ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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OP「STRIKE WITCHES 2 〜笑顔の魔法〜」

ED「虹の音」


第65話「アイちゃんの冒険、洞窟は危険がいっぱい」

ペリーヌは夢を見た。それはあの橋が直り、子供たちに喜ばれる夢を・・・・すると誰かが自分を呼ぶ声が聞こえた、

 

「ペリーヌさん!ペリーヌさん!」

 

「う・・・・・」

 

ペリーヌが目を覚ますとそこには宮藤とリーネとアイがいた

 

「ペリーヌさん・・・」

 

「良かった~」

 

「大丈夫?ペリーヌさん?」

 

心配そうに言う中、ペリーヌは、その奥でルッキーニが宝箱をあけようとしているのを見た

 

「な~にが入っているのかな~♪」

 

と、ルッキーニは宝箱をバンバンと叩く。するとそれを見たペリーヌは立ち上がりずんずんとルッキーニの方へ歩いていく。

 

「中身は何かな~私にかかればちょちょいのチョイ~」

 

と、ルッキーニは箱の鍵穴に針金を使って開けようとしていた。すると

 

「何をしているの?フランチェスカ・ルッキーニ少尉?そのお宝の使い道は決まってましてよ」

 

「ひい~!!」

 

後ろで鋭い眼光でルッキーニを睨むペリーヌがいてルッキーニはその怖さに顔を青くした。すると宝箱の蓋がキイッと音を立てて開いた

 

「あ、開いた!」

 

「え?」

 

「中身はなんでしょうね。わくわくします」

 

そう言い5人はウキウキ気分で箱を開けて中身を覗く。しかしはこの中には少し小さな箱が入っていた。

 

「あれ?」

 

「また箱?」

 

「そだね~」

 

「うん」

 

と、4人がポカーンとした顔をすると

 

「で、でも・・・・それだけ重要なお宝だってことですわ。きっとこの中には金銀財宝が・・・・」

 

そう言いペリーヌはその箱をまた開けるのであった。一方、エイラたちは・・・・

 

「・・・・奇麗な海だな」

 

「ああ」

 

「眠い・・・・・」

 

ただのんびりと座って海を眺めていた。一方宮藤たちは宝箱を開けたらまたその中に箱があるとそういうのが続いていた。

 

「一体いくつあるの~」

 

「開けても開けても箱だよ・・・・」

 

「まるでマトリョーシカみたいです・・・・」

 

「ねえ、お宝まだ~」

 

「ちょっと、待てて黙ってくださいまし!」

 

と、ペリーヌはいらいらしながらそう言う彼女の手には小さな小箱くらいの宝箱があった

 

「これがきっと最後ですわね。開けますわよ」

 

ペリーヌがそう言うとみんなは頷く。そしてペリーヌはその箱を開けるとその中身は空っぽであった。

 

「・・・・・空っぽ」

 

「だまされた~!!」

 

箱の中が何もないことを知りみんながっかりしルッキーニは倒れこむ。だがしかしこの中で落ち込んでいたのは子供たちのため橋を立て直すべく宝に期待をしていたペリーヌであった。

 

「そ・・・・そんな。宝がないないんて・・・・・これじゃあ子供たちが・・・・・うっ・・・うう」

 

あまりにも残酷な現状を見せつけられペリーヌは泣き出してしまうのであった。

 

「ぺ、ペリーヌさん?」

 

「泣かないでくださいペリーヌさん」

 

「どうかしたんですか?」

 

宮藤たちがペリーヌのことを心配してそう訊くとペリーヌは泣きながらなぜ宝を必要としていたのか理由(わけ)を話した。一方ルッキーニは向こうで開けた大量の宝箱を積み上げて遊んでいた。

 

「そうだったんですか・・・・・・」

 

「そっかペリーヌさん橋の為に頑張ってたんだ・・・・」

 

「だからガリアから戻った時に様子がおかしかったんですね・・・・」

 

