戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第850話 魔竜合体/始まりの計画

『蛇竜!!』

 

エンドルフを粛清した蛇竜をみて、全員が予想外の敵に驚く。

 

ミレニアムゴジラ「父さん…」

 

響「ガウくん…」

 

蛇竜=ガウであることにリルと響は動揺していた。

 

蛇竜「エンドルフの奴、余計なこと口走ったようだな」

 

リルと響の反応に蛇竜はエンドルフが死に際に何かを言っていたことを悟る。

 

ミレニアムゴジラ「父さん!本当になにがあったの!?」

 

自分たちの知るガウと全く違う存在となったことを聞く。

 

蛇竜「知りたいか?知りたければ、倒して聞き出すんだな!」

 

レックスシャドー「ギャアァァァァァァァァオォォォォォーーーーーーーーー!!」

 

ミレニアムゴジラの言葉を返すように蛇竜が言うとレックスシャドーが雄叫びを上げる。

 

蛇竜「おっと、そういえばまだ紹介していなかった奴がいたな」

 

レックスシャドーが臨戦したのを見て、何かを思い出した蛇竜は三つの穴が開いた黒い三日月型の笛を出すと反対側の手から青黒い珠を出して笛の穴(左側)に嵌め込んだ。

 

蛇竜「魔龍招来!!」

 

カスモサウルス「ガアァァァァァァオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

天に向かって掲げた瞬間、空に黒い雲が渦を巻いて現れ、中央部分から一筋の雷光が落ちるとそこにレックスシャドーより、一回り小さいサイズの体を持ったカスモサウルス型の黒い恐竜ロボットが現れた。

 

切歌「今度は黒いトリケラトプスが出てきたデース!?」

 

調「切ちゃん、あれはトリケラトプスじゃなくて、その仲間のカスモサウルスだよ」

 

カスモサウルスをトリケラトプスと勘違いした切歌に、調が違うと言う。

 

クリス「なにをする気だ!?」

 

新たにカスモサウルスを召喚した蛇竜が何をしようとしているかと構える。

 

蛇竜「こうするためだ!」

 

レックスシャドー「ギャアァァァァァァァァオォォォォォーーーーーーーーー!!」

 

カスモサウルス「ガアァァァァァァオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

蛇竜が言うとレックスシャドーとカスモサウルスが飛翔する。

 

キラメイレッド「なんだ!?」

 

ファイヤ「なにが起きてるんだ!?」

 

レックスシャドーとカスモサウルスが飛翔したのをみて驚く。

 

蛇竜「魔竜合体!!」

 

【邪悪な音色が奏でる時 闇の力に魅入られし2体の竜が1つになって 全てを破壊する破壊皇帝が誕生する】

 

レックスシャドーの頭部にある襟巻きが展開され、そのまま胸部に移動し、尻尾の刀部分が分離して五本指がある左腕を持つ人型に変形し、カスモサウルス型のロボットが頭部を分離して五本指がある右腕になると、人型になったレックスシャドーに合体した。

 

蛇竜「これが魔凶竜 レックスシャドーと魔凶竜 カスモシャドー、2体の魔凶竜により誕生する戦闘魔人!破壊皇帝・カイゼルザラームだ!!」

 

カイゼルザラーム「ガアァァァァァオォォォォォォォーーーーーーーーー!!」

 

【魔凶竜 レックスシャドー】と新たに現れたカスモサウルス型の黒い恐竜ロボット【魔凶竜 カスモシャドー】が合体して誕生する戦隊ロボに酷似した戦闘魔人【破壊皇帝 カイゼルザラーム】が雄叫びを上げるのだった。

 

ファイヤ「恐竜が合体しやがったぁ!?」

 

カイゼルザラームにファイヤが驚いて叫ぶ。

 

セレナ「禍々しい…まるで、私たちと真逆…暗闇そのものみたい…」

 

禍々しい力を感じるカイゼルザラームにセレナは怯える。

 

蛇竜「さて、行くぞ!!」

 

カイゼルザラームに乗り込み、三日月の笛を台座に差し込むと、グレイトフルフェニックスに向かって行く。

 

