戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「3日振りの更新だよ、未来!」

未来「そうだね」

響「それではどうぞー!」


第87話 困った時のなんとやら

その日の夜、響、ガウ、切歌、クリス、マリアは調神社の古文書を読んで疲れてしまいぐっすりと眠っている。

 

ガウ「がう?」

 

ふと目が覚めたガウは調と翼がいないことに気づいた。

 

ガウ「がう~?」

 

調たちを捜そうと起き上がった。

 

?「……………………!!」

 

ガウ「がう?」

 

起き上がって縁側を歩いていると何かの声が聞こえてガウは振り向くが誰もいなかった。

 

ガウ「が…がう…」

 

誰もいないことにガウは冷や汗が背中に流れるのを感じた。

 

いくら怪獣王でもお化けだけはどうしてもだめなのだ。

 

ガウ「がう…がうー」

 

怖くないというようにガウは歩くが足と手が両方同時に出ていた。

 

その時、後ろからガサッと音がした。

 

ガウ「がううーーーーーーーーー!?」

 

これにはガウは完全に驚いて逃げるように走り出した。

 

因みに飛び出してきたのはただのフクロモモンガなのだがガウは知るよしもない。

 

ガウ「がう!」

 

走っててガウは調の姿を見つけた。

 

ガウ「がうがうー!!」

 

調を見つけたガウは大ジャンプして抱きついた。

 

調「が、ガウくん!?」

 

急に抱き付かれた調は驚く。

 

結構怖かったのか調の中でカタカタと震えていた。

 

調(何かあったのかな?)

 

カタカタと震えているガウの頭を調は優しく撫でる。

 

宮司「おやおや、こんな夜更けにご姉弟で散歩ですかな?」

 

そこへ宮司が声を掛けてきた。

 

調「別に…私とガウくんは姉弟じゃ…」

 

宮司「そうでしたか。これは失礼しました。しかし何か悩み事があるのでは?」

 

調「………1人でなんとかできます」

 

抱きついていたガウを下して調は立ち上がってそう言う。

 

宮司「それでも口に出せば楽になりますぞ。誰も一人では生きられませんからな」

 

調「そんなのわかってる!でも私は…」

 

少しキレて言う調。

 

ガウ「がう…」

 

そんな調を見てガウは自身の手を調の手に重ねて心配そうに見た。

 

調「ガウくん…」

 

宮司「例え血が繋がってなくともこの子は姉としてあなたを慕っているようですね。それに何を隠そうここは神社。困ったときのなんとやらには事欠かないと思いませんか?」

 

そう言って宮司は調とガウを連れて神社の本殿の移動した。

 

本殿に来ると宮司は二礼して二回手を叩きまた一礼の作法―神社参拝で必ずする『二礼二拍手一礼』をして見せた。

 

宮司「若い方には馴染みのない作法ですかな?」

 

調「うん。なんか…めんどくさい」

 

ガウ「がうがう」

 

宮司「これはこれは」

 

2人に言われて宮司は笑って言う。

 

調「しきたりや決まり事、誰かや何かに合わせなきゃいけないってよくわからない…」

 

そう言いつつ調は宮司の真似をして二礼二拍手一礼をした。

 

それを見てガウもする。

 

調「合わせたくてもうまくいかない。狭い世界での関係性しか私にはわからない。引け目が築いた心の壁が大切な人達を遠ざけている…いつかきっと親友までも…」

 

周りに合わせられずユニゾンができないことを思い出して言う。

 

ガウ「がう…がう、がうがう」

 

調の言葉を聞いてガウは尻尾を調の手に絡めて何かを伝えるように言う。

 

調「え?」

 

『がう』としか言えないガウが何を伝えようとしているのか調は分からなかった。

 

宮司「おそらくこの子は"あなたはいい人だ"っと言いたいのでは?」

 

調「いい人!?だったらどうして私の中に壁があるの!?」

 

宮司の言葉を聞きそう聞き返す。

 

宮司「壁を崩して打ち解けるには大切なことかもしれません。ですが壁とは拒絶の為だけにあるのではない。私はそう思いますよ、そしてこの子も」

 

微笑むように言う宮司。

 

 

 

パヴァリア光明結社が拠点にしているホテルの浴室にアダムとティキは入っていた。

 

ティキ「ねぇ、あたし人間になりたい!」

 

アダム「藪から棒だね。いつにもまして」

 

藪から棒に言うティキにアダムは聞く。

 

ティキ「神の力を手に入れたらアダムと同じ人間になりたいって言ってるの!人形のままだとアダムのお嫁さんになれないでしょ?子供を産んで、ぽこぽこ産んで野球チームを作りたいのよ!」

 

自身の夢(?)を語るティキ。

 

ティキ「だからさっさと三級錬金術師を生命エネルギーに変えちゃってさ!」

 

プレラーティ「その話、詳しく聞きたいワケダ」

 

そこへプレラーティが現れて言う。

 

アダム「繰り返してきたはずだよ君達だって。言わせないよ知らないなんて」

 

プレラーティが現れたことに驚かずアダムは立ち上がって言った。

 

アダム「計画遂行の勘定に入っていたのさ。最初から。君の命も。サンジェルマンの命も…そしてゴジラの命もね」

 

プレラーティ「それはどういう意味なワケダ、ゴジラの命もとは!!」

 

自分とサンジェルマンの命、そして敵であり自分たちパヴァリア光明結社の最大の障害であるゴジラが計画遂行の勘定に入っていることに驚く。

 

アダム「言う義理は無いね。僕の計画をね」

 

プレラーティ「ならば力ずくでも聞かせてもらうワケダ!!」

 

カエルのぬいぐるみの頬を引っ張り魔法陣を展開して氷を放って攻撃する。

 

だがアダムは刃状にした光線でプレラーティも氷を破壊する。

 

プレラーティ「他に何を隠してる!何を目的としてるわけだ!」

 

アダム「人形の見た夢にこそ神の力は存在する」

 

そう言うとアダムは再び刃状の光線を放った。

 

右に飛んで回避するプレラーティだがカエルのぬいぐるみが引き裂かれてしまった。

 

プレラーティ「チッ!!」

 

軽く舌打ちしたプレラーティはカエルの口から賢者の石を出してファウストローブを纏うプレラーティ。

 

ファウストローブを纏いホテルから落下して下に止めてあった車を破壊して着地すると巨大けん玉に乗りサンジェルマンの元へ向かいだした。

 

ティキ「逃げた!きっとサンジェルマンにチクるつもりだよ~。どうしよう!」

 

アダム「駆り立てるのは任せるとしよう。シンフォギアとゴジラに」

 

不敵に笑いながらそう言うアダムだった。




白澤「やぁ、現世のお嬢さんたち。僕ははくt…」

鬼灯「なんで貴方がいるんですか?」

白澤「おろろろろろろろろ!!」

鬼灯「汚ならしいのを口から出さないでくださいよ」

白澤「なんでお前がいるんだよ!!」

鬼灯「貴方には関係ないでしょ」

白澤「うるせー!お前がいると女の子たちが逃げちまうだろ!!」

鬼灯「そんなの私に関係ありませんよ」
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