ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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OP「private wing 」

ed「シルシ」


第110話「エイラと疾風、二人の想い」

「まさか、こんなことって・・・・・」

 

「お父さんがもう一人のお母さんに・・・・・」

 

みんなも心配そうに俺のほうを見ている。俺は現在、医務室で医者に体の様子を調べてもらっていた。というのも俺の姿はなぜか正真正銘の女の姿になっていたからだ。最初はただ単に髪が伸び背が縮んだのかと思ったが胸を見るとそこにはあるはずのない二つの餅があったのだ。無論男にあるはずのものは無くなっていた。それは何なのかはご想像に任せる。

 

「う~ん・・・・・」

 

「どうだ?」

 

と、ラル少佐は医務の先生にそう訊くと

 

「性別が変わったこと以外は何も異常はありませんね。いたって健康な体ですよ」

 

「そうですか・・・・・・」

 

と、そう言い医務の先生は部屋から出て行ってしまった。そしてみんなは俺を見て

 

「それにしてもこんなことってあるのでしょうか?と、言うよりなんで疾風さんが女性に?」

 

「恐らくあの時、ネウロイの光線を浴びたのが原因だろう。いやそれしか考えられん」

 

「でも、こんなことって・・・・・」

 

と、みんなが驚きうろたえる中、エイラは

 

「は、疾風が女に・・・・女の子が男で・・・・」

 

「エ、エイラさん!?」

 

「あ、イ、イッルしっかり!?」

 

と、少しゲシュタルト崩壊をしていてジョゼや二パが落ち着かせている

 

「あの空砲だったっていうビームが……まさかこんな姿にしてしまうネウロイまでいるなんてな」

 

「元に戻す方法はないのかしら?」

 

サーシャがそう言いみんな考え込む。するとエミリアは何かひらめいたのか部屋を出る。そしてしばらくして、戻ってくるとその手には湯気を出したやかんだった。そしてエミリアはそのやかんに入ったお湯を俺に掛ける

 

「うわっ!危なっ!!」

 

俺はすかさずそれを避ける

 

「ちっ!外したか」

 

「エミリア何するんだよ!?てか、なぜ舌打ち!?」

 

「いや~お湯でもかければ男に戻るかなって思ってさ~」

 

「どこの1/2だ!!俺は呪〇郷に落ちていないんだぞ!!」

 

「むむ、そうか残念だ」

 

と俺は突っ込みを入れる中、ラル少佐は咳ばらいをし

 

「とにかく、今のところ大尉の体には異常はないらしいが念のため様子を見るため、安静にしていろ。もしかしたら翌日には元の姿に戻っているかもしれないしな」

 

「確かにその方がいいかもしれませんね。現状を見るに元に戻す方法がわからない今そうするしかないようですね。それでいいですね疾風さん」

 

「ああ、わかりました」

 

と、言うことで俺はなぜか女の姿になったまま今日一日基地で過ごすことになってしまった。そしてラル少佐とロスマンさんは職務の書類作業があるため部屋を出るそして残ったみんなは

 

「本当に疾風さんなんですね~どっからどう見ても女の子ですよ」

 

「だな。でもなんか違和感がないのが不思議だな」

 

「まあ、疾風君はもともと女の子寄りの顔だったからそれなんじゃないの?」

 

と、俺の顔をじろじろ見ながらそう言いサーニャは

 

「エイラ、調子はどう?落ち着いた?」

 

「あ、ああ・・・・大丈夫だよサーニャ。まだ少し混乱しているけど何とか・・・・」

 

と、エイラはそう言う。まあそりゃそうだ恋人がいきなり性別が変わったんだ。俺がもしエイラの立場だったら同じ反応をするだろう。ちなみにアイなんだが俺が女性になっても相変わらず俺の膝の上に乗って嬉しそうに笑っている。それどころか

 

「お父さんの膝前よりも柔らくて気持ちいい」

 