オラディン王「来たぞ!!」

 

向かって来るカイゼルザラームに構える。

 

蛇竜「ザラームブレード!!」

 

カイゼルザラームの持っている剣【ザラームブレード】でグレイトフルフェニックスに斬りかかる。

 

ザラームブレードをグレイトフルフェニックスはゴールデンハルバードを横に構えて防御しようするが、ゴールデンハルバードは破壊され、グレイトフルフェニックス本体に命中した。

 

オラディン王「ぐあっ!!」

 

キラメイゴールド「うわっ!!」

 

ザラームブレードに斬られ、グレイトフルフェニックスはダメージを負ってしまい、倒れてしまった。

 

キラメイブラック「兄上、無鈴殿!?」

 

蛇竜「余所見をしている場合か!!」

 

グレイトフルフェニックスが倒れたのを見て、キラメイブラックが心配しているとカイゼルザラームが盾になっているカスモシャドーの頭部を向ける。

 

キラメイブラック「しま!?」

 

蛇竜「闇雷(ヤミイカヅチ)!」

 

カスモシャドーの口が開くと口から黒い雷【闇雷】を放った。

 

キラメイブラック「ぐおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

スモッグジョーキー「ガアァァァァァァァァァァァァっ!!」

 

闇雷を至近距離でダメージを負ってしまい、スモッグジョーキーも倒れてしまう。

 

キラメイシルバー「叔父上!!」

 

スモッグジョーキーが倒れたのを見て、ギガントドリラーが右腕のドリジャンドリルを回転させながら、カイゼルザラームへ向かって行く。

 

キラメイシルバー「喰らえ、ドリラーナックル!!」

 

右腕のドリジャンドリルを回転させ、相手を殴りつける【ドリラーナックル】を繰り出す。

 

蛇竜「ふん」

 

ギガントドリラーのドリラーナックルをカイゼルザラームは左手に持っていた盾を捨てると、手で受け止めた。

 

キラメイシルバー「なに!?」

 

ドリラーナックルに受け止められてしまったことに驚く。

 

蛇竜「甘いんだよ!」

 

カイゼルザラームはドリラーナックルを受け止めるとザラームブレードでギガントドリラーを容赦なく斬りつけた。

 

キラメイシルバー「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ザラームブレードに斬られ、ギガントドリラーも倒れてしまった。

 

キラメイグリーン「うそ!?」

 

キラメイピンク「あっという間に!?」

 

グレイトフルフェニックス、スモッグジョーキー、ギガントドリラーの3体が倒されてしまったことに驚く。

 

蛇竜「喰らえ!」

 

残ったキラメイジンとキングエクスプレスザビューンの方に向くと、胸部のレックスシャドーの口が大きく開いた。

 

蛇竜「闇雷撃・ノワールクラッシャー!!」

 

黒い稲妻が纏った紫色の光線【闇雷撃・ノワールクラッシャー】を発射する。

 

キラメイジャー『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

闇雷撃・ノワールクラッシャーを喰らい、キラメイジンとキングエクスプレスザビューンが爆炎の中に消えてしまった。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

しかし爆炎の中からミレニアムゴジラが放射火炎を発射する。

 

蛇竜「む!」

 

カイゼルザラームは放射火炎を僅かに動いただけで回避した。

 

蛇竜「ほう、近くのビルを盾代わりして直撃を避けたか…流石だっと言いたいが」

 

盾代わりにビルを引っこ抜いたミレニアムゴジラがキラメイジンとキングエクスプレスザビューンを守ったと察する。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル………」

 

蛇竜の言葉を続けるように、ミレニアムゴジラは膝をついて痛みを耐えていた。

 

蛇竜「直撃はしていないとはいえ、ダメージを受けるのは必至。そしてエンドルフから受けたダメージと合わされば、もはや立っているだけで精一杯だろ?」

 

膝をついて痛みを耐えるミレニアムゴジラにカイゼルザラームは近づいた。

 

蛇竜「父の情けだ、我自らトドメを指してやる!」

 

