ホームレスの男性の案内で、【賽の河原】へ向かっている途中で、パーカーたちはクリスたちから今回のバイオテロの情報を聞いていた。
パーカー「なるほど、今回のバイオテロはジャパニーズマフィア同士の抗争ってわけか」
レイモンド「しかし、街一つ壊滅させてまで抗争するメリットがあるとは思えんが?」
ヤクザ組織が街一つを巻き込んだバイオテロを使ってまで抗争するメリットが思い当たらなかった。
クリス「実験…」
パーカー「なんだって?」
何気に呟いたクリスの言葉を聞いてパーカーは聞き返した。
クリス「ヤクザ同士の抗争でバイオテロを引き起こしてまでのメリットはほとんどねえ…だけど、アイツと組むならメリットの方が多いハズだ」
ジェシカ「アイツって?」
聞き返されて自分の考察を話したクリスにジェシカがその人物は誰かと聞いた。
クリス「アタシらと戦っている敵、蛇竜だ」
パーカー「蛇竜…報告書のデータで見たが、T-ウイルスとその亜種であるGにベロニカ、果てにはプラーガを保有してるかなりアブナイ奴だったな」
レイモンド「つまり今回のバイオテロを引き起こした二階堂なる人物の背後にはその所属組織近江連合と蛇竜が、そして郷田が絡んでいるということか」
【蛇竜】の名を聞いて、パーカーとレイモンドは今回の首謀者である二階堂の背後には近江連合と蛇竜、そして郷田がいることを推測する。
真島「なるほどな、二階堂たち近江は邪魔なワシらに復讐できて、蛇竜は新型生物兵器の実験のデータが手に入るっちゅうわけか」
冴島「見事なまでに両者の利害が一致しとるな」
先の大抗争で東城会に恨みを持つ近江はその復讐、蛇竜は新型生物兵器の実戦データが入手できるという両者の利害が一致していた。
堂島「しかしバイオテロを引き起こしてまで、神室町を近江が狙うとは考えずらい。なによりバイオテロは、下手をすれば神室町だけの問題じゃない、世界規模の危機になる。近江がそこまでするものか?それに、蛇竜という奴が絡んでいるのは確実として、近江はどうやってコンタクトを?」
堂島の言う通り、バイオテロは下手すれば世界規模の驚異となりうる。
しかもクリスたちの推測は大前提として、近江もしくは二階堂が蛇竜とコンタクトを取らねばならない。
その方法すら分からないのでは推測は外れていた。
キラメイイエロー「確かにそうだな。どうやって蛇竜にコンタクトを取ったかは分からないが、仮に東城会(アンタら)を潰しても、そのあとが失敗すれば蛇竜はともかく、近江は損失の方がデカい…」
キラメイレッド「言われてみれば…」
堂島の言葉を聞いて、キラメイイエローとレッドが近江にとってメリットよりデメリットが大きすぎることやわ言う。
キラメイグリーン「で、でも今回のバイオテロって、その二階堂って人が起こしたんだよね?」
響「あーもう、訳が分からなくなってきたぁ!!」
切歌「結局、誰が一番の悪者なんデスか!!」
結局誰が今回の一番の悪者か分からなくなってしまい叫ぶ。
真島「賽の河原はその辺の情報とかは掴んでへんのか?」
手がかりになりうる情報が無いかと真島はホームレスの男に聞く。
ホームレスの男「そのあたりは花屋が知っているかと。私はただのつかいっぱしりでさ」
自身は使いっぱしりで、大方の情報は花屋が持っていると言う。
真島「そうかいな…」
ホームレスの男の返答を聞いて真島は納得すると立ち止まった。
冴島「…どうやらおいでなすったようやで」
同じタイミングで立ち止まった冴島が言うと奥から無数の動く影が見えた。
ゾンビ『ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!』
奥から無数のゾンビが向かって来ていた。
堂島「どうやらここも奴らが侵入しているようだな」
真島「ええで、ええで!おもろくなってきた!」
向かってくるゾンビを見て、堂島と真島は言うと全員が武器や拳を構えて臨戦した。
冴島「あんたはBSAAの後ろにでも隠れとれ」
ホームレスの男に冴島はそう言うと、ホームレスの男は頷いてBSAAの後ろに避難する。
パーカー「じゃあ、前線は任せたぞ!」
レイモンド「援護はこちらでやる!」
ホームレスの男が避難してきて、パーカーたちは銃を構えて援護に備える。
クリス「よし!」
キラメイレッド「さっさと片づけよう!」
前線を任されて、向かって来るゾンビたちを迎撃する体勢を取るのだった。