と笑顔で嬉しそうに言う始末だ。アイにとっては俺が男でも女でも俺が好きなのには変わりないんだろう。

 

「ああ、羨ましい・・・」

 

と下原が嬉しそうに俺の膝に乗っているアイの姿を見てなぜかうずうずしたような顔をしている。するとひかりが

 

「疾風さん元の姿に戻れるんでしょうか?もしかして一生このまんまじゃ・・・・・」

 

「それはわからないわ。先ほどラル隊長の言った通り一時的なものかもしれませんし」

 

とひかりとサーシャがそう言うとエミリアが

 

「別にこのままでもいいんじゃないかしら?疾風って元からこんな顔だし」

 

と、そう言うとエイラが

 

「な、何言ってんだよオマエ!?そんなのだめに決まっているじゃないカ!」

 

「いや、だって別に疾風が男に戻らなくても誰も困らないだろ?」

 

「俺が困るわ!!」

 

「ソウダゾ!私だっていろいろと困るんだからナ!」

 

と、俺とエイラがエミリアにそう言うとエミリアは二っと笑い

 

「へ~疾風はともかくエイラは何で困るのかな?別に疾風が男じゃなくても別にあんたが困ることなんてないでしょ?」

 

と、そう言うとエイラは顔を赤くし

 

「そ、それは・・・・その疾風が女の子のままだとアイの妹とか弟とか・・・・作れないだろ・・・・///」

 

「はっ!?」

 

「えっ!」

 

「イッルそれって・・・・」

 

「エイラ、大胆・・・・」

 

エイラの大胆な言葉にアイ以外はみんな顔を赤くする。そしてその言葉を言ったエイラ自身も

 

「わぁー!!ナンデモナイ!!ナンデモナインダナ///!!」

 

と顔を真っ赤にし慌てて誤魔化すエイラ。すると・・・・・

 

「もう我慢できないわ!!」

 

と、さっきまでうずうずしていた下原がいきなり立ち上がり、そして俺にいきなり抱き着いた

 

「はぁ~幸せ~!!!」

 

「なっ///!?」

 

いきなりの行動に俺は目を丸くしそしてエイラは

 

「なああぁー!?お前何してんだよ!?」

 

と、そう言うと下原は嬉しそうな顔で

 

「もう、疾風さんの女の子の姿滅茶苦茶可愛いです!!すみません本当はこんなこといけないのですが先ほどからモフモフしたくてうずうずしてたんです!!」

 

「う”・・・・ぐるしい。ち、窒息する」

 

俺は下原に抱き着かれる。しかも顔が彼女の胸のあたりに密着してたので息ができない・・・・・

 

「こらぁー!!お前私の彼氏に何してんだよ!離せヨー!!」

 

と、エイラはそう言い引き離そうとするが下原はがっちりと俺を抱きしめ

 

「後生ですからお願いです!それにいつ元の姿に戻るかわからないので今だけは・・・今だけはモフモフさせてください!!!」

 

「はーなーせー!!!」

 

と俺を撫で前わしたり頬ずりしたりする。なんかこれすごいこたえるな・・・・何か生命力を吸い取られるような感じだ。そしてエミリアはその様子を見て苦笑し

 

「・・・・・やっぱこのままでもいいんじゃない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、下原に解放された俺は、一人廊下を歩いていた。そして今向かっている場所は俺の紫電改が置いてある格納庫だ。たとえ性転換しても自分のユニットの整備くらいはする。そして俺が格納庫に着くとそこには整備兵たちがユニットの整備や調整をしていた。

 

「さて、俺のユニットは・・・・」

 

と、そう言い紫電改を探していると

 

「おっ!疾風大尉!」

 

「おう、整備士。調子はどうだ?」

 

「ああ、いつも。通り元気いっぱいさ」

 

と、整備士の一人が俺に気付き近寄って来た。こいつはスオムス義勇軍の時からの知り合いだ。

 

「それより話は聞いたぜお前性別が逆転したんだってな。まあお前の体見れば一目瞭然だがな」

 

