戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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いーきなり友人から届いた話で書いた短編カオスです。

【マッドファーザー】というホラーゲームらしいですが…

以下の注意事項を確認した上で、内容に納得できない方はもどることを推奨します。

・今回はいきなり依頼されたので響やリルたちの出番は最後を除いてありません。

・マッドファーザーにおけるネタバレが含まれております。

・ホラーはまだ苦手なのでホラー要素0%です。

・本編である【第886話】は明日の22時に投稿しますので、それまでお待ちください。

・短編なのであたたかな目でご覧ください。

・誹謗中傷、作品に対する暴言は絶対にやめてください。


マッドな奴らは最終的に地獄から来た補佐官と警視庁の窓際の2人がなんとかしてくれる

ヨハン「アヤーーーーーーーーー!」

 

礼拝堂のような場所で、チェーンソーを振り上げる白衣の男【ヨハン・ドレヴィス】はメイドでありヨハンの助手であった女性【マリア】と実の娘である【アヤ・ドレヴィス】に斬りかかる。

 

男性「うおら!」

 

しかしそこへフライトジャケットにカーゴパンツを着た1人の男性が割って入り、ヨハンの腹部に飛び蹴りを叩き込んだ。

 

ヨハン「ぐあっ!」

 

男性に蹴り飛ばされたヨハンは礼拝堂の祭壇に叩きつけられた。

 

男性「実の娘になに危ないもん向けてんだ!」

 

着地した男性はヨハンに向かって言う。

 

ヨハン「だ、だれだ、貴様!」

 

男性を睨みながらヨハンは言う。

 

男性「そこまでですよ。ヨハン・ドレヴィスさん…いえ。本名、本田 輝彦さん」

 

そこへ三つボタンのシングルスーツを着て、メガネを掛けた英国紳士風の男性がやってきてヨハンを【本田輝彦】と呼んだ。

 

本田「なぜ私の本名を…」

 

自身の本名を知っている男性たちにヨハンこと本田は驚きを隠せずに顔にだしていた。

 

杉下「申し遅れました。警視庁特命係の杉下と申します」

 

亀山「同じく亀山だ」

 

本田に聞かれ、男性たち警視庁特命係の【杉下右京】と【亀山薫】の2人は警察手帳を出して名乗る。

 

本田「なんで警察が!?」

 

警察官である杉下と亀山の2人に本田は驚く。

 

杉下「何故っとおっしゃいますか。数年前まで起きていた謎の無差別殺人と最近この近隣で発生している連続誘拐事件、全てあなたの犯行だと裏付ける証拠が出たからですよ」

 

本田「なんだと!?」

 

証拠は徹底的に消したはずであると考えていた本田は杉下の言葉にさらに驚いた。

 

杉下「発見された遺体全てを京都の科捜研と東北医大が徹底的に調べた結果、あなたの皮膚片が発見されました。また誘拐事件に関してもあなたが被害者たちと会話しているという新たな目撃情報とあなたに言われてウソの証言をしたと協力者が自白しました」

 

本田「馬鹿な…」

 

亀山「俺たちの粘り強さを侮ったな!」

 

警察のひいては2人と京都にある科捜研による粘り強い捜査によって自身がこれまでしてきた行為(犯罪)が露見したと聞いて本田は落胆した。

 

杉下「本田輝彦さん。あなたを連続殺人及び拉致監禁並びに殺人未遂罪で逮捕します。亀山君」

 

亀山「はい」

 

杉下に言われて亀山が手錠を取り出し、本田の腕にかけようとする。

 

本田「こんなところで捕まってたまるか!アヤを…娘を人形にするまでは!!」

 

亀山「しまっ!」

 

直後に本田は亀山を突き飛ばしてチェーンソーを振り上げる。

 

本田「アヤーーーーーーーー!!」

 

今度こそダメだと思ったその時、本田の真上から1人の人物が降りてきた。

 

鬼「ふん!」

 

本田「へぶっ!?」

 

人物は持っていた金棒で本田を殴って顔面から地面にめり込ませた。

 

鬼「アナタでしたか。ここ最近の亡者の数が増えた原因は…おかげでこちらは大忙しですよ」

 

赤い襦袢に黒い衣服で帯を貝の口に締め、その上から結び切りの帯飾りを付け、足元は素足に草履、牙が生え揃い両耳が尖っているなど鬼らしい容姿をしているが、髪の毛は鬼には珍しい癖の無い黒髪の鬼が本田を踏みつけながら持っている金棒で肩をトントン叩くいていた。

 

鬼灯「アナタの奥さんが変な呪いを発動させて、亡者たちを大量に現世へ持って行ったせいでこっちはほぼ休み無しなんですよ…」

 

地獄で亡者を裁く十王の五番目閻魔大王の補佐官【鬼灯】様が機嫌悪そうに言う。

 

(現在5徹目)

 

すると鬼灯の後ろから穴が開くと中から鬼や烏天狗たち、さらには犬や猿、雉などの動物たちが出てきた。

 

