ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~ 作:疾風海軍陸戦隊
特別ED「Wonderland-Go-Round 」
「はあぁ~~~~~~」
「ねえ、イッル。下原さんが作ったクッキー食べないの?」
「エイラさん。美味しいですよ?」
「ん~?後でな~」
ペテルブルグ基地の窓でエイラは窓辺で深いため息をしていた。そしてその姿をサーニャたちがで見ていた
「イッル大丈夫かな・・・・さっきからずっとあの調子だよ?」
「やっぱり原因って疾風さんだよね?」
「私もそう思います。たまに手紙とかは来ますけど・・・・・」
「でももう、数週間たってますからね・・・・疾風さん今どうしているんでしょうか?」
「まあ、あいつなら簡単にやられるような奴じゃないからな・・・・・」
机の上で下原、ジョゼ、二パ、菅野、ひかり、サーニャが下原の作ったクッキーを食べていたが当初のエイラは上の空であった。
「はぁ・・・・」
「エイラ。本当に大丈夫?」
「ええ?ああ、大丈夫・・・と、言いたいところだけど。やっぱり疾風がいないのは寂しいナ・・・・・」
「やっぱり」
「ああ、アイにはわかんないようにしてたけどナ。あいつ。怪我とかしてないといいんだけどナ」
「あいつがそう簡単にやられるかよ」
「菅野さん。偉く疾風さんのこと買っているんですね?」
菅野の言葉にジョゼが言うと菅野は
「まあ、あいつとは読書友達でありダチだからな。まあエイラが心配する気持ちはわかるけど。本当にあいつ何をしているんだろな?」
「そう言えば菅野と疾風さんよく一緒に読書していたもんね」
「そうですね・・・・・疾風さん。変なフラグ立ててなきゃいいですけど?」
「あ~それは私も同じこと思ってたゾ。あいつ優しさとかに境界線が無いから、きっとどっかの誰かに好意を持たれているのかなって」
「しかもあいつ天然だから、なおさら質が悪いしな」
「でも大丈夫だと思うよエイラ。疾風さんはエイラ一筋だから心配ないよ」
「サーニャ・・・・・ありがとう。まあ確かにナ。あいつが浮気なんかするわけないしナ。よし!母親としてアイにみっともないところは見せることは出来ないナ!」
そう言い気合を入れるように両方の頬をパンっと叩くとエイラ。それを見たサーニャたちは安心した表情を見せる
「・・・・それより。アイは今どこにいるんダ?」
「アイちゃんなら、ロスマン先生とアウロラ大尉とラル少佐の所にいますよ?サーシャさんはクルピンスキーさんに説教をしてますけど」
「また、ユニットを壊したのか?それともアイに何か変な事吹き込んだのか?」
「後者の方です」
「そうか・・・・・て、そのクッキーの隣に置いてある手紙の山はなんだ?というより手紙なんてあったか?」
「ついさっき届いたんだよエイラ君」
「クルピンスキーさん!?」
「それと私もいるわよ」
「サーシャさんも。もう説教は終わったんですか?」
「いいえ、少しだけ休憩を取ろうと思って。クッキーいただいてもいいかしら?」
「あ、どうぞ」
そう言うとサーシャはクッキーを一口食べる
「あら、美味しいわ…それよりその手紙は?」
「ええ、励ましの手紙だとかファンレターなんかの手紙です」
「菅野さんにも来てますよ」
「俺に?」
ひかりが菅野に手紙をわたすと
「なになに?『神からの御使いであるウィッチの皆さんは今すぐにでも私たちの同士となって今生を生き抜きましょう(以下略)・・・ウィッチによる寄付は大歓迎です』だとさ、ばかばかしい。二パはどうなんだ?」
「えっと・・・・『彼方はヴァルキューレの生まれ変わりだから一緒にヴァルハラまで行きましょう』だって」
「エイラにも来ているわ。でもほとんどがマスコミの人が多い」
「ナンダ?えっと‥‥『是非、世界初のウィザードである疾風大尉の妻でありスオムスのエースである。エイラ・イル・ユーティライネンさんとその二人の娘であるアイちゃんの独占インタビューをしてみたいです。もしよろしければお電話ください。ガリア『ル・タン』紙、記者のクローディアより』っか・・・・う~ん・・・・これは保留ダナ」
「他には疾風さんへのファンレターと部隊の勧誘の誘い・・・・あ、模擬空戦の挑戦状の手紙がありますね。若本徹子さんに…ハンナ・ウルリーケ・ルーデル?・・・あ、マルセイユ大尉からの手紙もある」
「なんて書いているんだ?」
「えっと…‥『次あったら、必ず模擬戦を挑むからな!』だそうです」
「そう言えば疾風の奴ずっとマルセイユの模擬戦断ってたからナ~」
「クルピンスキーさんにも来てますよ?」
「誰からかな?」
「わかりませんが、G・Bのイニシャルしか・・・・・」
「どれどれ?『よくも妹と弟に手を出したな!覚悟しろ、殺してやる!それと姪っ子にも何か手を出したら殺すだけじゃすまさないからな!!』だってひどい妄想だ」
「「「いや、それ妄想じゃないだろう」」」」
「「(G・Bってまさか・・・・・)」」
クルピンスキーの言葉に皆はそう突っ込むとクルピンスキーが一枚の手紙をエイラに渡す
「はい。エイラ君。君にもG・Bさんから手紙が来ているよ」
