戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第856話 アホばっか

弦十郎『そうか、すぐにヒルズへ救助ヘリを向かわせる。それまで何とか持ちこたえてくれ』

 

クリス「持ちこたえるも何も、こっちにはヤクザがいるんだ。多少は何とかなるよ」

 

奥で休んでいたクリスは弦十郎に救助ヘリ要請とヒルズの現状を報告していた。

 

残りのメンバーは他の一般人に混じってトランプをしていた。

 

弦十郎『それにしても真島 吾郎か…』

 

クリス「知ってんのか?」

 

真島の名を聞いた弦十郎の声の反応にクリスは聞き返した。

 

弦十郎『公安にいた時にな、その界隈と警察関係者に知らない奴はいない程の大物だ。【嶋野の狂犬】、その暴れっぷりから異名と共に多くの者が恐怖を抱いたもんだ』

 

クリス「あのおっさん、そんなにヤベー奴なのかよ…」

 

真島の異名である【嶋野の狂犬】を聞いて、クリスはゾンビを嬉々として倒していく真島の姿を思い出した。

 

弦十郎『あぁ、それと今回の主犯と目されるのが、まさか同じヤクザとはな…』

 

クリス「確か、近江連合直系郷龍会の二階堂とかいう奴だ」

 

真島から聞いた今回の事件の黒幕と黙される人物、真島たち東城会と対をなす、関西一円を勢力とする極道【近江連合】所属【近江連合直系郷龍会三代目会長】である【二階堂 哲雄】のことを言う。

 

弦十郎『二階堂についてはこちらで調査を行う。くれぐれもゾンビ食われるなよ』

 

クリス「分かってるよ」

 

二階堂のことを本部に任せ、クリスは通信を終わらせた時だった。

 

組員「な、なんだありゃあ!?」

 

見張り役の組員があるものを目撃するなり、大声を上げた。

 

それはヒルズ外壁のシャッターを破壊し、ゾンビを引き殺しながら2台の大型トラックが突っ込んできた。

 

トラックはヒルズの表入り口に激突、シャッターを破壊して止まった。

 

組員「会長!ご無事で!?」

 

組員「もう大丈夫です!」

 

荷台から組員たちが銃を乱射しながら叫ぶ。

 

どうやら堂島たちを助けようと大型トラックで突っ込んで来たのだ。

 

しかし…。

 

組員「なんじゃこいつら!?」

 

トラックに集まるゾンビたちを驚きながらも銃で攻撃するが、頭にはほとんど命中せずにいた。

 

安住「馬鹿な…これじゃあ奴らが入ってきちまう」

 

その光景を見て安住は危機感を露にして言うと案の定、破壊されたシャッターを潜り、ヒルズ内へ侵入してきていた。

 

一般人「おい、まずいぞ!入ってきやがった!」

 

同じく光景を見ていた一般人が叫ぶと恐怖が広がる。

 

堂島「真島さん……!」

 

戦えるのはごく僅かである現状、堂島が真島に戦いに行くかと聞こうとするが、その表情を見て質問は愚問だと判断した。

 

真島「やっぱ東城会はアホばっかりや。大好きやで」

 

堂島「同感ですよ」

 

真島の言葉に同意して、堂島はどこからかショットガンを出して、スーパーを後にすると、真島もそれに続く。

 

少女「おじさん、頑張ってね!」

 

ゾンビ狩りに向かう真島に少女が言うと、真島はショットガンを上げて向かっていく。

 

クリス「アタシらも行くぞ!」

 

『キラメイチェンジ!』

 

堂島と真島の後に続き、クリスたちも一般人がいる前で変身してヒルズ内に侵入したゾンビ討伐に向かったのだった。

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