鬼灯「っと言う分けで皆さん!この屋敷に居る亡者どもを全員片っ端からしょっ引きますよ!抵抗するようなら、多少痛めつけて構いません!さあ、行きますよ!!」

 

獄卒たちと烏天狗たち『おおーーーーーー!!』

 

鬼灯の号令と同時に地獄の獄卒たちと烏天狗たちはこのドレヴィス家の当主であり、本田の妻で、アヤの母【モニカ・ドレヴィス】が呪いの力で悪霊となった時に一緒に現世へやってきて人形に取り憑いた殺人人形たちを捕まえ始めた。

 

殺人人形こと亡者たちは必死の抵抗を見せるが人間なら首をへし折れる力でも鬼たちや烏天狗には通じず次々に器である人形を破壊され、縛られていった。

 

杉下「これまた沢山の方といらしたんですね。補佐官」

 

獄卒たちと烏天狗たちを引き連れた鬼灯を見て杉下は言う。

 

鬼灯「ああ、アナタは杉下警部。ええまあ、かなりの脱走者が出たので地獄の獄卒と烏天狗警察総出で捕まえに来たんですよ」

 

知り合いなのか鬼灯は普通に杉下と会話する。

 

亀山「右京さん、知ってるんですか?このコスプレした人」

 

杉下「コスプレではなく、本物の鬼ですよ」

 

鬼灯をコスプレだと思っていた亀山が聞くと杉下は本物の鬼であるという。

 

鬼灯「どうも、閻魔庁で閻魔大王の補佐官をしている鬼灯と申します。亀山さんのことは杉下さんから色々聞いていますよ」

 

社会人らしく丁寧にお辞儀しながら鬼灯は名乗る。

 

亀山「あ、これはご丁寧に…で、どういうお知り合いですか?」

 

名乗った鬼灯に亀山も挨拶してどういう知り合いかきく。

 

「「イギリスで少々紅茶について」」

 

亀山「あー、紅茶繋がりなんですね」

 

杉下と鬼灯の繋がりが、紅茶繋がりであると聞いて察する。

 

 

 

唐瓜「おい、茄子!そっち行ったぞ!」

 

茄子「え、うお!?」

 

ツリ目で二本角の小鬼【唐瓜】が垂れ目で三本角の小鬼【茄子】に逃げて行く亡者が取り憑いた人形を捕まえるように言うが逃げられてしまう。

 

唐瓜「なにしてんだよ!早く追いかけるぞ!」

 

茄子「う、うん」

 

唐瓜に言われて茄子は急いで逃げていった人形を追いかける。

 

 

 

シロ「うーん…この人形噛みづらいよ…微妙に硬いし」

 

柿助「まあ元々生きてた人間なんだから仕方ないだろ」

 

ルリオ「人間を人形にするってホント狂ってるな、現代人ってのは」

 

亡者の憑りついた殺人人形たちを倒して、亡者たちを引っ張り出しながら元桃太郎のお供である犬の【シロ】、サルの【柿助】、雉の【ルリオ】は言う。

 

シロ「そういえばさぁ。鬼灯様が言ってたんだけど、逃げ出した亡者の中にタヌキ親父がいる…」

 

ルリオ「あ、おい!それ…」

 

何気ない一言を発したシロにルリオは仰天していると後ろから大きくなる殺気を感じて振り向くと、そこには二本足で立っている二ホンウサギがいた。

 

芥子「うおのれ、タヌキィ!おばあさんの仇ぃ!!」

 

ブチギレモードの二ホンウサギは、お伽噺の【カチカチ山】のウサギ【芥子】で、シロが言った狸というワードを聞いて覚醒し、持っていたオールで周辺の亡者と人形たちを攻撃し始めた。

 

柿助「おいぃぃぃぃぃぃぃ!一番暴走させちゃいけない人を暴走させちゃったよ!!」

 

ルリオ「芥子さんを本気モードにさせるための虚言だよ!屋敷壊される前に止めるぞ!」

 

柿助「シロの馬鹿ー!」

 

シロ「ごめーん!」

 

ブチギレた芥子を止めるためにシロたちは止めに入るのだった。

 

 

 

獄卒A「鬼灯様!地上の亡者たちは大方捕まえました!ですが地下に逃げ込んだ亡者たちが、暗いのを利用してサイレントキルしてきて苦戦してると報告が!あとネズミが多すぎて進めないそうです!」

 

連絡係の獄卒の鬼が報告する。

 

鬼灯「すぐに火車さんと猫の獄卒、それと人魂を招集!ネズミ狩りをしなさい!!」

 

獄卒A「は、はい!」

 

鬼灯の指示で、急いでネズミと暗さ対策になる地獄の住人を呼びに行く。

 

獄卒B「鬼灯様ー!シロの奴が禁句ワード言って芥子さんを暴走させましたぁ!」

 

別の獄卒の鬼が芥子の暴走を報告する。

 

鬼灯「それは別に構わないじゃないですか」

 

