ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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op「INNOCENCE」

ED「Fly Away」


第95話「並行世界へpart5」

「う~ん!やっと着いた。ここに来るのも久しぶりだなエイラ」

 

「そ、そだな」

 

と、俺とエイラはバスから降りて街中を歩く。

 

「ここに来るのは久しぶりだな~覚えているかエイラ?」

 

「え?あ、ああ。はっきり覚えているゾ」

 

俺がそう言うとエイラは何かぎこちないというか、なんというか返事に違和感があった。なんでだろう・・・・・まあ、いいか

 

「それじゃあ、エイラまずどこ行くか?」

 

「そ、そうだな・・・・・じゃあ、雑貨屋とかでなにか買いに行くか?いい店知っているんだ」

 

「雑貨屋か・・・・・そうだな。まずはそこに行くか。ところでエイラ?」

 

「ん?ナンダ?」

 

「なんか様子がおかしいぞ?なんか入れ替わったような・・・・?」

 

「はぁ?何言ってんだよ?私は私だぞ?それとも疾風。お前、自分の恋人を疑うのか?」

 

「いや、別にそう言うわけじゃないんだよ。すまん」

 

「わかればいいんダ。じゃ、行こうっカ?」

 

「そうだな」

 

そう言い俺とエイラは雑貨屋へと向かう。すると・・・・

 

「・・・・・ん?」

 

「ドウシタンダ?」

 

「いや、今誰かの視線を感じたんだが・・・・」

 

「へ?」

 

「いや、なんでもない。きっと勘違いだな」

 

と、そう言い俺はエイラとともに雑貨屋へと向かうのだった。そして俺たちがその場を去った後、柱の陰で1つの影が二人をじっと見ているのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

雑貨屋

 

「ほ~いっぱいあるな」

 

「ソダナ~」

 

雑貨屋についた俺はその品ぞろえに驚き感心する

 

「なあエイラ。ひとつ気になるんだが」

 

「ナンダ?」

 

「こういう日用雑貨の店ってよくパズル置いてあるけど、なんでだろうな?」

 

「さあ?特に意味はないんじゃないカ?」

 

雑貨屋にパズルが置いてあるのってどこの世界もどこの時代も同じなんだな・・・・そんなこと思いながら俺は何を買うか見ている。そしてエイラはというと

 

「あ、これサーニャが喜びそう・・・・」

 

と、棚の上に置いてあるぬいぐるみグッツを見てそう呟いている。相変わらずエイラはサーニャのことが好きなんだナ。まあ、そこが彼女の魅力の一つだ。すると俺の目にある商品が目に留まった。それは桜の髪飾りであった。アイが付けたら似合いそうだし喜びそうだ・・・・買っておくか。そう思い俺はその髪飾りを籠に入れる。するとその隣に人形が置いてあるのが見えるしかも下には『扶桑人形コーナー』と書かれていた。扶桑人形・・・・ここで言う日本人形か・・・・というこれ日本人形って言うより

 

「これが日本人形って・・・これ秋葉とかで売ってそうな奴だな」

 

そう、俺は初めて扶桑人形を見たのだが俺の知っているまさに和の感じを出す日本人形とは違いまるで西洋の・・・・秋葉で売っているアイドルフィギアみたいな感じだ。これは宮藤から聞いたんだが日本の歴史と扶桑の歴史は全く違うらしい。違いは人間同士の戦争がなかったのもそうだが一番驚いたのはあの織田信長が天下を取り鎖国政策をしていないということだ。鎖国政策を取り日本独自の技術や文化が進んだ日本とは違い扶桑では海外貿易を盛んだったため西洋色がちょっと濃いようだ・・・・

 

「これエミリアが見たら『こんなの日本人形じゃない!』って言いそうだな・・・・・」

 

と、俺が苦笑してそう呟くと

 

「何見てんだ?」

 

と、エイラが俺の顔をのぞかせる。そして俺が扶桑人形を見ていることに気付くと

 

「そう言うのが趣味なのか疾風?」

 

と、じ~と俺のことを見る

 

「いや、ただ単にに珍しいと思ってさ」

 

「扶桑人形がカ?」

 

