一応ここで確認しておきますが
この話は本編とはほとんど関係ありません←
言うなれば、本編を演じるキャスト達の日常と姫(作者)との絡みを書いた製作裏話みたいなやつです←
なので、ところどころネタバレ的な要素を含むかも知れません←
ご了承くださいませ←
以上、奇稲田姫からの注意事項でした
では、番外編どうぞ↓
はぁ。
どうしたものか。
素戔嗚のヤツにいきなり櫛に変えられてお持ち帰りされてから久々に
早速私は悩んでいた。
先日
「うぅ、やっぱり寒い。」
ジャージではなくちゃんとした私服とは言え、季節は一応秋、早朝の冷え込み具合はシャレにならないほどだった。
あれからしばらくの間は何とか進められたのだが、また来てしまったこの時が。
最近ではだんだんスパンが短くなっているような気がするのは気のせいか。
やっぱり疲れ?
興が乗ってる時は時間など忘れてカリカリカリカリ机に向かっているんだけど、気づくと日を跨いでいたとか夜中だと思っていたら朝だったとか結構ザラにあるし、そのせいもあるのか?
正直、波のアップダウンはある程度であれば許容できるけど、それが大きすぎるのはどうかと思うところ。
「はぁ、ダメだなぁ。私。」
溜息をつきながら劇場本館前まで戻ってくると、意外な人物が待ち構えていた。
「ん?あれ?木曾じゃない。どうしたのよこんな朝早くに。」
「あぁ、やっと帰ってきたか、姫。」
本館正面入口、もとい私ん家の玄関わきの柱に背中を預けてタバコをふかす眼帯の少女は私を見つけるとタバコを携帯灰皿に押し込みながら近づいてきた。
「マントを部屋に忘れるほど急用ってこと?」
「そんなわけあるか。邪魔だから置いてきたんだよ。」
「邪魔って、いつも撮影の時は邪魔でもなんでも羽織ってるじゃない。」
「それはキャラってものがあるからな。」
「そういう時ばかり……。で?あなたはその邪魔なマントを置いてきて何するつもり?」
「察してるんじゃないのか?」
不意に木曾が腰の剣に手をかける。
そして!
「はっ!」
「い"ぃっ!?」
いきなり抜刀したかと思うと瞬時に踏み込んで斬りかかってきた。
反射的に上体を反らすことでその一閃を避ける。
そのまま手近にあった丈夫そうな木の枝を引っつかむと折れないように気をつけながら両手で木曾の追撃を受け止める。
幸い腰にさしてあった剣は本物ではなく木刀のようだが、不意打ちはいただけない。
「剣の稽古をつけてもらいに来た。」
「それは…………斬りかかってくる前に、言いなさい!!」
無理やり木刀ごと押し返し、持っていた木の枝を左手に持ち替え、木曾から視線を外さないまま足元の枝を蹴りあげてそれを右手に握る。
2本の木の枝を両手に携え、半身の自然体になるように構えた。
「稽古を頼むなら私の分の木刀も用意しておいてくれてもいいんじゃない?」
「そんな暇はなくてな。」
「じゃあ、いいハンデね。」
「ハンデになるといいな。フッ!」
「よっ。」
再び正面に構えた木刀で斬りかかってくる木曾を両手の木の枝でいなしていく。
切り込みの一撃は上体を屈めることで回避し、続けざまに振るわれる斬り下ろしは左手の枝で軌道を変える。次の切り上げは右手の枝で叩き落とし、回転切りは右手の枝で受け止めた。
「ふむ。まだまだね。斬り込みが甘いし、一撃の重さも軽い。狙いも単純……だけど、叩き落とされた反動を利用して回転切りに持っていくのは良かったと思うわ。ただ、もう少し……足りないけど、ね!」
