戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第774話 セットアップ!

陸上自衛隊八王子駐屯地。

 

周囲にいまだ破壊された跡が残るこの地にて、陸上自衛隊保有の重機が多数並んでいた。

 

ここには日本防衛兵器の中で、最強の一角を誇るメカゴジラこと『三式機龍』と対怪獣ロボット兵器『MOGERA』がある。

 

しかし、先の第二次地球攻防戦争のおり、宇宙大怪獣帝国軍の爆撃隊の放った地中貫通ミサイルによりMOGERAの半身である『ランドモゲラ―』が格納庫ごと破壊され、残された『スターファルコン』と機龍は非常用地下格納庫へ避難させられたが、起爆した地中貫通ミサイルにより破壊された区画の瓦礫により出入り口を塞がれて出撃不能となっていた。

 

戦後、巨大機械獣の出現に伴い、日本政府は自衛隊による回収作業を開始した。

 

しかし、作業中に小型の機械獣たちが作業班を攻撃、自衛隊と戦闘状態になっていた。

 

自衛隊員「撃て撃て撃て!ここを突破させるな!」

 

小銃を発砲して、自衛隊は迫りくる小型機械獣たちを迎撃していた。

 

だが、自衛隊の攻撃は小型機械獣たちの展開する障壁で防がれてしまい、効果が無かった。

 

自衛隊員「くそっ!本当に機械なのか、アイツら!?」

 

自衛隊にも小型機械獣の性能は伝えられており、自己再生するのを見て言う。

 

すると数体の小型機械獣が弾幕を抜けて、自衛隊の防衛陣に突入した。

 

自衛隊員「うわあああああっ!?」

 

小型機械獣の鋭い爪が降り上がり、殺されると思った瞬間、小型機械獣の真上から巨大な壁が降り注ぐと潰した。

 

自衛隊員「?」

 

何がおかと頭を冷静にすると巨大な壁――いや、巨大な剣がそこにはあった。

 

翼「これ以上の、蛮行は私たちが許さん!!」

 

剣からギアを纏った翼を筆頭に、響、未来、リルが降りてきた。

 

自衛隊員「シンフォギア!」

 

待ちに待った増援である翼たちを見て自衛隊は歓喜の声を上げる。

 

未来「ここは私たちに任せてください!」

 

自衛隊員「助かる!」

 

未来に言われて自衛隊は負傷者を連れて戦線から下がり始めた。

 

響「前よりも数が増えてる!」

 

翼「これだけの数が相手では、流石の自衛隊も対応出来ないな」

 

未来「でも、ここからは私たちの番です!」

 

リル「かう!」

 

前よりも数を増している小型機械獣たちを前にして、響たちは怖じけづかずに、勇気と唄を振り絞って向かっていく。

 

 

 

黒猫「あれがこの世界の守護者たち…」

 

八王子駐屯地から少し離れた場所にある木の上で、とある場所で少年と出会っていた喋る黒猫が小型機械獣と戦闘を始めた翼たちを見ていた。

 

?「神殺しだか、何だか知らないけど、私の邪魔はさせないんだから!!」

 

黒猫はそう言うと新たな小型機械獣たちが姿を現して、戦線に向かって行く。

 

 

 

翼「はあぁぁぁぁぁっ!!」

 

小さくしたアームドギアで、バリアに弾かれながらも何とか、小型機械獣の一部を破壊した。

 

しかし、すぐに小型機械獣に与えた損傷は再生してしまう。

 

翼「やはり、再生するか!それに、バリアもさらに硬度を上げている!」

 

自己再生し、攻撃を防ぐバリアの強度も前よりも上がっている小型機械獣を見て翼は歯がゆさを顔に出していた。

 

翼「立花、小日向!ここはさらに出力を上げるぞ!行けるか!」

 

響「はい、大丈夫です!」

 

未来「私も、まだまだいけます!!」

 

翼に言われて響と未来は同意する。

 

翼「ならば、行くぞ!!」

 

