ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~ 作:疾風海軍陸戦隊
疾風とキングジョーダークが激しい一騎打ちをする中、とある空間に閉じ込められている黒田とキーラはヤプールの設置した地中ミサイルの設定を変え、キングジョーダークに放つことをにした二人だが・・・・・・
「代償?」
「ああ、そうだ。代償だ」
そう言い、キーラは文字盤を動かす
「キーラさん。文字盤に書いてある文字読めるんですか?」
「ネウロイ語なんて読めるわけがない。だが不思議とわかる・・・・・なぜだろうな」
そう言うキーラ。ネウロイの言葉、文字なんてわかるはずがない。だが、彼女はなぜか読めたのだ。そして彼女は打ち終わると、人一人分ぐらい入れるくらいのカプセルが出てくる
「キーラさん・・・これは」
「これは私の推測だが・・・・・あのミサイルというやつはウィッチの魔力に使い動力で動くようだ。恐らくヤプールのやつは捕らえたウィッチをこの中に入れ世界中にこれを発射させるみたいだな。世界を守るウィッチの魔力を使って地球を滅ぼす・・・・奴らしい狡猾な手だな」
「じゃあ、逆に魔力を使ってこれを操ることもできるってことですね?」
「ああ、今、このミサイルの発射システムを変えた。後は動力の魔力を注ぎ込んでその魔力によって発射されたミサイルを奴にぶち込めば・・・・・」
「みんなが助かるんですね!!」
黒田が頷くとキーラは頷くのだが
「だが、その動かすための魔力が非常に多いい。下手をすれば魔法力を失うだけじゃない。自分自身の命そのものを失うほどだ。それでもやるつもりか?」
「はい!私はみんなを助けたいんです!」
「それで死んでも?死んだらもう手当金やらそう言うお金はもうもらえなくなるぞ?」
「お金も体も大事だけど・・・・このままだとみんな死んじゃう。私はみんなの笑顔を守るため、戦いたいんです」
真剣な目でキーラにそう言う黒田。その眼を見たキーラは
「・・・・・・・分かった。ならやろう」
「キーラさん。じゃあ、私があのカプセルに乗ります」
そう言いカプセルに入ろうとする黒田。しかし
「待て、黒田。お前はあっちのカプセルだ。これは私が入る」
「え?」
キーラにそう言われ、黒田はキーラの指をさす方を見るとそこにはもう一つのカプセルがあった
「お前の魔力だけでは足りん。私も乗ろう。だから、お前はあっちだ」
「え?じゃあキーラさんが…」
「いいから言うことを聞け!上官命令だ」
「は・・・はい」
キーラの気の強い言葉に黒田は圧倒され、キーラに言われたカプセルに入る。そしてキーラは文字盤になにかを打ち込む。すると黒田の乗るカプセルにアラームが鳴り
『緊急脱出装置作動!緊急脱出装置作動!』
「え?脱出装置?・・・・っ!?キーラさん!!」
アラーム音とそのアナウンスに黒田は何かを察し、キーラの入ったカプセルを見るとキーラは
「おやおや・・・どうやら黒田。お前の乗ったカプセルはどうやら、ここから出るための脱出装置だったみたいだな。どうやら魔力をミサイル装置に注ぐのは私だけのようだ」
「キーラさん!どうして!!」
黒田はカプセルを叩きながらそう言うとキーラは
「黒田。私とは違いお前は帰るべき場がある。まだ守らなければいけない戦いがまだこれからたくさん残っている。ここで死ぬのは愚策だ。それはお前がこよなく愛するお金をどぶに捨てる行為と同じさ」
「でも、それだとキーラさんが!」
「いいんだ。私は無事戻れても死刑台が関の山だ。お前だけは無事にみんなの元へ帰れ」
そう言いキーラは寂しそうな笑みでそう言いキーラはカプセルに入る
「キーラさん!」
「黒田・・・・・お前は最初から気に入らなかった・・・・・・・・羨ましかったんだよ」
「キーラさん!そんなのだめですよ!一緒に・・・みんなの元へ帰りましょ!!」
「残念だが、無理だ。出力は最大にした。この装置は私空魔力だけでなく命もエネルギーとするだろう・・・・・黒田。これでさよならだ」
そう言った瞬間、キーラのカプセルも作動し始め彼女の乗るカプセル内はイナズマやスパーク音が現れ、彼女から空魔力を奪い取り彼女の体から激しい激痛が襲う。
「ぐわぁ!!」
「キーラさん!!」
