ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~ 作:疾風海軍陸戦隊
OP「アシタノツバサ」
ED「No More Time Machine」
前回のあらすじ
502が攻略するネウロイの巣「グレゴーリ」にネウロイの援軍が近づいていた。その司令官であるネウロイと交渉すべく疾風たちはネウロイの巣に飛び込むのだった。その巣の中にいたのはグレゴーリ援軍師団師団長である人型ネウロイのジブリール中将がいた。そして疾風は援軍中止をかけてジブリールと勝負するのだった。
「さて・・・・ゲームを始める前に確認したいんですけど、その子、『アースクリーンプログラム』試作T-1000型ですよね・・・・お久しぶりですね」
「はい。お久しぶりです。ジブリールさん」
「え?アイこいつと知り合いなのカ?」
「ええ、私の友人は「アースクリーンプログラム」の立案者でしたので、たまに施設をこっそり見せてくれたことがあるんですよ。」
「お前過激派のネウロイなんだろ?大丈夫なのか?」
エイラが疑いの目で見る
「ええ、そうですが、ですが私はほかの過激派に比べて野蛮ではありません。瘴気を振りまく行為はまさに野蛮な所業。過激派っといっても私は代々軍人家系・・・・あのやり方は気に入りなかったし、私は「アースクリーンプログラム」の計画については賛成でした・・・・・・」
「じゃあ、なんで穏健派ではなく過激派に?」
「そうですね・・・・それは秘密です。それではゲームを始めましょう」
ジブリールがそういった瞬間、あたりが暗くなり机に真ん中には光る球が現れた。
「そうだな・・・・ゲームを始めよう」
「負けないからナ!」
「うん!」
「ふふふ・・・・本当に仲がよろしいんですね・・・・・先行をお譲りします。
お好きな言葉をどうぞ」
ジブリールにそう言われて疾風は少し考える
「う~ん・・・・そうだな。じゃあ・・・・・・・・・・水爆」
疾風がそういった瞬間、頭上の上から大きな塊が現れた
「これは・・・・」
「爆弾!?」
エイラはそういうがこれはただの爆弾ではない。エイラの時代より少し先に開発される人類史上最悪の兵器核爆弾であった。すると水爆は起動し始め
「はっ!?クーリアンセ!!」
ジブリールがそう、叫んだ瞬間、水爆が爆発し、きのこ雲が上がる。
「初手で自爆ですか・・・今のは『く』で始まる防御システム「クーリアンセ」。私の善意がなければ皆様死んでいましたよ?」
「善意とか、やめにしないか?アイから聞けばあんたは大のゲーマー。たった一手で終わるつまんないゲームなんてあんたは認めないだろ?」
「それにお前がこういうことをするのは私の未来予知で見えてたかんな」
と、疾風とエイラはいたずらな笑みを浮かべる
「なるほど・・・・・そういうことですか」
「それにしても続行不可能って条件こっちは満たせそうにないな」
そう、ジブリールは水爆をもろに受けたのに傷一つついていないのだ。ジブリールはにっこりと笑い
「はい。ご理解いただけてうれしいです。それに私はほかのネウロイと違って頑丈ですから、どうかわたしを飽きさせないでくださいませ」
「安心してくれ、そうはならないよ・・・・・戦闘脚」
疾風が言うと、ジブリールの戦闘脚型の足が消えて、普通の人間の足に代わる。むろんユニットをはいている疾風やエイラも同じだ
「なるほど・・・・これはまた粋なことをしますね」
「ああ、別に問題はないんだろ?」
「ええ、ゲーム終了とともに戻りますから。まあ、飛べないのはちょっと不安ですが」
「そういえば、ネウロイってお前みたいに人型になったり喋れたりすることができるのか?」