再び木刀ごと押し返し、体勢の崩れた木曾に向けて距離を詰める。
流れるように左右の枝を踊らせる。
「っ!くそっ!」
「ほらほら、防いでばかりじゃ稽古にならないわよ?」
「分かっている!」
パシンパシンと軽快な衝突音を残しながら進む私と少しずつ後退していく木曾。
しかし、ほぼ無意識に振るっていた両手の
「(ん?)」
その直後。
右手の斬り込み、そして追撃した左手が一瞬にして下から一気に斬り上げられた。
そのまま左手を真上にバンザイした状態のまま無防備となってしまった。
「おっ?」
あまりの出来事に一瞬戸惑う。
しかし、そんな一瞬ですら目の前の少女は見逃すはずがない。
「油断大敵だ。」
そう短く告げると無防備となった私の腹部に蹴りを叩き込み、瞬時に体勢を低くして地をける。
そして、
「閃!!!」
両手に持ち替えた木刀を左の腰あたりで構えて一閃した。
私の左脇を抜けていった木曾。
そんな彼女と私の間に早朝の冷えた秋風が抜けていく。
木曾がため息をついた。
「ふぅ。参った。」
そう言いながら木曾は
先程まで持っていた木刀は時間差で木曾の隣にカランと空中から落ちてきた。
何が起きたのか。
簡単な話だ。
木刀が当たる瞬間弾かれた左手ではなく右手の木の枝で木刀を上空に打ち上げただけだ。
自分が木曾に教えたテクニックならば当然対処も容易だし。
「ま、最初に比べたらいい線まで来てるんじゃない?演技のレベルを上げるためにやってた稽古も、結局ハマってここまで来ちゃったわけだし。」
「さっきと言ってること違うぞ。」
「それはそれよ。一撃が軽いのは事実だし、前より良くなってるとは言っても甘いものは甘いの。木の枝使った相手とかこんなヒラヒラしたいかにも戦闘向きじゃない服装の相手なんかに負けてるようじゃまだまだよ。あくまで
「はは、厳しいな。ま、もう少し付き合ってくれ。」
「そうね、たまには運動しないと体が鈍っちゃうしね。あ、だったらジャージに着替えたいんだけどいい?」
「あぁ。」
「んじゃ、ちゃっちゃと着替えてくるわね~っと。」
それから数刻。
劇場本館前に木刀の衝突する音が鳴り響いた。
9時。
出勤を告げるチャイムとともに私と木曾は同時に仰向けに倒れた。
「はぁ……はぁ……、ちょっとのつもりが……熱入っちゃったわ……はぁ……。」
「コチラとしては……予定通りだったんだけどな……はぁ……。」
「まんまと嵌められたわけね……はぁ。」
「いいじゃないか。たまには。」
「まぁね~たまには。と言うか木曾。あんたはさっさとタイムカード切って来なさいよ。一分遅刻よ?」
「なっ!しまった!」
先ほどの疲れが嘘のように慌てて本館に入っていく木曾を仰向けのまま見送りながら、空を見上げる。
今日の空は青いなぁ。
ヒンヤリ冷たいコンクリートの地面が、火照った体に至福の時間を提供してくれている。
このまま寝れる。
「たまにはここで寝ちゃおっかな~♪」
「なーに馬鹿なこと言ってるのさ?」
「ふにゃあっ!!!?」
独り言のように呟いたつもりだったのだが、不意に反応されてビクンと体を震わせた。
「うわっ」
予想外の反応を見せたためか声をかけてきた張本人ですらも若干驚いた様子だった。
「び、ビックリした……。驚かさないでよ、
「そんなに!?」
「そんなに。で?