「私に?」
そう言いエイラは受け取り手紙の内容を見ると・・・・・
『エイラ。あの偽伯爵が姪っ子に変な事を教えないように頼む。後、ヴェネチアではちゃんとは言えなかったが、弟のことをよろしく頼む』
と書かれていた
「・・・・・・・」
「良かったねエイラ。認めてもらって」
「う、うん。ちょっと複雑な気持ちだけど・・・・・・・」
一方、アイは
「・・・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・・」
部屋の中で机を囲みトランプゲームをしていた
「・・・・・一上がりです」
「またアイの一人勝ちだな。ポーカーが強いなアイは」
「そうだな。これで50連敗・・・・・・・・」
「ラル少佐、ゲームが始まってから一度も勝ってないからな。斯くいう私もに、三回しか勝てなかったよ。どうやったらポーカーが強くなったんだアイ?」
「ロスマン先生がポーカーのコツを教えてくれたから」
「そうね。私より強くなったわね。おかげで私の賭けたおやつは無くなってしまったわ」
「・・・ごめんなさい」
「あ、別に怒っているわけじゃないからねアイちゃん。勝負は勝負なんだからね」
「うん・・・・でも私のおやつ多いイからロスマンお姉ちゃんたちにも分けてあげる」
「そう、優しい子ね」
ロスマンはアイの頭を優しく撫でる。それを見た二人は
「少佐。ロスマン曹長のあれは姉妹というより・・・・・・」
「ああ、まるで孫を愛でるお祖母ちゃんだな・・・・・」
「何か言いました二人とも?」
「「いいえ、別に」」
二人はアイとロスマンを見てそう小さく呟き、ロスマンが怖い笑みを見せ二人は誤魔化す。するとアウロラが
「あ、そうだ。アイ」
「なんですか伯母様?」
「面白いものがあるんだが、見てみるか?」
「見てみたいです!」
「アハハ!そうかほら、これだ」
そう言いアウロラが取り出したのは一冊のアルバムだった。そして一枚の写真を指さす
「これって・・・・お母さん?」
「そうだ。まだイッルが5ぐらいに撮った写真だ。可愛いだろう?」
「はい!」
その写真に写っていたのは可愛い民族衣装を着たエイラの写真であった
「ほぉ・・・・・あのユーティライネン中尉の幼少期はこんな感じだったのか・・・」
「以外ね・・・・・」
「まあ、そうだろ。イッルも小さい頃は普通の少女だったが、なぜかオカルトなんかにはまってな。まあ、私がある本を渡したのがきっかけなんだがな」
「じゃあ、あの独特の口調やTシャツもその影響か?」
「口調はそうかもしれないが、服はあの子の趣味だ。それは触れないでやれ」
「?お母さんのTシャツ姿可愛いってお父さんいつも言っているよ?」
「そうか、妻想いの夫だな疾風は。もしくは感覚が同じなのか」
「自慢の義理の弟だな」
「そうですね・・・・・・あら?アウロラ大尉。この写真は?」
「あ~これか。懐かしいなこれはスオムス軍時代の二パとイッルの写真だな。いや~あの時の二人は、とくのあの時イッルは攻撃するとき変な技を思いついたり、ある時はイッルと二パがまるで青春映画のようなことをしたりとても面白かったよ~」
「その話聞きたいです伯母様」
「そうか?じゃあ・・・・・・」
と、アウロラがそう言いかけた時
「アイいるか~?」
「あ、お母さん。それに二パお姉ちゃんやサーニャお姉ちゃん」
と、そこへエイラと二パ、そしてサーニャが入って来た。そしてサーニャは
「アイちゃん。ロマーニャのマリアさんから手紙が来ているわよ」
「マリアさんから!」
サーニャの言葉にアイは嬉しそうに笑顔になり手紙を受け取る。マリアとはもちろんロマーニャでの買い物で知り合ったロマーニャ皇女マリアのことである。そしてエイラは
「アイ。何をしてたんダ?」
「うん。アウロラ伯母様がアルバムを見せてくれて」
「アルバム?」
「どれどれ?どんな写真?」
アイに言われ二パとエイラはアウロラの出したアルバムを覗き込む。その瞬間二人の顔色が青くなりそして・・・・
「「うおおおおおお!!!!!!」」」
顔を真っ赤にして、そう叫び二人はアルバムに飛び掛かるがアウロラがすかさずそれを回収。そして二人は標的をアルバムを持つアウロラさんに
「姉ちゃんその写真返せ!というより今すぐ燃やせその写真をぉ!!!」
「何を言っているんだイッル。せっかくの思い出の写真を~」
「そこを何とかアウロラさん!その写真だけは燃やしてぇー!!!」
と、二人は顔を真っ赤にし、目をぐるぐる回しながらそう叫びアウロラを追いかけるのであった。
一方先ほど菅野のいた部屋では
「あ、エミリアさんからも手紙来ている。でも写真しか入ってないな・・・・・」
「どんな写真なんですか?」
そう言いひかりは手紙から写真を取り出すとその写真にはバルコニーに立つ髪の長い女性の姿だった
「誰?この髪の長い女は?」
「写真の裏には『ロミオとジュリエット』と書いてありますね?」
「どういう意味だ?と、言うよりこの女誰かに似てないか?」
「ああ、・・・・・・もしかして疾風さん?」
と、ジョゼがそう言うと
「「「まさか、そんなわけないでしょ?」」」
と、皆首をひねるのであった。