「全員ではありませんが、ほんの1部のものだけが人間型になったり、喋れたりします。なんせ地球語は私たちにとっては発音しにくい言語ですから。人型に変身できさらに人間に姿を変えられるのも2桁にも届かない数ですよ。さて話を戻して次は無難に行きましょう。熊」
そういう風にゲームは続くのだった。しばらくして
「そういえばこんな暗く誇りぽいところはやめにしましょう。少し遊びましょうか?ビーチ」
彼女がそういった瞬間、更地だった場所がいきなり、楽園ビーチの景色に変わった。
「う~太陽がまぶしいです。」
「大丈夫カ?アイ」
「大丈夫ですお母さん」
そういいアイはエイラと疾風に微笑む。その顔を見て二人はうれしそうに笑い
「も~アイはかわいいな~♪」
「まったくだ」
と、二人はアイの頭をなでてほほ笑む。その姿はまさに親ばか夫婦である。
「コホン・・・・すみませんがあなたたちの番ですよ?」
「あ、ああそうだったな。それじゃ・・・・」
「え~と。そうだ乳首!」
エイラがそういう
「エイラ・・・・・・」
「すまん、それしか浮かばなかった・・・・」
「ふふ・・・・・ではお付き合いしましょう。ではビキニ」
ジブリールはそういうが・・・・
「ジブリール!」
「お前何もわかってないナ!!」
と二人はジブリールに迫り・・・・
「「ビキニにするならまず服を消さなきゃダメだろ!」」
(突っ込むとこそこですかお父さん、お母さん)
「なるほど!申し訳ございません意図をくみ取れず」
「まあ、しょうがない・・・・・じゃあ、荷物」
「それではそうですね、旋風なんていかがでしょう?」
「「!?」」
ジブリールがそういうと愛の周りにつむじ風が舞い、水着がちらちらと見える。そしてエイラと疾風はどこから取り出したのかカメラでアイの写真を撮る
「ジブリール、グッジョッブ!!」
「あ~アイの他にサーニャがいればもっと完璧なのにな~」
「も~お父さん!お母さん!いい加減にしてください!!」
アイは涙目で叫ぶのだった。
そしてこのしりとりは続く、何時間たっていたのかはわからない、気が付けばビーチではなく何かの遺跡のような風景になっていた。疾風とアイはご飯を食べ、エイラに至ってはサーニャグッズをにやつきながら抱きしめていた。
「それにしても、ジブリールは腹が減らないのか?というよりネウロイって食事するのか?・・・・・マントル」
「はい、我々ネウロイの主食は鉄とか金属なんですけどね。まあ、人間の食べ物も食べれますよ栄養は取れませんが味覚はあるので、ルガー」
「なるほどな・・・・『外核』。それにしてももうすぐ夜が明けそうだ。そろそろ降参してくれないか?」
「お疲れでしたら、わざと負けてもいいのですよ。人間にしてはよく頑張ったほうですわ。「クロック」」
「さっきから見下した態度だけど、・・・・『クリック』まあ、お前たちから見れば人間は蟻みたいな感じだが、蟻が弱いなんて誰が決めたよ」
「大変失礼しました。まさかあなたたち人間が、自分たちが弱くないと思っているなんて知りませんでした」
「ふっ・・・・頑丈で強力な武器が力だと思っているのならお前こそおつむが弱いな。中将殿」
疾風にそう言われえジブリールはぴくっと目を吊り上げる。
「・・・・・私が人間に劣ると?言っときますが私がその気になれば、すぐにでもこのゲームを終わらせて、人類を滅ぼすぐらいどうってことはありませんわ。『栗』」
「そこがお前の欠点だ。闇弱ってところだな」
「闇弱?」
「ああ、物の道理がわからないって意味だ。」
「その意味くらいは分かります。私のどこが闇弱だと?大尉」
「穏健派のように人に興味を持ち調べず、勝手な判断でことを決めるところだ」
そういうと疾風は立ち上がる。
「教えてやるよ。お前の弱さをな・・・・」