「どうしてって言われてもさ、玄関前で喧嘩した直後のヤンキー君みたいにボロボロになってる団長様が視界に入っちゃったら、スルーするわけには行かないでしょ?」
「…………本当は?」
「ふふん♪何やら朝っぱらから木曾と姫が面白そうなことをやってるなーと思って見物してたんだけど。終わったみたいだから出てきた。」
呆れてため息しか出てこないとはこの事みたいだ。
「あなたねぇ……。見てたんなら教えてやりなさいよ。」
私は透き通るように真っ白な長髪を揺らしながら自分の隣にストンと腰を下ろした深海棲艦の女性、飛行場姫(団外ネーム《リコ》)を大の字に寝そべりながら見上げる。
「面白かったから、ついw」
「はぁ……ま、いいわよ。で、リコはちゃんと切ってから来たんでしょうね?」
「私今日有給だも~ん♪」
「……忘れてた。」
「だと思った♪」
真っ白に透き通る髪を風に載せてふわりと笑みを浮かべるリコに若干ドキッとしてからため息を漏らす。
たまに見せるこういった仕草は正直ずるいと思う。
…………スタイルもいいし。
「あ、そうそう姫ちゃん。今日ってあの日だよね?」
「あの日?」
「あっちゃー、こんな大事な日のことを忘れるなんて、団長としてどうなの~?深海から新しい娘を連れてくる日でしょ?Yamatoさんが。」
しまった、またしても私としたことがこんな大事なことを忘れるなんて。
「…………リコ。」
「ん?」
「この後暇?」
「暇~♪」
「甘味処行くわよ。奢らせて。」
「ホント!?ラッキー♪」
甘味処。
劇場の中でも比較的重要な施設だと言っても過言ではないくらい大切な場所だったりする。
それは、敷地内において正面玄関の役割を担っている正門から最も近い場所に位置しているこの施設は昼間は基本的に一般にも解放されているため、劇団のメンバーだけでなく一般客もチラホラと出入りしているからだ。
近くの高等学校似通う3人組の女子高生であったり、ゆっくりとくつろげる場所を求めてくる老夫婦、ノートパソコンを片手に持ったサラリーマンや、イヤホンをしながら課題に取り込む大学生などなどいろんな人が出入りしているのがこの甘味処。
経営も主にこの劇団が担っているのだが、従業員のほとんどは外から雇っている。
理由は簡単、料理は出来ても甘味を作れる娘がこの劇団にはほとんどいないからだ。
あくまでほとんど。
作れる人は作れるのでその人にはお願いをしている。
例えば、『戦艦少女』の作品に出演中の高雄や戦艦Ψ級(団外ネーム《シャーロット》、愛称《シャル》)、『艦隊これくしょん』に出演中の雷や意外なところで多摩などなど。
ついでに結構一般のお客さんとキャストの交流の場となっているのも大きいかもしれない。
それゆえに深海棲艦や深海軍の面々は変装必須なわけだが。
早朝の時間帯だからか、賑やかとは程遠くどちらかと言うと落ち着いた雰囲気を醸し出している甘味処のテーブル席でこの店で最も高いパフェを頬張るリコを私は頬杖をつきながら眺めていた。
「ん~♪やっぱり甘いのは最高~♪深海にはこんなの無かったもん。」
「そりゃ良かった。どさくさに紛れてメニューの中で1番高いやつ頼んでるし。」
「相手方の好意は最大限に受け取るのが私のモットーだから。はむ♪んん~~♪」
「金額も最大限なのは改めた方がいいと思うわよ。」
「いいじゃんいいじゃんどうせ私の正体を知ってる人で
そう言われてから、しまったと思った。
ここまで私は自然と話はしているし、彼女だって変装こそしてはいるものの中身は完全に深海棲艦のそれなのだ。しかも、世間では「姫級」と言われて特段恐れられている艦種。
ましてや一般人に知られてしまったら…………。
その溝の深さ故に彼女達深海組は気苦労が絶えないのを私は知っているはずなのに。
「ごめん。」
「なんで謝るの?」
「いや、少しデリカシーが足りなかったかな~って。もっと変装なんてしなくても普通に生活出来るように頑張らないと~とも考えてたわけよ。」
「ふーん。にひっ♪」
リコは軽く人差し指を口元に当ててからニヤリと笑みを浮かべた。
そして、手に持ったスプーンでパフェのバニラアイスをサッとすくうといきなり私の口の中にそれを押し込んできた。
それはもう「ズボッ」と言う効果音がドンピシャ当てはまる勢いで。
「むぐっ!?」
口の中にバニラアイスのヒンヤリとした感覚とともにバニラの甘さとこの店特有の僅かなミントの香りが鼻をつく。
「んむ~……(ごくん)……っはぁ、な、何するのよいきなり!!」
