腕ヲ切ラレタ・・・失態ダ。」

コキュートスから魔力の放出を感じる2人。恐らく、即座に決着を付ける気なのか、コキュートスが空間から他の2本の腕に武器を持ち、うしおがとらに乗り、シュムナを一撃で倒した時の穿心の心を思い出して相手を貫くことだけを考える。

 

そして、一瞬。その一瞬で倒れたのはとらだった。しかし、コキュートスは胸に大穴を開けて一言、「見事」と下顎をガチンと鳴らし消滅していく。

とらは四肢を切断とまではいかなかったが、両腕は千切れそうになっている。

咄嗟に魔力を高め、硬質化した髪を前に出し、筋力を上げたのにも関わらず、完全には受け切れなかったのだ。一方、うしおはダメージこそ無いものの、余りにも強大な敵と戦ったことで死を覚悟し、精神的疲労が蓄積していった。

そして今回戦ったコキュートスがセイバーの「使い魔」であり、サーヴァントでないことに焦りを覚える。

 

うしお(多分もう一人、こっち側に来てる・・・しかも今さっきの戦った使い魔と同じ位の強さみたいだ・・・)

 

最早恐怖というより呆れている。こんなに強い使い魔を召喚することができるサーヴァント、本来のセイバーの実力はあの時港で戦った時とは比べ物にならないであろうこと。

 

その時、城から死の重圧がかかる。

うしおは、初めて白面の者を見たとき、それ以上の恐怖を覚える。とらも流石にこの重圧には耐えられなかったのか、小さく呻く。

 

アインズ「守護者を倒すか・・・貴様ら、楽に死ねるとは思わんことだ」

 

森全体に響く声。その声だけで意識が揺らぐ。

 

ケイネス(ランサー、動けるか、すぐに撤退だ。)

自分のマスターも城内に侵入しようとしていたが、あのアインズの声を聞いたからだろうか、撤退を始めようとする。

恐らく、自分達に向けて言われたからか、ケイネスよりも自分達に対しての死の重圧が重かったのだろう、ケイネスは少しだけしかあの重圧を味わっていないようだった。

ケイネスがもしあの重圧を受けていたら、死んでいたであろうことをケイネスとうしおととらは知らなかったのだ。わざと、あえてケイネスには向けなかったのだから。

 

 

 

アルベド「申し訳ありません、アインズ様・・・守護者統括の身でありながら、コキュートスを死なせてしまい、更には使い魔を放った賊、ランサーとそのマスターを取逃がしてしまいました。罰はいくらでも・・・」

 

アインズ「よい、コキュートスは満足して逝った。それに、ランサーをコキュートスで倒せると思いこんだ私こそが最も責められるべきだろう、アルベド。」

 

アインツベルン城の一番広いところに自身のアイテムの椅子に座り、威圧を放っている人で無いもの、アインズは、アルベドが帰還した直後に謝罪したアルベドに無罪を言い渡している。

 

切嗣「あのランサーも中々のサーヴァント。だが僕らの陣営の方がかなり有利なのは変わらないか・・・」

 

自分に城でおとなしくしていればいいと言われた時のことを思い出す。

あの映像を見て、「ひょっとして僕いらないんじゃ・・・」と思ってしまったのだ。

 

アインズ「コキュートスを復活させるとなると・・・そうだな、この城では足りん、届く聖遺物を使用してなんとか、というところか・・・残念だがコキュートス復活は無理そうだな・・・」

 

ランサーの槍、あれがもしもコキュートスの腕を切ったように、胸に大穴を開ける様に自分の魔法防御をすり抜けてきた時は、自分は即座にこの戦争から敗退するだろうと思う。

ランサーのレベルは『ユグドラシル』の世界ではLv100近いだろう、もしくは全てのサーヴァントがそうであると仮定して動かなくてはいけなくなった。

 

アインズ(それでも、絶対に勝たなくてはいけないんだ・・・)

 

動かない表情でアインズは胸に絶対に勝たなくてはいけない、と自分に言い聞かせ、コキュートスの戦いぶりを思い出しながら、自分が他のサーヴァントに対してどう対処していくのかを考え出す。




ヤドカリ強かったですね~

オススメはW孔明らしいですよ
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