「ああ、今でも信じられないけどな」

 

「でも、羨ましいぜ」

 

「ん?なぜだ?」

 

俺が首をかしげてそう訊くと整備士は

 

「だって、女になればウィッチと一緒に女風呂に入れるじゃないか?それにお前の奥さんと一緒に混浴とか・・・・」

 

「あ”ぁ#」

 

「すまん冗談だから睨むなって。女になっても怖いなその顔」

 

「冗談でも言っていいことと悪いことがあるぞ。俺はそう言う悪用はしない」

 

「そうか。そうか。まあ、それはいいんだ。それよりも大尉。ちょっとお願いがあるんだよ」

 

「お願い?なんだ?」

 

と、俺は怪訝そうな目で見ると

 

「何、そんな警戒するなよ別にやましいことは考えていないさ、たださ、ここの所うちの整備士たちの士気が下がっててな」

 

「で、俺に何をしろと?」

 

「簡単さ、みんなを労ってほしいんだ」

 

「え?それだけか?」

 

「ああ、ちょうど女の姿になったお前がちょうどいいと思ってな。ほら、うちら整備隊は男だけだろ?だからさここで可愛い女性がみんなを労ってくれればみんなもやる気を出すと思うんだけどな」

 

「で、そのかわいい女の子って言うのは俺のことか?」

 

「ああ、癪かもしれないけど、ほかのウィッチの人たちには頼めねえんだよほら、いろいろと規則というかなんというか・・・・」

 

と、整備士はそう言うと他の整備士たちはうんうんと頷く

 

「あ~なるほどな」

 

「で、どうだ頼めるか?」

 

と、そう言うと俺はため息をつき後ろを振り向き格納庫を出ようとする。整備士たちは少し残念そうな顔をした瞬間俺は彼らに振り向き・・・・

 

「君たち・・・・・」

 

と、少し威圧じみた目で見る。その目に整備士たちは少し顔を強張らせるが・・・・・・

 

「整備、頑張ってね♪」

 

と笑顔でしかも女の子っぽい口調でそう言うと

 

「「「おおおぉーーーー!!!」」」

 

と、整備士たちが歓喜の声を上げ

 

「聞いたなみんな!女神さまが俺たちを労ってくれたぞ!!ブレイクウィッチーズが派手にやってもぶっ壊れないように頑丈に整備ずるぞ!全員配置につけ!!」

 

「よっしゃぁー!!気合入ったぜ!おい整備万全にするぞ!!」

 

「女神に応援されちゃあ!こっちも頑張らなければな!!おい!ユニットの部品早く運べ!!」

 

「エテールはちゃんとあるか!?」

 

と、メラメラと燃え上がる炎のように士気がグンと上がった整備士たちはユニットの整備をし始める。あの様子じゃあ紫電改の整備は無理そうだな。俺はため息をつき格納庫を後にするのであった。男って・・・・バカばっかりだな。そう思い俺は格納庫を後にし部屋をに戻るのであった。

 

「暇だ・・・・・」

 

と、そう思っているとドアからノックの音がする

 

「ん?誰だろう?開いているぞ?」

 

とそう言うと部屋から入って来たのが

 

「やあ、疾風君。調子はどうだい?」

 

と、そこに入って来たのはクルピンスキーだった

 

「ああ、クルピンスキー。この通り元気だよ。で、何か用か?」

 

「いや、お礼を兼ねて一緒にお茶でもとね」

 

「お礼?」

 

「ああ、君は去年の輸送任務でもそして今回のネウロイの光線から僕を助けて負傷したりそして今は女の子になってしまった。だからそのお礼っというかなんていうか一緒にお茶でも飲もうかなってね」

 

「珍しいな。ワインじゃないのか?」

 

「僕もいつもぶどうジュースを飲んでいるわけじゃないんだよ?で、どう?」

 

「まあ、かまわないよ」

 

と、そう言うとクルピンスキーはにこっと笑いお茶の入ったティーポットをマグカップに入れる

 