獄卒B「いえ、このままだと屋敷が倒壊しちゃいますよ!ただでさえ、芥子さんはこの屋敷にあったホルマリン漬けのウサギ見て爆発寸前だったんですから!」

 

黙認する鬼灯に獄卒の鬼は慌てて言う。

 

鬼灯「仕方ありませんね。とりあえずそこら辺にある樽でも投げて落ち着くまで時間を稼ぎなさい」

 

獄卒B「はい!」

 

少し不満に感じながら鬼灯は指示を出すのだった。

 

鬼灯「ん?」

 

指示を出し終えた鬼灯はアヤたちの前にいる金髪の少年が目に入った。

 

何やら良い雰囲気であった。

 

鬼灯「いいところ申し訳ありませんが、あなたも亡者なんで地獄へ強制連行ですよ」

 

ロビン「え…?」

 

本田の狂気の実験の犠牲となった金髪の少年【ロビン】の肩を掴んで言う。

 

鬼灯「アナタ、裁判途中で抜け出したらしいじゃないですか。そんな奴に良いシーンなんてあるわけないだろ」

 

ロビンが犯した地獄の罪状を言いながら鬼灯は一瞬の内に縛り上げた。

 

鬼灯「あぁ、そうそう。アヤさんでしたか、父親の血が覚醒するようでしたらいつでも地獄でお待ちしておりますよ」

 

ロビンを縛り上げた鬼灯はギロリとアヤに睨み付けて言う。

 

アヤ「ひぃっ!?」

 

マリア「お、お嬢様!!」

 

鬼灯に睨まれてアヤは泡を吹いて倒れてしまい、マリアが心配する。

 

 

 

数時間後、全亡者たちを捕まえた鬼灯たちは地獄へ繋がる穴を通るとこだった。

 

鬼灯「それでは父親の方は任せましたよ、杉下警部。母親の方はこちらで罰を与えますので」

 

杉下「えぇ。おまかせください」

 

本田の方を杉下たちに任せて、鬼灯たちは亡者とモニカを任せて別れるのだった。




こうして事件は解決した。

表上ではヨハン・ドレヴィスこと本田輝彦の単独による【連続無差別殺人事件】、【婦人殺人事件】、【実娘殺害未遂事件】として公表され、その妻モニカ・ドレヴィスは地獄で手下にした亡者共々罰を受けていた。

屋敷での鬼灯様たちや殺人人形については一部の関係者以外知ることはなかった。

しかしそれを調査する者たちはいた。

藤尭「うわ~、凄いボロボロだぁ…」

友里「殺人人形がいたって話だからな。気を付けてね」

半壊状態のドレヴィス家の屋敷に警察関係者に紛れて、S.O.N.G.も捜査に参加しており、藤尭と友里は遺留物を採取していた。

本田が人を人形にする実験で、パヴァリア光明結社が接触した痕跡が見つかり、調査しに来たのだ。

翼「しかし気配を感じないがどうなっているのだ?」

リル「かう…」

マリア「殺人人形は確認出来なかったけど…あの男、相当外道みたいね」

翼「これは、酷いな…」

ホロ「くぅーん…」

地下では体をバラバラにされた腐った遺体や体の一部だけ入ったビンなどを見て護衛に来ていた(たやマこと)マリアと翼は言い、ガウとホロは怒りが沸き上がっていた。

マリア「他にもかなりの遺体が地下にあったわ…それも目をえぐられてたり、体の一部を切断された上でホルマリン漬けにされていたりね」

他にもまだ遺体があることに流石のマリアもクールではいられなかったのか、少し気持ち悪くなっていた。

藤尭「うえ…」

友里「ちょっと、吐くなら離れた場所で」

藤尭「うぅ…分かってますよ、そんなこと…おえ…」

吐きそうになる藤尭に友里は言うと一旦外へ出た。

?「………」

そんな翼たちを森から見る女性がいた。

リル「かう?」

ホロ「ウォウ?」

女性の気配を感じてリルとホロは反応して森の方をみたが、女性は既に姿を消していた。

翼「どうかしたか?」

マリア「何か見つけたの?」

翼とマリアに言われてリルとホロは気のせいと思い首を横に降った。

?(シンフォギアに、伝説の雷獣、それに怪獣王か…あの実験データを頂こうと思いましたが、無理のようですね)

少し離れた場所にいた女性がそう思っていると通信機が鳴り響いて出た。

?「はい」

?『首尾は?』

通信相手である少女の声が聞こえてきた。

?「申し訳ありません。先にシンフォギアたちに現場を押さえられました。ですが、まだ例のデータは回収されていないようです。これから強引な手段に出てでも回収を…」

?『いやいい。今の奴らは蛇竜との戦いで手一杯のはずだ。こんなちんけな殺人事件など超異常災害の証拠がなければ早々に切り上げるだろう。それよりこちらに一旦戻って来い、例の場所へ向かう準備が整った』

?「承知致しました…ルカ様」

女性は通信相手の名を呼んで木の葉に紛れるように消えてしまったのだった。
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