艦これ×鋼鉄の咆哮~力の重さ、強さの意味~   作:東部雲

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まず最初に御詫びを。

散々更新が滞った挙げ句に、予告詐欺となったこと、誠に申し訳ありません。m(__)m

今回は作者として恐らく最初となるシリアス回で、書いててメンタルが削れると言う素人丸出しの醜態を晒しています。
しかも当初の予想を外れ思ったより長くなってしまい、遺憾ながら前編と後編に分ける形となりました。ご迷惑お掛けしてしまい、大変申し訳ありません。重ねて御詫びを申し上げますm(__)m

以下はあらすじとなります。


前回のあらすじ

AL・MI二正面作戦に呼応して本土を狙う深海の大規模な水上打撃部隊、その主力の一つである機動部隊に対し、横須賀第1鎮守府の艦隊が邀撃に当たった。
旗艦である軽空母龍驤の卓越して攻撃隊運用、それによる敵機の混乱に乗じた装甲空母大鳳の攻撃隊が突入し、打撃を与えることに成功する。

その直後、龍驤ら横須賀第1鎮守府の艦隊に水雷戦隊が接近するも、軍刀持ちの艦娘薩摩がこれを押さえる。
それに随伴した艦隊には、駆逐艦秋雲の姿があった。


第6話 本土襲撃前夜 前編

「海軍に戻って来てください、梨絵さん」

 

 こちらの目を真っ直ぐ見据えて、凛とした声音で黒髪長髪の女性は懇願した。そんな彼女の真摯な姿勢を梨絵と呼ばれた少女は、堪らず目を逸らしながら答える。

 

 

「……嫌よ。もう、鎮守府に行くつもりはないわ」

 

「どうしてもですか」

 

「何度頼んできても同じよ、帰って」

 

 食い下がろうとする女性の言葉を断ち切るように拒絶した。それでも女性は諦めきれないのか、怯まずに続けた。

 

 

「まだ時間が必要な方もいますが、既に艦娘として復帰した方もいます。貴女にも戻ってきてほしいのです」

 

「復帰できた艦娘がいるからって、アタシがそうするなんてどうして言えるのよ」

 

「貴女には約束があるはずです。あの人に託されたものが」

 

「やめて。その話は聞きたくない」

 

 怒気の籠った声で突き放した。梨絵の頑なに拒絶する姿勢が変わらないのを見て、黒髪の女性は部屋を見渡した。

 

 

「それにしても、まさか貴女がこのような絵を描いてるのは意外でした」

 

「文句あるの?」

 

「いいえ? それが今、貴女のやりたいことであるならそれを否定する気はありません。個性的な本を書いているようですし」

 

「本は本でも同人誌だけどね」

 

 自嘲気味に言った。自分が書いてるのは一般向けではないし

(尤もこの類いの創作物を好む人間は国内に一定数存在するが)、その中にはかなり過激な表現のジャンルもある。

 

 部屋を見渡してみて、それを把握した女性もこれには微苦笑だった。それでも軽蔑する素振りを見せようとしないのは、彼女の器の大きさゆえだろう。

 

 同じ部屋に対面する女性──赤城は艦娘だ。かつて自分と同じ場所で生活した、大切だった仲間の一人だ。

 

 自分も本来は艦娘だ。今はこんな非公式の本を描いては編集して非公式のイベントで販売したりもしているが、かつては自分も艦娘。厳密には現在もだが、陽炎型駆逐艦の末っ子だった。

 

 

「田中少佐から聞いていますよ。仮退役後は、学校に通って友達が出来て、彼らと一緒にこれらの本を販売してるとか」

 

 赤城の言葉に梨絵は舌打ちした。

 彼女の言う田中少佐とは、自分の身元保証人、つまりは義父の事だった。

 

 元は海軍の所属で、自分と同じ鎮守府に所属した整備兵でしかなかった。だが、当時の彼はある特性を隠していた。ある時期を境に、それを持つ彼は自身を陸軍に売り込み、西方普通科連隊を率いる陸軍少将からバックアップを取り付けた。

