ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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第172話「ターミナル駅大爆発5秒前!!」

「うわ、すごい煙」

 

「キーラめ派手に爆破したな!」

 

「ゲホゲホ。煙たいな・・・・」

 

キーらによって爆破された地下鉄にまだ残された爆弾を除去するため、黒田たちは地下鉄の階段を下りる。

 

「げほっ!げほっ!」

 

「大丈夫ですかおじいちゃん!?」

 

そこへ逃げ遅れたのか老人がホームから上がるのを見て黒田が駆け寄ると老人は

 

「お、奥に…炎の奥にまだ逃げ遅れた女と子供が・・・・・」

 

慌てて言う老人に黒田はうなずき

 

「わかったよおじいちゃん任せて!カーラ。おじいちゃんをお願い!!」

 

「あっ!ちょっと黒田!?」

 

黒田はカーラにそう言うと真っ先に炎の先に行く

 

「危ねぇ!?」

 

「あいつ炎の中に躊躇しないで飛び込みやがった・・・!」

 

「もー!疾風といい黒田といい!日本・・・いや、東洋人はみんなカミカゼばかりか!?」

 

三人は驚く中、黒田はどんどん炎と黒煙の中を進んでいくとホームに小さな男の子が倒れてる女性に寄り添って泣いている姿が見えた

 

「あ!いた!」

 

黒田はその二人に近づくと黒田は男の子の頭をなでて

 

「大丈夫?歩ける?」

 

「足が痛いの・・・・」

 

「見せて・・・・・・うん。大丈夫骨は折れてない。たぶん捻っただけだよ。お母さんは私がおんぶして運ぶから自分で歩くんだよ?」

 

「で、でも・・・・」

 

男の子は先ほどの爆発のせいか恐怖で涙目でしかも震えながらそう言うと、黒化は少年の両頬を軽くたたくと

 

「ほら!大丈夫!君は強い子でしょ?」

 

邦佳は少年を安心させるように笑顔でそう言うと、少年はうなずき痛いのを我慢し立ち上がりそして邦佳は少年の母親を背負うと

 

「黒田こっちだ!」

 

「カーラ!!」

 

そこへカーラが固有魔法である冷気で炎を凍らせてやってくる

 

「私の固有魔法の冷気じゃ長くは耐えられないからな!早くこっちにこい!」

 

「わかった!」

 

邦佳は少年の母親を背負って、カーラのところまで行く。そして邦佳たちは安全な場所まで行くと少年の母親をサムに渡すとサムは少年の顔を見て

 

「少年。もう安全だぞ」

 

と、そう言うと少年は邦佳を見て、

 

「・・・・・・お姉ちゃんもしかしてウィ・・・」

 

少年がそう言いかけた時、邦佳は笑顔で人差し指を少年の口に当てて

 

「し~今は秘密の任務中なんだ。誰にも言っちゃだめだよ?」

 

と、ニコッと笑うと少年は頷き、

 

「うん。わかったよ。がんばってねお姉ちゃん」

 

「うん。ありがとね!」

 

そして少年と母親はサムに連れ出され地上へと向かう。そして残された二人は

 

「・・・・カーラ!残り何分!?」

 

黒田の言葉にカーラは時計を見ると

 

「残り3分しかない!急いで探さないと、駅が大爆発するぞ!?」

 

カーラは顔を青ざめると

 

「爆弾ならここにあるわよ」

 

と、そこへエミリアが黒い箱を手に持ってそう言う。彼女が持っている箱こそキーラが仕掛けた時限爆弾であった

 

「エミリアさん!爆弾を見つけたんですね!」

 

「ええ、探すのは大変だったけどね」

 

そう言いエミリアは爆弾の入った箱を開けると、そこには時限式になっておりそれに使われている爆薬も普通の爆薬ではなく軍が使用する高性能爆弾であった。それを見た三人は顔を青ざめ

 

「こ、これが爆発したら・・・・・・」

 

「ターミナルだけじゃない。半径一キロ以上が焼け野原になるわよ」

 

「あ”ぁーーーー!もうどうするんだよ!キーラのやつ!何が古き良きガリアのため護るだよ!ようやく復興が始まったっていうのにやっていることが逆じゃん!!」

 

頭を抱えてそういうカーラにエミリアはコンバットナイフを取り出し

 

「とにかく今は爆弾を解除しないといけないわね」

 

「え!?エミリアさんできるの!?」

 

「こう見えて私は爆弾処理の免許を持っているのよ」

 

「なんでそんなもの持っているんだよ!?」

 

「今後、役に立つと思ってね」

 

そう言いエミリアは時限爆弾を見る。その爆弾は三本のコードがありどれか一つが起爆装置につながっているというシンプルな構造であった

 

「(このくらいの時限式なら簡単に解除できそうね・・・・・・よし)」

 

「けほけほ、眩暈がするぜ」

 

「あ、サム」

 

「黒田。時限爆弾は?」

 

「今、エミリアさんが解除しているところ」

 

そう言い黒田が指さすとエミリアはまるで手慣れたかのように爆弾を解除していた

 

「よし、白いコードを切れば爆弾は解除でき・・・・・・っ!?」

 

そう言いエミリアは白いコードを切ろうとしたその時、急にどこからか赤い光線が飛んできて、エミリアは慌ててよける

 

「なっ!?なんだ!」

 

「どこから、ビームが!?」

 

黒田が驚く中エミリアは拳銃をホルスターからだしある場所に向けるとそこから何かが飛び出してくる。そしてエミリアはそこから殺気を感じ、発砲するが、その影は銃弾をよけ、エミリアが解除中だった爆弾を持つと

