マリア「少し買い過ぎたかしら…?」
少女「ウォウ~……」
翌日、マリアと少女は旅館の部屋に山積みになっている荷物を前にしていた。
この山積みになっている荷物は切歌たちへのお土産(8割食系)である。
マリア「まあ、あの子達なら大丈夫よね。それと」
少し不安になりながらもマリアはそう言うと荷物の中から細長い箱を取り出した。
マリア「はい、これは貴女の」
取り出した箱をマリアは少女に手渡した。
少女「ウォウ?」
渡された箱を少女は開けて中身を見た。
中にはチェーンがあり、先には指輪がくくりつけられているネックレスだった。
指輪の内側にはアルファベットで『H.R.』と書かれていた。
少女「?」
ネックレスを見て少女は首をかしげていた。
マリア「そこに書いてるの"ホロ"、貴女の名前よ。いつまでも名無しじゃ困るでしょ?」
ホロ「ウォウ!!」
名前を貰った少女『ホロ』は嬉しそうに尻尾を振りながらネックレスを首にかけた。
長さは丁度良く、少女の胸部辺りに指輪が来ていた。
マリア「気に入ったみたいね」
ブンブン左右に振られているホロの尻尾を見て、名前を気に入ってくれたことを察した。
?「やっと見つけた」
ホロとマリアがいる部屋がよく見える場所にノワール星人と協定を結んでいた人物がいた。
?「それじゃあ、捕獲作戦を始めるとしようか。インスタンス・アブリアクション!!」
ホロを確認した人物は怪獣の人形を取り出して叫ぶと目を光らせた。
人物が叫んだ時、少しした後に爆音と共に土柱が上がった。
マリア「なに!?」
爆音を聞いてマリアとホロは窓から外を見た。
?「グリュワアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」
土煙から出てきたのは全身に棘があり、ワニガメによく似た姿をした二足歩行の怪獣だった。
マリア「また見たことない怪獣!」
ワニガメの怪獣を見てマリアは叫ぶ。
?「グリュワアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」
怪獣は口から火炎弾を発射して街を破壊する。
マリア「行くわよ、ホロ!」
ホロ「ウォウ!」
怪獣の破壊活動を見てマリアとホロは現場へ向かった。
?「グリュワアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」
火炎弾を吐き、街を破壊する怪獣。
その時、怪獣の左側が光ったかと思いきや巨大な影が現れた。
ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」
ホロボロスが怪獣にタックルして吹き飛ばした。
?「出てきたようだねぇ。でも、今回は1体だけじゃないよ」
現れたホロボロスを見て人物は新たに2体の人形を取り出した。
?「インスタンス・アブリアクション!!」
?「ガアァァァァウオォォォォーーーーーーーーーーーッ!!」
?「グロロロロリャアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」
人物がそう叫ぶと2体の人形が実体化してホロボロスの前に着地した。
ホロボロス「!?」
マリア「新手!?」
新手が現れたのを見て、ホロボロスと避難誘導していたマリアは驚いた。
ベノラ「グリュワアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」
最初に現れ、街を破壊していた怪獣『毒煙怪獣 ベノラ』は起き上がって雄叫びを上げる。
ディドラス「ガアァァァァウオォォォォーーーーーーーーーーーッ!!」
ホロボロスがベノラと対峙した瞬間に、肩から2本の突起が突き出した亀のような、四足歩行で、背中と尻尾には棘が並び、胴体にはむき出しの丸ノコのような構造が動いている怪獣『ディドラス』も雄叫びを上げる。
ギブゾーグ「グロロロロリャアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」
ディドラスと同時にグリーンを基調とした体色に、首の後ろから突き出したアンテナと、それを突き出した肩で固定するワイヤー、鉤爪状の手が特徴の二足歩行で、どことなく戦闘機を人型に組み替えたような姿の怪獣『ギブゾーグ』の3体の怪獣がホロボロスに襲い掛かった。