戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第808話 来援

ベロニカ及びあしゅら男爵・ブロッケン伯爵率いる機械獣軍団と魔導機兵の軍勢は各所で迎撃してくる自衛隊を蹴散らし、東京へ向けて前進を続けていた。

 

日本国首都・東京・内閣官邸地下緊急対策会議室では主な日本国政府の官僚たちが戦況をメインスクリーンで見守っていた。

 

メインスクリーンにはベロニカ及びあしゅら男爵・ブロッケン伯爵率いる機械獣軍団と魔導機兵の軍勢に自衛隊のミサイルが命中、周囲ごと吹き飛ばした。

 

通信員『ミサイル、敵勢力に命中するも効果無し!』

 

爆炎から無傷で現れる機械獣軍団、魔導機兵、ベロニカを見て通信員が叫ぶ。

 

総理「くっ」

 

自衛隊の攻撃が全く効いていない機械獣軍団、魔導機兵、ベロニカを見て、総理は悔しそうな顔をしていた。

 

中井「部隊をすぐに第三防衛ラインにまで引き下げます」

 

自称大和こと紅の戦艦事件にて、自称大和の狙いを読み取った日本国防衛大臣『中井』は攻撃失敗を見届けて、自衛隊を下がらせるように言う。

 

官僚「総理、これ以上自衛隊を下げれば首都まで敵が押し寄せてきます!ここはあの巨大ロボットに対する自衛隊の総攻撃を!」

 

総理「…そうだな」

 

官僚に言われて、総理はベロニカに対する自衛隊の総攻撃案を受け入れる。

 

中井「待ってください!あの中にはまだ10歳にも満たない子供が囚われてるんですよ!!」

 

自衛隊による総攻撃を受け入れた総理に中井はベロニカの内部にリュイが囚われている事を指摘する。

 

総理「確かに自衛隊の総攻撃で、幼い命を奪ってしまう。だが、奴らを野放しにすればもっと多くの尊い命が奪われてしまう。中井くん、致し方なしだ」

 

"大を生かすために小を切り捨てる"、それが総理や幕僚たちの総意だった。

 

中井「………」

 

確かに自衛隊の総攻撃ならばベロニカを止められるかもしれない。

 

だが、代わりに幼い命を犠牲にせねばならないと言うことに直結する。

 

中井はそう内心では納得できなかったが、総理の言う通り、これ以上ベロニカを野放しにすれば多くの幼い命が奪われるのは明白だった。

 

総理「展開中の自衛隊に連絡。首都防衛の為、総攻撃を…」

 

総攻撃を改めて指示しようとした矢先だった、突然船笛が高らかに鳴り響いた。

 

総理「何だ!?」

 

突然響き渡った船笛に驚いていると1人の自衛官が入ってきた。

 

自衛官「報告!さきほど東京上空に、東京上空に宇宙大怪獣帝国軍救援艦隊が到着しました!!」

 

中井「おぉ!」

 

待ちに待った援軍の来援に会議室は歓喜の声が上がる。

 

 

 

ヴァロルド「ふむ、目標は予想よりも進行されていないようだな」

 

ガルバスター級超弩級宇宙戦艦1番艦 ガルバスター艦橋にて宇宙大怪獣帝国航宙艦隊総司令官であるヴァロルドはベロニカが東京内部に進行していないことを言う。

 

副官「はい。日本軍の遅滞戦術がうまくいったようですね」

 

ベロニカの進撃速度が予想より遅く、まだ東京内部に入り込んでいないことを副官の宇宙人が話す。

 

ヴァロルド「ところで、日本軍のみが展開しているようだが…なぜ我が国の駐留軍は動いていないんだ?」

 

副官「潜入させた調査部によると、アジア方面駐留軍の指揮官はこの戦闘後に弱った日本国を占領する算段でもしていたようです」

 

自衛隊のみが展開していることが気になり、聞くと副官がアジア方面駐留軍の指揮官が日本占領を考えていると報告する。

 

ヴァロルド「はあ…指揮官は更迭だな。皇太后様と姫様は?」

 

副官「まだ避難はされていません。このラインで止めなければお命が危ういかと」

 

皇太后(エルザ)(エウル)がまだ避難していないことを副官は報告する。

 

