ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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OP「courage 」

ED「Over Sky 」



第77話「(番外編)カールスラントのウィッチの日常と会議と疾風の休日part3」

クルピンスキーがきつーい話をされている中、会議室ではミーナさんたちが論争をしていた。次のお題はウィッチの人数の増強についてだ。

 

「手元の編成表を見てもわかるように統合戦闘航空団に所属するウィッチは十名前後・・・・どうしてもここいら辺が限界ね」

 

ミーナさんは書類を見ながらそう言うとラル少佐が

 

「もっと増やすべきだな」

 

「確かに多くて困ることはない」

 

「二人に同感だけど、各国が提供してくれる数には限りがあるのよ」

 

「確かに内部で融通を利かせるにも限界がある」

 

「勝手で一方的な引き抜きは融通とは言わないわよグンドュラ?」

 

と、ミーナさんがジト目でラル少佐を見るとラル少佐が

 

「それよりもミーナ」

 

「あら?何かしら?」

 

「501にはいろんなものが流れ着くな・・・・・・」

 

「何が言いたいわけ?」

 

「噂で聞いたのだが、お前のところに新しい腕利きのウィッチが来たというじゃないか」

 

「ああ、その噂なら私も聞いたぞ?名前は確かエミリア・ハルトマンだっけか?」

 

と、フーベルタ少佐もそう言う。

 

「ええ、そうよ。それが何かしら?」

 

「彼女は何者だ?名前からしてカールスラント人だが、現在彼女の撃墜数は100を超えているそんなウィッチが今まで報道されなかったのはおかしな話だ。それに彼女の使っているフラックウルフ Fw190も我がカールスラント空軍の物ではなく鉤十字という変わった国籍をしているみたいだな。それにそのエミリア・ハルトマンだっけか、彼女のことをしらみつぶしに調べたがそんなウィッチ、カールスラント・・・・いや、どこを探してもそんな女は存在しないことがわかった・・・ミーナ。彼女は一体何者なんだ?」

 

と、ラル少佐がジーと見てフーベルタ少佐がじっと見るするとミーナは風とため息をつき

 

「グンドュラ、あなたは疾風さんの事情を知っているみたいだから言うけど彼女は疾風さんと同類の人間よ・・・・」

 

「なるほど・・・・疾風大尉と同じ異世界から来たのか・・・・それなら納得だな・・・」

 

「な、なあ・・・二人とも、なんだその異世界人って?」

 

と、ラル少佐が納得したような顔をしている中、フーベルタ少佐は頭に?マークを出して二人に訊く。するとラル少佐が

 

「ああ、フーベルタ。お前は知らなかったんだっけな。信じられない話だが疾風大尉は異世界から来たのだ」

 

「なんと!?・・・・いや、でもそう考えるとあの二人の経歴が謎なのも頷ける・・・・」

 

「あまり驚かないのねフーベルタ?」

 

「まあ、軍人になっていろんなことを経験するとあんまりな」

 

「そう・・・・・」

 

「で、ミーナ。そいつの腕前は?私は噂でしか聞いていないからな」

 

「エミリアさんの実力はかなりすごいわ・・・・・なんでも彼女と疾風さんがいた世界では宿敵同士だったらしいわ。疾風さんが言うには300戦中300引き分けッとなっているらしいわ」

 

「それはすごいな・・・・・で、ウィッチとしての腕前は?」

 

「恐ろしいくらいに凄腕よ。前に模擬戦の時エーリカを殺しかけたくらいだったから」

 

「な、なんだと!?あのエーリカ・ハルトマンをか!?」

 

「ええ、彼女曰く『戦っているうちに昔の記憶がよみがえり記憶が飛ぶらしいわ』」

 

「それは・・・・・恐ろしいな」

 

「ええ、ペイント弾とは言え疾風さんが止めなければフラウは今頃大怪我を負ってたわ・・・・・・」

 

と、その言葉を聞いて二人は黙る。それはそうだろうトップエースであるハルトマンが危うく殺されかけたっというのだから。するとラル少佐は

 

「・・・・なるほど、大体彼女の実力はわかった・・・・・・ぜひうちに欲しい人材だな」

 

「また始まったか・・・・・」

 

ラル少佐の言葉にフーベルタ少佐が頭を抱える

 

「あのね・・・・今こんな大事な時期にそんなことできるわけないでしょ?」

 

「だったら疾風大尉とユーティライネン中尉達を・・・・・」

 

「一昨年もおんなじことを言うけどダメよ」

 

