ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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第194話「NAC、明日なき戦い」

扶桑皇国大本営陸海軍部

陸軍、海軍のお偉いさんが下田を襲撃したネウロイについて会議をしていた

 

「とうとうネウロイが本土である下田を襲撃するとはな‥…それで被害はどうなっているのかね?」

 

「下田にある港町は壊滅。町にいた住人はその場にいた陸戦ウィッチや陸戦隊が避難誘導したおかげで多数は避難できたがそれでも数名は犠牲が出ている。そして襲撃した二体の中型ネウロイによって黒潮島、大津島は沈没。その島にいた島民の生き残りは絶望的だろう・・・・・」

 

「それで?その襲撃したネウロイはどうなったのかね?」

 

「NACの隊長である疾風村正少佐、副隊長の宮辺久大尉の報告によれば出撃した、厚木基地のウィッチや最新鋭部隊の724航空隊NACのウィッチによって小型機は多数撃墜はしたものの、津波や竜巻を起こした中型ネウロイ二機は倒すことはできなかったそうだ」

 

「それはまずいな・・・・・今回は下田でこのぐらいの被害で済んだものの、もしネウロイが皇都、東京を着たら、壊滅では済まされない」

 

「やはり、素人が多い724部隊では力不足か?やはり精鋭のウィッチである若本や新藤少佐らを中心とした部隊にするべきだったな?茅場中将?」

 

海軍のお偉いさんが会議に出席していた茅場中将に言うと

 

「まだ勝負は決まっていません。確かに今回のNACの初陣は完全勝利とはいいがたいでしょう・・・・しかし、隊員の腕は確かです。私はNACの隊長である疾風少佐を信じている。彼らならあのネウロイを倒し、そして小笠原を占拠する巣を倒すことができるでしょう」

 

「ウィッチだけでネウロイの巣を倒すのは無理だと思うがね?」

 

「いいや。かつての501がガリア、ヴェネチアにあったネウロイの巣をそして北欧の502がネウロイの巣であるグリゴーリを倒し殲滅した事例があります」

 

「だが、巣を破壊した統合戦闘航空団はNACとは違い世界各国から集まったエース部隊だ。素人の多いいNACでそれができると?」

 

「絶対とはいいがたいですが、NACの隊長である疾風少佐は元501,502の隊員であり何度も欧州を救った英雄です。それに副隊長の宮辺君も扶桑海事変やリバウ戦線を経験したベテランであり、そして森君もかつてバルバロッサ作戦を経験した猛者だ。確かにその他の隊員は訓練を終えたばかりですが、彼ら三人なら…いや6名ならきっと倒すことができるでしょう」

 

「君の言うことを信じてもいいのかね茅場中将?君は宮藤博士同様ストライカーユニット開発の立役者の一人だが、もしNACが敗北し皇都にいる陛下に何かあれば、NACは解散。君も多々では済まないぞ?」

 

「かまいません。」

 

「ほぉ?随分と自信があるみたいだな?」

 

「ええ・・・なぜなら彼らはきっと勝ちますよ」

 

「・・・・・・うむ。では、もう少しNACの様子を見よう‥…では本日の会議はここまでにする」

 

そう言い上層部の会議は終わるのであった。そして疾風は上層部に被害を報告した後、上の人に何としてでもネウロイを倒せとの命令を受けた後、基地に帰っていた。そして基地のある島に行くタグボートのある港に行くとそこで疾風を待っている人がいた

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

二人は無言であったが最初に口を開いたのは港で待っていた女性だ

 

「……久しぶりだな?」

 

「どうも若本さん。訓練所以来ですね?」

 

「そうだな・・・・・」

 

疾風を待っていたのは扶桑海軍のウィッチである若本徹子中尉だ。

若本徹子、扶桑海軍最強と呼ばれるウィッチであり、小学生の時に魔法力が発現。1936年に舞鶴海軍付属小学校へ編入し、正規のウィッチ教育を受ける。その際に、北郷章香に師事し、剣術と空戦術を学びそこで坂本美緒と竹井醇子と同期として知りあう。特に坂本さんとは、剣術で負けて以来、幾度も勝負を挑み続けて、お互い切磋琢磨しあえる良きライバルのような関係でもあった。

そして今はウィッチの教官として一時期、扶桑に戻りそこで疾風と出会う。そして最初に言われたのが模擬空戦の試合の相手をしてくれというものだった。

しかし、疾風は魔法力がなくなり飛べなくなったことを若本に言うと徹子は残念な表情をし、代わりに剣道の試合を持ち込んだ。

疾風は最初は足の怪我を理由に断ったのだが、しつこく頼み込む彼女に俺試合をした。結果は岩本が固有魔法の覚醒を使ったが、引き分けであった。

それ以来か岩本はちょくちょく疾風のもとを訪ねることが多くなり、NAC設立までともに訓練教官をしていたのだ

ちなみにNAC設立の際、疾風をNACの隊長にと推薦したのはほかでもない岩本徹子。つまり彼女であった

 

「NACの最初の戦い・・・・あれは負け戦だな」

 

「ええ・・・・下田の町を守ることができなかった。ネウロイを撃退してもネウロイっを倒すことができても、守るべきものを守ることができなければそれは負け戦だ。岩本さんがっかりしてますか?」

 

「いいや。確かに犠牲者は出た。しかし実戦の少ない彼女らが最初の戦いであのくらいの被害で済んだのはある意味、奇跡だ。宮辺や森、そしてお前がいなかったらもっと被害が出てただろうな」

 

「慰めはいりませんよ。どんな結果であれ、奴らを倒すことができなかった。だが、追い返すことはできたが次に奴らが東京に戻ってくるのは時間の問題だ。次は必ず勝たなければいけない」