 

 今から10年前だった。鎮守府に入ることもなく、国防海軍の中枢である統合司令部で保護下に置かれたまま無為な時間を過ごしていた自分の前に現れたのは。

 

 その時に彼が言ったのは「養女として迎え入れたい」だった。戸籍があれば学校に通わせてやれるし、艦娘関連法で仮退役期間満了後は艤装を解体して人間になれるからと。

 

 その申し出を自分は受け入れた。かつての惨劇で受けたトラウマは艤装の展開すら不能とし、艦娘として活動できない時にそう言ってくれたのは彼だけだったからだ。

 名前も田中 梨絵(たなかりえ)として戸籍を登録して、中学校から学生として過ごし高校にも通った。赤城の言う通りに学生時代に気の合う友人も出来て、共に同人サークルを立ち上げたりもした。今描いてる原稿も彼らと手掛けてる作品だった。

 

 

「ちゃんと守ってるんですね、約束。常磐さんから託された大事な──」

 

「それがどうしたって言うのよ……ッ!!」

 

 赤城の言葉を遮るように叫んだ。親の仇を見るように睨み付ける。

 

 

「確かにアタシは、形はどうあれ絵を描いてるわ。それがあの人との約束を果たし続けることなのも自覚してる」

 

 そこまで言ってから何かを堪えるようにギリ、と歯軋りして続けた。

 

 

「でもそれが何なのよ!」

 

 本当は目の前の女性に、八つ当たりのように怒鳴るのは間違っている。それを理性の上では分かっているのに、感情は捌け口を求めるように、次から次へと言葉を繋いでいく。

 

 

「アタシはあの時、何もできなかった! 怖くて体は震えてて、後ろに庇われているだけで……!! 常磐さんは敵の大群に正面から突き進んで、気付いたら姿が見えなくなった……ッ。もうあんなのは御免よ!」

 

 自分が今住んでるこの街、佐世保市には鎮守府がある。かつての惨劇の場である佐世保第1鎮守府に程近い此処で暮らしているのは、義父である田中少佐──憲史の職場である西方歩兵連隊隷下の第一海兵団がこの付近に拠点を構えているからだ。

 

 そうして人間の娘として生活してからも、惨劇の記憶は悪夢となって自分を苦しめてきた。

 

 鎮守府の屋内で虐げられる自分と同じ第2世代の艦娘。

 それを見掛けて後ろに庇い、艤装の砲門を相手に向けて威嚇してまでその相手と対峙する第1世代艦娘。

 

 後に兵器派と呼ばれる当時の提督や警衛との対立を憂いた第1世代の装甲巡洋艦八雲は、証拠を集めて舞鶴第1鎮守府に逃げ延び、そこでの事態を報せた。

 

 その同時期に、第六駆逐隊を連れて哨戒任務中の衣笠が敵の艦隊と遭遇した為、彼女達を守るために殿となって食い止めようと戦い、轟沈した。後に第一次本土沖海戦と呼ばれる戦いの始まりだった。

 

 旗艦を引き継いだ響が報告して、鎮守府の全力を挙げての迎撃戦が開始されて、多くの第1世代が、戦艦扶桑までが轟沈した。

 

 目の前の大艦隊に向け、第2世代の艦娘を一人でも生かすべく立ち向かい、そのまま帰ってこなかった常磐もだ。

 

 その直後に戦闘は終わって、八雲の通報を受けて乗り込んできた憲兵隊や普通科の部隊によって、兵器派は佐世保から一掃された。だが、そうなるまでに払った犠牲は大きすぎた。

 

 

「あの頃から、今までずっと夢に出てきた! 鎮守府で着任していきなり乱暴されたことも、その時から最後まで常磐さんに守られてきたこともッ! 暁が泣き付いてきて、衣笠さんが沈んだって言って……! それから戦闘に参加することになって、目の前で戦っていた第1世代の皆が沈んでいった! 最後まで傍に残っていた常磐さんまで飛び出して、そのまま帰ってこなかった!」

