ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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内容を少し変えました

OP「~たった1つの想い~」

ED「あさきゆめみし」


第118話「誤解と災難」

506統合戦闘航空団A部隊セダン基地

 

「・・・・・遅い。遅すぎるもう到着予定時刻は過ぎているはずだ」

 

「確かに遅いですね。ストライカーユニットは基地に届いているのに・・・・・・その助っ人さん予定では今日、到着予定だよね姫さん?」

 

と、その夜ブリーフィングルームの食堂でA部隊の隊員たちが来るはずの助っ人の到着を待っていたが、到着予定時間になっても現れず、日もくれたため仕方なく基地の滑走路で待っていたハインリーケ大尉とバーガンデールことアイザックは基地内に戻りそして今506のメンバーと一緒に夕食にしようとしていたのだ。

 

「まったく。時間通りに来ないとは軍人の風上にもおけん奴じゃ」

 

眉間にしわを寄せそう言うハインリーケ。すると同じ506A部隊に所属する黒田邦佳が

 

「あ、あの大尉?今回助っ人に来るウィッチて誰ですか?」

 

と、手を挙げてそう訊くと、アドリアーナが

 

「確か・・・・・疾風村正大尉だったかな?『レッドファイター』または『黒の剣士』って呼ばれている世界初のウィザードの。そうだろ姫さん?」

 

「ああ、そうだ。その疾風大尉だ」

 

と、裏だった表情を見せるハインリーケ。すると・・・・

 

「え!?助っ人ってあの疾風村正大尉なんですか!?」

 

黒田が目をか輝かせてそう言う。

 

「ああ、そうだけど黒田さん。なんでそんなに嬉しそうなの?」

 

「だってアイザック君!あの疾風大尉だよ!?このベストセラーになっている本に出てくるあの疾風村正大尉!!私会ったらサイン貰おうかな?」

 

と、黒田は懐から本を出し、ウキウキそうな顔をする

 

「ああ・・・・黒田さんも持っているんだその本・・・・僕も読んだけど」

 

「その本なら私も退屈しのぎに読んだが、本当にすごいヤツなのか?」

 

と、黒田とアイザックの言葉にアドリアーナがそう言うとハインリーケが

 

「すごいわけなかろう。ネウロイの攻撃を刀以本で斬り裂いて防いだり無数のネウロイをたった一人で撃墜できるわけないだろうバカバカしい。第一到着予定の日に来ない奴にそんなすごいことはできん!・・・・まったくおかげで3時間、外で待ちぼうけ。その上、一緒に待っていたバーガンデール少尉のつまらないジョークを聞かされっぱなしだったぞ・・・・」

 

「え~結構いいと思ったんだけどな~あれ僕の傑作だったんだよ?」

 

「あれのどこが傑作じゃ・・・・・」

 

と、頬を膨らませ不機嫌にそう言うハインリーケ。するとそこへ、キーラ少佐とグリュンネ少佐が部屋に入ってきて

 

「食事中にごめんなさい。皆さん。実は今回到着する予定だった疾風大尉なんですが・・・・・」

 

と、そう言うとグリュンネ少佐はキーラ少佐を見るとキーラ少佐は

 

「私の部下の手違いでな。今彼はB部隊のティジョンにいて到着については明日に来るB部隊と一緒に来ることになった」

 

「え!?B部隊の基地にか!?」

 

「ああ、案内役に着かせていた部下が誤ってセダンではなくディジョン行きの汽車に乗ってしまったらしい・・・・」

 

「大した部下だな少佐?」

 

「返す言葉もない・・・・・・」

 

とハインリーケがジト目でそう言うというとキーラ少佐は苦笑するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ディジョン基地では

 

「と、言うわけだ疾風大尉とハルトマン大尉。明日までの間、この部屋で止まっていけ。何か困ったことがあったらカール大尉に言ってくれ」

 

「感謝します。ジーナ中佐。それと銭形刑事たちは?」

 

「ああ、銭形刑事やマリア准尉のことならすぐ隣の部屋にいるから心配するな」

 

「そうか・・・・」

 

「では私はこれで、ゆっくり休んでくれ」

 

と、そう言い、ジーナ中佐は部屋を出ると、エミリアはふぅとため息をつきベットに倒れこむ。因みに俺とエミリアは同じ部屋だ。なんでもこの基地はまだ完成されたばかりで部屋の数が少ないそうだ

 

「はぁ~疲れたわ・・・・・」

 

と、そう言うと俺も自分のベットに座り

 

「エミリア。お前、珍しく中佐の前では無言だったな。いつもはよく誰彼構わず気さくに話しかけるくせに?さっきもカーラ中尉とコーラを飲みながらトランプゲームしてたじゃないか?」

 

「そうなんだけどね。なんかあの中佐、何話しても無表情で何考えているかわからないのよ。なんていうか…その・・・・正直言って私の苦手なタイプよ」

 

と、顔を引きつってそう言う。まあ、確かにジーナ中佐は無表情だけど、そんなに苦手か?まあ、それは人それぞれだから別にいいが・・・・・エミリアのあの表情、初めて見るな・・・・・するとエミリアはベットから立ち上がり軍服を脱ぎ始める

