戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第859話 待たせたな、兄弟

ゾンビ『ガアァァァァァァァァァァ!!』

 

バリケード完成までの間、囮になった響たちと真島たちにゾンビたちが向かってくる。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

クリス「うおらっ!!」

 

切歌「デース!!」

 

響はショベルのクロー、クリスはキラメイショット、切歌は新たにキラメイグリーンと同じ色をした大鎌型のアームドギアでゾンビたちをそれぞれ倒していく。

 

キラメイレッド「はっ!!」

 

キラメイグリーン「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

キラメイイエロー「うらっ!!」

 

キラメイジャーはキラメイソードとショットを両手でそれぞれ持ち、ゾンビを倒していく。

 

しかし、ゾンビたちは戦闘音を聞いてわらわらとヒルズに集まってきていた。

 

クリス「くそ、キリがねえ!」

 

集まってくるゾンビたちにクリスは毒づく。

 

響「でもここで私たちが退いたらバリケードが突破されちゃうよ!」

 

切歌「バリケードはまだ出来ないんデスか!?」

 

いくら強くとも長時間の戦闘を行うことは、ゴジラ一族でもない限り無理な話だ。

 

それは響たちやキラメイジャーも例がではなく、徐々に体力が削られ、疲れが出始めていた。

 

堂島「もう少しのようです!」

 

チラリと入り口の方を見た堂島が7割り型完成したバリケードを見て言う。

 

真島「うおらっ!」

 

ゾンビ「ガアァァァァァァァァァァ……」

 

愛用の匕首(ドス)である【鬼炎(きえん)のドス】でゾンビを切り裂く。

 

ゾンビ『ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!』

 

そんな真島にトラックから助けに来て、シャッターを破壊した愛すべきアホであった組員たちのゾンビが襲いかかってきた。

 

真島「うおりやあぁぁぁぁぁッ!!」

 

そんなゾンビを真島はショットガンを連射して倒す。

 

ゾンビ「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

目の前に来たゾンビが倒れた瞬間、陰に隠れていた老人のゾンビが飛びかかってきた。

 

真島「!?」

 

飛びかかってきたゾンビに気づけなかった真島は左腕でガードしようとする。

 

堂島「真島さん!」

 

クリス「くそ、間に合わねえ!!」

 

真島が噛まれる前にフォローしようと動くが間に合わないと判断する。

 

ゾンビの牙が真島の腕に触れかけた瞬間だった、突然棒のようなものが、ヒルズの門の方向から飛んできてゾンビに刺さり、吹き飛ばした。

 

堂島「今のは…」

 

ゾンビを刺さって吹き飛ばした棒【止まれの道路】を見て、それを引き抜き、投げ飛ばせる人物を知っているらしい口調で、堂島は門の方を見ると、ノーヘルでバイクに乗った一人のガタイのいい男性がいた。

 

ガタイのいい男「おう、危なかったな、真島の兄弟」

 

男性は真島を見るなり、【兄弟】と呼び、無事な姿を見て安心した顔をしていた。

 

真島「なんや、帰って来とったんかいな、兄弟」

 

男性を見て、真島も意外な顔をしながらも笑いながら【兄弟】と呼ぶ。

 

堂島「来てくれたんですね、冴島さん」

 

男性を【冴島】と呼び、堂島も親しげに言う。

 

冴島「六代目もご無事で」

 

真島や他の東城会組員と同じように、冴島も堂島を六代目と呼び、無事な姿に安堵していた?

 

響「えっと、この人もヤクザさん?」

 

堂島「ええ、彼も東城会直系冴島組組長、冴島大河です。大陸州で、商談中だったハズですが…」

 

堂島を六代目と呼んだ冴島のことを聞くと、日本国大陸州で商談中だったハズの東城会直系冴島組組長にして、真島とは代紋違いの兄弟分である【冴島 大河】であると言う。

 

冴島「六代目と真島の兄弟がピンチって聞いてな。超特急で駆け付けたんや」

 

大陸州で、神室町がバイオハザードが発生し、堂島や真島たちがピンチと言う情報を掴んだ冴島は商談が終わって、残りを組員に任せ、自身はすぐに日本国本土へ戻ってきたと言う。

 

ゾンビ「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

そんな冴島の背後からゾンビが襲いかかってくる。

 

切歌「危ないデス!」

 

冴島「ぬおりゃあぁぁぁっ!!」

 

背後からゾンビが冴島に迫ってくるのを見て、切歌は助けようと動いた瞬間、冴島は振り向いて、右拳をゾンビの頬に命中させる。

 

冴島の右拳を喰らったゾンビはまるで大遠投されるボールの如く遥か彼方へ吹き飛ばされて見えなくなってしまった。

 

切歌「うそぉ!?」

 

響「ゾンビをあんな遠くに…」

 

キラメイグリーン「もしかして、今の道路標識ってあの人が投げたの!?」

 

キラメイイエロー「どんな筋力してんだよ!?」

 

ゾンビを遥か彼方へ殴り飛ばしたのを見て、道路標識を投げ飛ばしたのが、男性と察して人間離れした筋力に驚く。

 

クリス「またとんでもねえ奴が来たな…」

 

冴島の人間離れした筋力にクリスは若干引いていた。

 

真島「頼もしい援軍やなあ」

 

逆に真島は嬉しそうにしていた。

 

冴島「いくで、ゾンビども。覚悟せいや!!」

 

拳を合わせて、冴島はゾンビたちにそう吠えるように言うのだった。

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