交錯する世界   作:奇稲田姫

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どうもこんにちは♪
奇稲田姫です♪
いやぁ、妄想を現実に!の精神で書いていくので駄文になるかもしれませんが暖かい目で見守ってくだしぃ!


裏の海と表の海

さて、この世界で絶対に交わることが無い物と言われ、君は一体何が思い浮かぶだろうか。

 

例えば…………そうだなぁ。

 

水と油、とか。

 

数学的に言えば平行に引かれた2本の線、とか。

 

色々浮かぶものがあるだろう。

 

あ、そうそう、コインの「裏面」と「表面」も絶対に交わらない事象だね。

 

そして忘れてはいけないのが

 

 

 

「昼」と「夜」。

 

 

 

なるほど、確かにそうだと思ったと思う。

 

昼と夜は互いに近づくことはあれど交わることは決してない。

この物語はそんなイメージで見てくれれば幸いだ。

 

 

しかし、それがもしあるとしたら?

 

どうなるだろうか。

 

 

さぁ?

まだ分からないよね?

 

 

それは、この物語を読んでから確かめて欲しい。

 

 

 

 

 

 

SideA

 

午前9時。

 

目覚まし時計のけたたましい音に叩き起されてまだ寝ぼけて回転しきっていなかった私はそのデジタル表記の時計を確認するや否や飛び起きた。

 

「あぁっ!!!!ち、遅刻だ!!!」

 

その一瞬で眠気は瞬時に吹き飛び、かけていた布団を投げ捨てるように布団から出た。

 

「うわぁ!やばいやばい!確か今日は新しい艦が着任するって昨日言われたばっかなのに!!」

 

枕元に置いておいたメガネをかけ、ダッシュで洗面台へ行き右手で歯を磨きつつ左手では寝癖を治すという我ながら器用なことをしてから部屋に戻って壁にかけておいた白い軍服を身に纏う。

そして、布団をたたむことを後回しにすると机の上の提督帽をひったくるように掴み、最後に自室の扉を壊すのではないかという勢いで飛び出した。

 

「あぁ!もう!こんなに急いでたら言い訳なんて思い浮かばないわよ!」

 

そんな愚痴を零しながら廊下を疾走するのは、この第三号鎮守府の提督を務める女性、名を旭川(あさひがわ) 真昼(まひる)

 

そして正面に見えてきた作戦司令室の扉に向かって全力ダッシュの勢いを殺さずに飛び蹴りをかました。

 

ドーーーーン!!!!

 

凄まじい音にその部屋にいた全員が音の方へ向くのがわかった。

 

「はぁ……はぁ……セ、セーフ…………」

 

「じゃないクマ!!!!全く!だから昨日あれほど明日は寝坊はダメと言ったクマよ!!てーとくの寝坊癖は折り紙つきなんだから気をつけてもらわないと困るクマ!!」

 

「うっ……は、反省します。でもさ、昨日だって仕事が長引いちゃってたでしょ?だから、そもそも寝る時間が遅かったのよ」

 

「そんなのてーとくが午前中に終わる仕事を先延ばしにしてるからそ〜なっただけクマ!」

 

そう言ってその場にいた誰よりも早く声を張り上げたのはこの鎮守府における最初期からのメンバーで私の現秘書艦兼元第一艦隊旗艦の球磨型軽巡洋艦の一番艦「球磨」。

現在練度はカンスト状態で最近では旗艦としてではなく艦隊指揮として出撃してもらう機会も多くなってきた。

普段の彼女は執務こそそこそこ出来るもののそれ以外はかなりのマイペースなのだが、今日はやけにご立腹の様子。

彼女のチャームポイントである頭のアホ毛が今日はビンと伸びていて、何となく「(カミナリ)」のマークにも見えなくもない。

 

「分かったわよ。次から気をつけるわよ。はぁ……。だから、その椅子を空け渡しなさい!」

 

そう言いながら未だに提督椅子から退こうとしない球磨に掴みかかる。

 

「ダメクマ!!これは寝坊した罰クマよ!!」

 

「それとこれとはかんけいないでしょ!!」

 

「大ありクマ!!」

 

ドアを蹴り開けただけでさえ騒がしいのにいきなり提督と艦娘の間で起こった提督椅子争奪戦。

着任予定で既に到着していた4人はため息をつくしかなかった。

 

「なによあれ」

 

「さぁ?楽しそうでいいじゃないか」

 

「楽しそう……アンタにはアレが楽しそうに見えてるの?」

 

