提督「短所強調ボタン」   作:レモンふりかけ胡麻味噌まみれ

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今回は曙が酷い目に遭います。
ぼのたん可愛いんじゃ


実験開始!〜曙編〜

提督「どれどれ曙の様子は…っと」

 

青葉「部屋でぐっすり寝てますね〜。可愛らしい寝顔GETです!」

 

提督「お、漣達が起きたな」

 

漣「んぁーよく寝たー ぼのたーん、朝だよーん」

 

潮「ふふっお寝坊さんだなぁ」

 

朧「曙、起きて!」

 

…ぼの! …たーん …ぼのちゃーん

 

曙「んんぅ…おはよう、あんた達…」

 

漣「おっはークソぼの!」

 

潮「おはようクソぼのちゃん!」

 

朧「おはようクソぼの、早く食堂行こ?」

 

曙「…は?あんた達何言ってるの?」

 

漣「おぉう、どうしたクソぼのそんなお目目ぱっちりさせちゃって」

 

曙「あんたが仕組んだの?今ならまだ半殺しで済ませてやるから土下座して謝りなさい」

 

漣「え?ちょっと漣ちゃん何言ってるかわかんない…」

 

潮「どうしたのクソぼのちゃん?まだ寝ぼけてるの?」

 

曙「潮まで…朧、こいつらにすぐやめるよう言いなさい。付き合ってらんないわ」

 

朧「やめるも何も…クソぼのが今一番おかしいっていうか…」

 

曙「…もういいわ。さっさと食堂行きましょ。」

 

 

 

 

 

提督『まだ信じられないって感じだな。曙は口こそ悪いが誰よりも第七を大事にしているからダメージは大きいだろう』

 

青葉『うわぁ…これはキツイですね…』

 

提督『何を言う、1日はまだ始まったばかりだぞ?』ウキウキ

 

青葉『なんで提督してるんだろうこの人』

 

 

 

 

 

漣「うわー混んでるねー」

 

潮「どこに座ろうかな…」

 

朧「あ、長門さんと陸奥さんが手招きしてる」

 

漣「戦艦と相席キタコレ!クソぼの、早くご飯貰っていこ!」

 

曙「えぇ…」

 

曙(私が疲れてるのかな…すごく嫌な気分。)

 

朧「おはようございます、長門さん、陸奥さん」

 

潮「おはようございます!」

 

漣「おっはようございまーす!」

 

曙「…おはようございます。」

 

長門「おはよう、漣、潮、朧、クソぼの。良い挨拶だ。」

 

陸奥「おはよう、席空かなそうだったから相席にしたんだけど大丈夫だったかしら?」

 

朧「全然問題無いです!寧ろこんな珍しい機会を作ってくださりありがとうございます!」

 

陸奥「そんなに気を遣わなくていいのよ?ほら、早くご飯貰ってきなさい。」

 

潮「はい。行こう、みんな」

 

漣「ほーい。今日何にしようかなー…」

 

朧「私卵焼き定食でいいや」

 

潮「私もそれにしよう、クソぼのちゃんは?」

 

曙「…白米だけでいいわ。」

 

漣「本当にどうしたのクソぼの…今日は午後から実技試験だよ?」

 

潮「そうだよ、ちゃんと食べないと」

 

朧「おかず一つだけでもいいから食べよ、クソぼの?」

 

曙「…うん」ウルウル

 

 

 

 

 

提督『あーあ、泣いちゃったよ』

 

青葉『それでも今日1日はクソが名前の前につくんですよね…こわっ』

 

提督『こんなに強調されるってのは予想外だったな。流石明石印のボタンだわ』

 

青葉『資源の9割9分9厘使っただけありますね〜』

 

提督『やめろ…忘れたいんだよその事は』

 

 

 

 

 

 

朧「すみません、遅くなって」

 

長門「どうかしたのか?クソぼのの目元が赤いが」

 

漣「それがさっぱり。朝からこの調子なんですよねー」

 

陸奥「おかずも少ないし…食事量を減らしすぎるのも体に悪いのよ?」

 

潮「ほら、私のおかず分けてあげるからちゃんと食べよ?クソぼのちゃん」

 

曙「…ありがとう」

 

曙(私がいつも提督をクソ提督って呼んでるからバチが当たったんだ…まさか提督もいつもこんな気持ちだったの…?)

