戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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前回のあらすじ

ミュージック邪面師の闇のミュージックに、エンドルフの闇のメロディが合わさった闇の音楽によりキラメイジャーとシンフォギアは力の源である煌めきとフォニックゲインを封じ込められ、弱体化されてしまう。

しかしキラメイジャー並行同位体であるガルザと博多南 無鈴が変身したキラメイブラックとキラメイゴールドの救援で九死を一生を得たのだった。


第831話 水面下の陰謀

弦十郎「つまり、貴方方の世界でも蛇竜が現れたということですか?」

 

S.O.N.G.本部の発令室にて、ガルザと博多南 無鈴の2人がこの世界へ来た理由を聞いていた弦十郎は言う。

 

ガルザ「あぁ。和平を結んだヨドンへイムで謎の勢力による侵略行為の報告を受け、私と無鈴殿はヨドンへイムへと向かった」

 

無鈴「そこで遭遇したのが蛇竜だったんです」

 

並行同位体のガルザと無鈴の世界のキラメイジャーの世界にも蛇竜が現れて、ヨドンヘイムへ攻撃を仕掛けていたことを話す。

 

翼「蛇竜は何の目的であなた方の世界のヨドンへイムへ?」

 

ガルザ「恐らく、奴の目的は闇獣と思われる」

 

目的を聞かれ、ガルザは蛇竜の狙いが【闇獣】であると推測を立てて言う。

 

響「闇獣?」

 

聞きなれない単語に首をかしげて響は聞いてきた。

 

無鈴「ヨドンへイムの環境に適応した怪獣みたいな巨大生物だよ」

 

闇獣が地球怪獣や宇宙怪獣のように特定の環境に適応した巨大生物であると無鈴は説明する。

 

ガルザ「蛇竜は闇獣を何らかの方法で強化し、並行世界侵攻の手駒にするつもりと思われる」

 

クリス「要は生物兵器かよ…」

 

蛇竜が闇獣を狙った理由の推測を聞いてますます自分たちの知るガウではなくなっていることを知る。

 

無鈴「僕たちは蛇竜を追ってこの世界に辿り着いた時に、にいにたちのピンチに出くわしたってわけ」

 

リル「かう~」

 

訳:そうなんだ~

 

タイミング良く2人が助けに来れた理由に納得する。

 

マブシーナ「では、お2人は本当にガルザ叔父様と博多南さんですね」

 

ガルザ「そうだ」

 

無鈴「っといっても並行世界から来た別人、平行同位体だけどね」

 

マブシーナに聞いてガルザと無鈴は彼女たちとは違うが、ガルザと無鈴であることを肯定する。

 

充瑠「でも凄いですよ!並行世界の僕たちって、無鈴さんとガルザと一緒に戦ってるんだ!」

 

ガルザ「そちらの私たちはそうじゃないか?」

 

充瑠の反応にガルザは首をかしげる。

 

為朝「まあな。かなり違うのは確かだな」

 

宝路「無鈴もだがな」

 

聞かれて為朝と宝路は自分たちの知るガルザと無鈴とは全く違うと言う。

 

 

 

同刻、【多次元事変】で【古代兵器 ベヒモス】が格納されていた格納庫のような場所に引き上げた蛇竜たちはいた。

 

エンドルフ「貴様、よくも邪魔を…!?」

 

ネジレッド「王に手を出すことは俺たちが許さんぞ」

 

あと少しで響たちを倒せた所を邪魔されたエンドルフは蛇竜に襲いかかりそうな勢いだったが、ネジレッドがネジセイバーを向けて制止した。

 

エンドルフ「なんだと?」

 

ネジセイバーを向けてエンドルフはローソクラッシャーを出して対抗する。

 

蛇竜「まあ待て。エンドルフ、お前の気持ちは分からなくもない」

 

一触即発の状態となった2人に蛇竜が止めに入った。

 

蛇竜「だが、今はその時ではない。貴様らへの復讐の機会はいくらでも用意してやる」

 

エンドルフ「そまで待てと言うのか!」

 

蛇竜の言葉にエンドルフは食って掛かる。

 

蛇竜「そうだ。それくらい待ってもらわんとこっちも復活させた意味がないからな。それに…」

 

食って掛かってきたエンドルフに蛇竜はそう言うと右手に赤い人魂のような炎を出すと思いっきり握った。

 

エンドルフ「ぐおっ!!」

 

蛇竜が人魂を握り始めるとエンドルフは胸を抑えて苦しみ始めるとその場に倒れ込んだ。

 

蛇竜「貴様らに拒否権は無い」

 

倒れ込んだエンドルフを見て、蛇竜は他の復活させた他の面々を睨みながら言う。

 

エンドルフ「が…あが…」

 

蛇竜「分かったら次の指示を待つんだな」

 

意識が朦朧とし始めたエンドルフを見て、蛇竜は人魂を離して消した。

 

エンドルフ「あぐあ…はあ…はあ…くそ!」

 

同時にエンドルフは苦しみから解放され、ヨロヨロと立ち上がってその場を後にする。

 

他の面々もそれに続くように去っていく。

 

?「随分と手荒な真似をなさいますね」

 

エンドルフたちと入れ替わるように蛇竜の後ろから1人の金髪で、全身白のスーツを着た日系アメリカ人がやって来た。

 

蛇竜「貴様か。奴らはその気になればこの日本そのものを滅ぼせる力がある。手綱くらいは持っとかないとな」

 

やって来た日系アメリカ人に蛇竜はそう言って多少手荒でも構わないと言う。

 

日系アメリカ人「そうですか」

 

蛇竜の言葉を聞いて、日系アメリカ人はある程度は納得はしているが、どことなく否定しているようだった。

 

蛇竜「それで?例の物はどうだった?」

 

日系アメリカ人「貴方から提供されたラクーンシティを消滅させた【T-ウイルス】とその亜種であるベロニカ、アビス、そしてGウイルスと寄生生物プラーガ…色々と試したが、やはりアレ単体の方が威力はあるようです」

 

何かしら実験でもしているのか、蛇竜に聞かれて日系アメリカ人は残念そうに言う。

 

蛇竜「そうか」

 

しかし蛇竜はある程度は予想していたのか、あまり残念そうにはしていなかった。

 

日系アメリカ人「それで、失敗作はどうするつもりで?」

 

失敗作なるモノをどうするかと日系アメリカ人が聞くと蛇竜は少し考え込んで言った。

 

蛇竜「失敗作も今後の作戦に使えるかもしれん。例の作戦実行時のデータ収集用としてとっておけ」

 

日系アメリカ人「分かりました。すべては"甘美な死を"」

 

蛇竜の指示を聞いて、日系アメリカ人はそう言って去っていった。

 

蛇竜「甘美な死か…下らんな」

 

去っていった日系アメリカ人を横目で見送りながら蛇竜はそう言うのだった。

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