ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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OP「IGNITE 」

ED「Los! Los! Los! 」



第34話「ガランド少将」

疾風やアイが502に着任してから翌日疾風は朝の6時に起き、基地の外で素振りをしていた。

 

「はあっ!」

 

作戦まであと6日・・・・その作戦ではアイが同族であるネウロイの通訳をする。穏健派のネウロイとて何が起こるかわからない。だからこそ俺は日ごろの鍛錬を欠かさない。これはあくまで俺の勘だが、何か嫌な予感がする。そんな気がするのだ。もしかしたらあの技(・・・・・)を使うかもしれない・・・・そんなことを考えていると

 

「剣道の練習かしら大尉?」

 

すると竹井大尉がやってきた。

 

「ええ、竹井大尉。剣道の先生の言いつけでね」

 

「そう・・・・そういえば疾風大尉。」

 

「なんですか?」

 

「あなたに聞きたいことが・・・・」

 

竹井大尉がそう言いかけた時だった。

 

グオォォォー!!

 

「「!?」」

 

急に大きなエンジン音が鳴り響くしかも朝だからなおさら大きく聞こえる。もしかして格納庫で誰かが飛び立つのかっと思い、二人は格納庫を見ると誰もいない。すると二人の頭上を何かが通り過ぎる。

 

「あれは・・・・」

 

「カールスラントのJU52輸送機ね・・・・」

 

彼らの頭上を飛んできたのはカールスラントの輸送機のはJU52。別名、Tante Ju(ユーおばさん)。翼のエンジンの他に機首にもエンジンがあるのが特徴だ。そのJU52はそのまま滑走路へと着陸するのだった。

 

「なんでしょう?」

 

「さあ?もしかして研究員じゃないですか?もしくは追加の補給とか?」

 

「いいえ、研究員が来るのは3日後のはずよ。それに追加の補給の知らせも聞いてないし・・・・」

 

どうやら、竹井さんにも心当たりがないみたいだ。じゃあ、あの輸送機は一体なんだろう?その後、竹井さんはなんかドッリオ少佐に指令室に来るよう言われて、その場を後にした。そう言えば俺に何か聞きたいことがあったみたいだったけど何だったんだろう。

 

「・・・・まあ、いいか。さて、そろそろアイを起こしに行くか」

 

そう言い、俺は自室へと戻るのであった。

 

 

 

 

一方そのJU52から一人の女性が出てくる

 

「さて、やっと着いたな。」

 

そう言うと彼女は機体から降りてまるで誰かを探すようにあたりをきょろきょろ見渡す。

 

「さすがに格納庫にはいないか・・・・・仕方がない。指令室に言って挨拶でもするか」

 

そう言い彼女は指令室へと向かう。すると廊下を歩いている途中・・・・

 

「ん?あれは・・・・子供?」

 

彼女が目にしたのは奥の廊下に5歳児ぐらいの少女が一人の少女?みたいな黒いコート、黒服を着た人物と歩いている姿が目に映ったのだが、彼女は気にせず指令室へと行くのだった。

 

 

「久しぶりだなドットリオ少佐。それに竹井大尉。。扶桑海事変の時以来か?」

 

「お久しぶりです。ガランド少将」

 

「それで、少将。今回はどういった件で?」

 

「ああ、そうだったな。大したことはないんだが、実はな私がここに来たのは例のウィザードを見てみたいと思ってな」

 

「疾風大尉をですか?」

 

「ああ、で、その彼は今どこにいる?」

 

「えぇと…たぶんその辺を歩き回っているのではないかと。黒いコートに黒い服を着ているのですぐわかるかと・・・・」

 

黒い服?っとするとあの子連れのやつが疾風か・・・・・

 

「そうか。では探しに行ってくる」

 

「何ならお呼びしましょうか?」

 

「いや、たまには歩かないとな。何せこの頃運動不足気味でな」

 

そう笑いながら言い、彼女は指令室に出て疾風を探しに行くのだった。

 

「ガランド少将が彼にね・・・・いったい何の用かしら?」

 

「まあ、確かに世界初の男性ウィッチなんだから少将が興味を持つのはわかるけど・・・・・」

 

そう言い二人は首をかしげるのだった。

 

 

 

 

 

一方、疾風はアイと一緒に基地周辺を散歩していた。ペテルブルグとは違いここロマーニャは暖かく、しかも基地の近くに海があるためそこからの風がとても気持ちいい。

 

「今日はいい天気だな。アイ」

 

「はいお父さん」

 

アイはアウロラさんからもらったぬいぐるみを大事そうに持ってそう言う。そう言えばそのぬいぐるみここについてから食事の時以外いつも持ち歩いていたっけ。

 

「アイもすぐにここになれたな」

 

「はい。最初はネウロイだから警戒されると思いましたが、みんな親切で安心しました」

 