「グンドュラ。いい加減に相手の懐につっこんで物をとる行為はいい加減にやめたらどうだ?そう言えばグンドュラ。また性懲りもなくうちのウィッチを引き抜こうとしたな?いい加減止めたらどうだ?」

 

「その件ならお前の司令官であるサフォーノフ中佐には話は通してあるぞ」

 

「その件でサフォーノフ中佐から伝言を預かっている」

 

そう言いフーベルタ少佐は懐から手紙を出し広げる

 

「コホンっ!ブロニスラヴァ・フェオクチストヴナ・サフォーノフ中佐から親愛なるグンドュラ・ラルへ…‥『くたばって地獄へ落ちろ#』」

 

「まあ、素敵」

 

と、フーベルタ少佐が手紙を読んでその内容を聞いたミーナさんは笑う。するとラル少佐はふっと笑い

 

「ふっ…フーベルタ。今日はエイプリルフールじゃないのだぞ?あの礼儀正しいサフォーノフ中佐がそんなことを言う訳ないだろう?彼女は礼儀正しくて、みんなに優しいお姉さんキャラな人なのだぞ?絶対にそんなことは言わない」

 

「そこまで怒らせたって考えにはいかないのか?」

 

「別に怒らせるようなことはしていないぞ?まあ、強いて言えばこの前会った時彼女よりケーキを一個多く食べたくらいだ」

 

「そのくらいで怒る人じゃないぞグンドュラ。502結成の時ポクルイーシキンを横取りしたことを忘れたのか?」

 

「私はあまり過去を振り返らない女でね。それにウィッチの編成と選抜は早い者勝ちだ」

 

「人事に酒を賄賂代わりに渡し、人を引き抜いたのを速いもの勝ちとは言わないだろそれにだ統合戦闘航空団にもいろいろ事情がある。それを引き抜いたりするのはやめろ」

 

「ありがと、フーベルタ。あなたのことを尊敬してもいいかしら?」

 

と、ミーナさんが感心して言うがその思いはすぐに消えることになる

 

「ユーティライネン中尉は503に来たいはずだ。我々はもろ手を挙げて歓迎する。それと彼女の夫である疾風大尉やその娘も歓迎する」

 

「訂正するわね、ますますグンドュラに似てきたわよ」

 

「やめろ。戦争が始まって以来一番傷つく言葉だ」

 

「まあ、いいわ。それにしてもあなた。また503にちょっかいを出していたのね」

 

「ちょっかいなどしていない。ただちょっと話し合いに来たら誤解されただけだ」

 

ラル少佐が肩をすくめているとジト目で見ていたフーベルタ少佐が

 

「その誤解についても伝言を預かっている」

 

そう言うとフーベルタ少佐はまた懐から一通の手紙を出し読む

 

「ブロニスラヴァ・フェオクチストヴナ・サフォーノフから親愛なるグンドュラ・ラルへ‥‥『さっさとくだばって地獄の業火に焼かれろ#』」

 

「本当に素敵ね♪」

 

「サフォーノフ中佐の冗談には目を見張るものがあるな~おかげでぞくぞくするよ」

 

「そうか、そう言われるとサフォーノフ中佐も喜ぶであろう。・・・・で、グンドュラ。一ついいか。お前とミーナが言う疾風大尉のことだがそんなにすごいのか?」

 

「ああ、あいつは仲間思いで決してあきらめないいい奴だ。大尉にしておくにはもったいないくらいだ。実力もカールスラントでなら中佐に昇進してもおかしくない」

 

「そうか・・・それを訊くとますます会いたくなってきた。」

 

「あったらどうする気なのかしら?」

 

「無論、503に拉致・・・・いや説得して連れて行く。無論彼女も娘やユーティライネン中尉も一緒だ」

 

「フーベルタ連れて行くのならその二人の娘であるアイの扱いには気をつけろ。あの二人はその子を溺愛している。万が一泣かせた場合は二人に八つ裂きされることを覚悟しといたほうがいい」

 

「肝に銘じて多くよ」

 

「絶対にそうはさせないわよフーベルタ(疾風さんとエイラさんたちが休暇でここにきていることは黙っていた方がよさそうね・・・・・)」

 

 

「そうか・・・でも。ミーナ。今回この会議でハルトマンやバルクホルンを連れてきているんだろ?」

 

「ええ・・・・て、あなたたちまさか!?」

 

「「そのまさかさ」」

 

「あ、あんあたち・・・・一昨年に続いて、ことしも!?」

 

「ああ、手ぶらで帰るわけにもいかないからな・・・・」

 

ラル少佐がそう言うとフーベルタはうんうんと頷くするとミーナさんは

 