 

「なっ!?エミリア。お前何をしているんだ!?」

 

「何って服を・・・・・ああ、そうだったわね。すまんが」

 

「ああ。わかっているよ。ちょっと基地周辺を散歩してくる」

 

と、そう言い俺は椅子に掛けてあったコートを取り部屋を出るのであった。

 

「さて・・・・どうしようかな・・・・・」

 

と俺は廊下を歩きながらどうするか考える。そして

 

「・・・・そうだ。長旅で汗もかいたしシャワーでも浴びようかな?」

 

と、そう言い俺はシャワールームの方へ行き。着くとそこには運が良いのか誰もいなかった。これはラッキーだな。俺はそう思い、服を脱いでシャワーを浴びるのであった。

 

 

 

 

 

 

「はぁ‥…隊長。私に疾風大尉たちの面倒を見ろって、最近私って隊長に面倒ごと押し付けられているような。私って隊長に嫌われているのかな~」

 

と、ため息をつきながら、廊下を歩くマリアン。あの後、ジーナ隊長から疾風大尉たちがセダンへ行く間、便宜を図るように言われたのだ。

 

「はぁ~悩んでいても仕方ないわね・・・・シャワーでも浴びれば気分も良くなるかな?」

 

マリアンは気分転換をするためシャワー室へ向かう。その間マリアンは先ほどの疾風のことを考えていた。疾風大尉のことは新聞やそしてベストセラーとなっているあの本で大体は知っている。1944年の春に突如、ガリア奪還のため奮闘していた501統合戦闘航空団の前に突如現れた謎の少年。だが、彼には謎が多い。扶桑出身と言われてはいるが、彼の履くストライカーの国籍は扶桑の新月のマークではなく赤い丸。まるで太陽を表すような国籍なのだ。そして何よりは彼の尋常ではない強さ。とくに有名なのはヴェネチアの殿戦。ネウロイとの友好接触を目的としたトライヤヌス作戦で突如現れた新たな巣と強力なネウロイの攻撃から、調査団や負傷したウィッチたちを逃がすため数百いるネウロイをたった一人で迎え撃ち、そして全機撃墜するという人間離れした強さを見せた

 

「(本当にあいつは何者なんだ?)」

 

と、考えながらもマリアンはシャワー室に着き服を脱ぐ。そしてシャワー室に入るのだがどうやら先約がいたのか誰かがシャワーを浴びていた。カーテンで影しか見えないが、背が低く細い体をしていた

 

「(「誰だ?もしかしてジェニファーか?)」

 

と、首を傾げ声をかけようとしたとき、ふいに脱衣かごの中に入っている服を見る。脱衣かごに入っていたのはリベリオンの制服ではなく、漆黒の黒服であった。最初は疾風と一緒に来たエミリアというウィッチかと思ったがすぐに違うことがわかった。

 

「なっ、この服ってもしかして・・・・」

 

と、そう言った瞬間、カーテンが開き、そこから黒髪でまるで少女のように細く華奢な体つきで中性的な顔をした黒髪の少年であった。

 

「はぁ~さっぱりした。やっぱりシャワーはいいな・・・・・・て、あれ?マリアン大尉!?」

 

「なっ・・・・ななな////!?」

 

疾風はマリアンの存在に気付き驚く、そしてマリアンは疾風の裸を見て顔を赤くする。

 

「お、お前・・・・何でシャワー室に!?」

 

「なぜって、汗を流しに・・・・・て、それよりもカール大尉。実に言いにくいんだけど・・・・・・」

 

と疾風は顔を赤くし目を反らす。マリアンは一瞬、首をかしげたのだがすぐに疾風が目をそらした理由がわかった。今の自分は服を着ていないのだ。それに気づいた時、マリアンは顔を真っ赤にしてそして

 

「きゃあぁぁぁー!!!」

 

「ふべっ!?」

 

悲鳴を上げてマリアンは疾風の顔面を思いっきり殴るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・すまない疾風大尉」

 

「いや、良いんだよ。事故だったんだからさ」

 

今俺は、カール大尉の部屋にいる。理由としては二つある。一つは部屋に戻ろうとしたが部屋に鍵がかかって入れない。戸を叩いてエミリアを読んだのだが、返事がなくドアに聞き耳を立ててたら、寝息が聞こえへてエミリアが寝ていることがわかった。だがなぜ鍵をかけたのかは不明だ。そして二つはカール大尉が部屋に入れない俺に先ほどの謝罪も含め私の部屋に泊まれと誘われたのだ。そして今に至るのだ。

カール大尉は申し訳なさそうに謝るが、俺はカール大尉に殴られ腫れた頬をさすりながら気にしていないとそう言う。まあ俺も黙ってシャワー室を使ったんだし、しかも時刻は夜中だ。カール大尉もまさかこの時間に人、しかも男性がシャワーを使っているなんて思いもしなかったんだろう。

 

「そうか・・・・そうだよな。あれは事故なんだよな」

 