そう言ってカイゼルザラームはザラームブレードを高く上げ、赤黒い稲妻を纏わせる。

 

蛇竜「破壊刃(はかいじん)・ヴォルトスラッシュ!!」

 

赤黒い稲妻を纏わせて繰り出す斬撃【破壊刃・ヴォルトスラッシュ】を繰り出した。

 

響「やめて、ガウくん!!」

 

蛇竜「!!」

 

響の声を聞いて、カイゼルザラームは寸ででヴォルトスラッシュを止めた。

 

クリス「攻撃を止めた…」

 

カイゼルザラームが攻撃を中断したのを見て驚く。

 

蛇竜「チッ、興が冷めた…今回はココまでにして置くとしよう」

 

ミレニアムゴジラにカイゼルザラームは背を向ける。

 

蛇竜「ここまで足止めすれば十分だろうからな」

 

翼「どういう意味だ!?」

 

蛇竜の言葉に翼は聞く。

 

蛇竜「すぐ分かるさ。すぐな」

 

そう言って蛇竜はカイゼルザラームと共に消えてしまった。

 

キラメイイエロー「どういう意味だよ…」

 

蛇竜の言葉を聞いて、訳が分からなかった。

 

 

 

戦いのあと、本部へ戻った響たちはこれまでのことを報告していた。

 

弦十郎「そうか、蛇竜はガウの可能性が高いのか…」

 

蛇竜=ガウである可能性が大きいと分かり、弦十郎は顔には出していないが、動揺していた。

 

弦十郎「それで、リルは?」

 

この場にいないリルの居場所を聞く。

 

翼「しばらく1人にしてほしいと、個室に閉じ籠っています」

 

ファイヤ「そりゃあそうだよな…」

 

宝路「自分の父親が本当に悪の道へ向かってしまったんだ。無理もない」

 

父親が悪の道に向かってしまったショックで閉じ籠ってしまったことに少なからず同情する。

 

マブシーナ「それにしても、その蛇竜は何を始めようとしているんでしょうか?」

 

蛇竜が何かを考えているのかと、マブシーナが言った瞬間だった、警報音が鳴り響いた。

 

弦十郎「なにがあった!?」

 

友里「東京都新宿区神室町にてバイオハザード発生!すでに多数のゾンビ化した住人を確認!感染も拡大しています!!」

 

突如【神室町】という町にバイオハザードが発生し、ゾンビが現れて、感染が拡大していると報告する。

 

響「えぇ!?ゾンビ!?」

 

クリス「んなバカな!?」

 

ゾンビが現れたことに面々は驚く。

 

藤尭「現在、自衛隊が緊急出動しているが対応しきれていないもよう!防衛大臣よりS.O.N.G.の緊急出動要請を確認!」

 

為朝「蛇竜の奴が言ってたことはこれだったのかよ!」

 

蛇竜が言っていたことが、神室町でのバイオハザードであると分かり、為朝は怒りを露にして言う。

 

友里「現場周辺の監視カメラの映像を繋ぎます!」

 

メインスクリーンに神室町のカメラ映像を映し出した。

 

 

 

そこには巨大な壁で道を塞ぐトレーラーとゾンビに囲まれ、90式戦車が立ち往生していた。

 

自衛隊員『おい、早くしろ!』

 

隊員の1人が90式戦車の車内にいる操縦士に言うが、瓦礫に乗り上げてキャタピラが空回りして動けなかった。

 

その間に90式に同情して、その上で銃撃している自衛官たちがゾンビが登ってこないようにしていた。

 

自衛隊員『くそ、キリが無い!』

 

次々に現れるゾンビたちに自衛官たちは言う。

 

隊長『おい、もたないぞ!早く撃て!』

 

隊長らしき自衛官が砲撃の勢いで瓦礫から脱出しようと考えて言う。

 

それを察してか、主砲の44口径120mm滑腔砲が動き、砲撃する。

 

しかし砲弾は向こう側にあったビルを破壊しただけで、脱出は出来なかった。

 

隊長『退避!総員、退避!急げえぇ!!』

 

