戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第812話 心臓部の戦い(後編)

シグナム「はあぁぁぁぁぁっ!!」

 

レーヴァテインでシグナムは少年に斬りかかる。

 

少年「ふん」

 

たが少年はレーヴァテインを槍で受け止める。

 

リル「ガルガアァァァァァッ!!」

 

レーヴァテインを少年が槍で受け止めた瞬間に、リルがシグナムの後ろから現れて飛び蹴りを繰り出した。

 

少年「おっと」

 

シグナムの後ろから現れて飛び蹴りを繰り出してきたリルを見て少年はレーヴァテインを弾いたのと同時に後ろへ跳んで回避した。

 

回避されたリルは体勢を空中で立て直して着地するなり、少年に殴り掛かる。

 

少年「そら!」

 

だが少年はリルの拳を素手で受け止めた。

 

少年「へー、なかなかだ。前より強くなっているようじゃないか、リル」

 

拳の勢いを感じて、少年は感心しながらリルに言う。

 

リル「お前がその名前で呼ぶな!!」

 

名前を呼ばれて、リルは怒りながら言う。

 

リル「お前みたいな外道が気安く呼ぶな!!」

 

少年の行いを思い出し、大好きな人たちが付けてくれた大切な名前を呼ばれるのを嫌い、リルは体を捻って尻尾を叩き込もうとする。

 

少年「ふっ」

 

リルの言葉を聞いて、何故か微笑んだ少年は攻撃を跳躍して回避する。

 

シグナム「もらった!!」

 

跳躍して空中にいる少年にシグナムは更に上からレーヴァテインで斬りかかった。

 

レーヴァテインが少年を捉え、振り下ろされる。

 

シグナム「よし…!?」

 

確実に仕止めたと思ったシグナムだったが、ある光景を見て驚いてしまった。

 

それは少年は左手の人差し指1本でレーヴァテインの刃を受け止めたのだ。

 

少年「おいおい、仮にもヴォルケンリッター四騎士のリーダーだろ?指一本で止められる剣なんて情けないぞ?」

 

不適に笑いながら少年はシグナムに言う。

 

少年「シェアァァァァァァッ!!」

 

シグナム「がはっ!!」

 

レーヴァテインを受け止めた指から少年は気迫の声と共に衝撃波を放ちシグナムを吹き飛ばした。

 

少年「そらっ!!」

 

リル「ぐあう!!」

 

続けて少年は着地するなりリルの腹部に槍の柄部分を叩き込んで吹き飛ばした。

 

更にシグナムとリルの近くにデスコーピオンと闘っていた響たちが吹き飛ばされて来た。

 

デスコーピオン「つまらんな」

 

少年「訓練して強くはなっても所詮はこの程度か」

 

シグナム「くっ…」

 

圧倒的強さを見せつける少年とデスコーピオンに闘志が砕かれそうになった。

 

すると激しい揺れが起きたかと思いきや雷のような爆発音が響き渡った。

 

響「なに!?」

 

突然起きた揺れと爆発音に驚く。

 

少年「始まったか」

 

対する少年とデスコーピオンは揺れを感じ、爆発音を聞いて笑っていた。

 

翼「貴様、いったい何を!」

 

少年「言っただろ?ベロニカはリュイの生体エネルギーとアマゾン細胞を吸収し、進化を続けていると。そしてそれは自身をあらゆる脅威から守る自己防衛の進化も含まれる」

 

翼の問いに少年はそう答える。

 

カゲチヨ「なに言ってんだ?訳分かん…」

 

少年の答えが分からないでいるとリルが持っている通信機の着信が鳴り取り出して起動した。

 

スペース『兄者!』

 

リル「スペース!」

 

通信機を起動するなり、慌てた様子のスペースが出て叫んだ。

 

スペース『すぐにその心臓部を止めてくれ!』

 

リル「ど、どういうこと!?」

 

慌てた様子で、そう言うスペースにリルは聞き返した。

 

スペース『このベヒモスには荷電粒子砲が搭載されている!先ほど第一射が放たれ、救援艦隊の1割…つまりは15万隻ほど撃沈した!このままだと奴が少しでも東京近郊に入った時点で東京都内すべてが射程内に入ってしまう!!!』

 

リル「な!?」

 

『なにぃ!?』

 

スペースがもたらした情報にリルだけでなく、周囲で聞いていた響たちも驚いて声を上げるのだった。

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