 

 激情のままに溜め込んだそれを吐き出し続けるうちに、頬を温かいものが伝うのを自覚した。我慢も限界と言うのか、それまで塞き止めていたものが決壊したかのように止めどなく溢れてくる。

 

 

「一年よ。あと一年でアタシは正式に海軍を除隊できる。艤装との接続を完全に解除して、艦娘を退役して人間の女の子になれる」

 

「……確かに、今の貴女にとっては一年待てばそれで良いのでしょう。本当にそうであるなら、私からこれ以上無理に頼めません。ですが一つだけ」

 

 それまで黙って聴いていた赤城はそう前置きして、続けた。

 

 

「海軍を除隊すれば、艦娘でなくなれば自分は関係なくなると、本当にそう思っているのですか?」

 

「っ──!」

 

 予想外の指摘に、梨絵は思わず動揺した。

 

 

「海軍を、艦娘を辞めても、自分が陽炎型の最終艦秋雲だった事実は変わりません。貴女は、それに目を背けてでも過ごしていけますか? もう悪夢に苛まれることはない、苦しまなくて済むと本当に信じているんですか」

 

「っ…………」

 

 赤城の言葉に対して、咄嗟に反論することができなかった。

 

 赤城の指摘したことに心当たりがない訳ではない、十年と言う長い年月の間で何度もその考えは浮かんだ。だがそのたびに頭を振り、思考の隅に追いやって考えないようにしてきた。

 

 分かっていたはずだ。それが現実からの逃避でしかなく、目を逸らしているだけなのだと。

 

 

「……そんなの分からないわよ」

 

 今から言うのも、現実から目を逸らしただけに過ぎないだろう。それでも、言葉にするのは止められない。

 

 

「悪夢から解放されるかどうかなんて、艦娘をやめてみるまで分からないわよ! だからアタシの意思は変わらない、だからもう帰って!!」

 

「……今日はもう失礼しましょう。ただ、最後に一つだけ。決して早まらないでくださいね」

 

 最後に気になる言葉を言い捨ててから、赤城は部屋を出ていった。

 

 

 

         ◇◇◇

 

「……はぁ。困りましたね」

 

 溜め息をひとつ吐いてから呟く。周りは既に日没後のため暗くなっており、街灯や住宅などから零れる灯りが光源となっていた。

 

 梨絵の様子から今日中の説得は諦めざるを得なかった、その事で困ったような表情を浮かべた。

 

 

「赤城さん」

 

 そんな赤城に話し掛けた人影があった。

 

 

「ごめんなさいね、加賀さん。今まで待たせてしまって」

 

「別に構いません。かつての戦友に関わる事案です、少し待つ程度は苦ではありません」

 

 人影は赤城の旧来の戦友、正規空母加賀だった。

 

 

「どうでした。梨絵さんの様子は」

 

「……以前よりも前を向けてるとは思います。ただ、気持ちの整理がまだなんでしょう。それも時間が解決するのかもしれませんが、もう一押し足りないですね」

 

 先程出てきたばかりの建物に視線を向ける。

 

 そこは全体的に長方形の形状をした二階建てのアパートだ。それなりに年季が重なっているようで、風雨で水が滴った跡や黒かびが壁を覆っていた。

 

 梨絵と話した部屋に一組の男女が慌てて入っていくのが見えた。遠目からでも心配そうな表情を窺える辺り、純粋に彼女を慕っているように思えた。

 

 

「彼女のように潜在力の艦娘は、一人でも多く必要です」

 

「分かってますよ。でも、戦うかは彼女が決めること。自分の意思で動かなくては意味がないわ」

 

 戻りましょう、と相方を促して歩き出す。加賀も溜め息を吐くと、後ろから続いた。

 

 

 

         ◇◇◇

 

「……」

 

 赤城が退室した部屋のなかで、梨絵は泣き腫らした表情のままただ項垂れていた。

 