そう笑顔でそう言うアイ。そう言えばアイも最初は人見知りのせいか怖がっていたが今ではすっかり慣れて、たまにマルチナさんやルチアナさん。そしてフェルさんと遊んでたりしている。

 

「あれ?」

 

「ん?どうしたんだアイ?」

 

「お父さんあそこ・・・・」

 

そう言いアイが指さしたところはストライカーユニットが置かれている格納庫だった。その格納庫に一人の女性が疾風のユニットを見ていたのだった。

 

「誰だろう?」

 

そう言い疾風はその人のほうへ向かったのだった。そして彼女のところにつくと

 

「‥…変わった国籍だな。扶桑と似てるが、全く違う、それにこのユニットの部品や形と言い、扶桑の紫電改と比べても違う。それ以前にこのユニットからは全く別の国の精神が見える」

 

そう言うと彼女は疾風に振り替える。

 

「あなたは・・・・誰だ?」

 

「私は第44戦闘団指令、カールスラント空軍総監のアドルフィーネ・ガランド。階級は少将だ。お前が世界初の男性ウィッチ。疾風村正大尉か?」

 

「あ、ああ・・・・・確かに俺は疾風だ。少将殿」

 

「そうか、もっと厳つい人物かと思っていたが、なんとも女の子みたいで可愛いらしい顔だな大尉」

 

といたずらっぽい笑みでそういうガランド少将。

 

「・・・・・で、そのウィッチの総監様がなんでこんなところに?」

 

「何、大した理由はない。男性ウィッチがどんな奴か見に来ただけだ」

 

「‥‥そうですか・・・」

 

「そう言えば大尉。お前の後ろに隠れている子はお前の子か?」

 

そう言いガランドは疾風の後ろの隠れているアイを見てそう言う。

 

「ああ、愛娘のアイだ」

 

「アイ・・・・・するとこの子が穏健派のネウロイに作られた人工ネウロイか?」

 

「「っ!?」」

 

こいつ、アイがネウロイだということを知ってる!?俺は彼女の前から一歩下がりそして背中に差している刀に手をかける

 

「そう警戒するな大尉。お前の娘に危害を加えるつもりはない。」

 

「・・・・・」

 

「それにな。この前、この基地に行く前にペテルブルグに行ったんだが、彼や君の娘のことを聞いた時にグンデュラやロスマンに釘を刺されてな」

 

「ラル少佐に?」

 

「ああ、『疾風大尉の愛娘である彼女を実験研究所に送ったら、二人のエースを敵に回すことになるぞ』ってな。だからお前の娘には手を出さない。約束する。もし上の連中が彼女に手を出そうとしたら全力で止めるつもりだ」

 

両手を挙げてそういうガランド少将。どうやら本当みたいだな。俺は刀から手を下ろす

 

「あんたがアイに手を出さないっということはわかった。で、少将殿。いったい何の用だ?たんに俺やアイに会いに来て顔を見に来たんじゃないですよね?」

 

「ああ、鋭くて助かるな大尉。大尉。お前は何者だ?」

 

「・・・・・・・」

 

「お前のプロフィールには不審なところが多い。それに決定的なのはこのユニットについてある国籍マーク。私が知る限り白い縁取りに赤丸国籍マークの国は存在しない。もう一度言う大尉。貴様はこの世界の人間か?」

 

なんかペテルブルグでラル少佐に同じことを聞かれたな・・・・しかもこの人に嘘は通じなさそうだ。

 

「・・・・今言うことは他言無用ですよ」

 

そう言い俺は、ガランド少将に自分のことを話した。

 

「なるほど・・・・つまり君は未来・・しかも異世界から来たことになるのか信じられない話だが。大尉のユニットや性能がその証拠だな」

 

「少将、くれぐれも・・・」

 

「わかってる。誰にも言わないよ大尉。」

 

そう言うと少将はアイの前に立ち

 

「怖がらせてすまなかったな」

 

「い、いいえ・・・・」

 

ガランドはそう言うがアイはいまだに疾風にしがみつく

 

「え…と君は」

 

「あ、アイです」

 

アイは恐る恐る言う、するとガランドは優しく微笑み

 

「そうか、ではアイ。君はお父さんのことは好きか?」

 

「はい!お父さんも好きだけどお母さんも大好きです!」

 

「ははは!そうか。それはいいな」

 

そう言いガランドはアイの頭をゆっくり撫でる。

 

「では、疾風大尉。私はこれにて、次の作戦頑張れ。それとだ、もし何か困ったことがあれば言ってきてくれ。できる限りの協力はするつもりだ」

 

そう言って、彼女はその場を後にした。

 

「なんか不思議な人だったな・・・・・」

 

そう思う疾風だった。

 

 

一方、ガランド少将は

 

「疾風大尉か・・・・あいつならこの世界に良い風を吹かせてくれるかもしれないな・・・」

 

そう言うガランド少将だった。

 

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