戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第789話 奇襲

『アマゾン!?』

 

侵入してきた蝶アマゾンに全員が驚く。

 

響「なんでこんなところに!?」

 

翼「とにかくギアを…」

 

驚きながらも、響たちはギアを纏おうとコンバーターユニットを出し、起動詠唱を唄おうとした矢先だった。

 

蝶アマゾン「シャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

構えた響たちを見て、蝶アマゾンは羽を広げると羽ばたかせて鱗粉を撒き散らした。

 

響「…!?こ、こえが…」

 

翼「これは…まさか…」

 

未来「しびれ…ごな…!?」

 

起動詠唱を唄おうと息を吸った瞬間に、響たちは体が痺れだし、声が出ずに膝を付いてしまった。

 

他の面々も蝶アマゾンの繰り出した痺れ粉である鱗粉を吸い込んでしまい体が痺れて倒れていた。

 

エウル「うえええぇぇぇえええ~~~~ん!!」

 

騒ぎを聞いて、ベッドで眠っていたエウルが起きて泣き出してしまった。

 

蝶アマゾン「クルルルル……」

 

エウルの泣き声を聞いて蝶アマゾンはゆっくりと近づいていく。

 

エルザ「エウル!!」

 

蝶アマゾンから我が子を守ろうとするエルザだったが、痺れ粉の影響で体が動かなかった。

 

蝶アマゾンの触手がエウルに向かって行く、その時だ。

 

リル「ガルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

エウルに近づく蝶アマゾンの触手をリルが掴み、引き千切った。

 

蝶アマゾン「キシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」

 

触手を引き千切られた蝶アマゾンは怯んで後退した。

 

ガンマ「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

蝶アマゾンが後退した先にいつの間にか変身したガンマがアームカッターで斬り付けた。

 

蝶アマゾン「!?」

 

斬られた蝶アマゾンは膝を付いた。

 

ガンマ「グルルルル!!」

 

リル「ガルルルル!!」

 

ガンマとリルの2人が威嚇の声を上げる。

 

どうやら2人とも蝶アマゾンの痺れ粉は効いていないのかいつものように動けていた。

 

蝶アマゾン「キシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

臨戦する2人に蝶アマゾンは威嚇の咆哮を上げ、飛び掛かる。

 

ガンマ「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

バイオレント・ブレイク!

 

飛び掛かってきた蝶アマゾンの体ににガンマはバトラーグリップを引き抜いた鞭状の武器『アマゾンウィップ』で巻き取ると破壊された窓から投げ飛ばした。

 

リル「ガルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

ガンマが投げ飛ばし、空中に放り出された蝶アマゾンにリルが蹴りを叩き込んで地面に叩きつけた。

 

蝶アマゾン「キシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

叩き付けられながらも蝶アマゾンは起き上がると羽を翻して鱗粉を弾丸のように放った。

 

鱗粉を弾丸として放ってきた蝶アマゾンに対し、リルとガンマは同時に跳躍した。

 

リル「ガルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

バイオレント・ストライク!

 

ガンマ「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

リルの蹴りと同時にガンマはアクセラーグリップを捻り『バイオレント・ストライク』を繰り出した。

 

蝶アマゾン「キシャアァァァァァァァァァァァ………」

 

リルの蹴りとガンマのバイオレント・ストライクを同時に喰らった蝶アマゾンは致命傷を受け、体が黒い液体となり溶けるとすぐに蒸発し、レジスターのみが残された。

 

ガンマ「はずれか…」

 

レジスターを拾い上げて、そう呟くとグシャリと握り潰し、ぽいっと捨ててしまった。

 

振り向いて家の方を見ると痺れから少し立ち直ったシグナムたちが見えた。

 

安心して変身を解こうとしたガンマに突如真上から縦長の檻が降ってきて閉じ込めた。

 

ガンマ「!?」

 

突然降ってきて閉じ込めてきた檻に驚いていると檻全体から電撃がガンマに放たれた。

 

ガンマ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

電撃を喰らい、大ダメージを受けたガンマは変身が解けて倒れてしまった。

 

シグナム「リュイ!!」

 

はやて「なんや、あの檻!?」

 

倒れたリュイと檻に驚いていると聞き覚えのある声が響いてきた。

 

ブロッケン伯爵「フハハハハハ!ようやく捕らえたぞ、アマゾンライダー!!」

 

カゲチヨ「アイツは確か!」

 

ヒサメ「ブロッケン伯爵!!」

 

声の主がブロッケン伯爵であると分かり叫んだ。

 

ブロッケン伯爵「フフフ、アマゾンと戦闘で疲弊し、さらに一番の弱点である電撃を浴びせれば抵抗する力など残されていまい!」

 

リュイ「うぅ…」

 

アマゾンが電撃に弱いの本当らしく、リュイは今まで以上に苦しんでいた。

 

シグナム「貴様ぁ!」

 

我が子を傷つけられたのを見たシグナムはまだ痺れているにも関わらず起き上がり、レヴァンティンを展開させる。

 

シグナム「アギト!!」

 

アギト「お、おう!」

 

呼ばれたアギトは体を小さくしてシグナムの中に入った。

 

「「ユニゾン・イン!!」」

 

シグナムにアギトがユニゾンしたことで、髪の色が薄い橙色になり、背中から炎の羽の様なものが展開された。

 

シグナム「火竜一閃!!」

 

檻を破壊するのと同時にブロッケン伯爵を攻撃するつもりで火竜一閃を繰り出すが、空から巨大な影が舞い降りて防いだ。

 

シグナム「なに!?」

 

現れた巨大な何かにシグナムは驚く。

 

ブロッケン伯爵「同じ手を食らうものか!」

 

シグナム「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

驚いているシグナムにブロッケン伯爵が言うと巨大な何かは腰部分からミサイルを発射して吹き飛ばした。

 

フェイト「シグナム!!」

 

吹き飛ばされたシグナムが地面に叩き付けられたのを見てフェイトが叫ぶ。

 

シディ「あれは…自分自身のロボットだと!?」

 

巨大な何かをよく見たシディが叫んだ。

 

ブロッケン伯爵「その通り、これこそ最強の機械獣 ブロッケーンT9!」

 

自身を模様した機械獣『ブロッケーンT9』の頭であり、コックピットに乗り込んで起動させ、先がリュイを閉じ込めている檻になっている鎖を持っていた。

 

ブロッケン伯爵「この私自ら、貴様らに引導を渡してくれる!!」

 

ブロッケーンT9に乗り込んだブロッケン伯爵はそう叫ぶのだった。

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