「け、喧嘩はダメなのです!」

 

新造艦の4人に若干呆れられながらも、提督椅子奪還のため勤しむ私。

 

「ぐぬぬ!!っと、ごめんごめん。本日着任の娘達だよね?私は旭川 真昼。この第三号鎮守府の提督よ。球磨!そろそろどきなさい!」

 

「次は気をつけるクマよ!」

 

球磨はスタンと軽やかに椅子から立った。

 

「よっと。ふぅ。さてと……」

 

やっとどいた椅子に座り、息をついてから四人を見渡した。

 

「さて、やっと本題ね。まずはこの第三号鎮守府に着任ご苦労さま。名前聞いてもいい?まずは…………あなたから」

 

そう言って4人のうち1番右にいた紺の髪の少女に目を向けた。

 

「暁よ。一人前のレディとして扱ってよね!」

 

「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ」

 

「雷よ!かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわねっ!」

 

「電です。どうか、よろしくお願いいたします」

 

「なるほど。暁に響、雷、電っと。確か第六駆逐隊だっけ?」

 

「そうだね」

 

「了解♪これから宜しくね♪部屋の方はで球磨が案内するからそこでゆっくりしなさい。取り敢えず明日あたりにちょっと遠征任務を行って貰うかもしれないから。じゃあ、球磨よろしく」

 

そして球磨に振る。

 

「分かったクマ。まぁ、取り敢えず球磨は「球磨」クマ。一応この鎮守府の秘書艦クマ。何か困ったことがあったらこれから案内する執務室にいるか、部屋で寝てるかだから来てくれればいいクマよ。じゃあ、鎮守府旅行を任されたから行くクマ」

 

そう言いながら球磨が六駆の4人を連れて司令室を出ていくのを見送ると、再び眠気がこみ上げてきた私は机の上に突っ伏した。

 

 

 

 

 

 

SideB

 

午後9時。

 

時計の長針が9時きっかりを示すのと同時に俺は最後の1枚の書類にサインを書き終えた。

 

「はぁ~あ。今日の仕事終わり。っと、もうこんな時間か。」

 

持っていたペンを机に転がし、上に大きく伸びをする。

集中していたためか窓の外が暗くなってから気づくまでに時間がかかった。…………と言うか、大体三時間前には既に暗くなり始めていたんだけどな。

 

書いた書類を整理し、俺から少し離れたところで同じように作業をしていた若干赤味がかかったグレーの猫耳っぽい髪が印象的な女性に声かけた。

 

「おーい。そっちは終わったか~?ビスマルク~?」

 

ビスマルクと呼ばれた女性は普段凛と澄ましているつり目を、若干の睡魔に襲われながら伸びをした。

 

「んん~~!っはぁ、あぁ、こちらは今片付いた所だ。アドミラルは終わったのか?」

 

「こっちも丁度な。しっかし、時間が経つって早いもんだなぁ」

 

「ふん、何を言ってるんだか。アドミラルたるもの常に威厳を持ってだな…………ふぁ~あ」

 

「お前こそそんな大きな欠伸をかましといてよく言うぜ」

 

「うるさい」

 

そんなため息混じりの傍ら俺は知ってるんだぜ?

ビスマルクが8時を過ぎたあたりから大体5分おき位に欠伸をしてたことはなw

本人には可愛そうだから…………いや待てよ?あえて言ってあいつの恥ずかしがる顔を拝むのもあり、か。

 

「おれに何かついているのか?」

 

「いや別に?」

 

そんなことを考えつつビスマルクが処理していた書類を受け取る。

 

「ふむふむ、おぉ~うちもアルミ増えたなぁ。これもビスマルクのお陰……………………なんだけどさ、そろそろ3-4単艦とか辞めようぜ?お前が出撃する度に俺は胃がマッハで擦り切れる想いで送り出してるのお前は知らねぇだろ?」

 

「今こうして生きているじゃないか」

 

「それとこれとは話が違うんだよバーカ」

 

そんなことを言いながら俺…………こと月魄(つきしろ) 朔夜(さくや)はため息をついた。

 

「だいたいお前がいなくなったらあそこの席で欠伸を必死にこらえながら涙目になってるお前を見れなくなるんだぞ?」

 

俺は先程までビスマルクが作業していた席をちょいちょいっと指しながら言う。

案の定当の本人は顔から本当に火が出るんじゃないかと思うくらい真っ赤になっていた。

 

