ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~ 作:疾風海軍陸戦隊
「なるほど・・・・・そんなことが、だがなぜすぐに知らせなかったんだカール大尉?」
「す、すみません隊長」
「ハインリーケさん。あなたもですよ?」
「す、すまぬ・・・・」
あの後、騒ぎでみんなが疾風の部屋に集まってしまい。そして二人は疾風が子供になったことを洗いざらい説明するのであった
「だが、驚きました。まさかこの子が疾風大尉だなんて・・・・」
「私もびっくりしました・・・・・はい。疾風さん・・・じゃなかった疾風君。あ~ん」
グリュンネ少佐の言葉に黒田は頷きつつ、朝ごはんをスプーンですくい疾風(子供)の口に運んでやる。
「あーん……もぐもぐ……」
「疾風くん、おいしい?」
「うん、おいしい!」
黒田の言葉に、疾風はにっこりと無邪気な笑顔でそういう
「か、可愛い///大尉にもこんなかわいい時があったんだな?」
「同感です・・・・・はぁ・・可愛い」
アドリアーナとジェニファーは顔を赤くし、まるで子犬を愛でるような目で見る。
「これ・・・バルクホルンが見たら鼻血を出して喜ぶか。下原が見たら思いっきりモフモフするパターンだわこれ」
エミリアはにやにやしながら、スマホで録画する
「は~い。疾風君。食後のコーラはどうかな?」
「ありがとう。カーラおねえちゃん!」
「おねえちゃん///!?(うわっ!めっちゃ可愛い。マリアンが独り占めしたくなるのもわかる)」
疾風がカーラからコーラをもらいお礼を言うとその可愛さに顔を赤くしてしまう
「みんなどんどん悩殺されてるね・・・・」
デレッデレ顔の黒田、カーラ、ジェニファーにアイザックは半ば呆れ気味に言う
「これはもしかしたら昨日、大尉が出会ったネウロイの影響かもしれないな?空砲だったて聞いたが・・・・」
「まさか、子供の姿に変えるネウロイだなんて・・・・・」
ジーナとグリュンネがそう言うとエミリアは
「そう言えば前にも似たようなタイプがいたわね?」
「え?ほんとですかエミリア大尉?」
「ええ。確か私と疾風が502に仮配属されていた時なんだけど、その時も疾風、空砲のビームを受けてね。その時あいつの体は異状なかったんだけど翌日になったら女の姿に変わってたのよ」
「え?女の姿にですか?」
「ええ、その時の写真がこれよ」
そう言いエミリアはこっそりスマホに取っていた疾風が女の子の姿。疾子の写真を見せる
「ほ、ほんとだ・・・・・ほんとにこれが大尉なのか?」
「驚きだわ・・・・・それで元の姿に戻れたのは?」
「その翌日よ。多分、今回のことも一時的なものでしょうね。さすがに女性になったのと子供になったのじゃパターンが違うから絶対とは言い切れないけど」
「そうね・・・・これは様子を見ないといけませんね」
「そうですね。演劇の練習もいったんは中止ですね・・・・仕方がない」
エミリアの言葉にグリュンネとジーナは頷き
「ハインリーケさん。あなたにはしばらく疾風さんの面倒を頼みます」
「カール大尉も頼む」
「「え!?」」
二人の言葉にマリアンとハインリーケは驚く
「た、隊長…なぜ妾とこやつが?」
「そ、そうです。ヴィトゲンシュタイン大尉ならともかくなぜ私まで!?」
「我々が来る前からこの状態の彼を見ていたんだ、それは当然じゃないか?それとも何か嫌か?」
「うっ・・・・・」
「ですが妾は子供のあやし方など・・・・・」
「じゃあ、私が代わりにやりますよ~10フランで!」
「私も今回は世話しようかな~」
二人が断ろうとすると黒田とカーラが代わりに世話すると言い出すと・・・・
「「この子の世話、やらせていただきます」」
「あっさり引き受けたな・・・・・二人とも」
あっさり引き受けたことにアドリアーナが不思議そうに訊くと
「まあ、黒田中尉に任せるよりは・・・・」
「私もカーラに任せるよりは・・・・」
