戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第862話 マンホールへ

ゾンビ「ガアァァァァァ……」

 

響と切歌に飛びかかったゾンビだったが、銃声が響き渡り右側側頭部から血を噴火した火山のよう吹き出しながら力無く地面に叩きつけられた。

 

クリス「なんだ!?」

 

銃声が聞こえた方を見るとスナイパーライフルを構えた男性を含めた3人の人物が入り口にいた。

 

男性「ふう、神頼みでやってみるもんだな」

 

スナイパーライフルを構えた男性が目からスコープを離して言う。

 

翼によく似た声の女性「あら、アンタがそんなこと言うなんて意外ね」

 

赤髪の男性「確かに。あんたにはその言葉は似合わないな」

 

【神頼み】っと言った男性に翼によく似た声の女性と赤髪の男性が皮肉るように言う。

 

男性「そういうなよ、2人とも」

 

皮肉られた男性は立ち上がって言う。

 

男性「よし、彼らの援護といくか」

 

スナイパーライフルを再度構えて発砲し、響と切歌に接近する新たなゾンビの頭を吹き飛ばした。

 

同時に赤髪の男性と翼によく似た声の女性が響と切歌に走って近寄った。

 

赤髪の男性「大丈夫か!」

 

マグナムを構えて引き金を引き、男性がうち漏らしたゾンビを撃ち抜く。

 

響「はい!」

 

赤髪の男性に言われて響は切歌を抱えてマンホールへ向かう。

 

それを赤髪の男性がマグナムで援護し、マンホール前で翼によく似た声の女性が短機銃の1つであるベルギー製【FN P90】で赤髪の男性を追いかけるゾンビを掃討する。

 

翼によく似た声の女性「急いでマンホールに!」

 

赤髪の男性「急げ!」

 

FN P90とマグナムでマンホールに入る響たちを援護する。

 

赤髪の男性「パーカー!もういいぞ!」

 

響たちが入ったのを確認した赤髪の男性は翼によく似た声の女性を先に行かせ、自身も入る準備を整えた後でスナイパーライフルで狙撃していた男性を【パーカー】と呼びマンホールへ向かう。

 

パーカー「あいよ!」

 

赤髪の男性に言われてパーカーは急いでマンホールへ向かって走り出す。

 

向かって来るパーカーを見た赤髪の男性はマンホール内の奥へ入っていく。

 

パーカー「対B.O.W.用のとっておきだ、喰らえ!」

 

たどり着いたパーカーはマンホールに入ると懐から手榴弾のような物を3つ取り出すと真上に向かってピンを引き抜いて投げ込んだ。

 

手榴弾のような物を投げてすぐさまパーカーはマンホールへ入る。

 

それを追ってマンホールにゾンビたちが群がるが、パーカーによってマンホールの蓋は閉じられ、ゾンビたちは中へ入れなかった。

 

その間に真上に投げられた手榴弾がマンホールに群がるゾンビたちの中に落ちると通常の手榴弾より威力があるのか、大爆発を起こしてゾンビたちを吹き飛ばしたのだった。

 

 

 

パーカー「全員無事みたいだな」

 

地上から下水道を繋ぐ梯子を降りたパーカーは先に降りていた面々に言う。

 

響「助かりました!」

 

赤髪の男性「気にするな。同じ国連直轄のタスクフォース同士だ」

 

助けてくれたことを感謝する響に赤髪の男性が言う。

 

クリス「じゃあ、アンタらが」

 

男性の言葉を聞いたクリスは男性たちが何者なのか察した。

 

パーカー「あぁ、俺たちはBSAAだ。今回のバイオテロ鎮圧を日本政府から受けてきた。俺はパーカー、パーカー・ルチアーニだ。本来は欧州本部の部隊を率いているが、今回はちょっと所用で来ていてな」

 

クリスの反応を見て男性はS.O.N.G.と同じく国連直轄の対バイオテロ鎮圧部隊【BSAA】の欧州本部部隊隊長【パーカー・ルチアーニ】と名乗る。

 

レイモンド「レイモンド・ベスターだ。パーカーの副官を担っている」

 

パーカーに続いて、赤髪の男性はパーカーの副官【レイモンド・ベスター】と名乗る。

 

ジェシカ「ジェシカ・シュラワットよ」

 

最後に翼に良く似た声の女性隊員は【ジェシカ・シュラワット】とそれぞれ名乗った。

 

パーカー「あと二人いるんだが、今あのヒルズ内に侵入して、一般人を非難させているハズだ」

 

それぞれ自己紹介をしたパーカーは残り2人のメンバーがいることを言う。

 

キラメイイエロー「手際良いな」

 

ジェシカ「一応はバイオテロを専門に扱う特殊組織ですもの」

 

手際の良さに関心するキラメイイエローにジェシカが自身いう。

 

レイモンド「それで、なんでこんなところ(下水道)に逃げ込んだ?」

 

下水道へ逃げ込んだ理由をレイモンドが聞くと、ホームレスの男性に視線が集まった。

 

堂島「さっきは助かったよ。しかし、あんた、何者だ?」

 

メンバーを代表して堂島がホームレスの男性にお礼を言いつつ質問した。

 

ホームレス男性「私は賽の河原のもんです」

 

【賽の河原】なる場所の使いであるとホームレスの男性は答えた。

 

堂島「賽の河原?そりゃ確か…」

 

ホームレス男性「真島さんは、よくご存知のはずで」

 

賽の河原と聞いて堂島は心当たりがある反応をするとホームレスの男性は真島の方を見て聞いてきた。

 

真島「ああ……のぞき魔の秘密基地やな」

 

聞かれた真島は賽の河原を【のぞき魔の秘密基地】と称する。

 

ホームレス男性「花屋は……うちのボスはのぞき魔じゃありません。情報屋ですよ。神室町一の」

 

のぞき魔の秘密基地と言われて、ホームレスの男性は訂正する。

 

真島「フン、よう言うわ」

 

訂正するホームレスの男性に真島は花で笑いながら言う。

 

堂島「そうか。賽の河原はまだ生きていたんだな」

 

堂島がそう言うとホームレスの男性は強く頷いた。

 

ホームレス男性「……花屋が皆さんを呼んでいます。ついてきてもらえますかね?」

 

堂島たちを見てホームレスの男性は聞いてきた。

 

堂島「分かった。案内してくれ」

 

真島「フン、しゃあないの」

 

ホームレスの男性の案内でヤクザである東城会、国連直轄のタスクフォースであるS.O.N.G.とBSAA、異世界のヒーローであるキラメイジャーと言う奇妙な共同チームが賽の河原へ向かうのだった。

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