勇者イチカと魔王の城   作:赤バンブル

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やっと仏降臨。

*いろんなセリフが混じってます。


旅の終わり?

翌日

 

霧が濃い中、イチカたち一行は村をひっそり後にしようとしていた。

 

「お~~い~。待って~。」

 

イチカ一行は声がした村の方を見る。昨日の教祖がこっちへ走って来たのである。

 

「これは教祖様。」

 

「どうしたのよ?こんな朝早く?」

 

「私も一緒に旅をさせてほしいのだ~。」

 

「え?」

 

「教祖はもう疲れたよ~。だから次誰かにばれたらやめる予定にしていたんだ~。」

 

「でも、いなくなったら村人たち困るんじゃないのか?」

 

「大丈夫大丈夫~。お告げはしておいたから。」

 

「なんですか?お告げって?」

 

「え~っと、教祖はこれから天竺のお経を取りに行くために旅に出ますって。」

 

「天竺って・・・・・なんかすごい世界観が違うけど・・・・・」

 

「退屈しのぎをするような甘い旅ではないぞ?」

 

「うん、わかってるよ。でも、この世界をどうしても見ておきたいんだ。それに・・・・なんか君たちと一緒に旅をすればひょっとして元の世界に戻れるんじゃないかな・・・・・って、思っちゃってさ。」

 

「教祖・・・・・」

 

「あっ。で、でも、魔法も少しは使えるよ~?」

 

「・・・どんなのよ?」

 

「えい。」

 

教祖はリンに向かって杖を振りかざす。

 

「・・・・・何も起こらんようだが。」

 

「よく見て~。リンリンの鼻が豚鼻になってるよ~。」

 

「えっ!?」

 

イチカとダンジョーはリンのかをよく見る。確かにリンの鼻は豚鼻に変貌していた。

 

「ちょっと教祖!アンタ何してくれんのよ!?」

 

「これはね~人の鼻を上に向ける『ハナブー』って呪文。」

 

「どこで使うんだ?」

 

「気に入らない人に仕返しとして。」

 

「うわあぁ・・・・・」

 

「いや、使わんだろこれ。」

 

「ちょっと~!いい加減に元に戻しなさいよ~!恥ずかしいじゃないの!」

 

「え~でも、こうしておけばリンリンとイッピーの仲は自然に破局して今度は私と・・・・」

 

「いや、悪い。俺、リンって決めているから。」

 

「イチカ・・・・・(ポッ)」

 

「残念だな~。はい。」

 

教祖が少しがっかりしたような顔をしながらリンの鼻を元に戻す。

 

「ふわあぁ・・・・二度と元に戻らないかと思った・・・。」

 

「でも、これ一日一回しか使えないんだよね~。」

 

「他に使える呪文は?」

 

「今のところはこれだけだよ。」

 

「それだけ?あんまり使えないわね・・・・・。」

 

「だって~ポケモンだって最近レベル1で碌な技を覚えていないポケモンとかいるじゃん~。これからどんどん覚えていくよ~。連れてって連れてって~。」

 

教祖は子供のように駄々をこねる。

 

「それじゃあ行くか。」

 

「連れてってくれる?」

 

「もちろん、元は同じ別世界から来た人間だしな。それに一人で心細くしているよりみんなでいたほうがいい。」

 

「イチカ、お前いいこと言うな。」

 

「そうだ~!何か欲しいものはない?今だったらなんでも村から持って行ってもいいよ~?」

 

「いや、俺は行方が分からなくなった先代の勇者と幻の薬草を探すために旅をしているから。」

 

「へえ~~~意外に無欲なんだね~。」

 

「まあ、イチカってそういう奴だから。」

 

「よ~し、付き合うよ~!その旅~!」

 

「俺もだ。それがたとえどんなに長い旅になろうともな・・・・」

 

「どんなにかかろうともか・・・・・・じゃあ、私も!みんなで最後まで行きましょう。」

 