「いやぁ、くっだらない事で悩んでるな~と思ったからさ。」
「くだらないって。」
「くだらないよ。だってさ、私はそんなの全然気にしてないし。」
「そりゃお気楽マイペースなあんたはそうかもしれないけど。」
「ひっど~い。人をそんなふうに見てたの?」
「事実でしょうが。」
「まぁいいよ。姫ちゃんが正直すぎるのは今に始まったことじゃないから…………あ、丁度いいところに。おーい♪
不意にさっきまでスプーンを咥えながらモゴモゴ喋っていたリコがちょうど入店したばかりの2人を呼び止めた。
まさしくお嬢様とその従者と呼ぶにふさわしい2人はこちらに気づくと小柄で半分だけ瞳を閉じている僅かにクセが入った長髪のお嬢様……
「あらら、団長とリコが一緒にいるなんて珍しい。リコは今日有給じゃなかったかしら?」
「そう、有給有給♪」
嬉しそうに有給有給連呼するリコ。
意外と抜けているようでしっかりしているリコは、入団当時からそのフレンドリーな性格で深海組の中で一番早く艦娘達と打ち解けたうちの1人だった。
陸上型三姉妹の次女にして最も活発で最もお馬鹿で、それでいて最も子供の面倒見がいい。
駆逐艦の娘たちの反応を見れば一目瞭然だった。
「おい、リコは何故私たちを呼び止めた?私とシャーロット様は忙しいんだけど。」
「まぁまぁ、たまには甘いものでも食べに行こうと言っていただけじゃない。いいわよ別に。」
「……。」
「それで、珍しくひきこもり部屋から出てきた団長と休暇は基本
「失礼な。私だって煮詰まったら外に出てくるんですよ~だ。いやまぁ、原稿が煮詰まってるのもあるけど、リコと話してたらやっぱり人間と深海組の溝を早く取り除かないとな~とか思ってたわけよ。それをリコに言ったら…………」
「くっだらない事でいちいち悩まない!と言われた……と言うか私が言った。」
ふんす!とリコが自慢げに胸を張った。
「という訳なのよ。どう思う?あんたは達は。」
頬杖をつきながら何気なく2人に問を投げかけてみる。
なんとなくだけど、予想はできるけど。
「……ふむ」
「……。」
しばし沈黙という名の時が流れ、ふたりが同時に答えを口に出した。
「くだらないな。」
「くだらないですね。」
「ほらね!お気楽マイペースは私だけじゃなかったのよ!」
上機嫌に高笑いするリコ。
「どうしてそう思うの?」
私は何故くだらないのか、その理由を知りたい。
リコも下らないという。
シャルもミルトも同意見だと言う。
どうしてなのだろうか。
「理由か……そうだな。私たちは別に不自由していない、からかしら。別に私はこのままでもいいと思っている。一般人と会話をするには恐らくこちらの方が都合がいいしな。それに、無理をしすぎて団長、あなたが倒れてしまうのが何より心配なの。」
シャルが僅かに目を伏せ、腕を組みながら答えた。
「そんなこと……」
「ないとは言いきれないのではないですか?」
「ミルト?」
「無意識だと思うのですが、台本を読んでいるとそれがよく分かります。ある程度付き合いも長めですし。ま、私の場合はそもそも人間とかかわり合いを作るつもりは無いので関係ない事柄なのですけど。」
「はぁ、なるほどね。貴重な意見どうも。」
ため息を一つついて出されたお冷を1口口に含む。
「ほらほら、私の言った通りでしょ~?リコ姉ちゃんの名推理よ名推理♪」
「ふん。お前の場合は頭のネジが無くなっているおかげで正常に認識していないだけだろう?」
「む。なによ~。ミルトだっていっつもこーんな目を釣り上げてさ、少しはいろんな人とコミュニケーションを取った方がいいんじゃないの?」
「大きなお世話だ。」
「一理あるわ。」
「シ、シャーロット様……。」
「あなたはもう少し他人と関わりを持った方がいいわよ?」
「必要ありません。」
「またまた~、そんな事言っちゃって本当は素直になれないだけなんじゃないの?」
「ふん。下らないな。私は人間と馴れ合う気は無い。」
そう言ってふいっと顔を背けてしまうミルト。
そんな調子のミルトを見てから不意にシャルがポケットから自分のスマートフォンを取り出して、私の方に視線を向けると、人差し指をちょいちょいと動かして「こっち来て」の仕草をした。
そして、若干声量を落とす。
「ちょっと団長。これ見てくれるかしら。プクククwww」
何がおかしいのか小刻みに肩を震わせながらシャルから差し出されたスマートフォンを受け取る。
「これがいわゆるギャップってやつよwwww」
