戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第759話 決着

ノワール星人「き、貴様らぁ!!」

 

計画をご破算にされてノワール星人は怒りを露にして拳銃を向けて発砲する。

 

しかしマリアとホロの2人は弾より速く移動して避けた。

 

ノワール星人「なに!?」

 

弾より速く動いた2人にノワール星人は驚く。

 

マリア「はあぁぁぁぁッ!!」

 

驚いているノワール星人にマリアが一気に距離を詰めてホロボロス型ギアとなった手甲鉤で斬りかかった。

 

ノワール星人「うおっ!!」

 

斬りかかられたノワール星人は後ろに飛んで回避するが少しだけ腹部が切り裂かれた。

 

マリア(このギア…まるでホロそのものみたい…ホロボロス型ギアってとこかしら)

 

変化したアガートラームから感じる力がホロボロスに似ているとマリアは感じていた。

 

ノワール星人「お、おのれぇ…こうなれば!!」

 

形勢が不利になったノワール星人は近くにあった機械のスイッチを押した。

 

すると今いる場所が激しく揺れ始めた。

 

マリア「なに!?」

 

揺れが起きて倒れないように踏ん張っているとホロがいた中央部の屋根が開き、1体の怪獣が地上へ向けて降下した。

 

ラグストーン?「ゴルオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

地上に現れたのは体が鎧で覆われたラグストーンだった。

 

ノワール星人「行け、ラグストーン・メカレーター!!」

 

ノワール星人が『ラグストーン・メカレーター』(以後:ラグストーンM)に指示を出した。

 

ラグストーンM「ゴルオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

ラグストーンMはノワール星のメカレーター技術に適応しており、両肩に装備された砲門から『撃砕光線』を発射して獅子ヶ丘を破壊し始めた。

 

マリア「ホロ!!」

 

破壊される獅子ヶ丘を見てマリアがホロに叫ぶ。

 

ホロ「ウォウ!」

 

マリアに言われてホロは自身が壊して開けた穴からラグストーンMが降り立った出入口から外へ降りていった。

 

ホロ「ウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

落下しながら雄たけびを上げてホロは本来の姿であるホロボロスとなった。

 

しかし、その姿は今までの四足歩行ではなく、両腕が獣の前足の形状から人に似た五本指の手に手甲鉤をつけたような形状に変化し、二足歩行できるように両足で立っていた。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

この姿こそが伝説の蒼雷獣である『豪烈暴獣 ホロボロス』の本来の姿であり、今までとは威力が違う咆哮が周囲に衝撃波と共に木霊した。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ラグストーンM「ゴルオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

お互いに雄叫びを上げて戦いの幕を上げる。

 

ラグストーンM「ゴルオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

先制攻撃でラグストーンMは改造前より速い速力でホロボロスにタックルを叩き込もうとする。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

しかしホロボロスも本来の力を取り戻したのか、四足歩行時よりも高く跳躍して太陽の中に隠れた。

 

ラグストーンM「!?」

 

ホロボロスを見失わないように見上げたがラグストーンMだったが改造されて性能がよくなった目には急な明暗は焼き付けとなり、見失ってふらついてしまう。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ふらついたラグストーンMの頭にホロボロスは両腕の手甲鉤を叩きつけて鎧ごと切り裂いた。

 

アレクシス「やれやれ、仕方ないねぇ。協力してくれたお礼でもするかね、インスタンス・アブリアクション!!」

 

上空から戦いを見守っていたアレクシスはベノラ、ギブゾーグ、ディドラスの人形を出して実体化させた。

 

ベノラ「グリュワアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」

 

ギブゾーグ「グロロロロリャアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」

 

ディドラス「ガアァァァァウオォォォォーーーーーーーーーーーッ!!」

 

アレクシスのインスタンス・アブリアクションにより実体化したベノラ、ギブゾーグ、ディドラスの3体はホロボロスに対して咆哮を上げる。

 

ホロボロス「!!」

 

3体の咆哮を聞いて、ホロボロスは睨み付ける。

 

ベノラ「グリュワアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」

 