「みんな・・・」

 

イチカは全員の顔を見る。

 

「あっ、ちなみに私の名前は布仏本音。イッピーは?」

 

「俺は織斑一夏。」

 

「じゃあ、行きましょうか。」

 

「ああ。」

 

四人は霧の中を歩いて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「霧が晴れて来たな・・・・」

 

イチカたち四人は雪が解けかけた山の川沿いを歩いて行く。

 

「これから長い冒険の旅の始まりか・・・・・・・」

 

そして、川沿いで何やらの親子連れの脇を通り過ぎようとした時だ。

 

「あれ?イチカ?」

 

父親らしき人物の声を聞いてイチカは振り向くとあっと口を開く。

 

「どうしたのイチカ?」

 

リンが不思議そうに聞く。

 

「テルヒコさん!」

 

「へっ?誰?テルヒコって?」

 

「俺の前の先代の勇者だよ!」

 

「「え~!!?」」

 

「いきなり見つかるとはな・・・・・」

 

他の三人が驚いている中イチカはテルヒコを見る。

 

「何やってんですか?こんなところで?幻の薬草を探して半年も経っているでしょうが!」

 

「え、えっと・・・・あのですね・・・・・」

 

 

 

 

テルヒコはとりあえず言い訳も含めながら説明した。

 

確かに幻の薬草は手に入った(しかも篭一杯に)。

 

しかし、旅の道中知り合った子連れの女性と恋仲になった。

 

しかも女性の方を妊娠させてしまい、別れづらくなってしまい今に至る。

 

それで丁度新しく勇者になったイチカに仕事を押し付けて逃げようとした。

 

これを聞いたイチカは激怒し、テルヒコをボコボコにする(見せちゃダメ!)。

 

 

「・・・・・ったく、村が大変になっているっていうのに・・・・・・勇者でありながらそこまで性根が腐っていたとは!消え失せろ!二度とその面見せるなぁ!!」

 

イチカは満足するまでテルヒコを殴り、慰謝料を村に送るのを承諾させた後、女性に取りあえず代わりに謝罪し、去りゆく三人を見送った。

 

「・・・・・・ん?と言うことは・・・・旅、終了?」

 

「そう・・・・・なりますね。」

 

「え~~!始まったばかりで終了~?」

 

「まさか、目標がこうまでもあっという間に達成するなんて・・・・・」

 

「ま、まあ・・・・いいんじゃない?一応叶ったんだし・・・・・」

 

四人は気まずそうに顔を見合わせる。

 

「・・・・・まあ、お疲れさん。」

 

「はい。」

 

「あ~あ。これから始まると思ったんだけどな~。」

 

ダンジョー、のほほんともに別れて行く。

 

「さて、俺はこれを村まで持って帰るか。」

 

「あ・・・・・イチカ。」

 

「うん?」

 

「私も行っていい?」

 

「いいよ。」

 

「やりいぃ!」

 

リンは手を繋ぎながらイチカと歩いて行く。

 

 

 

こうして、村に戻ったイチカはリンと一緒に末永く幸せに暮らしましたとさ。

 

 

めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って、終わるわけねえだろ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『イチカー!』

 

その直後、空から何やら大きな声が聞こえた。

 

「えっ?」

 

「何今の声?」

 

別れようとした四人が慌てて戻ってくる。

 

「なんだ今の声は?」

 

『イチカ――――――!』

 

「あ~!あれ~!」

 

のほほんが指を指す。

 

「おお!」

 

「大きな仏様~!」

 

『イチカよ、よく聞くのだ・・・・』

 

仏が上空からイチカたちを見つめている中、イチカとリンだけはなぜか困った顔をしていた。

 

「どうしたのイッピー?仏様にあいさつしないの~?リンリンも。」

 

「仏って・・・・・どこにいるんだよ?」

 

「私も全然見えないけど・・・・・」

 

『イチカよ、お前の使命は先代の勇者を探すことでもやくそ・・・・って、おいおいどっち見てんだ?イチカ。』

 