「さ、どうぞ」

 

「ああ、いただくよ」

 

と俺はクルピンスキーに渡されたマグカップを持ちそれを飲む。うん普通に美味しい紅茶だ。俺は飲みながらそう考えクルピンスキーの顔をちらっと見るとクルピンスキーはふっと何やら笑っていた。その瞬間俺の体に変化が起きた。どうも、体中が火照って来て熱いし、頭もボォ~っとして周りはぐるぐる回って見える。するとクルピンスキーは

 

「どうやら効いてきたみたいだね」

 

「く、クルピンスキー・・・・・お前、紅茶に何をした・・・・・」

 

「大丈夫だよ疾風君。入れたのは毒じゃなくて媚薬だから・・・・」

 

「び、媚薬!?なんでそんなものを!?」

 

「こうでもしなければ君を抱きしめることができないじゃないか?女性になっても君は強いからね身動きを封じなければ逃げられると思ってね」

 

「だ、抱く!?おいおい冗談だよな!?」

 

「ふふ・・・・本当に冗談かな?」

 

と妖艶な笑みでそういうクルピンスキーはそっと俺の腹を撫でる。

 

「ひゃい!?」

 

やばいちょっと触られるだけで敏感に反応してしまう。それに薬のせいか体が動かないするとクルピンスキーは手をそっと俺の頬に触れ

 

「ふふ、可愛いよ疾風君」

 

「お、おい…マジでやめろ。それに俺は今女性だぞ?」

 

「知っているよ。でも忘れていないかい?僕は両方いける口なんだよ?」

 

と、舌なめずりをしてそう言う。あ、ヤバイ。クルピンスキーの目、ガチだ。そしてクルピンスキーの顔が俺の顔にどんどん迫る。万事休すかと思ったが・・・・・・

 

「ど、せいやぁ!!」

 

「「っ!?」」

 

といきなりドアがけ破られそこからエイラとロスマンさんが入って来た

 

「エ、エイラ!?」

 

「せ、先生?」

 

俺とクルピンスキーが驚いている中、ロスマンは無言でクルピンスキーに近づきそして耳たぶを引っ張る

 

「いたたた!先生痛いですよ!?」

 

「いいから、こっちへ来なさい偽伯爵さん!!ユーティライネン中尉。後のことは任せます」

 

「了解ダナ」

 

「さ、行くわよ!!」

 

「ノオォーーーー!!!」

 

と、そう言われクルピンスキーはロスマンさんに連行されるのであった。そして部屋に残ったのは俺とエイラだけになった。そしてエイラは俺に近づき

 

「疾風、大丈夫か?」

 

「ああ、エイラのおかげで助かった。けどどうして・・・・・」

 

「未来予知で疾風がクルピンスキーに押し倒される未来を見たからもしかしてと思ってな」

 

未来予知・・・・本当に便利だ・・・・・するとエイラは俺の頬に触れる俺は驚きエイラの顔を見るとそこには悲しそうな目で俺を見るエイラがいた

 

「疾風・・・・・もし疾風が元の姿に戻れなかったら・・・・・女のままだったら疾風は私やアイの前からいなくなっちゃうのカ?」

 

「え?どうしたんだよいきなり」

 

「だって疾風、もし男に戻れなかったらきっと私を置いてどこかにいなくなっちゃうと思って・・・・・」

 

と、少し涙を流しそう言うエイラ。すると俺は彼女を抱きしめそしてベットに押し倒す。そして・・・・・

 

「エイラ・・・・・俺の命はお前の物だ。例え俺が女のままでもお前が好きな気持ちは変わらない。だからエイラ愛している。これまでも、これからも・・・・・」

 

と、そう言うとエイラは嬉しそうに涙ぐみ

 

「私もだ疾風、たとえお前が女のままになってもこの気持ちは永遠に変わらないカラナ」

 

と、そう言い俺とエイラは口づけをする。そしてエイラは

 