「私どうして機関銃か戦車を持ってこなかったのかしら・・・・」

 

「ハルトマンは私がもらう。フーベルタはバルクホルンを持っていけ」

 

「ふっ、普段なら嫌いになるがこの時だけ私はグンドュラのことが好きになるな」

 

そう言い、二人は立ち上がり部屋を出ようとするがそこへミーナさんが立ちはだかる

 

「あなた達・・・・ここから一生出さないわよ。私が一生カールスラントの土を踏めなくしてやるわ!」

 

「ん~ゾクゾクするからもっと罵ってくれ」

 

「私も感じてきた!」

 

「許さない!!」

 

と、そう言い、論争になった。そして同時刻、街中では・・・・・

 

「楽しかったねハルトマンさん」

 

「そうだね~いいもんいっぱい買えたね。」

 

と、先ほどまで疾風に渡されたお金で沢山お菓子を買ったハルトマンとアイ。その顔はとても幸せそうな顔をしていた。そして二人は疾風たちのところにつくと

 

「おお~アイ。買い物は楽しかったカ?」

 

「はい、お母さん!・・・・あれ?お母さんお父さん。なんでクルピンスキーお姉ちゃんの頭に大きいたんこぶができているの?」

 

「ああ、それはだな、話をしている最中にこいつが転んで頭をぶつけたんだよ」

 

と、バルクホルンがそう説明するとアイはクルピンスキーに近寄り

 

「痛そうなたんこぶ・・・・クルピンスキーお姉ちゃん、大丈夫?」

 

「あはは・・・・アイちゃんは優しいね~お姉さんとっても嬉しいよ~」

 

と嬉しそうにクルピンスキーは笑いアイの頭を撫でる。それを見ていた疾風やエイラ、ロスマン、バルクホルンは『まあ、このくらいなら別にいいか・・・』とそう言う目で見ていた。するとバルクホルンが

 

「おっと、そろそろ時間だな・・・・行くぞハルトマン」

 

「うん。じゃあ、疾風、エイラ。家族旅行楽しんでね~♪」

 

「さてそれじゃあ、私たちもそろそろ行かないといけないわね。行きましょうかクルピンスキー」

 

「ああ、そうだね。それじゃあ、。疾風君にエイラ君またね」

 

「うん。クルピンスキーお姉ちゃんもまたね」

 

「うん。アイちゃん今度会った時はエイラ君と同じくらいに育つと嬉しいね」

 

「?うん・・・アイ、頑張っておっぱい大きくするよ」

 

「あ、いや、そういう意味じゃ・・・・」

 

アイの言葉にクルピンスキーに4人は

 

「クルピンスキー、もうアイに変な事を教えるの止めてもらえるカ?」

 

「まだお仕置が足りないみたいだなクルピンスキー#」

 

と、エイラがジト目で睨み、バルクホルンは指をポキポキと鳴らしして睨む。

 

「基地に戻ったらサーシャ大尉たちにもその話詳しく話してもらいますからね」

 

「あとな・・・・本当にアイに手を出したら、ただじゃ置かないからな#」

 

「ち、違うよ!誤解だってば!」

 

「「「「どうだか」」」」

 

と、クルピンスキーを睨みながらそう言い、その後、俺たちは義姉さんやロスマンさんと別れ、買い物を楽しむのであった。

 

「今日はいろんなことがあったナ~」

 

「そうだな。・・・・・・で、アイ。楽しかったか?」

 

「うん!とっても楽しかったよ!」

 

「そうか!それはよかった」

 

「ねえ、お父さん、お母さん。手を繋ごう♪」

 

アイの無邪気な笑顔に二人は微笑み、かえるあいのりょうてをつないでしばらく街を回るのであった。

 

 

 

 

 

 

一方、会議室では論争の結果、ミーナさんが何とか二人を押し込めて結果はミーナの勝利に終わり、今回の会議は結局白紙に戻るのであった。

 

「さて・・・・私は先に帰るよ。いろんなことがあったが結構楽しい会議だった。それと疾風大尉によろしくな」

 

と、そう言いフーベルタ少佐は一足先に帰り、残ったのはミーナさんと、ラル少佐、そして記録のウィッチだけとなった。そして、その会議を記録していた女性は立ち上がり

 

「では私もこれで失礼します」

 

とそう言い、出て行ったのであった。すると・・・・・

 

「まて・・・・」

 

「はい?」

 

ラル少佐が引き留める

 

「あ、あの・・・何でしょうかラル少佐?私はこの記録書を上層部に渡さなければいけないのですが?」

 