ヴァロルド「そうか。敵は我々の戦力に驚いている。ガルバスター級2隻の船笛だけでも十二分な威嚇になるだろう」

 

笑うヴァロルドの言う通り、ガルバスターの隣にいる同型艦『ガルバスター級超弩級宇宙戦艦2番艦 ヴァトルスター』と大ウルップ連合戦線から引き抜かれた部隊と合流した救援艦隊総勢150万隻を見て機械獣軍団と魔導機兵、ベロニカは驚いたような仕草をして動きを止めていた。

 

ヴァロルド「間違っても皇太后様と姫様のいる付近に帝国軍の砲門を向けるなよ」

 

副官「まさか。我々は帝国軍ですよ」

 

ヴァロルド「それもそうか。偵察機が戻り次第、我々は行動を開始する。我々の力を存分に見せつけてやろうではないか!」

 

到着した宇宙大怪獣帝国軍臨時地球救援艦隊150万隻は指揮官を任命されたヴァロルドの号令の元、機械獣軍団と魔導機兵たちに攻撃を開始した。

 

帝国軍の標準装備である陽電子ビームが、それまでヘルダイバー改や地球怪獣の攻撃ではびくともしなかった機械獣軍団と魔導機兵を貫いて破壊していく。

 

あしゅら男爵「「な、なんだ!?あの軍団は!?」」

 

ブロッケン伯爵「あんな軍団がいうなど聞いていないぞ!!」

 

次々に機械獣軍団と魔導機兵を破壊していく宇宙大怪獣帝国軍地球救援艦隊に驚く。

 

あしゅら男爵「「くっ、何者かは知らんが、我らの邪魔はさせん!機械獣、魔導機兵!」」

 

ガラセクトV2、ガラダK7、ダブラスM2、デスクロスV9、ジェノサイダーF9、タイターンG9、ジェイサーJ1、ダムダムL2などの機械獣軍団と四肢型とティラノサウルス型の魔導機兵が迎撃に出る。

 

だが、艦隊の後ろから3つの赤い熱線が飛んできてガラセクトV2や魔導機兵を溶かして破壊した。

 

あしゅら男爵「「今の攻撃は!?」」

 

熱線を見てあしゅら男爵は艦隊の後ろを見ると、見覚えのおる3つの魔神たちマジンガーZ、グレートマジンガー、イチナナ式がいた。

 

甲児「あしゅらにブロッケン!今度こそ引導を渡してやるぜ!」

 

鉄也「この手に平和を掴むまで!俺たちは戦い続ける!」

 

シロー「それが戦士の宿命だからな!」

 

あしゅら男爵とブロッケン伯爵に向かって3人は言う。

 

ブロッケン伯爵「生きていたのか!マジンガーども!!」

 

あしゅら男爵「「おのれ!なら我々の手で地獄へ送ってくれる!」」

 

予想外の来援に加え、生きて帰ってきたマジンガーを見てあしゅら男爵とブロッケン伯爵はアシュラーP1とブロッケーンT9で迎撃に向かっていく。

 

 

 

宇宙大怪獣帝国軍地球救援艦隊とマジンガーが機械獣軍団、魔導機兵、ベロニカに攻撃を仕掛けた頃、戦場の近くを見るように甲冑の兜のようなプローブがあった。

 

クラーケン「敵部隊はこちらには気付いていないようだな」

 

異次元内にいるIEX-004の艦橋にて、プローブから外の様子を見ていた同艦艦長『クラーケン』は言う。

 

ハイニ「異次元にまでアンテナなんて張ってないでしょ」

 

クラーケンの言葉に同艦副長『ハイニ』は言う。

 

クラーケン「そうだな。あと1000で敵の腹の中だ、準備をするように伝えておいてくれ」

 

ハイニ「了解!」

 

クラーケンに言われてハイニは言うと艦橋から出て行った。

 

ハイニ「総統!もうすぐ敵内部に突入しやす!」

 

艦橋から船室にいたスペースたちにハイニは言う。

 

スペース「ご苦労。さて、パーティと洒落込むか!」

 

ハイニからの報告を聞いて、スペースは後ろを向いて笑いながら言うと、後ろにいる響たちが頷いたのだった。

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