キーラの悲鳴に黒田は大声を出し、彼女を呼ぶ。だがそんな声はキーラに聞こえてはいなかった
「ふふっ・・・・・このままネウロイの手先として死んでたまるか・・・・最後は・・・・最期くらいは・・・・・アリスが・・・・・妹が憧れていたウィッチである私として人類の…地球のために死んでやる!!人間をなめるな。この星は死んだ妹の故郷であるガリアをお前らなんかに渡してたまるか、ネウロイッ!!!」
力の限りそう叫ぶキーラ。その瞬間、キーラは
「人間に・・・・人類に光在れ!!」
心の底から振り絞ってそう叫んだ瞬間、彼女の入るカプセルは光に包まれ、その瞬間、黒田の乗るカプセルは上へと押し上げられそして地上へと出る穴へと昇るのであった
「キーラさぁーん!!」
黒田は涙を流しそう叫ぶのであった。黒田はこの時最後にキーラの顔を見た。その顔は今まで見たこともないような心優しい本来の彼女の笑みだった・・・・
そしてキーラも自分の最期を感じていた
「。黒田。もし…もし…生まれ変わることができるのならば今度会うときは・・・・お前の仲間として友として会いたいものだ・・・・・それに黒田。お前には言わなかったが…お前は死んだ妹にそっくりだったんだよ・・・・・・」
そう呟くと彼女の脳裏に自分の妹の姿が浮かび上がりキーラは笑みをこぼし・・・・
「アリス・・・・・姉さんは・・・・私はこれでよかったんだな?」
そう言い彼女は安らかな笑みをこぼし光に包まれるのであった・・・・・・
一方、もうすぐ夜明けまじかのパドカレー上空では・・・・
「これじゃあ埒が明かないな・・・・・・」
疾風はキングジョーダークを睨みそう言う。両手も血で真っ赤に染まり満身創痍であった。すると、下から何か気配を感じた
「な、なんだ?」
急に何かが迫ってくる感じがした疾風。それは小型ネウロイと戦っい全機を倒したハインリーケたちにも感じた
「っ!?」
「どうした姫さん!」
急にハインリーケの魔道針が反応する
「ネウロイの気配がまた来る!」
「また新手か!!」
ハインリーケの言葉にマリアンがそう言うと・・・・
「あ!マリアンあれ!!」
「あれは…ロケット?」
ジェニファーやアイザックがある所を指さすと。地上から大型のロケットが飛び出てきた。
「なんだあれは!?」
皆が驚く中、ロケット・・・・ミサイルはキングジョーダークへとめがけて、飛んでくる
「うわっ!?」
「っ!?」
疾風はすかさず避けるとミサイルはキングジョーへと向かい。それを見たキング所は慌てて回避しようとするが・・・・・
「そうはさせるか!!」
そう言うと疾風は最期の力を振り絞りキングジョーダークの背後に回り込み、羽交い絞めにする。
グワショ!!グワショ!!グワショ!!!
キングジョーダークは離せと言わないばかりにと言わんばかりに体中を振り回し疾風を振りほどこうとするが疾風は最期の力を振り絞りキングジョーを抑え込んだ。
「(今離せば、こいつは分離して躱すだろう…ならば、このままあいつも道連れだ!!)」
そう言い疾風はがっしりとキングジョーダークを押さえつける。そして彼の脳裏には・・・・
「(エイラ・・・アイ。先逝く俺を許してくれ・・・・・俺は本当に二人を愛していた・・・・エイラ。本当にごめん。先に逝って長く待っているから、お前は俺の分まで愛と一緒に幸せに生きてくれ)」
疾風は愛する二人に二度と会えないことを覚悟し、涙を流すのを耐えて決心する。そして疾風がキングジョーダークを抑える中、ミサイルは二人に迫った
そしてミサイルが迫ることを見た疾風はキングジョーダークにこう言った
「
「っ!?」
そう言った瞬間ミサイルは疾風もろともキングジョーダークに激突し大爆発を起こす。それはハインリーケたちにも見えていた
「は、疾風さん!!」
「大尉!!」
皆が叫ぶ中ハインリーケは疾風のいた西の空に爆発し輝く光を見る。その時、彼女は疾風が最後に言った言葉を思い出した。
『西の空に・・・・・明けの明星が大きく光り輝く、そしてその明星は最期に光り輝いて空の彼方へと消えていく・・・・・・・その明星が俺だ・・・・・』
「い・・・・・い・・・・いやあぁぁーーー!!!」
ハインリーケは大粒の涙を流し、そう叫ぶのであった。