すると疾風はエイラに近づき耳元で
「エイラ、アイ、俺から離れるなよ」
「え?・・・・分かった。」
「はい」
その後疾風はエイラと何か打ち合わせをし、そしてエイラとアイは疾風の手を握り、疾風はエイラたちを連れ、階段を駆け上がりそして・・・・
「リソスフェア(岩石圏)!!」
疾風がそう叫ぶと、地面がなくなり、4人は真っ逆さまに落ちる。真下にはマグマの塊核が見えた。
「なるほど・・・・戦闘脚をなくしたのはこのためですか・・・・中心温度六千度、表面で三千度・・・このような温度少しやけどするくらいですね。まだ私を殺そうと考えているのですか・・・無駄なこと・・・・朝」
ジブリールの言葉に太陽が消え、疾風たちは次の一手を打つ
「「「酸素」」」
「うぐっ・・・・(なるほど・・・・・呼吸を封じましたか。だがまだまだ。もっと私を楽しませてくださいませ)ソナタ」
「くそっ・・・・種植え」
「ふふ・・・意外と素直ですね。ではエアー(空気が戻れば呼吸も・・・・・・って!どうして!どうして戻らなにの!?)」
この時ジブリールは致命的なミスをした。彼女は原子論基科学のことはあまり知らない。空気がなくなれば空気を戻せばいいと解釈するが、疾風が消したのは酸素だけ、人が呼吸するのは酸素だけではなくいくつかの元素によって成り立っている。存在するものは消え、するものが消えるこのルール。ほかの気体は消えて疾風が消した酸素が現れる。つまり今この空間にあるのは猛烈な猛毒を持った酸素のみ、
「(し、しかし・・・・T1000型は猛毒瘴気に耐えられるようにプログラムされていますから問題ないけど、ひ弱な人間でもあるあなたたちは耐えられない・・・・な////)」
ジブリールが見た光景は疾風とエイラが口づけをする光景だった。そして口づけをやめて・・・
「い、行くぞ‥‥エイラ」
「ああ・・・」
二人とも苦しそうに言う
「「アトモスフィア(大気圏)」
二人がそういい強い衝撃がジブリールを襲う。大気圏がなくなったため0気圧のため体内に残る空気が膨張し破裂する。疾風とエイラは岩石圏をなくす前にそのことを打合せし、循環呼吸を行ったのだ。
「(・・・・まだ・・・無駄なことを・・・)」
と、ジブリールは声を出そうとしたが・・・・
「(声が出ない!?)」
今の空間は真空状態。よって声が生まれないこのルールでは30秒以内に答えが出なければ即負けのルール疾風の勝ちに思えたが・・・・・
「(なるほど・・・・人間にしてはなかなか才のあるお方ですね。ですが、この勝負私の勝ちですわ。)」
と、ジブリールは指から放つ光で文字を作り出したその単語は「闇弱」
「(大尉、詰めが甘かったようですね。あなたに答えを出す手段はありません。最後は自分が仕掛けた音のない世界と灼熱の大地によてあなたは負け・・・わがネウロイ軍の勝利となるのです)」
もはや絶体絶命かっっと思いきや、
「(甘いのはあなたですジブリールさん)」
そう、ジブリールは忘れていたのだ。自分と同じネウロイであるアイのことを・・・・アイはジブリールと同じ光文字を放つその単語は
「クーロン力」
クーロン力がなくなると原子が引き合う核力が残ったことによるそれは超大型惑星の最後重力崩壊によってのみ起こる天文学的現象。すなわちそれは数光年の星系をも蒸発させるハイパーノヴァとなる。500億度の高熱、さすがのジブリールも耐えられるかどうかはわからない
「(なるほど・・・・この勝負、始まった瞬間から私の負けだったのですね・・・・・やっぱり彼女に言う通り、人間とは不思議な生き物ですね・・・・)」
そしてジブリールは炎に包まれるのであった。
こうして援軍阻止をかけた勝負は疾風の勝利に終わるのだった。