両肩の気門からベノラは毒ガスを噴射する。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

毒ガスをホロボロスは跳躍して回避するとベノラの目の前に着地した。

 

ベノラ「!?」

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

目の前に着地して驚いているベノラの首をホロボロスは掴み、地面に叩きつけた。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

地面に叩きつけたベノラにホロボロスは手甲鉤を振り上げて止めを刺そうとする。

 

ディドラス「ガアァァァァウオォォォォーーーーーーーーーーーッ!!」

 

ベノラに止めを刺そうとするホロボロスの後ろからディドラスが角を突き刺そうと接近してくる。

 

だが、ホロボロスはすぐに振り向いてディドラスの角を掴んだ。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

角を掴んだホロボロスはそのままディドラスを持ち上げる。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

持ち上げたディドラスにホロボロスは雷撃を叩き込んだ。

 

ディドラス「ガアァァァァ……………」

 

ホロボロスの雷撃を喰らってディドラスは丸焦げとなりダラリと尻尾と四肢を垂れてしまった。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

丸焦げとなったディドラスを投げ捨てるホロボロス。

 

ホロボロス「!?」

 

ディドラスを投げ飛ばした後で足元の違和感を感じて見ると地面が底無し沼のようになり、沈み始めていた。

 

ホロボロス「グルルル!!」

 

沈み始めていた体を見てその原因であるギブゾーグを睨む。

 

ホロボロスに睨み付けられてギブゾーグは笑っているように見えた。

 

ホロボロス「グルルル…ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

また体が沈んで動けなくなる前にホロボロスは上半身に蒼く発光させる。

 

ギブゾーグ「!?」

 

上半身を蒼く発光させ始めたホロボロスを見てギブゾーグは驚いていると発光させた上半身からホロボロスは雷撃を発射した。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

上半身から繰り出した蒼い雷撃『ギガンテサンダー』でギブゾーグのアンテナを破壊した。

 

ギブゾーグ「!?」

 

アンテナを破壊されてギブゾーグは怯んだ。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

アンテナを破壊されて地面の固さが戻ったために悠々と脱出したホロボロスは勢いよく跳躍して、降下しながら思いっきり振り上げていた手甲鉤を振り下ろしてギブゾーグの頭を叩き斬った。

 

ギブゾーグ「……………!!」

 

頭を叩き斬られたギブゾーグは糸が斬れた人形のように崩れて動かなくなった。

 

ベノラ「グリュワアァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!」

 

ラグストーンM「ゴルオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

ギブゾーグまで倒されてベノラとラグストーンMは火炎弾と撃砕光線をそれぞれ発射する。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

両腕の手甲鉤をクロスさせて左右に展開すると紫色の斬撃光波を作り出すとベノラに向かって発射した。

 

放たれた斬撃光波はベノラの火炎弾をものともせずに四散させてベノラ本体を切り裂いた。

 

ベノラ「グリュワアァァァァァァァ………」

 

ホロボロスが繰り出した紫色の斬撃光波を喰らったベノラは身体中からガスを噴射しながら倒れると爆散した。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ベノラを倒したホロボロスはラグストーンMへ向かって走り出した。

 

ラグストーンM「ゴルオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

接近してくるホロボロスにラグストーンMは撃砕光線で弾幕を張って防ごうする。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

だが撃砕光線を掻い潜ったホロボロスはドロップキックをラグストーンMの顔面に叩き込んだ。

 

ラグストーンM「!?」

 

ホロボロスのドロップキックを喰らい、ラグストーンMは転倒する。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ドロップキックを喰らって転倒したラグストーンMにホロボロスは両腕のクロ―『ホロボロクロー』から繰り出すラッシュ攻撃『メガンテクラッシャー』を叩き込んだ。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

最後の一発を渾身の力を込めてラグストーンMの顔面に叩き込んで吹き飛ばした。

 

ラグストーンM「ゴル、ゴルオォォォォォォォォォ……………」

 

獅子ヶ丘の岩山に叩きつけられ、体に纏う装甲ごと叩き潰されたラグストーンMは岩山からフラフラの足取りで離れるが、すぐに膝から崩れ落ちるようにして倒れると動くことはなかった。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!」