その画面に映し出されていたのは…………
とあるPCのホーム画面の写真なのだが問題はそこじゃなかった。
「は!?え!?わ、私!?しかもこれ……お、おふr……えぇ!?誰のパソコンよ!?///」
「どれどれ~?うわぉ、これはお宝…………いやいや、大胆だね~ふひひwww」
「あぁ。そのパソコンはね……」
「っ!!//」
シャルがニヤニヤしながら犯人を明言しようとしたその瞬間、私の持っていたスマートフォンが一瞬にして取り上げられてしまった。
「お?あれあれ?おやおやおや~?どうしたのよミルト?(ニヤニヤ)顔真っ赤だよ~?もしかして、あもしかして~?」
「ミルト……あんたそういうキャラだったのね。」
「うるさい!///たまたまだ!///」
「説得力無いよミルト~w 別に隠すことじゃないのに。」
「まぁ、写真が写真なだけに、な?w」
「うっ……//も、申し訳ありません。」
ミルトが真っ赤に紅潮した顔でなぜだか悔しそうに唇を噛みながら深々と腰を折る。
「私みたいな無愛想な艦に好かれても迷惑だとは思っていたのですが…………。」
なるほど。
その気持ちがストッパーになってたお陰でこんなことになった訳か。
いくら打ち解けてきたとはいえ艦娘と深海組、人間の間には触れればスグに崩れてしまうほど薄い壁が残ってしまっているのかもしれない。
その壁を崩せるのか崩せないのか。
崩すには相当の覚悟が必要なのかもしれない。
私には元々そんな壁は無かったが、結局の所そうなのかも。
その壁をいち早く破ったのが、深海組ではそこにいるリコを含む陸上型三姉妹だったりするのだが。
「はぁ。迷惑なんかじゃないっての。」
「え?」
「そもそも。いつ、誰が迷惑だって言ったのよ。少なくとも私は口にした記憶はないわ。」
「そうそう、堅物のミルトちゃんの趣味がこんな覗き…………いやいや、乙女チックなものだったとはね~♪」
「乙女チック……なのかしらねこれは。」
「細かいことはいいんだよシャル。」
「細かいか?まぁ、いい。要するにミルトももっと自分を出していいと思うわ。」
「やりすぎだけは勘弁して欲しいけどね。節度だけは持っていなさいよ。」
「はい……ありがとうございます団長。」
その一言と共にミルトがふと口元を緩ませた。
釣られて私も微笑むのだった。
しかし。
「それはそうと、あの写真誰から貰った…………いや、買ったの?」
お話はまだ終わってない。
「え?いや、これは……。」
「言いなさい?(ニッコリ)」
「…………あ、青葉。」
予想通りの答えにリコの分の代金を机の上にバンと置くと、私は駆け出していた。
「青葉ぁぁぁぁぁあああ!!!!!!」
団長のいなくなった甘味処。
「うわ、はっや。」
「
「ん~。確かに癖がある子が多いかもね。でも、そっちだってからかいがいがありそうな娘たちじゃん。ミルトも含めてw」
「何故そこに私が入る。」
「面白いから♪」
そう言ってリコが笑う。
釣られてシャルも笑顔になり、ミルトもため息をついてから微笑んだ。
劇場本館内。
鬼気とした表情の私はとある重巡を追いかけていた。
「待ちなさい青葉!!!!あんたのそのカメラの中にあるデータを根こそぎ渡しなさい!!」
「何故それを!?…………じゃなくて、
「言い訳なんか聞きたくないわ!渡さないならこっちにも考えがあるんだから!盗撮の容疑でボーナスカットするわよ!それでもいいならこのまま逃げ続けなさい!」
「そんなのずるいですよ!!」
「ずるくない!!!!」
「えぇ!?」
かくして青葉の運命やいかに。
と、そんな騒ぎを起こしながら私は一つ心の中で息をつくのだった。
「(たまにはこんな息抜きもいいか♪)」
どうも、お久しぶりです奇稲田姫です←
……と言うセリフも本編の後書きで書いたのでもういいでしょう。
本編の後書きか前書きで書いたように期間が空いてしまったのは櫛に変えられてお持ち帰りされてしまっていたからです←
素戔嗚のやつ……あとで覚えておけよ。
と、いう経緯もありやっと戻ってきた訳ですが。
ふぅ。
さて、今回の話は前回同様テーマは「息抜き」のつもりです←(笑)
前回は買い物、今回は甘味、みたいな?
ほかのキャラとの絡みを書きたいのぅ。
よかったら
活動報告の方でリクエストは受け付けているので見たい絡みとかあったら、書き込んでやってください←(笑)
と、軽く宣伝をした所で番外編4話の後書きにしたいと思います。
あ、新入団員回はまた単体であげたいと思います←
では、また次回♪