 

「そうか・・・・それで勝算はあるのか?」

 

「‥…一つだけ方法がある」

 

「ふ~ん…それでその方法はなんだ?」

 

若本がそう言うと疾風は中型ネウロイを倒す方法をいう

 

「なるほど‥…確かにその方法なら、そのネウロイ倒せるかもしれないが、できるのか?かなり危険な賭けだぞ?」

 

「できなきゃいけない。そうでなければ扶桑は沈没する。」

 

「そうか・・・・・後悔しているか?自分以外の隊員に委ねるのが」

 

「少しな…もし、自分がガリアで負傷しなければあいつらに重荷を背負わせることはなかった‥‥だが、後悔しても仕方がない。それに戦闘隊長にはあなたが推薦した宮辺さんがいる」

 

「宮辺か・・・・・まあ、あいつの腕は美緒や淳子も認めてるし、俺も機動部隊でであいつの腕を見て凄腕だと確信しているからな。だが、あいつはまだリバウやほかの地域の戦いで仲間を死なせたことに負い目を感じてる。少し心配だが・・・まあ、お前ならきっとあいつを自信を取り戻せるだろうな」

 

「買い被りですよ。俺はそこまで強くはないですよ?」

 

「謙遜するな‥‥お前は美緒が認めた男だ。きっとできるさ。まあともかく。俺はしばらくウィッチ訓練所にいる。何か相談したいことがあれば連絡しろ協力する」

 

「ありがとう徹子さん」

 

「礼は不要だ。代わりに剣道の相手をしてくれればいい」

 

「怪我人に試合を申し込みますか?」

 

「よく言う。杖を突きながら俺と互角以上戦うやつが言うことか?」

 

「あはは・・・・・」

 

この時疾風は思った。やはり彼女は坂本さんの友人だと・・・・・

そして疾風は若本と別れタグボートに乗り、基地のある無人島に付き施設の中に入ると

 

「隊長。おかえりなさい」

 

「宮辺さん。ただいま戻りました。ほかの隊員は?」

 

「ゆりかさん、そして麗央さんを除いて今、森中尉を筆頭に厚木基地のウィッチとともに厳重パトロールをしています」

 

「そうか・・・・・」

 

基地の中に入り指令室に入るとそこには宮辺さんがいた。そして疾風は椅子に座ると

 

「上層部のほうはどうでしたか?」

 

「ああ・・・・何としてもあの中型ネウロイを倒せとのことだ。まあ、当たり前なんだがな・・・・・」

 

「我々にできますか・・・・・私たちは負けたんですよ?下田の港町にいた人を救えなかったんですよ?」

 

「宮辺さん。確かに最初の戦いでは負けた。だが、一度負けたからと言って二度と勝てないことなんて…絶対にない。絶対に勝つ。もう犠牲者を出すわけにはいかない」

 

「何か勝算があるんですか??」

 

「一つだけ方法がある。しかしそれには麗央・・・・鳳軍曹の力が必要だ」

 

「鳳軍曹の?」

 

「そうだ。彼女の固有魔法が奴を倒す決め手となる」

 

「固有魔法‥…確か鳳軍曹の固有魔法は氣・・・・つまり体内エネルギーを体の一部分に集める魔法ですよね?・・・・・まさか」

 

「ああ。危険だが、もはやそれしかない。しかしそれには宮辺さんたちの協力が必要だ。宮辺さんすまない。どうか力を貸してくれ」

 

そう言い疾風は頭を下げる。すると宮辺は

 

「わかりました。私も僭越ながら協力します。必ず勝ちましょう。少佐」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、麗央はというと・・・・・

 

「やあっ!!はあぁ!!」

 

島にある、木々を蹴りや手刀でなぎ倒していた

 

「(あのネウロイを倒すには銃弾は効かない。接近して肉薄攻撃をするしかないんだ!!)」

 

麗央は先ほどの中型ネウロイの戦いで、機銃や砲弾での攻撃はあのネウロイの回転によって発生させる強風で押し戻されてしまう。ならば急接近して肉薄攻撃をするしか方法がなかった。

 

すると・・・・

 

「麗央」

 

「っ!?」

 

誰かに声を掛けられ振り向くとそこには疾風がいた

 

「そんなやり方じゃ、あの二体を倒すことができないぞ・・・・・麗央。悲しいか?」

 

「はい!悲しくて…それにあいつらを倒せないのが悔しいです!!」

 

悔しい表情をし涙目でそういう麗央。自分の故郷を奪い、そして今度は第二の故郷である扶桑にい攻め込んだあの二体に成す術がなかった麗央は悔しくて仕方がなかった。

疾風は杖を突きながら

 

「連中が扶桑に戻ってくるのも時間の問題だ。またスピン攻撃で大津波を発生しこちらの攻撃を受け付けないようにするのは目に見えている。しかし一つだけ勝つ方法がある!」

 

「それは?」

 

麗央が聞くと疾風は駒を取り出し、

 

「見ていろ・・・・・目には目をスピンにはスピンだ!!」

 

そう言い疾風は駒を投げ駒は地面を回転し始める

 

「とりゃ!」

 

疾風は杖を駒の上空絵と投げ出す。そして杖は速い速度で回転をし、駒のもとへと落ちてゆく。

そして落ちた杖は回転する駒を真っ二つに割るのだった

 

「っ!?」

 

「きりもみキック・・・・・奴らを破る方法はこれだ!」

 

疾風の言葉に麗央は中型ネウロイを倒すための特訓を始めるのであった

 

 




ワールドウィッチで若本徹子さんが遂に登場!!声が聴けるのが楽しみです!
次回は麗央の特訓を書きたいと思います
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