「まあな。で、エイラ。いいの買えたか?」

 

「え?ああ。サーニャが気に入りそうなのを買えたぞ」

 

「そうか。じゃあ次はどこに行く?」

 

「そうだな・・・・・疾風はどこに行きたいんダ?」

 

「そうだな・・・・・・」

 

と、俺が考えていると・・・・

 

「お客様おやめください!」

 

「なんだよてめえ。俺たちは客だぞ!!何しようが勝手じゃないかよ!」

 

「そうだ!そうだ!」

 

「「ん?」」

 

何やら向こうで騒ぎ声が聞こえる。俺とエイラがそこに向かうとそこには厳つい男たち4名が何やら店員にいちゃもんをつけていた。

 

「ですがお客様!まだ買ってもいない商品の封を開けたり、大声出したりするのは・・・・・」

 

「あ”あ”ぁ!!やんのかコラ!!!俺たちを誰だと思っているんだ!客だぞ!!!邪魔すると店潰すぞ!!」

 

と、兄貴格の男が店員を脅かす。すると

 

「やめないかよお前たち!!」

 

と、エイラがその男たちの前に出る

 

「見るからにお前たちの方が悪いんじゃないか!ほかの奴らに迷惑かけんナヨ!!」

 

「ああ!なんだこの小娘?」

 

「お?おい、こいつ結構可愛いじゃないかよ!おい姉ちゃん。俺たちと遊ばないか?」

 

「おい、お前。またナンパか?」

 

「なんだよ。おめえこいつ可愛いと思わないのか~?」

 

「確かにな~なあ、お嬢ちゃん。店で暴れるのを止めるからさ。代わりに俺たちと遊ばないか?」

 

「やだね!誰がお前らみたいなチンピラと一緒に行くと思ってるんだバーカ!」

 

「なっ!この小娘!優しく言えば付け上がりやがって!!女だからって容赦しねえぞ!!」

 

「っ!?」

 

と、そう言い男の一人が拳を振り上げてエイラを殴ろうとする。しかし

 

「おい、そこらへんでやめにしとけよチンピラが」

 

「いででで!!」

 

と、疾風がその男の腕を力強く掴み、男がいたがってそう叫ぶと疾風はその腕を乱暴に放り投げ男は疾風から離れる

 

「いて~なんなんだこいつ?」

 

「おいおい、小僧?何の真似だよ?」

 

「何の?ふざけるなよ。店の人たちに迷惑かけただけでなくエイラを殴ろうとしたんだ。これを黙って見ている人間がいるか?ここで大人しく帰れば見逃してやる。ただこれ以上他の奴らに迷惑かけるなら斬るぞ」

 

と、そう言い俺は殺気を出し背中に差してある刀のを握る。するとチンピラの一人が

 

「お、俺たちを斬ったら、お前は人殺しの汚名を・・・」

 

とそう言いかけた時疾風の目がギラリと光り、そして殺気が強くなる

 

「言っとくが俺は軍人でそう言う経験は何度もしてきた。人、一人や二人斬ることぐらいどうってことないぞ」

 

『ひっ!?』

 

疾風の殺気にチンピラ軍団は完全に戦意を消失し震えだす。

 

「死にたくなかったら、さっさと店から出ていけ。二度とこの店には来るな・・・・」

 

「ひっ!?す、すみませんでした!! おい、ずらかるぞ!!」

 

と、チンピラたちはあまりの恐怖に逃げ出すのであった。それを見た客は歓声を上げて店員たちは疾風たちにお礼を言う。そして疾風はエイラの方へ近づき

 

「エイラ。大丈夫か?怪我とかはしていないか?」

 

と、疾風は心配そうに言うとエイラは

 

「だ、大丈夫なんだな。その・・・・・アンガトな疾風」

 

「そうか・・・・・良かった」

 

疾風は安心したような顔をし、エイラは少し顔を赤くし疾風に礼を言うのであった。そしてその後、二人は買い物を楽しむのであった。

 

 

 

「あ~今日はいろんなことがあったけど楽しかったな~」

 

「そ、そだな・・・・・・」

 

あれから数時間後空はすっかり薄暗くなりオレンジ色に染まっていた。すると疾風は

 