次々に壁が立てられて完全に塞がってしまいかけているのをみて、隊長が言うと90式戦車から自衛官たちが降りて壁の向こうへ走る。

 

そんな自衛官たちをゾンビは追いかける。

 

自衛隊員『ぐっ、うわあぁぁぁぁぁ!』

 

襲ってきたゾンビを自衛官は持っていた【64式小銃】を発砲するが、ゾンビには効かず、逃げようとするが掴まれて押し倒されてしまった。

 

他の自衛官たちもゾンビに追い付かれて、押し倒されてしまった。

 

隊長『ま、待て!まだ閉めるな!』

 

押し倒されてしまった隊長は目の前で閉まる壁を見て手を伸ばすが、無情にも閉められてしまった。

 

自衛隊員『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

取り残された自衛官たちは悲鳴を上げて、ゾンビに食い殺されてしまった。

 

 

 

小夜「本当にゾンビが…」

 

ガルザ「これも、蛇竜の仕業なのか!?」

 

映像を見て、信じられないと言う。

 

弦十郎「そうだとしてもこれ以上黙ってみれられん!帰ってきてもらって早々ですまないが、すぐに現場に向かってくれ!」

 

出撃の命令を下す。

 

充瑠「それなら俺たちも手伝うよ!」

 

クリス「だけど…」

 

これ以上別世界である自分たちの世界にキラメイジャーを巻き込むわけにはいかないと言いかける。

 

為朝「色々助けてくれた礼もしたいしな。それに…」

 

ファイヤ「並行世界とは言え、困ってる人がいるのを放置してられるかよ!」

 

それを塞ぐように為朝とファイヤが言うとキラメイジャーの面々は頷く。

 

翼「すまない、ありがとう」

 

力を貸してくれるキラメイジャーにお礼を言う。

 

友里「待ってください!司令!BSAAアフリカ支部より緊急電!」

 

弦十郎「なんだ?」

 

友里「それが…ジュジュ自治区にて任務に当たっていたBSAAのエージェントと共にマリアさんとホロちゃんの行方が分からなくなったと!」

 

弦十郎「なんだとぉ!?」

 

BSAAからエージェントと共にマリアとホロが行方不明になったと聞いて驚く。

 

切歌「ま、マリアが行方不明デスと!?」

 

セレナ「それってどういうことですか!?」

 

詰め寄るように友里に切歌とセレナが聞く。

 

友里「それが情報が錯綜してて詳しくは…ただ、確実な情報として、同自治区でもバイオハザードが発生しているみたいなの」

 

セレナ「そんな…」

 

バイオハザードがアフリカにも発生したと聞いて、セレナはマリアが心配になって倒れそうになる。

 

オラディン王「弦十郎司令。提案なのだが、ここは二手に分かれてことに対処したほうが良いと思うのだが」

 

弦十郎「そうですな。よし、神室町へ向かう班とアフリカに向かう班を分ける!班分けが完了次第、すぐに各自向かってくれ!」

 

オラディン王の提案を聞いて弦十郎は言う。

 

シンフォギア『了解!』

 

キラメイジャー『はい!』

 

弦十郎の命令を聞いてシンフォギアとキラメイジャーの面々は頷いて言うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《continue to next time…》




次回…新章突入!!



突如として神室町に出現した生ける屍【ゾンビ】。

ゾンビに噛まれた者はゾンビとなり新たな被害者を生み出す。

感染拡大に伴い、日本政府は自衛隊による防衛措置を決定。

それは巨大な壁で感染区域を隔離する隔離作戦だった。

一時的に感染拡大を抑えるも、それは隔離内にいる生存者を見殺しにする絶望の作戦であった。

一夜にして賑やかな繁華街から地獄と化した神室町から響たちとキラメイジャーは生存者救助のために隔離エリアへ突入する。

そして彼女たちは出会う。

神室町を愛し、神室町に愛された【道を極めし、伝説の漢たち】と。

戦姫絶唱シンフォギア PRJECT G

バイオハザード篇第一章

【伝説の漢たち、最後のけじめ】
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