ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~ 作:疾風海軍陸戦隊
ED「No More Time Machine」
ゲームが終わると疾風たちは先ほどの空間にいた。
「完敗ですわ・・・・どんなに誘導しても私が闇弱だという単語を出す保証なんてないのに正気ではございませんね大尉」
と、ジブリールがそういう
「約束通り、わが師団は「グレゴーリ」援軍は中止し本拠地であるカールスラントに撤退、そして今大戦に参戦しないことを援軍師団の責任者であるこの私が約束しますわ」
「そうか。ありがたい。」
「それにしても、あなたたちの絆、見させてもらいましたわ。特にそこのあなた」
「え?私か?」
「はい♪彼を思う信頼感。彼をあそこまで信頼しなければあのような無謀なことについてはこれませんからね」
ジブリールの言葉にエイラは恥ずかしいのか顔を赤くして俯いてしまう。
「じゃあ、俺たちは帰るよ。約束忘れんなよ」
「ご心配なく。私は代々軍人の出、軍人たるもの約束はきちんと守るべし。わが命に代えてもその約束は破りませんよ」
「そうか。それを聞いて安心した。それじゃあ、戻ろうかエイラ、アイ」
「はいお父さん」
「そうだな。二パを外で待たせてるし」
そういい俺たちは巣を出ようとしたが
「お待ちなさい」
とジブリールが3人を引き留める
「大事なことを忘れていました。これを」
そういい、彼女はあるカードと箱を俺たちに渡した。
「あ、あの・・・・これは?」
「箱はあなたたちの隊長に渡してください。カードは私の電話番号です。何かお困りのようでしたら気軽に掛けてください。ただしわがネウロイの作戦内容はお教えできませんが」
「いいのか、そんなことをして?手を出さないはずなんだろ?」
エイラがジーとジブリールを見る
「はい、確かに”手は出さない”っといいましたが”口は出さない”という約束はしていないので、」
「あ、そう・・・・」
エイラと俺は苦笑しながらそう言う。
「それと、エイラ少尉。悪いけどあなたの彼氏少しお借りしてもいいですか?」
「え”、疾風を!?」
「はい、どうしても二人きりで話したいことがありますので」
俺はジブリールの目を見た。それは何か大切なことで、エイラとアイには聞かせたくない感じの目立った。。
「・・・・・・・・エイラ。俺は大丈夫だから、アイと先に行って待っててくれるか?」
「・・・分かった。気をつけろよな疾風、アイ。ほら行くぞ」
「わかりました。お父さん。先に行ってるね」
そういい二人は巣から出るのだった。
アイとエイラが外に出ると外で待機していた二パたちがやってきた
「あっ!イッル!アイちゃん!」
「おい、大丈夫なのか!勝負は?」
菅野が心配そうに言うと
「大丈夫です!お父さんの勝ちです!!」
アイが両手を広げて嬉しそうに言い
「そうか~・・・・ってそういえばアイ君のお父さんは今どこにいるんだい?」
「そういえば疾風さんの姿が見えませんね・・・・もしかしてまだ巣の中にいるんですか?」
ひかりがそういった瞬間
「お~い!」
巣の中から疾風が飛んできた
「いや、待たせて悪かったな」
「疾風、ジブリールと何を話してたんだ?」
エイラはジーと疾風を見つめて問い詰めるそれはまるで夫の浮気を疑う妻のようだ。
「大した話じゃないよ。それよりも日が暮れそうだし、さっさと戻るか」
「そ、そうだな・・・・」
こうして疾風たちは任務を終えて基地に戻るのだった。
そして疾風は基地に戻った後、すぐに隊長室へと向かう。今日についての報告をするためだった。その部屋にはラル少佐以下、ロスマンやサーシャがいた。疾風は一通り報告すると・・・・
「大尉。今回のネウロイの援軍阻止本当にご苦労だった。先ほど偵察部隊が確認したところ『グレゴーリ』に近づいていたネウロイの巣は消えたそうだ」
「お疲れさまでした。疾風さん」
「いえ、・・・・・あっ!そうだ忘れてました。」
「ん?何がですか」
ロスマン先生が疾風に聞く
「これです、ネウロイ軍の援軍指揮官がこれを隊長にと」
「私に?」
疾風はジブリールから渡された例の箱をラル少佐に渡す。ラル少佐は表情を変えず箱を開けるそこには・・・・・
「これは鏡?」
そばにいたロスマンが首をかしげて言う。そういった瞬間鏡が光りだし宙に浮いた。
「な、なんなのこれは!?」
ロスマンが驚いていると、鏡から一人の人型ネウロイが写りだした。
「お前はジブリール!?」
「ジブリールっていうと。アイちゃんの言っていた『グレゴーリ』の援軍に来たネウロイの指揮官!?」
疾風が驚いていい、その言葉を聞いてラル少佐やロスマンが警戒した目を向ける。鏡に映るジブリールはぺこりとお辞儀をして