「いやまぁ、冗談はこれ位にして。3-4単艦は確かにお前のリスクは少ないかもしれないけど。俺はお前が心配なんだよ。性格からしてすぐ無茶するんだからさ」

 

「そんな心配する必要はない」

 

それでも頑なに辞めようとしないビスマルクに俺は最後の切り札を切るのだった。

 

「…………じゃあ、言葉を変えようか。俺は嫁としてついてきてくれた相手にそんな無茶なことはさせられないって言ってるんだ。その左手の指輪は冗談なんかで渡したわけじゃないからな?」

 

「そんなこと…………分かっている」

 

そう言いつつ右手で左手を包みこんだ。

 

「確かにこの第三号鎮守府は人手が足りないけど、だからといって全部背負い込むことないんだぜ?」

 

「……すまない。朔夜。別に心配させるつもりじゃなかったんだ」

 

彼女が俺の事を司令官(アドミラル)ではなく名前で呼ぶ時は執務モードから新妻モードにシフトした証。

初めてあった時に比べるとだいぶ丸くなったな。

 

「まぁ、でも、ビスマルクのおかげでアルミがここまで溜まったのも事実だし、ありがとな」

 

「礼には及ばないさ」

 

そんなことを言いつつ、僅かに頬を紅潮させるビスマルク。

 

「さてと、執務も終わったことだし、今日はもう予定ないだろ?飯でも行こうぜ?」

 

「あぁ、じゃあ…………」

 

食堂に、と言いかけたその時、執務室のドアが勢いよく開かれそこから3人の女性が息を切らせながら入ってきた。

 

「はぁ……はぁ!ちょ、ちょっと提督!!!」

 

「あれは一体どういうこと!?」

 

「ね、姉さんが!よ、夜に食堂で料理作ってるんですけど!あれ、提督が注文したのですか!?」

 

「おいおい、まずは落ち着け。何があった?」

 

俺はため息混じりに扉の方へ目を向ける。

 

「落ち着けるわけないじゃない!あの娘が夜に料理してるのよ!?」

 

紫の髪の女性重巡洋艦の愛宕が言う。

 

「うちの高雄は夜に料理すると兵器化するの知っててやらせたのかしら?」

 

「いや、そもそも俺は頼んだ覚えはない…………ぞ?料理の練習とか何かじゃないのか?」

 

「あ、ありえるわ」

 

続いて金髪をツインテールに結んだ若干お嬢様口調の混じった摩耶がつぶやくように言った。

 

「でも、提督の頼みでないなら止めさせられるかもしれないですよ!」

 

そして、黄緑の髪の鳥海が案を纏めるように喋り、高雄級の3人は足早に執務室から出ていった。

 

残された俺達はと言うと、ただたっている事しか出来なかったが。

 

「あぁー…………。食堂は無理そうだなこりゃ」

 

「……だな。どうする?」

 

「そうだなぁ。よし、じゃあたまには部屋で飲もうぜ♪そうと決まりゃ俺は買い出し行ってくるか~♪ビスマルクは先に部屋戻っててくれよ」

 

「いや、行くならおれも……」

 

そう言って付いてこようとするビスマルクを片手で制する。

 

「いーや、これは日頃の感謝もこもってるからな。お前はゆっくり休んででくれよ♪」

 

「し、しかし……」

 

「しかしもへったくれもない。ま、今まで単艦出撃なんかして俺に心配かけた罰と考えてくれてもいいぜ♪はっは♪」

 

「うっ…………わ、分かった」

 

素直に折れるところもまた彼女の成長の証かもしれないな。

などとそんなことをほっこり考えながら俺は提督用に白い上着から私服の上着を羽織る。

 

「んじゃ、行ってくる」

 

「あぁ、気をつけてな」

 

財布をポケットに詰め込み、執務室を後にするのだった。

 

 




HaHaHa♪
見事に姫の妄想が詰まってしまったよ♪

姫は一応両方やってまして~

でも、最近は艦これご無沙汰何です……
そろそろログインして球磨ちゃんの声を聞かなくては!←((キリッ
ちなみに姫は練度カンストとかしてないっす(笑)
球磨ちゃんの改二実装はまだかな…………。


戦艦少女の方は最近実装されたヴァンガードの改造のために3-4-Aをひたすら回っておりまする!
育てたい艦が多すぎて手が足りなくて困ってる主です←(笑)
そして、秘書官は勿論レベル100契約済み好感度200のビスマルクですぜ♪

そんな姫ですがどうぞよろしくお願いします♪
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