ペリーヌからっ話を聞き3人はそう言う。

 

「ええ・・・・・やっぱりそう簡単にお金は手に入りませんわね・・・・・家宝のレイピアを手放しても「あれ?なんか変な音がする」・・・・え?」

 

とペリーヌがそう言いかけた時、ルッキーニの声の言葉にみんながルッキーニの方に顔を向ける。するとルッキーニは先ほどの小箱を振っていた。

 

「え?音?」

 

「うん。もう何も入っていないのに中から音がする」

 

と、また小箱をふるうと確かに何かが入っているのか小箱から音がした。するとアイが

 

「少し貸してルッキーニさん」

 

「え?いいよ」

 

アイにそう言われてルッキーニは小箱をアイに渡すとアイはじっとその箱を見る。

 

「アイちゃん。何をしているの?」

 

リーネがそう言うと

 

「今、透視能力を使ってで中を見ているんです」

 

「と、透視!?ネウロイってそんなことできるの?」

 

「私だけかもしれませんが・・・・・・ん?」

 

「何かあったの、アイちゃん?」

 

「はい・・・・この箱の中、紙のようなものが入っています」

 

「紙?」

 

「はい。それにこの箱・・・・何かの仕掛けをしているような構造が見えます」

 

「構造・・・・・・もしかして!!アイちゃん。それ貸して」

 

「?」

 

宮藤はアイの言ったことに思い当たることがあったのかアイから箱を受け取りそして何やら小箱を探る感じで触り始めた

 

「うちの近所にね、こういうこういうのを作っているところがあるの・・・・・・・あ、できた!」

 

そう言うと宮藤は木箱をいじりそして、そのからくりを解き秘密の蓋を開けた。そしてその中にはアイの言う通り何かの紙みたいなものが入っていた。

 

「これは・・・・・」

 

そう言ってペリーヌはその紙を取り広げてみるとそこには何か書かれていた。それを見たリーネは

 

「地図みたいだけど?」

 

「もしかして!」

 

「宝の地図ですわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその後ペリーヌたちはその地図を頼りに進むとその先には小さな入り江がありしかも崖あたりの水の下に人一人ぐらいが通れるトンネルがあった。

 

「ここだ!」

 

「やはり地図の通りですわ!」

 

「じゃあ、この中に海賊さんのお宝があるんですね!」

 

「そうかもしれませんわねアイさん」

 

「それよりもペリーヌさんすごいですね!書いてある字読めるんだ!」

 

「それってラテン語でしょ?」

 

「まあ、ラテン語を読むくらい領家の子女のたしなみですのよ」

 

「へ~」

 

と、ペリーヌは少しだけ元気を取り戻したのか笑ってそう言う。するとリーネがふふっと笑い

 

「良かった~ペリーヌさん元気になって」

 

「な、なにを言ってますの///さ、さあ、行きますわよ!」

 

そう言いペリーヌは海中洞窟へ向かうため入江に飛び込む。するとそれに続いてルッキーニも飛び込んだ。

 

「リーネちゃんも行こ!」

 

「うん!」

 

「私も行きます!」

 

と、そう言い残された三人もペリーヌの後を追うため海中に入る。因みにネウロイは基本海水とかはNGなのだが、人間体になっている時は細胞もそれに近い形となるため多少は平気なのだ。そしてしばらく水中トンネルの中を泳ぎそして浮上するとそこは広い空洞になっていた。しかもその空洞の天井はまるで夜空の星のようにキラキラと輝ていた

 

「うわー奇麗!!」

 

「うにゃー!星空みたい!!」

 

「わ~!!」

 

その光景を見て宮藤とリーネとルッキーニとアイは感動の声を漏らす。

 

「洞窟の入り口から入った太陽の光が水面に反射しているんですわ・・・」

 

「すごね~!」

 

と5人は天井に輝くその光景を目に焼き付ける。するとアイが

 

「あ、あっちに洞窟がある」

 

「え?あ、本当だ」

 