と、彼女がそう言うとミーナさんが・・・・

 

「それは私たちが渡します。書記のウィッチさん?いや、・・・・・ここはジブリールさんといったほうがいいでしょうか?」

 

ミーナさんのその言葉に少女が動揺し

 

「い…いったい何を言っているんでしょうか中佐?私はネウロイではありませんせんよ?」

 

「あら?私はジブリールさんっと言っただけよ?なんでネウロイって言う言葉が出るのかしら?」

 

「それは・・・・・」

 

「とぼけても無駄だ・・・・眼鏡をかけて髪型を変えて、隠しているみたいだが声でバレている。そして何より貴様につけられた背中の傷がお前と会ってからうずきっぱなしだ。素直に正体を現したらどうなんだ?」

 

と、二人がそう言うとその書記の子は下を向いていたが

 

「ふふふ・・・・・・・あはははは!!!」

 

と、急に高笑いをし、眼鏡と髪留めを外す。するとそこには過激派ネウロイであるジブリールがいた

 

「さすがわ精鋭部隊の隊長格のウィッチね。よく見破ったわ」

 

「…なぜ、お前がここにいる?本当の書記のウィッチはどうした?まさか」

 

「ご安心を殺してはいません。ただ催眠術でトイレで眠ってもらっているだけです。あ、はいこれ。さっきの会議の記録ね。ちゃんと書いといていますから安心してください」

 

そう言い、ジブリールは書類をミーナに渡す

 

「・・・・・で、何しに来たのかしら?もしかしてお菓子売りからスパイ活動に転職したのかしら?」

 

「いいえ、今日はちょっと忠告にしに来ました」

 

「「忠告?」」

 

「はい。ヴェネツィアにいるネウロイ・・・・・ヤプールについてです」

 

「・・・・ヤプールって言うと、この前報告書で呼んだ501が攻略しているネウロイの巣のコードネームか?」

 

「ええ、そうよ、グンドュラ。で、忠告とは何かしら?」

 

ミーナさんがそう言うとジブリールが

 

「彼女は今までのネウロイとはかなり違います・・・・現にマルタ島での攻略で彼女は送り込んだ赤眼の悪魔にあなたたちは危うく命を落とすところでしたじゃないですか?」

 

そう言われ返す言葉もない

 

「それにヤプールだけではない。オラーシャにいる過激派もヤプールと同等の力を持っています、ラル少佐もくれぐれもご自愛ください気をつけなさい」

 

「心のお隅にでも止めておこう。だがこの前のグレゴーリの時のように打ち破って勝って見せる」

 

「あはは・・・確かにあれはあなたたちの勝ちですが、まだまだ私たちは降参するつもりはありません。まだこの勝負は野球でいう一回の表です。次こそは我らがあなたたちに勝利します」

 

「だが、お前は疾風大尉と戦争には参加しないと約束したのであろう?」

 

「はい。ですがそれは私たちから攻撃しないっという意味です。私が占領しているカールスラントに攻めれば自衛として攻撃はします」

 

「つまり・・・いつかはあなたと戦うことになるって言うことですか?」

 

「そうなりますね」

 

「もしそうなったときはこの背中の傷の借りは返してもらうぞ」

 

「ふふ・・・その時はまた返り討ちにして差し上げますわ少佐。何せあなたが私が唯一認めた好敵手なのですから、今度相まみえた時はちゃんとした決着をつけましょう・・・・・ではごきげんよう」

 

そう言いジブリールはテレポーテーションで消えるのであった。それを見た二人は

 

「行ってしまったな・・・・・」

 

「ええ・・・それよりもグンドュラ。あなたのその背中の傷の本当の理由って・・・・」

 

ミーナがそう言うとラル少佐が頷く。

 

「いずれは奴と決着をつけないとな・・・・さて、私もそろそろ帰るよ。それと」

 

そう言い、ラル少佐は胸ポケットから小さなネックレスを取り出す

 

「さっき街の店で買ったものだ。アイに渡してくれ・・・・・じゃ」

 

「ええ、また会いましょグンドュラ」

 

そう言い、ラル少佐も部屋を出るのであった。そして残されたミーナさんは書類を上司に渡し、そこで合流したバルクホルンたちと一緒にロマーニャへ帰るのであった。そしてその翌朝、休暇を終えた疾風たちもロマーニャへ戻り同時刻、ペテルブルグから戻ったラル少佐たち、とくにクルピンスキーはアイにへんなことを言ったことがばれたためロスマンからは部屋にあったワインを全部没収され、サーシャさんからは半日以上の正座と説教をされたのであった

 

 

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