戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「さて、今回は第98話の後書きに出た人たちが出ますよー!」

クリス「しっかり見てくれよ」

ガウ「がうがうー!」


第101話 頼もしき仲間

カイザーギドラ「キシャアァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

カイザーギドラは響に向かって稲妻状のデストロイ・カイザーを発射する。

 

響「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

デストロイ・カイザーを縫うようにかわして響は懐に入る。

 

シビトゾイガー「リャアァァァァァァァァオォォォォォォォォォン!!」

 

懐に入った響にシビトゾイガーの1体が襲い掛かる。

 

響「この!」

 

タイミングよくシビトゾイガーの頭上にパイルバンカーよろしくパンチを叩き込んだ。

 

シビトゾイガー「リ、リャアァァァァァァ………」

 

パイルバンカーを叩き込まれてシビトゾイガーは地面に叩きつけられ泡を吹いていた。

 

カイザーギドラ「キシャアァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

響「!?」

 

シビトゾイガーに一瞬だけだけ気をそらした響にカイザーギドラは前足を上げて踏み潰そうとする。

 

響「くっ…うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ブーストして回避するが踏み込んだ衝撃と爆風に吹き飛ばされてしまった。

 

ン・ガミオ・ゼダ「ガアァァァァァァァシャアァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ビートルファンガイア「ヌオアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

サンジェルマン「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ン・ガミオ・ゼダとビートルファンガイアの攻撃を喰らいサンジェルマンが吹き飛ばされてきた。

 

アダム「もう諦めるんだね。もう終わるんだよ。世界は…」

 

そうアダムは言う。

 

サンジェルマン「うっ…まだ…まだだ…」

 

切歌「そうデス…まだデス…」

 

調「私たちはまだ…戦える!」

 

マリア「この命砕けても!」

 

翼「どんなに絶望を突き付けられようと…」

 

クリス「アタシらが諦めなきゃ…」

 

響「どんな無茶でも押し通す!!」

 

立ち上がる彼女たちの目にはまだ戦いの炎は消えていない。

 

アダム「なら味あわせてやろう。絶望を…完全なる敗北を!!」

 

彼女たちの戦いの炎が消えていないのを感じたアダムは数十ものテレポートジェムを出して投げた。

 

テレポートジェムからは大小様々なアルカ・ノイズが姿を現した。

 

アダム「殺れ!!」

 

ドビシ『シャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!』

 

シビトゾイガー『リャアァァァァァァァァオォォォォォォォォォン!!』

 

ン・ガミオ・ゼダ「ガアァァァァァァァシャアァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ビートルファンガイア「ヌオアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

カイザーギドラ「キシャアァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

アダムの一言でアルカ・ノイズ、ドビシとシビトゾイガーの群れ、ン・ガミオ・ゼダ、ビートルファンガイア、カイザーギドラが響たちに向かい始めた。

 

構える響たち。

 

その時たった。

 

?「アタシの槍、受けてみろ!!」

 

響たちの後ろから無数の槍が雨のごとく降り注ぎ大多数のアルカ・ノイズたちとドビシとシビトゾイガーの群れを消滅させ、カイザーギドラ、ン・ガミオ・ゼダとビートルファンガイアを怯ませた。

 

翼「い、今のは…まさか!?」

 

さっきの技を翼は知っている…いや、忘れようにも忘れられない技を見て驚いて振り向くとそこには1人の少女が立っていた。

 

オレンジ色で翼の形をした髪が特徴的で、オレンジと黒、白の色をしたギアを纏った少女―『天羽 奏』がそこにはいた。

 

奏「よう、異世界の翼」

 

翼を見て言う奏。

 

マリア「まさか貴女は並行世界の…」

 

響「翼さんが死んで奏さんが生きてる世界の奏さん!?」

 

奏の言葉を聞いて驚く。

 

この奏は響たちが最初に向かった並行世界にいる奏なのだ。

 

翼「なぜ異世界の奏がここに!?」

 

奏「二課に変な女がいきなり来てな。翼たちがピンチだから手を貸してくれって頼まれてな」

 

マリア「変な女?」

 

奏「あぁ、まだ救援を呼ぶとかでアタシをここに置いていってどっか行っちまったんだけどな」

 

響「いったい誰が…」

 

ン・ガミオ・ゼダ「ガアァァァァァァァシャアァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ビートルファンガイア「ヌオアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

奏を呼んだのは誰なのか考えているとン・ガミオ・ゼダとビートルファンガイアが襲い掛かる。

 

完全に隙を突かれた形になり反応が遅れてしまう。

 

ン・ガミオ・ゼダとビートルファンガイアの攻撃が響たちに当たりそうになった時だった。

 

響たちの後ろから1人の少女が現れてパイルバンカーよろしくパンチをン・ガミオ・ゼダとビートルファンガイアに叩き込んで消滅させた。

 

クリス「お、お前は!?」

 

マリア「並行世界の立花 響!?」

 

そうン・ガミオ・ゼダとビートルファンガイアを倒したのは『ひだまりを失った響』がいる世界の響(IF)だ。

 

響(IF)「………」

 

マリア「何で貴女がここに…?」

 

響(IF)「別に…ただ、あの時のカリを返しに来ただけだから…」

 

マリアの問いにそう素っ気なく答える響(IF)。

 

響「これが並行世界の私…」

 

響(IF)「…………」

 

真逆の自分たちを見て何かを感じる。

 

アダム「ふん。たかだが異世界からムシケラ2匹増えたところで何になる?」

 

?「いや、2人だけじゃないぜ!!」

 

アダム「なに!?」

 

響「この声って…」

 

声に反応して振り向くと赤色の人物がいた。

 

レッド「牙の勇者!キョウリュウレッド!!」

 

赤色の人物―『シンフォギアとは違う戦士たちの世界』の史上最強のブレイブチーム『獣電戦隊 キョウリュウジャー』のリーダー『桐生 ダイゴ』こと『牙の勇者 キョウリュウレッド』は高々と名乗る。

 

響「ダイゴさん!」

 

レッド「待たせたな、響。他のみんなは獣電竜と世界中で戦ってるぜ!」

 

響「イアンさんたちも!?」

 

レッドだけでなく残りのキョウリュウジャーメンバーが来ていることに驚く。

 

翼「ならばあとは…」

 

クリス「奴を止めて…」

 

響「ガウくんを助け出す!!」

 

頼もしい援軍が来てカイザーギドラに向き直り言う響たちだった。




奏「ってなわけで救援に駆けつけたのはアタシらでしたー!」

ダイゴ「分かってた人がいてくれたら嬉しいぜ!なぁ、ガブティラ!」

ガブティラ「ギャアァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォン!!」

響(IF)(帰りたい……)

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