戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第769話 男の子の名前

エルフナイン「やっと見つけました!」

 

発令室に入ってきたのはエルフナインだった。

 

相当暴れられたのか、髪はぐちゃぐちゃで、白衣は乱れていた。

 

男の子「ひぃ!」

 

エルフナインを見て男の子は怖がって翼の後ろに隠れてしまった。

 

響「え、悪魔って、エルフナインちゃんのこと?」

 

男の子の反応を見て響は"悪魔"がエルフナインを意味していると理解して言う。

 

エルフナイン「ふえ!?僕が悪魔ってどういうことですか!?」

 

片やエルフナインは"悪魔"と言われてショックを受けてしまう。

 

未来「こんなに怯えてるって事はエルフナインちゃんと共通する何かがあるんじゃないかな?」

 

翼「一種のトラウマのようなものか…しかしここまで怯えているとなるとトラウマを通り越して恐怖の対象になっている気がするが…」

 

未来「まあ、確かにそうですね」

 

男の子の異常なまでに怯えた姿に未来と翼は話す。

 

響「大丈夫だよ。あの子はね、エルフナインちゃんって言って怖い人じゃないよ」

 

男の子「………」

 

響が説得しようと言うが男の子はさらに隠れてしまう。

 

響「あらら…隠れちゃった」

 

未来「よほど怖い思いをしたんだね」

 

翼「こんな幼い子にこれほどのトラウマを植え付けるとは…いったいどのような外道なのだ」

 

完全に怖がってしまっている男の子を見て3人はトラウマを植え付けた元凶が何者かと考える。

 

弦十郎「ごほん!とりあえず、各員は次の指示に備えて待機。翼はその子と出来るだけ巨海にケーションを取って情報を聞いてくれ。以上!」

 

咳払いして今後の指示を弦十郎は出した。

 

 

 

翼「情報を聞き出せと言われても…」

 

とりあえず待機になったが、男の子は翼から離れようとしなかったために仕方なく3人は一緒に町に出ていた。

 

男の子「……」

 

不安そうな顔をして辺りを男の子は見回していた。

 

まるで見たことない景色を見ているように。

 

翼「大丈夫だ。私たちが一緒にいるからな」

 

不安な顔をしている男の子に翼は優しく言うと僅かだが表情が和らいだように見えた。

 

翼「そういえば、名前を名乗っていなかったな。私は風鳴 翼だ」

 

響「あ、私は立花 響だよー!」

 

未来「私は小日向 未来だよ」

 

名前を名乗って少しは距離を縮めようとする。

 

リュイ「ぼくは…やがみ…りゅい…です…」

 

たどたどしく男の子『八神 リュイ』は名乗った。

 

響「リュイくんって言うんだ。言い名前だね」

 

名前が聞けて響は言うがリュイはまだ慣れていないのか翼の後ろに隠れてしまう。

 

未来「すっかり翼さんにべったりですね」

 

響「クリスちゃんとマリアさんが見たら嫉妬ものですね」

 

べったりと翼にくっついている男の子を見て2人は言う。

 

翼「ちょっと待て。なぜここであの二人が出てくるんだ?」

 

未来と響の会話を聞いて翼は聞くと2人は意外そうな顔をしていた。

 

 

 

?「ふっふっふっ、ようやく見つけたぞ」

 

町を歩いている4人を東京タワーの展望台の屋根に立っている人物がいた。

 

その人物はナチスドイツの軍服に似た服を着て、首を自身の胴体に小脇に抱えさせた独特のポーズをしていた。

 

?「奴が失敗した今が功を立てるチャンス!行け、コウモリアマゾン!!」

 

人物が言うと東京タワーの天辺から蝙蝠に似た怪人が翼を広げて飛翔したのだった。

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