「あそこだ。」

 

『えっ?えっ?待って待って!?えっ?何々!?ちょっと待って!?私のこと見えないの!?』

 

「だってあんなにはっきり見えるよ~?」

 

のほほんも指を指して言うがイチカとリンは不思議そうな顔をするだけだった。

 

「・・・・・・・わかんない。」

 

「うん、私も。」

 

『お、おい!おーい!おーい!私のことマジで見えないの!?おーい、なんだよー!主人公に見えないったら喋ったてしょうがねえじゃんかよー!』

 

仏は大声を出しながら言う。

 

「あっ、そうだ。丁度二つあるから二人ともかけて見て見たら~?」

 

のほほんは懐から二つのレンズが青と赤のレンズの付いた眼鏡を二人に渡す。二人は早速かけて見る。

 

「うおぉ!?ほ、仏様が空にいる!?」

 

『お、おお!見える!?私のこと見える!?おお、いいじゃんいいじゃん。ほんじゃ、お告げ言うよ!?はい。』

 

「スゲエェ・・・・・飛び出して見える・・・・」

 

『い、いや、別に飛び出して見える必要ないからね。飛び出して。』

 

「顔がバカみたいにデカいわね・・・・」

 

『お前ら二人揃ってなんで真顔で言うの?それ?ねえ?いや、それはおっきいよ、大きいよ。だけど俺よく言われるのはね・・・なんて言うかさ、体の割には顔がデカいって言うのはね・・・・え・・・・えっと・・・・・って、ほっとけよ!仏だけにほっとけよ!』

 

仏が言う中、四人はじっと仏を見ている。

 

『あ、いい?んじゃ、お告げいくよ?お告げいくよ?はいはい。イチカよ、「いざないの剣」を手にしたお前の使命は、下界に降り立った魔王を倒すことだ!』

 

「魔王?」

 

『奴はかつて下界に降り立ち地中深く眠ったが今、その眠りを解き、地上に現れた。疫病は奴の仕業なのだ!奴は人々の心を、操り・・・・・・・・・下界が・・・・・・を・・・・我が物に・・・・・・・あの、しようとしている。うんん!ねっ、魔王の手によって・・・あの・・・ううん!人々はあれを宿し・・・・アレアレ・・・・えっと・・・・あの・・・・あれ・・・・・邪悪な気を宿し・・・・・魔物が箱ビル・・・・箱ビルってなんだよ!?箱ビルってなんだよ!蔓延る・・・・えっと・・・・・ううん・・・・え?いや・・・・魔王の手から下界を救うのだ!』

 

「「「「・・・・・・・・」」」」

 

『それがお前の死ねえで・・・・・死ねえでってなんだよ!?死ねえでって・・・(笑笑)』

 

仏は、そんなことを言いながら消えて行った。イチカとリンは複雑そうな顔で眼鏡をのほほんに返す。

 

「・・・・・なんか旅はまだ続くみたいです。」

 

「なるほど。やはり長い旅は続くという事か。」

 

「そうみたいだね~。」

 

「・・・・・なんかいろいろ面倒くさそう。」

 

「・・・・・一緒に来てくれますか?」

 

イチカは三人を見ながら言う。三人はみんな頷いた。

 

「じゃあ、行きましょうか。」

 

イチカたち四人はまた歩き始める。

 

その四人の後ろで何やら不穏の影が・・・・・・

 

 

 

 

「見つけたぞ織斑一夏・・・・・・・・私は必ずお前を・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え~、仏様が本編に出てしまって不在になってしまったためこちらの役割は私、セシリア・オルコットと・・・」

 

「シャルロット・デュノアで継続しようと思います。」

 

「尚、私たち二人以外のキャラがやることもあります。」

 

「登録・感想引き続きお願いします。」

 

「以上、拡大版でした。」

 

 

 

 

 

 

 

 




つづく!?
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