 

ラグストーンMを倒したホロボロスは勝利の咆哮を上げ、周囲に木霊した。

 

 

 

ホロボロスがラグストーンMと戦っている時、マリアはノワール星人と決着をつけようとしていた。

 

ノワール星人「はあぁ!!」

 

マリア「せいっ!!」

 

銃撃するノワール星人だったがマリアは体に電気を纏わせて雷のように高速移動して回避する。

 

ノワール星人「この!!」

 

回避されたノワール星人は再度拳銃を向ける。

 

マリア「はあぁぁぁぁぁっ!!」

 

拳銃を向けたノワール星人にマリアはアイアッパーを叩き込んだ。

 

ノワール星人「ぐおっ!!」

 

アイアッパーを喰らったノワール星人は吹き飛ばされて床に叩きつけられた

 

ノワール星人(ホロボロスと全く同じ攻撃…これがシンフォギアの特性『外部変化』か!!)

 

体勢を建て直しながら変化したマリアのギアを見て考えていた。

 

シンフォギアは、シンフォギア装者の肉体的・精神的成長に従ってシステムロックが段階的に解除されるのだが、装者の心象や外部からの影響によって特定分野に特化した形状・機能を獲得することがある。

 

別名『○○型ギア』と呼ばれ、装者の強いイメージによる変化を『心象変化』、装者以外の他の物または者による変化を『外部変化』に分けている。

 

ホロがマリアを助ける際に放った電撃がノワール星人を伝ってコンバーターユニットに届き、それがギアに変化をもたらし、アガートラームを怪獣ギアの一種『ホロボロス型ギア』へと変化させたのである。

 

マリア「これで!」

 

ノワール星人「しまっ!?」

 

体勢を建て直したばかりのノワール星人にマリアが両腕に雷撃を纏わせた手甲鉤でラッシュを叩き込んだ。

 

マリア「終わりよ!!」

 

ホロボロス型ギア最大の技『MEGANTECRUSH†THUNDER』をノワール星人に叩き込んだのだ。

 

ノワール星人「ぐがあぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

MEGANTECRUSH†THUNDERを叩き込まれてノワール星人は壁に叩きつけられると突き破って外に投げ出されて地面に叩きつけられた。

 

ノワール星人「あぐ…ま、まだだ…まだ…私は…復讐を…とげてな…ぃ…………」

 

地面に叩きつけられたノワール星人はマリアがいる場所、自身の円盤に這いずるように近づくが力尽きて倒れて動かなくなった。

 

マリア「!」

 

空いた穴からノワール星人の最期を見届けたマリアは巨大なものが倒れる音がして見るとホロボロスがラグストーンMを倒していた。

 

ホロボロス「ガルウォオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!」

 

マリア「終わったわね…」

 

ラグストーンMを倒したホロボロスが勝利の咆哮を聞いてマリアは勝利を確信して言うのだった。




アレクシス「おやおや、折角強力な怪獣も出したのに。ま、これさえあればほとんど用済みだったしね」

ベノラたちを倒したホロボロスを見ていたアレクシスは手元にあったノワール星人が作った装置を見ながら言う。

?「どうやら首尾は上々のようだな」

声が聞こえて振り向くと全身をローブで包んで隠している身長が120cmくらいの子供、『勇者刑事 ジェイデッカー』の世界にてマリアたちと戦った子供だった。

アレクシス「おや、君か」

子供が浮遊して自身の前に現れたことにアレクシスは驚きもせずに言う。

アレクシス「言われた通りに作ってもらったよ。さ、アカネくんを返してもらおうか」

ノワール星人に作らせた装置を子供に渡してアレクシスは言う。

?「確かに。新条 アカネならすでに返した。気になるようなら確認するがいい」

装置を受け取った子供はアレクシスの求める『新条 アカネ』を解放したと言う。

アレクシス「そうさせてもらうよ」

子供に言われてアレクシスはその場から煙のように消えていった。

?「さて、第一の実験の最終段階を始めようか…」

アレクシスが去って、子供はフードの奥で笑いながら言うのだった。
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