アイの言う通りアイの指さす方に二つの洞窟があった。そして5人は水から出てペリーヌは地図を見てどっちの道か確かめる

 

「ペリーヌさん。どっちに行けばいいんですか?」

 

「う~ん・・・・どっちも奥に通じているみたいですが・・・・」

 

そう言いペリーヌは左の洞窟を見て

 

「こっちですわ!」

 

「ほんとに~?」

 

「はぐれたくなかったら黙ってついてきなさい!」

 

「へいへ~い」

 

とそう言い5人はペリーヌを先頭に左の洞窟へと足を踏み入れるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、浜辺の方では、疾風とエイラとサーニャが砂浜を眺めていた。すると疾風が立ち上がり

 

「さてと・・・・そろそろアイの様子でも行こうかな」

 

「一緒に行こうカ?」

 

「いいや、俺一人で大丈夫だよ。エイラはサーニャと一緒にゆっくりしててくれ」

 

と、そう言い俺はアイのいるはずのあの崖の方へ向かうのであった。するとそこに人だかりができていた

 

「ん?何かあったのか?」

 

俺はそう言いい、その人だかり近づく。するとそこには坂本さんやミーナさんたちが集まって何やら話をしていた

 

「ルッキーニさんがいない?」

 

「ああ、魚を取るからって岩場のほうへ行ったきり、戻ってこないんだ」

 

「そう言えば、確か宮藤たちも訓練後に岩場へ行ったはずだが・・・」

 

と、ミーナさんの言葉にシャーリーがそう答え、坂本少佐がそう呟いた所で俺がやって来た

 

「どうかしたんですか?」

 

「ああ、疾風さん。それがルッキーニさんがいなくなったのよ」

 

「ルッキーニが?」

 

「ええ・・・・・そう言えば疾風さん。アイちゃんはどこにいたの?」

 

「アイか?アイならさっき岩場の方にいる宮藤のところに行ったと思うけど?」

 

「わかりました・・・・・とにかくその岩場に行きましょう」

 

そう言い俺たちは宮藤たちがいるはずの岩場へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

一方、宮藤たち若きウィッチ冒険家たちはペリーヌの言った左の洞窟の先へ先へと進んでいた

 

「奇麗ですね」

 

「本当だ壁が光ってるね~」

 

と、アイとリーネは両脇にある壁を見てそう言う。すると宮藤がその壁を見て

 

「この壁、苔が光っているんだね~大丈夫?地図見える?」

 

「ペリーヌさん頑張って。地図が読めるのはペリーヌさんだけだから」

 

「頑張ってくださいペリーヌさん」

 

「ガンバレ~♪」

 

と、みんながそう言う中、ペリーヌは地図とにらめっこをしていた。そして納得したかのように頷くと

 

「わかりましたわ。ここからまっすぐ進めば安全と書いてありますわ」

 

「まっすぐ?」

 

「ええ」

 

「でもペリーヌさん。私本で読んだことがあるんですけど、こういう秘密の通路って必ず罠があると思うんですが?」

 

「大丈夫ですわよアイちゃん。さ、行きましょう」

 

そう言いペリーヌは一歩前に踏み出すと突然、足元が崩れ落ちペリーヌは落ち始める。そう、アイが心配していた通りにペリーヌは罠にはまり落とし穴に落ちたのだ。しかもその落とし穴のしたには毒蛇がいた。

 

「うわぁー!?」

 

「「ペリーヌさん!!」」

 

「落とし穴だ!」

 

「危ない!!」

 

宮藤が驚く中、アイは足をネウロイユニットに変え、ペリーヌをキャッチした。

 

「大丈夫ですか、ペリーヌさん?」

 

「あ、アイちゃん・・・・・助かりましたわ」

 

と、ペリーヌはアイにお礼を言うそしてそれを見ていたルッキーニはジト目で

 

「・・・・・安全じゃないじゃん」

 

と、ポツリ呟くのであった。

 

 

 

 

 

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