 

長門「私達は食べ終わったからここを出るぞ。あと、分かっていると思うが今日は午後から海上移動の実技試験だ、遅刻するなよ?」

 

漣「サー!長門教官!」

 

陸奥「長門、いつもこんな返事させてるの…?」

 

長門「ち、違う、誤解だ陸奥!漣も変な返事をするんじゃない!」

 

朧「あはは、漣ちゃん今日も調子いいなー」

 

潮「怒られなければいいんだけど…」ヒヤヒヤ

 

曙(なんでみんな楽しそうにしてるの?私、本当はみんなに嫌われてるんじゃ…)

 

 

 

 

青葉『お、曙ちゃんが不安そうになってきましたよ!』

 

提督『うん、やっぱり可愛いな曙は』

 

青葉『強気な曙ちゃんがこんな表情…現場に行けないのが残念です!』

 

提督『まぁ録画して後で何度もみるのも良いだろう。さて、続きを見ようか。』

 

 

 

 

午後

 

長門「それでは今から海上移動の実技試験を行う!くれぐれも怪我だけはしないように!」

 

曙、朧、漣、潮「はい!」

 

曙(色々気になる事はあるけど今は試験に集中しなきゃ…)

 

長門「次、曙!」

 

曙「は、はい!」

 

曙(いつもより足がふらつく…朝ご飯食べなかったから…?でももっと別の違和感がある…)

 

長門「では、始め!」

 

曙(大丈夫…海上移動なんて基礎の基礎…今更ミスなんて…)

 

曙(…ッ!?カーブしたいのに減速しない!?なんで…)

 

漣「な、長門教官!クソぼのが!」

 

長門「ん…?まさかあいつ、試験前に艤装のチェックを怠ったな!」

 

バッシャーン!

 

曙(なんで…なんで私ばかり…)

 

漣「大丈夫!?クソぼの!」

 

長門「立てるか?無理をするなよ、クソぼの」

 

曙「…ッ…でしょ。」

 

漣「え?何て言ったの?」

 

曙「あんた達が仕組んだんでしょ!わざと私がコケるように!もううんざりよ!朝からクソぼのクソぼのって…私の口が悪いのが嫌ならはっきり言ってよ!こんな幼稚なことして何が面白いの!?」

 

曙「お願いだから…もうやめてよ…グスッ 」

 

潮「く、クソぼのちゃん…?」

 

朧「クソぼの、今のは漣に失礼だよ、謝りなよ。」

 

長門「その通りだクソぼの。自分の整備不足を漣のせいにするんじゃない。謝るんだ。」

 

曙「もうイヤァァ!みんな大ッ嫌いよ!」ダッ

 

長門「おい、曙!?」

 

曙(もう嫌だ…もうクソなんて言わないから…許してよ提督…!)

 

曙「て、提督、入るわよ…?」

 

提督(おぉう、ぼのたんすっかり参ってるよ)

 

青葉(これは青葉邪魔な感じですね…外に出てましょう)

 

青葉「それでは青葉は新たなスクープを探しに行ってきますね!では!」

 

提督「…さて、こんなに走って来たってことは何か大事な用があるんだろ?」

 

曙「あ、あの、その、」

 

曙(どうして…?どうして「今までクソ提督なんて呼んでごめんなさい」って言えないの…?)

 

曙「う、うぁ…」ジワァ

 

提督「おおお落ち着け曙、泣くな、な!」(目の前で泣かれるとテンパる)

 

曙「うぅ…わ、私っ、今まで、提督がこん、な、気持ちだっで、思わなぐて、ク、クソどが、皆のことかん、がえてるのに、言って、ごめんなざい、」

 

提督「大丈夫だから!俺全然気にしてないから!だから泣き止め!な!ほら鼻チーンして!」

 

曙「でも、」

 

提督「本当に大丈夫だから!全部このボタンのせいだから!」

 

曙「…ボタ、ン?」

 

提督「そう!イメージした人の短所を体験させるボタンだけど意地が悪過ぎたな!悪い!」

 

曙「…つまりあんたが元凶なの?」

 

提督「え、曙「答えろ」ハイソウデス...」

 

曙「ほぉう…?そうだったんだ…?」

 

提督「あ、曙?これは短所を直して貰おうっていう目的があってだな?」

 

曙「玉と棒、どっちが良い?」

 

提督「…イタクナイホウデオネガ曙「●ねゴミ」プチッあああああああ!!!!!」

 

曙(まったくあのクソ提督は…でも、これからはクソ提督って呼ぶの控えようかな…)

 

曙(でも一番嬉しいのは…皆に嫌われてなかったこと!)

 

曙(これからもよろしくね…あんた達。)

 

 

 

 

 

 

 

 

青葉「やっべぇこれバレたら私死ぬじゃん…でもたくさんぼのたんの泣き顔とか撮れたしプラマイゼ曙「あんたも共犯なのね?」ロ…」

 

青葉「…」ギギギ

 

曙「ニコッ」

 

青葉「…ぼのたんの泣き顔、可愛かっ曙「●ね」あああああああ!!!!!」




勢いで2話目投稿です。
やっぱり慣れないうちは疲れますね。
これからもなるべく速いペースで投稿しようと思います。

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