 右手には一枚の写真が握られていた。中央に一人の若い青年、それを囲うように様々な服装の艦娘が並び立っていた。

 端には瀟洒な洋服を着た当時の自分も写っていた。その後ろから抱き付き、左手でVの字を見せる少女の姿も。

 

 

「綺麗な写真だね!」

 

「わぁっ!?」

 

 いきなり背後から抱き付きながら話し掛けられ、梨絵は悲鳴をあげた。

 そんな自分の反応にも構わず、抱き付いてきた張本人は続けて話した。

 

 

「梨絵っち、今までそんな写真見せることもなかったけど、何処で撮ったの? 鎮守府だったり?」

 

「……正解だよ。佳奈(かな)

 

 抱き付いてきた女性──幸田 佳奈の問いに肯定した。

 

 この写真は、佐世保第1鎮守府で現役だった頃に、第2世代の艦娘や当時はまだ海軍の艤装整備技師だった憲史、第1世代の装甲巡洋艦の艦娘と一緒に撮った写真だ。

 

 

「この写真に写ってるこの人、梨絵と仲良さそうだね。名前なんて言うの?」

 

 佳奈は指差しながら訊いてきた。

 

 

「……常磐だよ。第1世代の、装甲巡洋艦の艦娘、常磐さん」

 

 その何気ない口調のためだろう、赤城との対話で憔悴した梨絵はぽつり、ぽつりと話し始めた。

 

 自分が佐世保第1鎮守府で建造されてから、彼女がずっと傍に居てくれたこと。

 一緒に居るだけで周りを明るくできる、快活で一人称が“ボク”なボーイッシュな艦娘だったこと。

 自分の前身である陽炎型駆逐艦秋雲の艦歴から絵を描くことに関心があった自分に配慮し、当時の提督達兵器派には内緒でスケッチブックを妖精に作って貰い、それで絵を描くようになったこと。

 同じ第1世代で装甲巡洋艦の艦娘──八雲と共謀して佐世保第1鎮守府の兵器派の実態について証拠を集め、彼女を見送ったこと。

 その後、勃発した第一次本土沖海戦でも最後まで自分を守ってくれていたことを。

 

 

「……そっか。梨絵にとって、ママみたいな人だったんだね。私も会ってみたかったなぁ」

 

「ママ、母親か。確かに、そうだったのかもね。アタシにとって、常磐さんはそうだったんだ」

 

 実の母親のように慕った常磐が、どんな気持ちで自分を守ってくれていたか、今では確かめることもできない。それでも、佳奈が言ったような親子に似た絆があったのだと、自信を持って言える。

 

 

「……梨絵はさ、どうしたいの?」

 

「どうって」

 

「今の状態のまま海軍も艦娘も辞めちゃうか、そこから引き返して復帰するのか」

 

「……分からないよ」

 

 今日まで海軍からの除隊を、艦娘を退役することだけ考えてきた。それだけが望みだと思っていた。今日、赤城が訪れるまでは。

 

 

「分からないんだよ、アタシにはまだ……。赤城さんにああは言ったけど、本当はどうなのか確証はないのよ。海に出て戦うのが怖くなったから仮退役を希望して民間で過ごすようになったし、そのお陰で佳奈と亮に会えた」

 

 最初は不安だった。義務教育過程を修了するため中学校に入学して、佳奈と亮──小林 亮(こばやしりょう)とは同じクラスメートとして出会った。自分以外は人間の学生で、得体が知れないと一時は孤立しかけた。

 

 そこで助けとなったのがこの二人だった。人間でもない自分を恐れるどころか、寧ろ興味津々と言った調子で近付いてくるとこう言ってきた。

 

───梨絵で良かったよね? 私は佳奈! 苗字は幸田って言うんだ。こっちは幼馴染みで、小林 亮って言うんだ。

 

───改めて、小林 亮です。艦娘ってどんなのか気になってましたが、想像とは違うみたいですね。同世代の女の子と変わらないようなので、安心しました。

 

