ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~ 作:疾風海軍陸戦隊
OP「courage 」
ED「Over Sky 」
これは俺がマルタ島で負傷し回復したばかりの話である。俺は今部屋で暇をもてあそんでいた。すぐにも俺は現役復帰したいのだがミーナさんたちに
『傷口が開いたら大変でしょ?だから疾風さんはしばらく基地内で休んでいなさい』
と、半ば謹慎命令に近い命令を受けたのだ。まあ、さすがに部屋に監禁て言うのはないため基地内を歩き回ることぐらいできる。まあ、まだ足はまだ完治してないため松葉づえが必要だがな。で、今俺は部屋で本を読んでいる。一つは小説。しかも扶桑の小説だ。その本の内容は・・・・まあまあ古典的で楽しめる。そしてもう一つはロマーニャの雑誌だ。そして俺が見ているのは星座占いだ。まあ、別に占いなんかは信じちゃいないが退屈しのぎに読むのはいい。ちなみにアイだが今基地の庭でルッキーニと遊んでいる。あの二人は歳が近いためか結構仲がいい。
「えっと。俺は10月生まれだから射手座か・・・・どれどれ・・・」
俺は射手座のことを占っている記事を見る。するとそこにはこう書かれていた。
『あなたの運勢は幸運でもあり不幸でもある。ですが最初はあなたにとってとてもいい事が起きるでしょう。ただし最後にラッキースケベにはご用心してください。ラッキーカラーはホワイト』
と、書かれていた。
「ラッキースケベって・・・なんじゃそりゃ。やっぱ占いはエイラのタロットの方がいいな・・・・」
と、俺は苦笑して雑誌を閉じるのであった。だがこの時呼んだ占いが的中するなんて思いもしないのであった。
「やっぱり、まだ回復していないとはいえ松葉杖で歩くのはしんどいな・・・・」
と、俺はぽつりとつぶやき基地内を歩く。すると
「ん?疾風か?」
「あ、義姉さん」
廊下の門で義姉さんとばったり会う。
「怪我はもう大丈夫なのか?」
「ああ、まだ足が不自由だが、おかげさまで元気だよ。」
「そうか。だが無茶はするな。こういう時はしっかりと部屋で安静して早く足の怪我を直せ。それとだな・・・」
と、なにやら義姉さんの説教スイッチが入り俺はその説教を聞く。まあ、その説教も俺を心配しての優しさだというのを俺は知っている。
「まあともかく、自分の体を大切にしろ。お前の命はお前だけの物じゃないんだからな。お前が死んで悲しむ奴だっているんだからな」
「わかっているよ義姉さん。それで義姉さんは何をしているんだ?てかその手に持っているのは?」
俺は義姉さんの手に持っているものに注目した。義姉さんが持っていたのは小さい鍋であった。
「ああ、これか?・・・あ、そうだ。疾風。ちょうどいいところに来た。ちょっとお前に頼みたいことがあるんだ」
「ん?」
「実はな疾風。私に妹がいるのは知っているよな?」
「ああ、知っているよ確かクリスちゃんだっけ?」
確か今、ロンドンの病院で入院しているんだっけ・・・・
「ああ、私の自慢で可愛い妹だ。」
「そうか・・・・」
と、義姉さんは見たこともないどや顔でそう言う。俺は義姉さんの妹のクリスちゃんに会ったことはないが、義姉さんがこうまで言うんだからきっといい子なんだろう
「で、義姉さん。その鍋とクリスちゃん。何の関係があるんだ?」
「ああ、そうだったな。実はな入院中のクリスに何かお菓子を作ってあげようと思ってな、作ったのはいいんだが味に自信がなくてな・・・・」
「義姉さんのくれたものなら妹さんも喜ぶんじゃないか?」
「それはそうなんだがな。やっぱり第三者の意見が欲しい・・・・ダメか?」
義姉さんがそう言う。俺は首を横に振り
「いいや、ダメじゃないよ。いいよ」
「そうか・・・・すまない疾風。」
俺はその後、義姉さんの部屋・・・・・といいたいとこだが義姉さんがいきなり俺の部屋がいいと、言いだした。そう言えば確か義姉さんの部屋ってハルトマンと共同だったけな。まあ、ともかく俺は自室に義姉さんを招いた。別に部屋にはやましいものはないし別にい問題ない。因みにエイラは今、自室で寝ている。今日はサーニャと夜間哨戒があるらしい。そして俺はお茶を入れ、義姉さんは鍋から出したお菓子を皿に盛っていた。
