マリア「さてと、そろそろ支度しなくっちゃ…」
朝食を食べ終わったマリアは私服に着替え、斜めがけバックを掛けて、準備し始めた。
少女「ウォウ?」
準備し始めたマリアを見て少女は首をかしげていた。
マリア「観光よ。ついてくる?」
少女「ウォウ!」
マリアに聴かれた少女は頷いた。
少女を連れてマリアは獅子ヶ丘の街に繰り出していた。
丁度街は祭りが行われていた。
少女は祭りが初めてなのか尻尾を振り、目を輝かせていた。
マリア(なんだか、昔のガウを見てるみたいだわ…)
少女の姿を見てマリアは初めて街を見たガウと重なっていた。
少女「ウォウ!ウォウ!」
マリア「はいはい、今行くわよ」
呼ばれてマリアは先へ進んでいた少女に向かって走り出す。
少女「ウォウ?」
屋台を見ながら歩いていると少女はある屋台で立ち止まった。
一口サイズに切られた肉が何個も串に刺さっていて、炭火で焼かれた香ばしい肉の香りが漂ってきていた。
マリア「これは焼き鳥よ。串に刺した鶏肉を焼いてタレや塩をかけて食べるの」
少女「ウォウ~…」
マリアから焼き鳥を聴いて少女は舌綴りをうった。
マリア「食べたいの?」
少女「ウォウ!」
マリアは舌綴りをしたのを見て少女は鳴く。
マリア「それじゃあ、食べましょうか」
少女の返事を聴いてマリアは焼き鳥の屋台に近づく?
マリア「すみません、焼き鳥を二本…」
店長「お、美人なお母さんが来たじゃないか」
注文したマリアを見て店長が言う。
マリア(おかっ…!!)
店長に言われてマリアの心にグサリと何かが刺さる感じがした。
店長「若いから子育て大変だおろ?一本サービスしとくよ!」
マリア「え…あ、ありがとうございます……」
複雑な気持ちにサービスを含めた3本の焼き鳥を受け取った。
少女「ウォウ?」
そんなマリアを見て少女は分からないような顔をしていた。
マリア「この辺りでいいかしら」
街から少し離れた所にある公園に来て、湖が見えるベンチに座っていた。
マリア「はい、これは貴女の分。タレが垂れるから気を付けてね」
少女「ウォウ♪」
マリアから焼き鳥を貰って一口食べると美味しそうに目を輝かせて食べる。
マリア(この反応…初めてハンバーグとか食べた切歌と調みたいね)
少女の反応を見てマリアは切歌と調がハンバーグを食べた時の姿が重なっていた。
平和にしている2人を観察するように1人の男が木の陰にいた。
男はニヤリと笑うと手の平サイズの四角い箱型で、真ん中に赤いボタンがある装置を出すと親指でボタンを押した。
すると青空に赤黒い穴が開いたかと思いきや1体の怪獣が出てきた。
?「ゴルオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」
穴から全身パイナップルか、ドリアンのようなブツブツが付いた人型で、一つ目の怪獣が獅子ヶ丘に降り立ったのである。