 佳奈は怖いもの知らずだったのか。亮は佳奈に引っ張られる形で近付いてきたが、第一印象から私を警戒しなくなっていた。

 

 

「佳奈達のお陰なんだよ。私が絵を趣味に出来たのも、卒業後はこうして三人でバイトしながら同じサークルで活動できるのも。海軍を辞めたがっていても、その広報に協力しようと思えたのも、二人が居てくれたから」

 

 本当は拒絶しようと思っていた筈だ。でも、その頃には仮退役から8年以上の歳月が過ぎていた。その為か、自分自身も心に余裕が出来ていたのかもしれない。その時には即座には拒めなかった。

 

 心に迷いがあった。

 

 赤城の指摘に動揺したのも同じ理由だった。

 

 艦娘である自分に未練があったからだ。

 

 

「僕と佳奈は後押しをしただけですよ」

 

 今まで発言していなかった亮が言った。視線を向けると、乱雑にテーブルに置かれた原稿や道具を片付けているところだった。

 

 

「そうそう。私も亮も、友達の背中押してあげただけ。それに、私は梨絵と会って後悔したことなんて無いしね?」

 

 胸の奥が熱くなるような感覚がした。何かが込み上げて、押さえきれないような何かが溢れそうな気さえしてくる。

 

 

「今日はこれまでにしましょう」

 

「えっ、でも」

 

「でもじゃありません。そんな酷い顔してるのに、無理させるなんて出来ませんよ。今日はこれで終わりです。家まで車で送りますよ」

 

 

 

 

         ◇◇◇

 

 一夜明けて翌朝、梨絵は自宅にある自室のベッドの上で上体を起こしたままぼうっ、とした表情で動かずにいた。

 起きたのは今から三十分くらい前だったと思う。それからはずっとこの姿勢だが、もう三十分はこうするのが普段の習慣だった。

 

 結局、昨夜は亮の言う通りそのまま解散になった。資金を供出し合って購入した亮が運転する車で佳奈と乗り込み、自宅に送り届けられた。それからは泣き疲れたのか、睡魔が一気に襲ってきたのでベッドで横になるとあっという間に意識を手放した。

 

 

「──ん……。誰だろ?」

 

 しばらくそうしていると、自宅のチャイムが鳴らされた。軽快な電子音で意識が玄関に向く。

 

 

「はーい」

 

 気の抜けたような返事をしながら、部屋を出て玄関に向かう。在宅用のスリッパのまま、玄関のドアを開けた。

 

 

「お待たせー。どなた、で……」

 

 言葉は最後まで続かず、詰まらせてしまう。同時に、訪問してきた人物を見て一気に意識が覚醒した。

 

 

「朝早くからお邪魔してすみません、起きたばかりのようですね」

 

「……なんでウチに」

 

 訪問者は四人の少女だった。共通して同じ洋服を着ていて、それはかつて自分が着ていたものと同様だ。そして目の前の少女達を、梨絵は知っていた。

 

 

「話をしに来たんです。秋雲さん、いえ。梨絵さんと直接、本音で語り合うために」

 

 かつて同じ所属の第十駆逐隊だった駆逐艦娘、夕雲型駆逐艦の一番艦である夕雲が宣言した。




今回は文字通り、前夜の話が中心となりました。次回は本土襲撃の当日になると思います。

以下は次回予告です。


~次回予告~

訪ねてきた赤城との対話で、決意したはずの自身の心が揺らいだ梨絵。その翌朝訪ねてきた夕雲達との対話を経て、彼女は答えへと向かっていく。
そこへ突如、深海棲艦の本土接近を報せる警報が市内に鳴り響く──!

「この佐世保の海で、二度も悲劇は繰り返させない」

決意を新たに、少女は艦娘として再び海に出る。

第8話 本土襲撃前夜 後編

オリキャラでタイタニック(WW1)を出したいけど出したいけどどうしよう?

  • 良いんじゃない?
  • ふっざけるな!
  • 追加でブリタニック(姉妹船)もオナシャス

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