唄に想いを託し、ギアの出力を上げて斬りかかるとバリアを貫通して小型機械獣を両断した。

 

響や未来もギアの出力を上げたことで、バリアを貫いて小型機械獣にダメージを与えていた。

 

リルも上がったフォニックゲインの影響で、攻撃力が上がり、機械獣を倒していた。

 

翼「よし、この調子ならば!」

 

再生してしまうが、ダメージは確実に入っていることを確信していた。

 

響「翼さん、危ない!」

 

翼「!?」

 

響に言われて振り向くと側面から新たに小型機械獣が現れ、翼に鋭い爪を振り下ろしていた。

 

翼「くっ!?」

 

咄嗟にアームドギアで防ぐが、新たな小型機械獣たちが現れては続々と鋭い爪を振り下ろして、翼を押し潰してしまう。

 

響「翼さん!」

 

助けに行こうとした響だったが、新たに現れた小型機械獣に阻まれてしまう。

 

響「この!」

 

突破しようと殴りかかる響だったが、小型機械獣は本体部分からビームを発射した。

 

響「うわあああああああああっ!!」

 

小型機械獣の放ったビームに響は吹き飛ばされてしまった。

 

未来「響!」

 

響が吹き飛ばされたのを見た未来がよそ見した瞬間、小型機械獣たちがビームを発射した。

 

未来「きゃああっ!!」

 

ビームを喰らい、未来も響の所まで吹き飛ばされて、倒れてしまった。

 

リル「かう!?」

 

唯一、小型機械獣に決定打を与えて、戦っていたリルだったが、いつの間にか取り囲まれ、四方八方に展開した小型機械獣たちにビームの一斉射を喰らってしまう。

 

リル「グルル…ぎゃうっ!!」

 

ビームを喰らったリルだが、倒れずに攻撃しようとしたが、前面にいた小型機械獣たちのビームを喰らって吹き飛ばされてしまった。

 

翼「ぐああああああっ!!」

 

翼もビームを喰らってしまったのか、吹き飛ばされてきた。

 

 

 

藤尭「このままでは、4人が危険です!」

 

S.O.N.G.本部では圧されている4人の危機が知らされる。

 

弦十郎「ああ、こうなったら、俺が…」

 

友里「待ってください!作戦エリア内に新たな反応が…あれは、女の子!?」

 

弦十郎が出動しようとした矢先、友里が響たちより幼い女の子たちの姿を捉えて言う。

 

 

 

戦線に現れたのは、なんとなのはたちだった。

 

響「なんで、なのはちゃんたちがここに!?」

 

現れたなのはたちに響は驚いていた。

 

はやて「響さん…」

 

ボロボロの響を見て、はやては何かを言おうとしたが…。

 

翼「そのような場合ではないッ!ここにいたら危険だ。早く避難を…」

 

翼が避難するように叫んだ。

 

なのは「大丈夫です。わたしたちも、戦いに来たんです!」

 

翼に避難するように言われたなのはが言う。

 

響「え?」

 

なのはの言っていることが、分からない響がキョトンとしてしまう。

 

なのは「行くよ、レイジングハート!」

 

レイジングハート「Yes my master。stand by ready」

 

なのはが呼ぶとネックレスになっている赤い玉が言うとピンク色の魔方陣のようなものを展開して、なのはの服が変わった。

 

フェイト「力を貸して、バルディッシュ!」

 

バルディッシュ「Yes sir」

 

フェイトが叫ぶと逆三角のアクセサリが喋ると黄色い魔方陣が展開されて、フェイトの服が変わった。

 

はやて「いくで、リインフォース!」

 

リイン「はい、はやてちゃん!」

 

はやてが叫ぶと小美人のように小さい少女が現れると、周囲に黒い羽が舞い、はやての服が変わった。

 

3人とも変身するように服が変わっていた。

 

なのは「機械仕掛けの敵は、わたしたちが止めます!」

 

変身が完了して、なのはたちが小型機械獣たちに構えて言うのだった。

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