「「それ、どういう意味!?」」
黒田とカーラはジト目で見る。二人からして、黒田とカーラが小さくなった疾風に変なことを教えないかどうか心配で、そうなるくらいなら自分たちで世話した方がいいだろうと判断したのだ。
「二人ともごめんなさい。私たちも監視したいのは山々なんだけど……職務もあるしねぇ」
「ああ、だが、困ったことがあったら我々を呼ぶといい」
「マリアン。私も手伝うから」
「そうだぞ姫様」
「僕も手伝うからね」
「すまんジェニファー」
「すまぬの・・・・・」
マリアンとハインリーケが礼を言う。そして
「ヴィトゲンシュタイン大尉。疾風くんをいじめちゃだめですよ?」
「マリアンもだからね~」
「「誰がいじめるかぁ!!」」
二人が彼女たちをからかうように言うとマリアンとハインリーケは青筋を立てて二人を叱るのであった。
そして皆が小さくなってしまった疾風を二人に任せて部屋を出て数分後
「すう・・・・すう・・・・」
「寝、寝たな・・・・ヴィトゲンシュタイン大尉」
「ああ、腹がいっぱいになったからであろう」
ご飯を食べた後眠くなったったのかベッドで寝ている疾風を見てそう言う二人
「さてと・・・・・どうする姫さん?」
「どうするって?何がじゃカール大尉?」
「こいつの世話だよ。私は子供の世話なんかしたことがないんだぞ?」
「それは妾とて同じじゃ。じゃが黒田中尉に任せるよりはマシじゃ」
「まあ…それは言えているかもしれないが・・・・・・」
そう言うと二人は寝ている疾風を見る
「「(・・・・可愛い///)」」
かわいい寝顔を見て、微笑む二人。
「なあ、ヴィトゲンシュタイン大尉」
「なんだカール大尉?」
「こいつが目が覚めた、後どうする?」
「そうじゃの・・・・・普通に子供の相手をすればよいじゃないか?」
「例えば?」
「そうじゃの・・・・・・・・ん?」
マリアンに聞かれハインリーケは答えようとするが急に言葉が止まる
「のう、カール大尉」
「な、なんだ?」
「子供って・・・・・どんな遊びが好きなのじゃ?」
「知るか!鬼ごっことかそう言うのでいいんじゃないか?」
「基地の中で走るのは、危ないであろう。こやつが怪我したらどうする?」
「じゃあ、・・・・ほかに何かないのか姫さん?」
「そうじゃの・・・・・お飯事か、人形遊びといいたいところではあるがこやつは男じゃからの・・・・・男の子の好きな遊びなど考えたことがなかったからの。カール大尉はどうじゃ?故郷のハバードに男友達はいなかったのか?」
「いるわけないだろ?いつも家の畑仕事の手伝いで、友達なんて作る暇なんてなかったんだからな。そう言う姫さんは?」
「妾もないわ。いつも家で家庭教師に作法や勉学しか学んでいたからの・・・・そう言えば女の子らしい遊びもしていなかった気がするの・・・」
そう言い二人はどうすればいいか困ってしまった。今疾風(子供)は寝ているが起きたらその後、どう接していいか、正直わからなかったのだ。
すると、マリアンは寝ている疾風を見てあることに気づく
「ん?・・・・そう言えばこいつの服装。このままじゃいけないな」
「おお、言われてみればそうじゃな」
そう疾風の服装は前の姿だった大人服だ。だが今は子供の姿になっており、子供用の服がない状態である。現に彼の服の袖やズボンの裾が何重にも折り畳まれ、なんかもこもこしてる。
「「・・・・・・」」
どうやら彼女たちの目的ができたようだ
一方、娯楽室では・・・・・
「ええ。そうよ。うんわかったわ」
エミリアが誰かと電話し、そして受話器を置く
「エミリアさん?誰と話していたんですか?」
黒田がエミリアが電話で誰と話していたかを訊くと
「ん?彼の保護者?みたいな人かしら?」
「保護者?」
サン・トロン基地では・・・・
「ミーナすまないが行ってくる!!」
「ちょっ!?どこに行くのよ。トゥルーデ!?しかも急に休暇届を出して?」
「ちょっと、セダンに用事ができた!!」