 

「そこを動くな!お前何者だ!!」

 

サムが拳銃を向けると

 

「ふっ・・・・ありきたりなことを言おうか地球人。動くな。動けばこの爆弾を爆破させるぞ」

 

「「「「っ!?」」」」」

 

黒田たちはその影の正体を見て驚く。それは人型のネウロイであった

 

「ね、ネウロイ!?しかも人型だし、しゃべっている!!」

 

黒田は驚いて言うとエミリアは

 

「貴様過激派ネウロイだな!」

 

「その通りだ。私はお前たちを消すために送られたものだ!そしてキーラとかいう地球人が仕掛けた爆弾を解除するお前たちの邪魔をするのが私の使命だ!」

 

「そんなことすればお前も吹き飛ぶぞ!」

 

「それは覚悟の上だ。お前らとともに消え去るそれが私の使命・・・・・」

 

そう言いかけた瞬間

 

「チェストー!!!」

 

「ぐわっ!!」

 

エミリアが固有魔法である縮地を使い、過激派ネウロイに急接近し、腰に差していた日本刀を抜き、そして魔法力を込めて過激派ネウロイの爆弾を持っていたほうの腕を切り落とす。そしてエミリアは時限爆弾を取ろうとするが

 

「させるか!!」

 

過激派ネウロイは残った腕の手をビーム状のサーベルに変えてエミリアに襲い掛かろうとするがエミリアは時限爆弾を取り黒田のほうへ投げると日本刀でビームサーベルの攻撃をはじき返し、そのまま過激派ネウロイ(刺客)と剣を交え戦う

 

「黒田!こいつは私が抑えるから早くその時限爆弾を解除しろ!」

 

「え!?でもどのコードを切れば!?」

 

「白いやつ切ればいいから!早くしろ、あと10秒しかないわよ!!」

 

「わっ!本当だ!?カーラ!ナイフ持ってない!?」

 

「わかった!・・・ナイフ、ナイフ・・・・・あった!」

 

カーラはカバンからナイフを取り出し黒田に渡すと黒田は白いコードを切る。そして爆弾のタイマーが停止した。タイマーを見ると5秒前に止まっていた。もし切るのが遅かったら大爆発を起こしていただろう。

そして一方のエミリアも固有魔法「縮地」を使った独自技「瞬天殺」という居合切りを使い過激派ネウロイをコアごと真っ二つにし、過激派ネウロイはネウロイどくどくの金切り音を出して消滅するのであった。

 

「ふう~よかった爆弾を解除できて・・・・」

 

「こっちも終わったわ。なかなか骨のあるやつだったわね」

 

「あ、エミリアさん。爆弾無事に解除できました」

 

「そう。それにしてもやっぱりキーラの王党派とネウロイ過激派が手を組んでいたっていうのは本当のようだったわね。これはジェニファーたちを探すのと同時にネウロイの奇襲にも気をつけなきゃね・・・・さて、私たちも早く外に出よう」

 

そうエミリアが言い、4人は地下から出る。そしてターミナルから少し離れた場所のベンチに座るとサムが

 

「さて・・・俺たちは奴らを取り逃がしたわけだが・・・・・」

 

「爆破のせいでどの線路も止まっているし、どの駅にも行けるよ?

 

「と、するとノール駅から向かうとすると‥‥反対方向。つまり南に乗客が多く監視の難しいリヨン駅に行く可能性が・・・・」

 

「あり得るな。これは賭けだけどそっちに行く・・・・」

 

4人はそう言いリヨン駅のほうへ向かおうとすると・・・・・

 

「マルセイユよ」

 

「「「「っ!?」」」」

 

背後から声がし、4人は後ろを振り向くとそこには青いフードをかぶった少女が立っていた

 

「あの二人ならマルセイユに向かったわ。奴の目的はマルセイユに行き、そこで船に乗りトゥールーズ経由でブレストに向かいそこからブリタニアに逃亡することになっているわ」

 

「お前は誰だ?」

 

サムはいきなり現れた少女に怪訝の目で見ると少女はクスリと笑い

 

「御覧の通りのただの風来坊よ。まあ強いて言うなら、疾風大尉の知り合いなんだけれどね」

 

「疾風さんの?」

 

「・・・・・・・わかった。情報提供感謝する。聞いたね。マルセイユに行こう」

 

「おい、エミリア大尉。こいつの話信じるのか?」

 

「疑って後悔するよりはいい。それに彼女の話は大体筋が通る。」

 

「ならマルセイユに行きましょ!」

 

そう言い、エミリアたちの戦期はリヨンからマルセイユへと変わる。そして少女は

 

「幸運をエミリア大尉」

 

と、そう言うとエミリアは少し笑い

 

「ああ、情報ありがとな・・・・・・レイン」

 

と、そう言うとエミリアは先に行った黒田たちを追うためその場を去ってしまう。そして残された少女は

 

「・・・・・借りは返しました。疾風さん。そして疾風さんウィッチの皆さん。どうか母の愛したこの星を悪霊から守ってください・・・・・」

 

少女はフードを取る。その正体は過激派ではあるもの穏健派と同じ思想を持った革新派ネウロイのレインであった・・・・・




投稿が大変遅くなって申し訳ございませんでした。最近書き始めた小説のほうに夢中になっていたのと、今後のストーリーをどう書くかで悩んでしまい遅くなってしまいました。
さて、次回はセダンのほうに入りたいと思います。


※今回エミリアと戦った刺客の過激派ネウロイはマグマ星人をモデルにしています
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