「・・・・・・で、俺と一緒にいてどうだった。この世界のエイラさん(・・・・・・・)?」

 

「えっ!?」

 

と疾風の言葉にエイラは目を丸くする

 

「き、気付いていたのか?」

 

「まあな」

 

そう、実は疾風と一緒にいたエイラは、並行世界のエイラであった。あの時エイラは疾風の気持ちか本当でもし入れ替わっても気づくか試すために入れ替わっていたのだ。

 

「いつからだ?いつから入れ替わっていたのに気付いていたんダ?」

 

「そうだな・・・・部屋を出てエイラに会た時かな?それにしゃべっている時や動きが微妙にこっちの世界のエイラと違ったからな。それに・・・・・」

 

「それに?」

 

「同一人物とはいえ、長年一緒だった恋人を見間違るわけないだろ?」

 

「ちぇ~なんだよそれ~・・・・・・・なあ、疾風一つ訊いてもいいか?」

 

「ん?なんだ?」

 

「おまえさ、別の世界の私と恋仲なんだよな?本当に愛しているのか?」

 

「当たり前だ。面と向かって言えないけど。心の底から愛しているよ・・・・・」

 

と、顔を赤くしそう言う疾風に並行世界のエイラは少し真剣な顔になり

 

「なあ、もしも、もう一人の私と付き合っているならそいつの知らない一面も知ることになるぞ。そうなったらお前はどうするんダ?」

 

と、エイラはそう言うと疾風は腕を組んで考えそして・・・・

 

「う~ん・・・・・ラッキーって思うかな?」

 

「え?ラッキー?」

 

「ああ、だってさ。その人の知っている面は好きになっているんだろ?それで知らない面も好きになったら二倍じゃないかよ・・・・」

 

と、疾風は恥ずかしそうに頬を掻きながら言うとエイラはこれは嘘ではなく本心だとわかりそして・・・・・

 

「なるほど・・・・・向こうの私が惚れたのも少しはワカルナ・・・・・」

 

「え?何か言ったか?」

 

「いいや、なんでもないんダナ。それよりも早く帰らないと門限に間に合わないぞ」

 

「ああ、そうだったな。それじゃあ帰るか」

 

そう言い俺とエイラは基地へ帰るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・で、どうだったんだ?疾風と出かけてみて?」

 

基地に戻った後、並行世界のエイラは自室でエイラと話をしていた

 

「まあ、悪いやつではなかったナ。結構気を使ってくれたり優しかったり・・・・お前が惚れた理由がわかるよ」

 

「だろ?さすがはわたさすがはわたしの夫ダナ」

 

と、エイラは両腕を組んでうんうんと嬉しそうに頷く。すると並行世界のエイラは

 

「お前、そいつのことを大切にすんダゾ。後サーニャのこともな」

 

「ああ、そのつもりさ」

 

と、エイラがそう言うと並行世界のエイラは

 

「(私にもああいうやつとかに出会えるかな・・・・・)」

 

と嬉しそうに言うエイラをよそに窓の外を見てそう呟く並行世界のエイラであった。一方・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「革命・・・・」

 

「あ~またアイちゃんが大富豪だよ~これで6連勝だよ?」

 

「き、貴族のわたくしが6回連続貧民なんて・・・・」

 

「ウジュ~アイ強すぎ!!」

 

「どうやったらそんなに強くなれるの?」

 

「ん?ロスマンお姉ちゃんに教わった通りのことをしたら自然に・・・・・?」

 

と、疾風やエイラたちがいろんなことをしている間、アイは並行世界の宮藤たちとともにトランプゲームをしていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、501基地とは別の場所のとある街の路地裏で一人の人影が歩いていた

 

「まさか、ヤプールを倒したあの男がこの世界に来ていたとは・・・・・」

 

と、フードで顔が見えないが声はなる出女性のように高い声であった

 

「まあいい。これはこれで都合がいいですね。少し早いですが彼ら地球人の心に挑戦してみましょうか・・・・・イッツショウタイム」

 

と、そう言いフードを被ったその人影はさらに暗い路地裏へと消えるのであった。

 

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