「疾風・・・・・来て」

 

「エイラ・・・・・」

 

と、そう言い二人は服を脱ぎ熱い夜を過ごすのであった。

 

 

 

 

一方、ロスマンの部屋では・・・・・

 

「・・・・・・・で、何か言うことはないかしら伯爵さま?」

 

「何もございません。・・・・で、先生」

 

「何かしら?」

 

「あの二人、上手いこと言っているのかな?」

 

「あなたがお膳立てしたんだから問題ないでしょ?でもあなたいくらあの二人をもっと親密な関係にさせるとはいえ少しやりすぎなんじゃないかしら?」

 

「ああでもしなければ、ヘタレな二人はきっとだんだんとぎくしゃくした関係に戻ってしまうよ」

 

「でもウィッチは一線を越えたら・・・・・」

 

「それは大丈夫だよそれはあくまで相手が男の場合さ。女の子同士なら魔法力は失わないからね」

 

「なるほど、だから疾風さんが女の子になった時を見て実行したの」

 

「不謹慎だと思うけどこれもあの二人のためだからね」

 

「そう・・・・・さて、話はそれたけどあなたに対する罰なんだけど。そこにワインがあるでしょ?」

 

「あ、ああ」

 

「今夜は私の晩酌に付き合いなさい。これが私があなたに与える罰よ」

 

と、そう言うとクルピンスキーはふふっと笑い

 

「了解。先生」

 

と、そう言い二人はグラスとワインを取り出すのであった。

 

 

 

 

 

 

一方、場所は戻って疾風の部屋で二人は生まれたままの姿でベッドの上で抱き合っていた。月の光が二人を照らし、実に神秘的な光景だった。そして疾風は起き上がりエイラの頬を突っつく。すうとエイラはゆっくり目を開ける

 

「あ、悪い起こしちゃったか?」

 

「ううん・・・・・でも夢を見た」

 

「夢?どんな?」

 

「うん。戦争が終わってスオムスの小さな田舎の小さな家で疾風やサーニャそしてアイと一緒に静かに平和に暮らす夢・・・・なあ、疾風。いつかその夢が叶うと思うカ?」

 

と、そう訊くと疾風は微笑み

 

「ああ、叶うさ。きっと・・・・・・なあエイラ。もし本当に戦争が終わってウィッチとしての役目が終わったらそのスオムスの田舎に住んで・・・・その・・・・」

 

「?」

 

とエイラは首をかしげる中疾風は一息入れそして真剣な目でエイラを見て

 

「・・・・・・・結婚しよう」

 

「////っ!?」

 

と疾風の言葉にエイラは目を見開くがやがて嬉しそうに笑みをこぼしそして・・・・・

 

「・・・・・・うん」

 

と笑顔でそう答えるのであった。その朝、俺の体は元の姿に戻っていた。一部では少しがっかりした奴もいたがな。だがそれを除いてはいたって普通の生活に戻っていた変わったことといえば俺とエイラの仲がいつも以上に親密になったという事だけ伝えておこう。

だが一つだけわからないことがあった。あのネウロイは何の目的で人の性別を変える能力を備えていたんだろうか?それが疑問であったのだった

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、ベルリンのネウロイの巣の中

 

「なかなかいいのが取れましたわね。これで謹慎中に小遣いをかぐための次の副職の商品が決まりましたわ。ペテルブルグにあの小型機を派遣しといて正解でしたね♪」

 

と、ベルリンを支配する過激派ネウロイの一人、ジブリールはたくさんの女性になった疾風の写真を見てニコニコと笑っていたのはまた別の話・・・・・・

 

 

 

そして別の場所、サントロン基地では・・・・・

 

キュピーン

 

「む!?」

 

「どうしたのトゥルーデ?」

 

「ああ、ミーナ。なぜだろうか、なんかすごいレアな出来事を見逃した気がしてな・・・・・」

 

と、基地ではバルクホルンがなぜか悔しそうな顔をしていたのであった。

 

 

 


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