「お茶が入ったよ義姉さん」
「ああ、ありがとう疾風。こっちも盛り終わったぞ」
と、義姉さんが出したのは緑色のゼリーだった。
「これはゼリーか?」
「ああ、マスカット味・・・・・クリスの好きな味なんだ。とにかく食べてみてくれ」
義姉さんに言われ俺はゼリーを口にする。
「どうだ?」
不安そうに言う義姉さん。俺は義姉さんの顔を向きそして
「・・・・・美味いよ。義姉さん。とっても美味いよ」
俺はそう微笑んで言う。本当に美味しい味だ。義姉さん妹のクリスちゃんのため心を込めて作ったのかがよくわかる。俺のその言葉を聞いた義姉さんは
「そうか・・・よかった。これならクリスも喜ぶ・・・・」
と、安心したように微笑む。そして義姉さんは
「ありがとうな疾風。付き合ってもらってな。お前にはなんて礼を言えば」
「例なんていいよ。俺たち義姉弟じゃないかよ。持ちつ持たれつだよ義姉さん」
「そうか・・・・そうだ。疾風、もう一つだけ頼みがあるんだ」
「何?義姉さん?」
「今とは言わない。いつかクリスに会ってくれるか?」
「え?」
俺は義姉さんの言葉にし越し驚く。すると義姉さんが頭を掻き照れくさそうな顔をする
「実はな。この前のクリスの見舞いに言った時にクリスにお前のことを話したんだ。でなお前のことを聞いたクリスの奴が会ってみたいって言ったんだよ。『お姉ちゃんが出会った扶桑のお兄さんに』ってな」
そう実はバルクホルンは前に妹であるクリスの見舞いに言った時、疾風のことを話した。というのも一緒に見舞いに来たハルトマンが喋ったのだったがそれを聞いたクリスはにっこりと笑い「私もお兄さんとか欲しかった」といって疾風に興味を持ち会ってみたいというのだった。
「そうか・・・クリスちゃんが」
「ああ、どうだ?やっぱり駄目か?」
「いや。実は俺も義姉さんの妹に会ってみたいと思ってたからな」
「そうか・・・・じゃあ、次の見舞いの時は声をかけるからその時によろしく頼む。アイも連れてきてもいい」
「いいのか?確かクリスちゃんって確かカールスラント撤退戦で・・・・」
「大丈夫だ。クリスはとても優しい子だ。たとえアイがネウロイでも私が話せばわかってくれるはずだ。」
と、義姉さんはお茶を飲みそう言う。始めてアイに会った時はかなり警戒した目で見ていが今ではアイのことを日お前では見せないがとてもアイのことを可愛がっている。すると義姉さんが立ち上がり
「それじゃあ、疾風。私はそろそろ行くぞ。ありがとな試食してくれて。お茶美味しかったぞ」
「ああ、クリスちゃんに喜んでもらえるといいね。義姉さん」
俺がそう言うと義姉さんはにっこりと笑い部屋を出る。そして俺はお茶とかを片付けていると
コンコン
「ん?」
急にノックの音がする。誰だろう。もしかしたら義姉さんが忘れ物でも取りに来たのか?まあともかく返事をするか
「開いているぞ」
俺がそう言うとドアが開き
「よう。疾風、邪魔するぞ」
と、そこに入って来たのエミリアだった
「やあ、エミリア。怪我の具合はどうだ?」
「ああ、あんたほどじゃないよ。今では松葉杖なしでも歩ける」
「そうか・・・・で、なんか用か?」
「つれないね~旧友・・・・いやかつての宿敵同士で一杯飲みながら昔話でも話そうと思ったのに」
と、そう言い懐からワインを取り出す。
「俺はまだ未成年だぞエミリア」
「日本と違ってドイツでは18で飲酒は認められているのよ。それとそう言うと思って炭酸水も用意しといたわよ。それとグラス二つもね・・・・どう?」
「‥…はぁ・・・まあ、たまにはいいか」
そう言って俺はエミリアを部屋に入れ、そしてテーブルに座りそしてグラスにエミリアはワインをそして俺は炭酸水を入れそして飲む。するとエミリアは笑いだす
「なんだよ・・・いきなり笑って」
「いや、なに。こうして飲んでいると。初めてお前に出会ったあの酒場のことを思い出してな・・・・あの時は驚いたよ。まさか相席になった相手が私を撃ち落としたあの少年パイロットだったんだからな」
「そう言えば・・・そうだったな。」
と、俺はその時のことを思い出し、そしてエミリアとそのことを語り合うのだった