『初めまして。人類軍精鋭部隊の一つ第502統合戦闘航空団「ブレイブウィッチーズ」の隊長グンドュラ・ラル少佐。私はネウロイ軍援軍隊司令官のジブリール中将と申します』
「・・・・・ネウロイが一体何の用だ?」
ラル少佐が警戒した目で見る。表情はいつもと変わらないが目はまるで狼のごとく鋭い。それを感じ取ったのかジブリールは敵意がないと示しているのか両手を左右に振る
『いえ、大した用ではありません。一度でいいから敵の大将の顔でも見てみたいっと思っていたので…』
「そうか・・・・もしかしてそれだけか?」
『はい。それだけです』
どうやら彼女はラル少佐と対面したいだけに疾風に通信ができる鏡を渡したのだろう。
『それよりも、さっき初めましてといいましたが、実はあなたにお会いしたのは今回初めてではありませんよ少佐』
「・・・・どういうことだ」
『お忘れですか?あなたをその魔法コルセットなしでは飛べない体にしたのは私ですよ?」
「っ!?・・・・・・と言うことは貴様があの時のネウロイか」
ラル少佐はジブリールをにらむ。実はラル少佐は昔1941年の「バルバロッサ作戦」に参加した時、ペテルブルク近郊での戦中、撃破したネウロイの破片で視界を遮られるという不運から被弾し背骨骨折の重傷を負いうっと公式では発表されたが実はあの戦いの最中に謎の人型ネウロイと交戦し一騎打ちの果てに鎌みたいなもので切り付けられ重傷を負ったというのが事実だった。
「まさか貴様があの時の奴だったとはな・・・・」
『はい♪本当に懐かしゅうございますね。私をここまで苦戦させたのはあなたが初めてでしたよ』
「そうか・・・・・ひとつ聞きたい」
ラルはジブリールをにらみ続けながら質問をした
『なんでしょうか?』
「なぜ、お前たちネウロイは人類を攻撃したんだ?」
『それはですね……』
ラル少佐の質問にジブリールは答えようとしたが・・・・・
ザー・ザー・ザー
急に鏡にノイズが出てきた。
「!?な、何だ!」
『どうやら回線電波に何者かが妨害電波を流しているみたいです。すみませんが話はここまでです。『グレゴーリ』攻略陰ながら見物していますわよ。幸運を祈りますわ少佐』
ジブリールがそういうとノイズ音が激しくなり画像が乱れそしてついには画面が消えてただの鏡となってしまった。
「・・・・・通信が途絶えたな・・・・」
「ええ…そうですね」
その光景を疾風たちはただ見ているしかなかった。ジブリールはいったい何を言いたかったのだろうか。
しばらくして疾風は自室へと戻り椅子に座り夜空を眺めるすると・・・
「ゴホッゴホッ・・・・」
いきなり咳をしてしまい、疾風を口で押える。しばらくして咳は止まり疾風は抑えていた手を見るすると疾風は何かを見た。そして疾風はあのネウロイの巣の中でジブリールとの会話を思い出した。
数時間前
「さて・・・・・で、何だジブリール。俺に用って?」
「はい、単刀直入にに言わせてもらいます。あなたこの時代・・・・・・いえこの世界の人間ではありませんね」
「っ!?」
俺はジブリールの発言に目を見開いた。なぜジブリールがそのことを知っている。俺は一言も異世界人とは言っていないはずだ。
「なぜって顔をされていますね。私は人のオーラを感じることができます。あなたのオーラはこの世界の人のオーラとはまったく違います。それを推測するとあなたは別世界の人間っということになるんです」
「なるほど・・・・・確かに俺はこの世界の人間じゃない。というより、それだけのことで俺を呼び止めたのか?」
「いいえ、もし異世界の人間なら少しご忠告させていただきます」
「忠告?」
「はい。普通、異世界への転移した人にはその地に留まるため莫大なエネルギーが必要となります。しかもあなたの体にある魔法力は消耗率が激しく自分の体に負担を抱えてしまいます。ですからあまり無理な行動は控えてくださいね。出なければあなたに待ち受けるのは身の破滅・・・・・下手をするとこの世界にいられなくなってしまいますから」
「そうか・・・」
「疾風大尉。あなたはなぜ飛ぶのですか?自分とは関係のない世界のはずなのに」
ジブリールにそう言われ疾風は目をつぶり考える。確かに疾風にとってこの世界は自分とは全く関係のない世界のはずだが、今の彼にはそんな思いは一つもない。今いる世界には自分の大切な存在がいるからだ。
「・・・・・大切な人を守るためだよ。それに関係なくはないさ。俺にはこの世界で大切なものがたくさんできた。だからそ俺はその人たちを守るために俺は飛び続ける。ただそれだけだよジブリール」
そういい疾風は巣を出ていくのだった。