「ああ、事故だ。だからお互い悪くないよ」

 

と、そう不敵の笑みでそう言うとカール大尉は少し顔を赤らめる。そしてその後、カール大尉は

 

「なあ大尉。一つ訊いてもいいか?」

 

「なんだカール大尉?」

 

「マリアンでいい。この本で読んだんだが、『俺が二本の刀を抜けば立っていられる奴はいない!』て台詞。本当に大尉が言ったのか?」

 

カール大尉、いいやマリアンは本棚から一冊の本を出してそう訊く。その本は例の黒歴史だ

 

「ああ・・・・その本か。その本は記録的な面では正確だがな人物の描写的はいろいろと脚色されているところが多いんだよ。斯くいうそのセリフは俺は一度も言ったことないよ」

 

「そうか。やっぱりか。今の君を見るとなんか似合わないと思っていたんだ。まあいい本題はそこではない大尉・・・・・・君はどうしてそこまで強いんだ?」

 

「・・・・え?」

 

「新聞やニュース映画でも見たがお前の強さは尋常じゃない。たった一人であんな強力なネウロイを相手に戦い勝ってきた。だから教えてほしい。どうすればお前のように強くなれるんだ?」

 

と、そう訊くと疾風は無言になると

 

「大尉。残念だが俺は強くない」

 

「え?だが、お前はスーパーエースでありガリア、ヴェネチアを救った英雄の一人だろ?それなのに強くないなんて・・・・」

 

「あんなのは強さじゃない。ただの技術だ」

 

「ぎ、技術って、テクニックだけでエースになったのか?」

 

「ああ、本当の強さなんて腕だけでは決まらない。強さにもいろんなものがる。それにあれは俺一人で成しえたものではない。あれは仲間たちみんなと協力したものだよ」 

 

「そ、そうか・・・・・・」

 

と、そう言うとマリアンはそのまま何も言わなくなった。すると・・・

 

「あ、そうだ疾風大尉。喉乾いていないか?」

 

「ああ、そう言えばそうだな・・・・・」

 

基地について以来。水、一度も飲んでいなかったっけ・・・・・

 

「そうか。ちょっと待ててくれ。」

 

と、そう言いマリアンはコップを二つ持ちいったん部屋を出る。そいてしばらくして水の入ったコップをトレイに載せて戻ってきた。

 

「待たせたな。持ってきたぞ」

 

「ああ、ありがとうな」

 

俺がそう言いお礼を言うのだが・・・・・

 

「うわっっと!?」

 

と、マリアンが床下に敷いてあるカーペット、しかもめくり上がっていたカーペットに躓いて大きく体勢を崩した

 

「危ない!?」

 

俺はマリアンを抱き止める形で前に出たんだが、焦って前に出たため足を滑らせマリアンの勢いに受け止めきれずに二人ともベットに倒れこむ

 

「「あだっ!」」

 

その際にお互いの額を思いっきりぶつける俺とマリアン。

 

「いたた・・・・すまない大尉」

 

「い、いや・・・・怪我はしていないかマリアン大尉?」

 

「あ、ああ・・・・大丈・・・・・」

 

と、俺とマリアンは顔を見合わせるその距離、2センチ。めっちゃ顔が近い!!そして冷静になってみると今の現状はマリアンが俺を押し倒している姿になっていた。

 

「な・・・・な///」

 

と、マリアンもその状況に気付いたのか顔を赤くする。いや、俺も今顔を赤くしている。改めてマリアン大尉の顔を見ると気品のある顔立ちであでやかな金髪。まるでおとぎ話に出てくるシンデレラのような奇麗な顔だった。俺がマリアン大尉の顔に見とれていると・・・・

 

『ハ~ヤ~テ~浮気はだめだカンナ!!!』

 

急にエイラの顔が浮かびしかも怒ったような声が俺の脳裏に響き渡る。その瞬間俺の背筋が凍るのであった。わかってるってエイラ・・・・・俺がそう思っていると

 

「マリア~ン!!」

 

と、ドアからルシック中尉がたくさんのコーラ瓶の入ったカバンを片手に勢いよく入って来た

 

「退屈していそうだからコーラの差し入れと遊びに来てやった・・・・・・・」

 

と、そう言った瞬間、ルシック中尉の目に入ったのはマリアンがベットの上に寝ころんでいる疾風大尉を押し倒している風景だ。その衝撃の現場にルシックは驚きバックを落とす。

 

「ル、ルシック中尉?」

 

「カ、カーラ。こ、これはだな・・・・・・」

 

と、二人は顔を赤くしそう言う中、カーラはドアを閉め・・・・・

 

「たたたたたた大変だァァァあああああああああああああ!!!ま、マリアンが疾風大尉を押し倒してチューしようとしているぞ~~~~~♪!!!!!!」

 

「ま、ちょっとまてー誤解だぁー!!!」

 

と、マリアンは顔を赤くし誤解を解くべく部屋を飛び出すのであった。そしてその誤解を解くのにマリアンは三時間以上、苦労するのであった。

 

 




最近リアルが忙しくて少しスランプ気味です
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