数年前、とある中立地帯
「ここが最近噂の酒場ですか・・・・」
そうあれは俺とエミリアが初交戦し目を負傷した半年後、再び戦闘機隊員に復帰した後、俺は一人で酒場に来ていた。しかもその酒場は中立地帯にあったところだったので店の客には連合軍の兵士はおろかテロリスト側のナチスやファシストなどの兵士もいた。まあ、中立地帯には互いに争わないっという暗黙のルールがあったため戦争状態にはならなかった。まあ喧嘩ぐらいはあったがな。話を戻そう。俺は店員に連れられ少し大きめの席に座った。すると店員が
「で、軍人さん。メニューは?」
「そうだな・・・お勧めは?」
「・・・あんた未成年かい?」
「ああ」
「なら、未成年者のお勧めはコーヒーとフレンチチーズトーストとあとスパムだ」
「それじゃあそれで」
「了解。しばらく待っててな」
そう言い店員は厨房の中へ行き調理の人に注文した人たちの品を言う。そんな中、俺はテーブルで水を飲みながら注文した品を待っていると、一人の店員がやってきて
「あ、あの・・・・・お客様一ついいでしょうか?」
「ん?何ですか?」
「実は・・・その・・・一人お客様がいらっしゃったのですがあいにく今満席でして、で、お客様の席がもう一人分入るので相席してもらいたいんですが・・・・・」
「相席?」
「はい。大変申し訳ないのですがかまいませんか?」
「う~ん・…別に相席になっても困らないし別にいいですよ」
「ありがとうございます。ではすぐにそのお客様をここに案内します」
そう言い店員は店の奥に行く。それにしても相席する相手って誰なんだろう。なぜだか半年前に負った目の傷がうずくんだが・・・・・俺がそう思っていると、店員さんと一人の金髪の長い女性がやって来た。その服装は真黒い軍服に襟には白文字のssの字。なるほど・・・・相手はナチスドイツ。しかも武装親衛隊の奴か・・・・
「こちらですお客様」
「どうも。あ、あと注文はコーヒーのブラックとあればアイスバインをなければ卵とスパムで」
「かしこまりました」
と、そう言い店員は下がり、そしてその少女は俺の前に立ち
『すまない相席いいか?
と、ドイツ語でそういう。そして俺は不敵の笑みで
『ああ、構わないぞ』
『ほう?貴殿はドイツ語を喋れるのか?これは驚きだ』
『まあな、ほんの少しな。で、このままドイツ語で話しても大丈夫か?』
と、俺がそう言うとその少女はふっと笑い。
「安心して、日本語で大丈夫よ。こう見えて私、日本のことを勉強していたことがあったからね」
「そうか・・・・」
俺がそう言うと、彼女は俺の隣に座る。
「自己紹介が遅れたわね。私はナチスドイツ武装親衛隊所属のエミリア・ハルトマン。階級は・・・・いいわ。ここの店では階級は名乗らないことにしよう。名乗るといろいろめんどくさそうだしね」
「確かにそうだな。俺は日本国海軍の疾風村正だ。よろしくエミリアさん」
「さん付けはよせ。なんかむず痒い。・・・・・・・それにしても」
「ん?なんだ俺の顔に何かついているか?」
「いいや、そうではない。ただ。・・・・・お前、前に私と会ったことはないか?」
「え・・・・・・そう言えば。なんか初めて会った気はしないな」
疾風視点
俺はエミリアと名乗る少女に言われて彼女の顔を見ると確かに初めて会った気がしない・・・・だがどこであったんだ?少なくとも地上ではない。地上だったらはっきり覚えているはずだ。だとすると空の上か?しかしどこの空で‥‥すると俺の脳裏にある記憶がフラッシュバックした。そう、それは半年前のナチスの爆撃機を迎撃するために出撃した日のことだ。その中で敵爆撃機を護衛する凄腕の戦闘機パイロットと戦った記憶が。しかもそのパイロットて確か金髪の女性・・・・・あれ?
エミリア視点
この疾風と名乗った少年やっぱりどこかで会った気がする。どこで会ったんだ?地上ではに。もしも地上だったらはっきり覚えている。恐らく空の上ね・・・・何だかこの少年を見ているとはん歳前に負った腹の傷がすごく疼く・・・・そう言えば私の腹を撃ったのも確か日本の零戦だったわね・・・・しかもその操縦者は私より年下の少年・・・・・・・ん?
「ああぁーーーーーーーーお前(あんた)は!!!???」」
と、二人は互いが出会ったあの日を思い出し驚きの声をあげるのだった。
現在
「今思えば、あれは奇跡だったわね。まさか半年前に互いに殺し合った相手が偶然あの店、しかも相席になるなんてね・・・・」
「そうだな。確かにあの時は本当に驚いたよ。そしてその後口げんかになると思ったんだが・・・・・」
「ああ、あの後、店員が料理を持ってきて一機触発な雰囲気は見事になくなり。その後私たちは食事をしながら互いに話し合い。そして互いに打ち解け合って今では宿敵ながらも非番では茶飲み友達になったのよね」
「そうだな。たまに上官に対する愚痴を言ったりなんかしていたな」
と、俺とエミリアはそう言いグラスに入った飲み物を飲む。あれから俺とエミリアはそんな昔話を話して気が付けばもう外は日が落ち夕方になっていた。するとエミリアは立ち上がり
「さて、日も沈んできたことだし、そろそろ部屋に戻るわ。話ができて楽しかったわ疾風」
「ああ、俺も気晴らしにお前と話して楽しかったよエミリア」
俺がそう言いエミリアは空になった瓶を手に取り部屋を出ようとした。するとエミリアは立ち止まり
「あ、そうそう。疾風。エイラのことなんだけどね・・・・」
「ん?」
「彼女のこと幸せにするのよ。無論彼女だけでなくアイやそしてあんた自身も。もしあの二人を不幸にしたら私が一生許さないわよ。いいわね」
「・・・・・ああ、もちろんだよエミリア」
「そう、それならよかったわ。さすが私が好敵手と認めた相手ね。それじゃあね疾風。もしエイラと結婚式を挙げる際は仲人をしてあげるから」
「・・・すまない」
とエミリアはそう言い部屋を出るのであった。そして俺は机の上にあったグラスやラお皿なんかを片付け、それが終わるとベットの上に座る。今日はいろんなことがあったな・・・・それに今日は暑かったから汗も結構出ている。こんな時はそうだな・・・・・
「あ、そうだ。風呂にでも入ろうかな。最近できたみたいだし」
そう言い俺はタオルを手に持ち、露天風呂がある浴場へと向かって行った。やっぱ汗を流した後は暑い風呂に入るのが一番だな。俺は松葉杖で身体を支えながら歩く。そう言えば今朝呼んだ雑誌で『ラッキースケベにご用心』と書かれていたのを思い出したが、あれが何を意味するのかまだ分からなかった。そんなことを思い出しているうちに目的の場所である浴場に到着する。そして
「さて、風呂で心の洗濯をしますか」
とそう呟くドアを開け服を脱ぎそして露天風呂へと目指す。するとそこには・・・・
「なっ!?は、疾風!?」
「エ、エイラ!?」
と、そこには一糸纏わぬ姿のエイラがいた。エイラは俺を見ると顔を真っ赤にし俺も顔を赤くする
「あー・・・えっと・・・だな・・・///」
「なっ、ななななな!!///」
まずい、この状況何か言わなくては、でも何を言えばいいんだよ・・・・・
「あ、あの・・・その・・・・エイラ。き。奇麗だぞ?」
その瞬間俺は少し後悔した。いやエイラが奇麗なのは事実だしそれを言っても悔いはない。だがこの場合もっと他に言い方はなかったんだろうか?そう思っているとエイラはさらに涙目で顔を真っ赤にしそして彼女の拳はわなわなと震えている。やばいこれって・・・・
「ば・・・・ば・・・・」
と、エイラは目をつぶり体をわなわな震わせその体から何かのオーラが見える。そのオーラに俺は顔を青くするそして・・・・・
「バ、バカアァーーーーーーーー!!!!!」
と、そう言いエイラは俺にもう突進しその拳を振り上げた。そしてその後の記憶がなかった。ああそうか。あの雑誌のラッキースケベってそう言うことだったのか。次からは黒じゃなくて白色のコートでも来て見るかラッキーカラーみたいだし・・・・・
病室
「なんで彼の怪我が増えているのかしら?」
「「サーセン・・・・」」
その後目が覚めた後俺とエイラはアレッシアさんに滅茶苦茶怒られた・・・・・